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うにぶさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 301-400

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うにぶさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 301-400
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BLACK SABBATH - Heaven and Hell ★★ (2003-02-16 23:56:00)

上で散々言われている通り、「ブラック・サバスのヘヴィ・メタル」ではないけれど、最高の様式美ハード・ロックですね。
もちろんディオが持ち込んだ要素ではあるんですが、それにしっかり対応して、それまでとタイプの違う、こんな名曲の数々を生み出せるメンバーたちの、引き出しの多さが凄い。トニー・アイオミってやっぱり天才!
(4)「DIE YOUNG」は名曲中の名曲ですが、それにしてもサビの歌詞はもうちょっとなんとかして欲しかったですね。あれみんなで合唱するのって……ねえ…?
ともかく、名盤です。


BLACK SABBATH - Heaven and Hell - Lady Evil (2007-07-02 23:54:40)

ディオのネットリからみつくようなヴォーカルがいい感じです。
確かにRAINBOWの曲だと言われても区別がつかないかも。
ノリノリなグルーヴが楽しいです。
サビも、やけに耳に残ります。


BLACK SABBATH - Master of Reality - Lord of This World ★★ (2009-02-11 19:46:45)

めっちゃヘヴィなのにどこかノリノリでユーモラスです。
ギター・ソロが雰囲気ありまくり。ドラムも好き。


BLACK SABBATH - Paranoid - Iron Man ★★★ (2023-06-10 20:08:42)

出だしからホラーで、ヘヴィ極まりないですね。改めて聴くと、けっこう怖い。
歌詞も恐怖SFな感じだし、小学生くらいのときに触れたらトラウマになりそうです。
とはいえ、呪術的に耳に残るリフと歌メロは究極のポップ・ロックとも言えます。
YouTubeはマーベル映画のアイアンマンの映像ですが、ギャップが凄いなぁ。これなら怖いより笑っちゃいますね。
多くのアーティストにカヴァーされている名曲中の名曲ですが、特にヒップホップMCのBUSTA RHYMESが「THIS MEANS WAR!!」で本人歌唱込みで斬新アレンジをしていたのは衝撃でした。


BLACK SABBATH - Paranoid - Planet Caravan ★★ (2009-02-17 19:57:17)

以前はこういう曲の良さが分かりませんでしたが、いま聴くと沁みますね~。
ギーザーのベースが心地良いです。


BLACK SABBATH - Sabbath Bloody Sabbath - Spiral Architect ★★ (2009-02-17 20:05:05)

いやー、綺麗ですね。
なんか浮世離れしてて、どこかに連れて行かれそう。


BLACK SABBATH - Sabotage - Symptom of the Universe ★★ (2009-02-17 20:12:05)

曲前半のなんちゅー攻撃性。いま聴いてもヘヴィです。
それにしても後半との落差は凄まじいなぁ。過激。


BLACK SABBATH - Technical Ecstasy - Gypsy (2009-02-11 19:42:44)

実験的、というのとはちょっと違うのかもしれませんが、この奇妙な展開は面白いです。
似たような曲が思い浮かばない、個性的な曲。


BLACK SABBATH - Vol 4 - Snowblind ★★ (2007-07-02 23:42:05)

ふらつくような揺らぎと言うか、ストレートじゃない変な絡み方のリズムにクラクラします。
それでいて哀愁も狂気も恐怖も一緒になったような歌とメロディの数々が強烈。
本当に彼らにしかつくり得ない名曲です。


BLACKMORE'S NIGHT - Shadow of the Moon ★★ (2003-02-16 23:20:00)

中世/ルネッサンス音楽の影響を受けたブラックモア御大がフィアンセ(もう結婚した?)とやってるアコースティック・グループの1stです。これを気に入らなきゃリッチーのファンじゃないなんて言っちゃう人もいるようですが、そりゃ無茶でしょう。ディープ・パープルやレインボーのハード・ロックとはかけ離れてますからね~。
かなりとっつきやすくコンパクトにまとめられているので、フォーク/トラッド系音楽が好きな人ならすんなり聴けるはず。クラシック・ファンにはどうなんでしょう?
中世音楽をデッド・カン・ダンスみたくモロにやられると、さすがに「勘弁してよ~」ってなりますが、リッチーのポップセンスはばっちりです。
哀愁漂う美しく繊細な曲の数々は、聴いていて心が洗われますね。ただキャンディス・ナイトの歌い方はかなり淡白なので、もうちょっと表現に幅が欲しくなる面も。でも余計な刺激を感じたくない気分の時はちょうどいいです。
曲数がちょっと多い(特に8曲目は邪魔)のと、ジャケのアートワークをもう少しなんとかして欲しかったですが、なかなかいいアルバムです。


BLAZE - SILICON MESSIAH ★★ (2007-06-24 23:33:00)

'00年発表の1stアルバムです。
意識のダウンロード、コンピュータの進化(自意識の獲得)、新しい種の誕生というような、SFによくあるストーリーを描いた曲が多く、これはコンセプト・アルバムなんでしょうか?
WOLFSBANEよりはIRON MAIDENに近い音楽性になっていますが、若いバンドらしくモダンなヘヴィさもあり、バランスの取れた、個性もしっかり感じられるメタル作品になっています。
ブレイズ・ベイリーも、自分に合った声域を用いて、なおかつ幅広い表現の歌唱を聴かせてくれます。力強く、哀愁を帯びたた歌声は、ブリティッシュ・ロックならではの味があり、たまりません。
疾走感は抑え目で、ヘヴィな楽曲が多いですが、どの曲もメロディが充実しているのでダレずに聴けます。
何曲かMAIDENっぽすぎる曲があるのがちょっと残念ですが、これは良いアルバムです。


BLAZE - SILICON MESSIAH - STARE AT THE SUN ★★ (2007-03-10 15:58:09)

ブレイズの感情が込められた歌声が実に良いです。決して悪いシンガーじゃない。
ドラマティックなパワー・バラードで、雰囲気がよく表現できています。


BLIND GUARDIAN - A Night at the Opera ★★ (2003-02-18 23:12:00)

全曲これぞブラインド・ガーディアンという気合いのこもったアルバムです。ラプソディーのように、彼らの方法論を受け継ぎつつ、更に大仰なことをやるバンドが出てきても、これをやったら自分達が一番なんだという意地があふれてるかのよう。
しかし濃い……過剰なまでに味付けが濃すぎて、全部聴く前におなかいっぱいになっちゃいそう。上で言われてるように、特にクワイアのボリュームが…。
あんまり本編がみんな凄いので、かえってボーナストラックの「HAVEST OF SORROW」アコースティック・ヴァージョンが一番印象に残っちゃったり。
でも1曲1曲みんなすごい。参りました、さすがブラインド・ガーディアン。このアレンジ能力は半端じゃない。
でもなかなか全曲覚えられないな~。何十回も聴かないと全容を理解できないアルバムかも。コンセプト・アルバムだった前作よりも、全曲聴くのに体力がいります。
何百回も聴くか、あんまり聴かなくなるかどっちかっていう、好き嫌いの別れるアルバムかもしれませんね。私は……どっちになるかな。まだ保留。


BLIND GUARDIAN - Battalions of Fear ★★ (2005-10-23 17:19:00)

デビュー・アルバムの1曲目に7分半もの曲を持ってくるなんて、お茶目なバンドです。
若さと勢い溢れる楽曲の数々にヘヴィ・メタルへの愛情があふれていて、聴いていて嬉しくなります。
カイ・ハンセンがヴォーカルだった時代のHELLOWEENをレベル・アップさせた感じかな。でもブラガならではの味も既にありますね。
吐き捨て型ヴォーカル、刻みの激しいリフ、つんのめるようなギター・ソロ、アタックの強い疾走ドラム・・・ほとんどスラッシュ・メタルです。(2)「GUARDIAN OF THE BLIND」なんて、もろにスラッシュしてます。
荒削りだけど、これはこれで好きだなー。


BLIND GUARDIAN - Follow the Blind ★★ (2005-10-25 20:40:00)

このアルバムに関しては、概ねメタル・ハンターさんと同意見です。
楽曲の要求するレベルに歌唱力が追いついてないのがちょっと辛い。疾走曲などでは、歌の荒さがプラスに働いているところもあるんですが。
でもとりあえず人気曲(8)「VALHALLA」が入っているので、聴いておいて損はないです。
まだ未熟とはいえ魅力はあるし、熱くて楽しめるヘヴィ・メタル・アルバムです。


BLIND GUARDIAN - Imaginations From the Other Side ★★ (2003-02-18 00:15:00)

3rdまではまだ聴いていないので、これが最高傑作かどうかは断言できませんが、4thから後のアルバムでは一番好きです。
メロディ、曲構成、バラエティ、サウンド、どれも好みで飽きずに聴けます。この前はストレート過ぎて飽きが来るし、この後は詰め込み過ぎてバランスが悪いように感じます。
上のKOZYさんの書き込みを見てなるほどなと思ったのが、ドラムでメロディーを奏でる為に叩いているという指摘です。確かにドラムが違う気がします。普通のジャーマン・メタルの域を超えた表現力ですよね。でもこの後のアルバムだと今度は音を重ね過ぎてドラムは目立たない(泣)。
(1)「IMAGINATIONS FROM THE OTHER SIDE」と(7)「BRIGHT EYES」が特に気に入ってますが、全曲素晴らしいと思います。複雑な構成だけどメロディが充実しているし、激しさもしっかり保たれています。
たぶん、ずっと聴き続けられるアルバム。


BLIND GUARDIAN - Imaginations From the Other Side - Bright Eyes ★★ (2005-11-06 20:10:43)

彼らの疾走曲も好きですが、他のバンドと違うオリジナリティを感じさせてくれるのは、こういう独特のメロディが聴ける曲です。
まさしくBLIND GUARDIANのみがつくりだせる名曲。
緩急、静と動のコントラストを味わえる展開も面白いです。


BLIND GUARDIAN - Imaginations From the Other Side - Imaginations From the Other Side ★★★ (2005-11-06 20:07:18)

BLIND GUARDIANで一番好きな曲です。
メタル初心者の頃に聴いたんですが、まったく難解とか退屈には感じませんでした。
ドラマティックな展開と良いメロディに聴き入っているうちに、あっという間に終わってしまう。


BLIND GUARDIAN - Nightfall in Middle-Earth ★★ (2003-02-18 00:44:00)

コンセプトものなので、ある程度は小曲やSEでつないだ構成も納得できるんですが、最初のインパクトはともかく、繰り返し聴くとそれらが邪魔になってきます。これは評価の高いDREAM THEATERの『METROPOLIS PT.2』でも同じように感じることですが……。
もうちょっと楽曲自体に語らせてくれると嬉しかったです。ただし、楽曲の質自体は良いですね。
欲を言えばもう少し「THE ELDAR」みたいな静かな曲を増やした方が、「MIRROR MIRROR」みたいな爆走チューンも引き立ち、メリハリが生まれると思うんですが…そうするとパワーメタル・ファンが納得しないでしょうからね。
そして一番納得できないのが、盛り上げておきながら、なんか尻切れとんぼな終わり方。確かにこの後も続いていくような余韻を残したストーリーではあるのですが、別にこのアルバムがパート1で続きがあるわけでもないのだから、しっかりドラマティックに締めて欲しかった。
とまあ文句ばかり言ってしまいましたが、このアルバムだってもちろん好きなんです。でも彼らにはこれ以上のものがつくれるはずだと思うので……。


BLIND GUARDIAN - Somewhere Far Beyond ★★ (2003-02-18 01:15:00)

ジャーマン・メタルの王道を貫きながらも、ブラインド・ガーディアン独自の音楽をやっているという印象です。
ブラガが好きなら最初から最後まで楽しめるでしょうし、とっつきやすいので初めての人もこれから聴くのがいいかもしれません。
けっこう長い曲が多いのに、あんまり気にならないです。
しかしこのバンドのセンスって、ほんと独特ですね。ハンズィのヴォーカルが特徴的なせいもありますが、いかにもジャーマンって曲でも、すっかりブラガ色に染まっています。こういうのを聴くと、無個性なメロスピでは物足りなくなっちゃいます。


BLIND GUARDIAN - Tales From the Twilight World ★★ (2004-01-02 13:47:00)

いやー、これはほんとメロスピ/メロパワ系ジャーマンの醍醐味を味わわせてくれる作品ですね。今聴いてもこの疾走感は強烈。さりげなく「LORD OF THE RINGS」みたいな叙情的な曲が入ってるのも良いなぁ。
やっぱり1番好きなのは5thだけど、かなりの快感を与えてくれる、ストレス解消にもってこいのアルバムです。たまにこういうのが猛烈に聴きたくなります。


BLIND GUARDIAN - Tokyo Tales ★★ (2003-02-18 00:56:00)

けっこうスタジオでいじくってはいるのかもしれませんが、音質も良いし、ライヴに行って一緒に大合唱したい!!と思わせてくれる点では、魅力的なライヴ盤だと思います。
楽曲もこのころのはけっこうストレートで、素直にノリノリで聴けます。
最近の異様なまでにトラック数の多い、つくりこんだスタジオ作の後で聴くと、このシンプルさが気持ち良いです。そしてこっちのさわやかなクワイヤの声の方が好き(笑)


BLINK-182 - Enema of the State ★★ (2003-02-17 00:28:00)

ひたすらキャッチーでちょびっとメロウ、軽快に飛ばすポップ・パンクです。ロックのスリルとか社会的メッセージとか、そんなものは期待するだけ無駄でしょう。メロコアってほど激しくないし、普段ポップスしか聴かない人たちでも楽しめるはず。
この3rdアルバムで大ブレイク、売れまくってます。
全曲ポップで楽しく聴けます。どうせなら歌詞ももっと明るい方がいいのにな~。どうも惨めな感じのばかりで。なんでこういうポップなやつらの歌詞は半端に暗い(か下品)のが多いんでしょうか。どうせおバカならアンドリューW.K.みたいにひたすらパーティー!ってのでいいのに。シリアスな歌詞はシリアスな音楽で聴きたいです。
次作は捨て曲もあってあんまり好きじゃないんですが、このアルバムは気に入りました。


BLITZKRIEG - A Time of Changes - Blitzkrieg ★★ (2007-06-20 23:20:49)

最初に聴いたのはメタリカのカヴァーの方でした。オリジナルもやっぱりかっこいい。
「HOCUS POCUS」に似ているというのは、言われるまで気がつきませんでしたが、なんとなくそうですね。
バンド名を冠した曲って、名曲が多い(IRON MAIDENとかANGEL WITCHとか)ですが、やはり気合の入り方が違うんでしょうか。


BLITZKRIEG - Unholy Trinity ★★ (2007-06-20 23:28:00)

めたりーまんさんのおっしゃるように、ブライアン・ロスの声が変わっていないのが、ちょっと感動です。むしろ歌、上手くなってますね。
まさしくブリティッシュ・ヘヴィ・メタルであり、NWOBHMの頃の空気を'90年代に蘇らせています。
楽曲の質も総じて高く、メロディアスでスピーディーで、そして妖しい雰囲気がたっぷりです。
ただ、けっこうどこかで聴いたような歌メロが多くて、「これはモロJUDAS PRIESTだし、これはASIA? これはオジーだよなぁ……」みたいな、英国出身の大御所たちへのオマージュが目立つのが微妙といえば微妙。まあ、笑って許せる範囲ですが。


BLOOD INCANTATION - Absolute Elsewhere ★★ (2024-12-14 22:37:22)

アメリカのデスメタル(?)バンドの'24年の3rd('22年の『Timewave Zero』をアルバムに数えれば4th)アルバムです。
デスメタルって・・・何でしたっけ?

個人的に大半のメロデスと一部プログレデスはデスメタルではない音楽として聴いていますが、これは半々かなぁ。(『Timewave Zero』は全然デスメタルじゃありませんでしたが)
「未来から来た90年代のデスメタルバンドが演奏する70年代のプログレッシヴアルバム」だそうです。
オールドスクールな典型的デスメタルの合間に、全然違う宇宙的/神秘的/幻想的/雰囲気モノな音楽が入ってきます。
自動登録の曲名がわかりづらいので、基本のアルバム曲を並べるとこうなります。実質、組曲が2曲のみで40分超。
1. The Stargate [Tablet I]
2. The Stargate [Tablet II] (feat. Tangerine Dream)
3. The Stargate [Tablet III]
4. The Message [Tablet I]
5. The Message [Tablet II]
6. The Message [Tablet III]
この突き放した曲名。TANGERINE DREAMの現メンバーThorsten Quaeschningの参加。間違っても普通のデスメタルを期待して聴く代物ではありません。
SF系デスメタルは大好物で、アンビエントもプログレ/クラウトロックも好きで、最近はサイケも良いと思えてきた私にとって、このアルバムに出てくる音楽要素は、好きなものばかりです。だからまあ、当然面白く聴けてはいますが・・・デスメタル・・・を聴く楽しみとは違う感覚なんだよなー。
今年発売の色モノとしては、ORANSSI PAZUZU、ZEAL AND ARDOR、SLIFTあたりと並べて聴く感じかな。
EDGE OF SANITY『CRIMSON』やSLEEP『JERUSALEM』、MESHUGGAH『CATCH THIRTYTHREE』、CYNIC 『ASCENSION CODES』あたりが笑って許せる寛容な人にはオススメデス。
が、これ、ドキュメンタリー映画付き3CD+Blu-rayで1万円超って・・・サンタさんにお願いするべきか。


BLOOD SIMPLE ★★ (2007-02-18 01:16:00)

VISION OF DISORDERが好きだったので、LOUDPARKの時も特に気合入れて観たんですが、いやー、凄くかっこよかったです。モッシュ・ピットも激しかった。
すぐに販売コーナーでCD買おうとしたら、売ってないって言われて、そのままズルズルと購入せずにいましたが、やはり買わねばですね。


BLOOD SIMPLE - A Cruel World ★★ (2007-10-04 00:47:00)

VISION OF DISORDERのティムとマイクを中心としたバンドの、'05年発表の1stアルバムです。
メタル色の強いハードコアという点ではVODと共通するものもありますが、より哀愁度が強くメロディアスな印象。
それは決して軟弱になったということではなく、表現の幅が広がり、曲が曲として魅力的になったと言えます。
歌唱と叫びの使い分けも、最近のメタルコアやエモ系バンドのようにとってつけた感じではなく、生々しい感情表現ができているのは素晴らしい。
これだけのクオリティですぐに日本盤が出ないというのは、ちょっと信じ難いものがあります。
ライヴでも相当盛り上がってたし、かっこいいバンドですよ。


BLOOD SIMPLE - A Cruel World - The Leaving Song (2009-01-29 19:56:03)

ど真ん中なバラード。
こういう曲が違和感なく入っているのが面白い。


BLOOD STAIN CHILD - Idolator ★★ (2008-08-08 23:19:00)

メロデスとトランスの融合ということで興味を持ったのですが、特に違和感もなくというか、バッチリはまった感じにアレンジされていて、これは良いですね。
メンバーが影響を受けた音楽の幅広さから考えると、もっと凝ったこともいくらでも出来そうですが、恐らくはあえてメロデスとしての良さを殺さない程度に、ジャンルの融合を試みている印象があります。
歌詞が全然デスっぽくないというか、おセンチな感じなのも個性ですね。(そこにデス声の必然性はあるのかとつっこみたくもなりますが)
「TRUE BLUE」のカバーは……思い入れもある曲だけに、ちと厳しいデス。まあ、おまけなので。


BLOOD STAIN CHILD - Idolator - Embrace Me ★★ (2008-08-08 23:24:00)

イントロのメロメロ具合で、HEAVENS GATEの名バラードを思い出しました。
この曲はそそられますね~。哀愁炸裂です。


BLUE CHEER - Live & Unreleased '68/74 ★★ (2003-02-18 23:19:00)

轟音ロック・バンド、ブルー・チアーの未発表音源やら何やらを収録した企画盤シリーズの1枚目です。68年のライヴ3曲と74年のデモ6曲が入っています。
ライヴ3曲聴くためだけに買っても損はないです。
当時彼らが演奏した後は客の耳がいかれてしまって、他のバンドが聴けなくなるからと、フェスティバルなんかでは知名度に関係なくトリで出ていたという、最高なエピソードを持つバンドだけあって、凄まじい轟音。3人しかいないのに、この音の厚みは何?
ビリビリと空気を揺るがすベースの重低音がたまりません。音はこもってるし、音質は良いとは言えませんが、それがこの音楽にぴったり合ってます。モーターヘッドのブート・ライヴ音源やスリープみたいな激重ドゥーム、日本のギターウルフなんかと同じ感覚で聴けます。グランジ好きな人も気に入るんじゃないかなー。
あとこの次のvol.2はもっとライヴ音源が多くて、「サマータイム・ブルース」が3ヴァージョンも入ってるらしいから、そっちの方が楽しそう。(まだ買ってない~)
デモ音源もライヴに比べれば迫力は落ちますが、荒々しくもキャッチーなロックで、なかなか曲調も幅広く、楽しめます。


BLUE MURDER - Blue Murder ★★ (2004-01-04 11:54:00)

2ndのところで「聴いててさっぱりでした」なんて以前書き込みましたが、最近聴き直したら、けっこう楽しめました。嗜好の変化ってやっぱりありますね(^^;
メタル一直線な時より、'70年代ブリティッシュ・ハード・ロックを何作か好きになった後で聴くと分かると言うか…ちょっと大人向け?


BLUE MURDER - Blue Murder - Valley of the Kings (2007-06-07 01:19:09)

歌詞もファンタジーと言うか歴史もので、イントロから壮大に劇的に、7分以上も盛り上げるところが、気合入ってます。
この曲だけちょっと浮いてるような気もしますが…。


BLUE MURDER - Nothin' But Trouble ★★ (2003-02-18 23:27:00)

個人的にジョン・サイクスの良さってあんまりピンとこないので、ブルー・マーダーの1stも聴いててさっぱりでした。
ホワイトスネイクのサーペンス・アルバムは好きだし、殿のバラード・アルバムもけっこう良いなっては思うんですが、それは楽曲の主に歌メロの良さであって、ギターはあんまり印象に残っていなかったりも。
その上「PLEASE DO'NT LEAVE ME」はプリティ・メイズのカヴァー・ヴァージョンの方が好きだったり…。
そんな(ギタリストの)サイクス・ファンとはとても言えない私ですが、このアルバムは印象に残るメロディが多くて、悪くないなと思います。特に(4)「RUNAWAY」は泣けます。歌詞は痛々しいけど、中間のギター・ソロが少し優しい雰囲気っていうのがまた涙腺を刺激するんですよね。歌声も哀感を伴って、胸に迫ります。


BLUE OYSTER CULT - Agents of Fortune ★★ (2003-02-18 23:35:00)

ブラック・サバスと並ぶヘヴィ・メタルのゴッド・ファーザー、ブルー・オイスター・カルト。と言ってもこの作品で聴けるのはけっこう明るくポップなロック。(2)「TRUE CONFESSIONS」なんてローリング・ストーンズみたい。
彼らの代表曲(3)「(DON'T FEAR) THE REAPER」が聴きたくて買ったんですが、この曲はメロディアスでけっこうロマンティックな感じ。なんたって歌詞の題材がロミオとジュリエット。サビメロが耳に残りますね~。
けっこうオカルトっぽい歌詞もありますが、今の時代にはかわいらしいもの。多少のおどろおどろしさはあっても、かなりとっつきやすいと思います。初期はもうちょっと怖かったのかな。
ジャケットのイラストのおっさんがとぼけた味を出していますね~。そして絵からきた邦題が『タロットの呪い』……ベタベタっす。本当は「東方の三博士」を意味する題らしいのに。


BO GUMBOS - BO&GUMBO ★★ (2016-11-20 21:08:41)

このアルバムを買った頃は、ふざけた歌詞や明るい音楽がそれほど好きではなく、ソウル・フラワー・ユニオンやザ・ブームの影響からさかのぼって聴いたものの、ボ・ガンボスもローザ・ルクセンブルグもあまり好きになれず、すぐにお蔵入りさせてしまいました。
その後、ズボンズにはまり、アフロ・ビートやファンクも聴けるようになってから聴いたら、エネルギッシュでファンキーでキャッチーなこのアルバムに魅惑されました。2ndも好き。
怒号さんが「ライブバージョンはここで聴けるものの100倍位凄い」とおっしゃっているので、ライブ盤もいつか聴いてみたいものです。
あと、影響を受けたらしいニューオーリンズのセカンド・ラインも聴いてみたい。


BOB CATLEY - Legends ★★ (2003-02-18 23:50:00)

マグナムのヴォーカリスト、ボブ・カトレイがTENのゲイリー・ヒューズと組んだソロ作の2枚目。なーんて言ってまだマグナム聴いたことないです。そのうち買おう。
TENを聴いてていつも思うのが、メロディアスでいいけど、ゲイリーの歌い方がもうちょっと熱かったらな~ってことでした。歌い方も歌メロも煮え切らなくて、もどかしいままに終わってしまうことが多い。
それが、彼の曲をボブ・カトレイが歌ったらあなた、素晴らしく胸を打つじゃありませんか。ゲイリーには他人にたくさん曲を提供してもらいたいものです。
このアルバムの内容は、シンフォニックでクサクサなメロディアス・ロックです。さすがに気恥ずかしくなるような曲や、やっぱり煮え切らない曲もありますが、全体的に感動的な美しい作品。情感のこもった湿り気を帯びた歌声がたまりません。
『嵐が丘』に題材をとった感動的なバラード(7)「A BEAUTIFUL NIGHT FOR LOVE」と、胸の奥に熱いものが広がる(10)「WHERE THE HEART IS」がお気に入り。


BOB CATLEY - The Tower - Madrigal ★★ (2007-08-03 22:30:25)

バラードなんですが、舞曲っぽい旋律がたまらなく感情を揺さぶって、泣かせます。
ブラックモアズ・ナイトあたりが好きな人も気に入るんじゃないでしょうか。
歌詞も幻想的で、美しい。
ゲイリー・ヒューズとボブ・カトレイの組み合わせは強力です。


BODY COUNT - Body Count ★★ (2008-09-17 21:03:00)

SLAYERやBLACK SABBATH、MOTORHEAD等との共演で知られるヒップホップMC、ICE-T率いるメタル・バンドの1stアルバムです。'92年発表。
ラッパーがやってるんだから当然ラップ・メタルなのかと思いきや、中身はけっこう多彩で、HM/HR、パンク、ラップ/スポークン・ワードみたいなのがゴチャゴチャに混ざった、異形のロックといった感じ。
ICE-Tはけっこう歌声が太くて渋いし、シンガーとしても悪くないです。どっちかと言えば、ソロのヒップホップ作品の方が好きですが。
このアルバムに収録されていた「COP KILLER」が、あまりに過激ということで発禁に(You Tube等で普通に聴けますが)。替わりに今はDEAD KENNEDYSのジェロ・ビアフラとの共演曲「FREEDOM OF SPEECH」が収録されています。
「COP KILLER」はロス暴動と絡めて社会問題になったらしく、大統領にまで名指しで非難されたり、警察や検閲団体も敵にまわし、「KKK BITCH」とか他の曲の内容もしゃれにならないしで、当時最もヤバいメタル・バンドのひとつだったと言えるでしょう(音はともかく、社会的に)。


BODY COUNT - Body Count - Body Count (2008-09-17 21:10:21)

きれいなアコギで始まるので、バラードかと思うと、激しく走り出して、早口アジテーションで煽りまくり。
軽快なドラム・ソロが気持ちいいです。ギター・ソロもたっぷり。
ICE-Tの4thアルバム『O.G. ORIGINAL GANGSTER』に収録されていたのが、オリジナル。


BODY COUNT - Born Dead ★★ (2008-09-27 23:26:00)

'94年発表の2ndアルバムです。
1stと比べると、明確なメタル・ギター・リフで引っ張る曲が増え、とっつきやすくなった印象。
SLAYERの影響を感じさせるスラッシュ・メタル的な部分が増えた感じですが、やっぱり独特で面白いです。


BODY COUNT - Born Dead - Surviving the Game (2008-09-17 21:16:04)

ミドル・テンポのヘヴィな曲で、不穏な鐘の音と、延々繰り返されるSLAYERの「RAINING BLOOD」に似た妖しいリフが怖いです。
途中で加速して、どんどん緊張感が高まっていくところが、かっこいい。


BOLT THROWER - The Ⅳth Crusade ★★ (2007-04-28 01:16:00)

全然ダサくないと言うか…けっこう荘厳でかっこいいという印象です。そこがマニアの方には物足りないかもしれませんが、一般人の(?)デス・メタラーも安心して手を出せる良作だと思います。
オールドスクールなデス・メタルで、雰囲気重視でオドロオドロしい感じがまた嬉しいですね。
ドラクロアの絵を用いたというアートワークも、素晴らしい。
歌詞はあまり直截的ではないですが、トータル・コンセプトで纏め上げられたアルバム世界はなかなかに味があります。


BOLT THROWER - The Ⅳth Crusade - The Ⅳth Crusade (2007-04-28 01:20:04)

宗教的な威圧感を感じさせるようなリフが良いです。
あくまで重々しく、威厳をもって迫り来る曲。
ギター・ソロも雰囲気が出ています。


BON JOVI - Bon Jovi ★★ (2003-03-02 01:40:00)

デビュー作でこの楽曲のクオリティは素晴らしい!
まあ多少イモ臭いところがなきにしもあらずですが、全曲メロディが良いし、けっこう都会的で洗練されてますね。キーボードがずいぶん目立ってるせいもあるかも。
ボン・ジョヴィを聴こうと思ったのも、(1)「RUNAWAY」のキーボード・リフに耳をひかれたせいでした。
ところで伊藤政則氏がライナーで、ニュー・イングランドを引き合いに出してますが、(3)「SHE DON'T KNOW ME」のサビは、そのニュー・イングランドのメンバーが参加したアルカトラスの1stに入ってる「ISLAND IN THE SUN」のコーラス部分と似てますね。
似てると言えば、アクセプトの『PREDATOR』の1曲目「HARD ATTACK」のリフが(6)「BREAKOUT」の「オ~オ~オオオ~オ~オオ」ってとこのメロディにそっくりって思うのは私だけでしょうか(笑)。
このアルバム、クサいメロディの哀愁漂うメロディアスなロックがいっぱいで、土臭さが少なめなので、ヨーロッパのメロディアス・ハードは好きだけどボン・ジョヴィはちょっと…みたいな人も気に入ると思います。


BON JOVI - Bon Jovi 2020 - Do What You Can ★★ (2022-05-07 19:56:46)

社会的な課題、リアルタイムの出来事に反応しようとする瞬発力、アンテナの高さは、まだまだ現役のアーティストだということを示しているのではないでしょうか。
発表当時の私はいっぱいいっぱいで、この曲のメッセージに気づいてもいなかったのですが。
でもこのようにポジティヴな曲調で、できることをしようよと呼びかける曲のメッセージは、十年後、二十年後に誰かの支えになるのだろうなと思います。


BON JOVI - Bounce ★★ (2003-02-24 23:30:00)

このアルバムはアップテンポのロック曲が多くてバラードが少なめになるという話だったのに、聴いてみるとそんなでもなくてちょっとがっくり。
でもまあ80~90年代のボン・ジョヴィとは違いますが、これはこれで良いです。
9.11のテロ事件に題材をとったダークでヘヴィな感触の(1)「UNDIVIDED」から、ポジティブで前向きな先行シングル(2)「EVERYDAY」の流れでもう引き込まれました。名曲とされる前作の「IT'S MY LIFE」よりもこの曲の方がずっと好きです。
そして開放感あふれるストリングス・アレンジがたまらない(3)「THE DISTANCE」から(4)「JOEY」のピアノ・イントロへのつながり…今回は曲順が練りに練られてる印象で、つい聴き入ってしまいます。
(5)「MISUNDERSTOOD」のサビの「ア~アア~アア~ィ♪」はいかにもボン・ジョヴィらしくて微笑ましいし、ストレートなラヴ・バラード(6)「ALL ABOUT LOVIN' YOU」、(1)のようにヘヴィに始まってサビでいきなり弾ける(7)「HOOk ME UP」と、なかなかにバラエティ豊か。
(8)「RIGHT SIDE OF WRONG」は…いかにもジョンの好きそうな曲で、歌詞含めてけっこう評価が高いみたいですが、個人的に「強盗やってメキシコに逃げようとしたら、警察に踏み込まれて…」みたいな歌詞に欠片も魅力を感じないので。(4)(8)が昔からのボン・ジョヴィのファンに人気みたいなのに、何故かこの2曲がなかったらなぁ、なんて思ってしまうんですよね~。曲自体は別に嫌いじゃないんだけど。
(9)「LOVE ME BACK TO LIFE」は大盛り上がりのサビを一緒に大声で絶叫したら気持ち良さそう。
スティングの「FIELDS OF GOLD」みたいな感触の温かく穏やかなラヴ・バラード「YOU HAD ME FROM HELLO」は、全然ロックじゃないけど、このアルバムで一番好きです。こういう曲は年齢を重ねたからこそつくれた感じですね。かと思うと(11)「BOUNCE」は気恥ずかしくなるくらい若々しいロック・ナンバー!
で、最後は「OPEN ALL NIGHT」でしっとり優しく締めると。しかしボーナス・トラックは収録方法が煩わしい。せめて頭出し可能にして欲しかったなぁ。
しかしまあ、アルバムとしての出来はなかなか。長く楽しめそうないいアルバムです。


BON JOVI - Cross Road - Someday I'll Be Saturday Night ★★ (2007-04-08 16:25:55)

勇気づけるような歌詞と、元気な曲調が良いですよね。けっこう悲惨な内容を歌ってたりもしますが…。
アルバム全部持ってても、この曲のためにベスト盤買っても良いなと思わせられるくらい、いい曲だと思います。


BON JOVI - Keep the Faith ★★ (2003-09-21 23:18:00)

あまり派手さはないけど、良い曲がそろった彼ららしいアルバムです。
個人的にこのアルバムを特別なものにしているのは7曲目です。何となく流して聴いている時も、いつも「DRY COUNTY」が始まるとハッとさせられます。長い曲なのに、もっともっと聴きたいと思ってしまう。歌詞は憂鬱になるけど、曲は本当に素晴らしいです。ギター・ソロも名演!


BON JOVI - New Jersey ★★ (2003-03-02 01:07:00)

これまた良質のハード・ロックがたっぷり詰まったアルバムです。爽やかで華やかなだけでなく、土臭さもけっこう目立ってきて、いかにもアメリカらしいバンドですね。
ただ1曲1曲はいいんだけど、けっこうイントロで待たせられる曲が多いのが少しかったるい印象も。勢いが途切れるので、もう少し流れがいいと嬉しかったです。おまけみたいな曲も入ってますし…。
でもキャッチーな(3)「BORN TO BE MY BABY」や情熱的なバラード(10)「I'LL BE THERE FOR YOU」を始め、名曲や有名曲たっぷりなので、このアルバムも必聴盤でしょう。


BON JOVI - Slippery When Wet ★★ (2003-02-28 01:52:00)

反則だってくらいの超名曲が入ってますから、文句なしに買いです。
しかしあまりにも名盤すぎて、かえってそんなに聴かないかも。曲が強烈に印象に残ってるから、何回も聴かなくてもいいやと思ってしまいます。
購入前から散々聴き覚えのある曲ばかり入ってるせいもありますが。
なんにしても、名作中の名作。


BON JOVI - These Days ★★ (2003-02-19 00:09:00)

最初に聴いた時、あんまり完成度の高い曲ばかりだったのでびっくりしました。そしてその思いは今も変わっていません。
たしかに暗い、渋いアルバムで、歌詞もブルーになるようなのばかりなんですが、それを差し引いても、この哀愁のメロディの素晴らしさは恐ろしいまでにハイレベル。
ただし聴く時の気分は選びますね。
メロディの良さだけなら彼らの中でも最高の作品なのでは?
まあエアロスミスが今でもあんなに若々しいのに、いきなりここまで渋くなっちゃってどうするよっては思いますし、今の彼らにはもっと元気にロックしてて欲しいです。でも90年代半ばには、これは個人的にストライクゾーンど真ん中でした。
華やかではないけど、名盤です。


BOSTON ★★ (2007-03-18 15:43:00)

ブラッド・デルプはどうやら自殺したらしいという報道がありましたね。
今年、ツアーの合間に結婚する予定だったらしいのに…。
もう新たな曲は聴けなくても、音源として残っている彼の歌声は、これからもずっと感動を与えてくれることでしょう。
素晴らしい歌い手でした。


BOSTON - Boston ★★ (2003-02-24 23:39:00)

ボストンと言えば、エイジアやジャーニー、TOTOなんかと並んで、プログレ通過後の高品質メロディアス・ロックの大御所、とりあえず聴いておかなきゃいけないだろってグループですが、最初に聴いたのが4thで、「ふ~ん、なかなかいいかも」程度に思っていました。
そして何年か後、中古で見かけたこの1stアルバムを「そういやこれ馬鹿売れしたんだったな~、どれどれ買ってみるか」くらいの軽い気持ちで購入。
CDをラジカセに入れ…………涙。
うぎゃー、なんて素晴らしい音楽なんだー!!
超名曲「MORE THAN A FEELING」いつ聴いても涙があふれそうになります。
ただきれいなメロディとか、緻密なアレンジとかそういうのじゃない。胸を熱くしてくれる珠玉の音楽が、このアルバムには詰まっています。
普通のロックンロール・ソングも入ってるし、アメリカ的な軽いノリも目立つけれど、それが欠点になっていない。最初から最後まで、音楽の与えてくれる楽しさ、感動を味わわせてくれます。
売れて当然。産業ロックと馬鹿にして聴かないでいるなんて、恐ろしくもったいないことです。


BOSTON - Boston - More Than a Feeling ★★★ (2007-03-18 15:49:35)

音楽 = 感動
そんな風に感じさせてくれる、素晴らしい曲です。
この曲が与えてくれたものは、一生忘れないと思う。


BOSTON - Don't Look Back - Feelin' Satisfied ★★ (2007-03-18 15:57:20)

爽やかなハーモニー、楽しいハンド・クラップ、気持ちいい躍動感。
これぞボストンのロック・ナンバーという感じで、大好きです。
ストレートな歌詞も良いなぁ。


BOSTON - Third Stage - Cool the Engines ★★ (2007-03-18 16:02:22)

軽快で楽しい曲です。
抑え切れない昂揚感と、もうちょっと冷静にいこうよっていう理性の声と…みたいな歌詞がなんとなく微笑ましくて好きです。


BOSTON - Walk On ★★ (2003-03-02 01:55:00)

8年に1枚ペースが定着したボストンの4thアルバムです。
発売当時テレビで(1)「I NEED YOUR LOVE」を聴いて、イントロのギターのフレーズがかっこいいなぁと思い、買おうと思った記憶があります。なんかUFOのジャケもかっこいいっても思いました(笑)。
洋楽聴き始めのころで、ハード・ロックに手を出し始めたあたりでした。再結成イエスと似たような感覚で聴いてたなぁ(遠い目)。
このアルバム、ど真ん中の《WALK ON MEDLEY》がどうも好きになれなくて…。そこでダレてしまいます。
それ以外の6曲は爽やかで良い曲なんですけどね~。


BOZZIO LEVIN STEVENS - Situation Dangerous - Spiral ★★ (2008-01-29 00:22:57)

美しくも情熱的な曲。
アコースティック・サウンドならではの透明感が心地よいです。
後半の演奏は圧巻ですが、あくまでメロディを大事にしているところがまた驚異的。


BRAIN DRILL - Quantum Catastrophe ★★ (2012-06-29 23:41:08)

この手のバンドは、もはやどれがどれだけ速いとかどうでもよくなるくらい極端で、楽しいですね。
曲が長くても短くても常に凄まじいので、ただただきもちいーです。
極端に速いデスメタルで癒されたくなったら聴くアルバムです。


BRIDES OF DESTRUCTION - Here Come the Brides - Revolution (2007-11-22 23:51:15)

韻を踏みまくった歌詞や、けっこう凝ったコーラスの入れ方など、随所にこだわりが見られます。
哀愁もまぶしつつ、情熱的だったり気だるげだったり爽やかだったり冷めてたり。風変わりな曲です。


BRUCE DICKINSON - Accident of Birth - Man of Sorrows ★★ (2007-06-25 00:33:49)

感動的なバラードです。
これだけエモーショナルに歌われたら、嫌でも感情移入してしまいます。
元は映画用に書かれた曲だったらしいですが、その映画は実現しなかったそうで、映像と重なったこの曲を味わってみたかったなぁと思ってしまいます。
名曲。


BRUCE DICKINSON - The Chemical Wedding ★★ (2003-02-24 23:45:00)

ロイ・Zがプロデュースした作品ってあんまり好きじゃないんですが、このアルバムは極上の逸品。
ヘヴィにしてダークな音像、錬金術とウィリアム・ブレイクに題材をとった歌詞、ブレイクの絵を使ったアートワーク、たまりません。
荘厳で陰鬱で叙情的な雰囲気だけでも買いですが、メロディもフックがあって、とっつきやすいです。ブルースの声がまた音楽性にぴったりなんですよね~。
脱退したメンバーが元いたバンドと似たような曲をやるのって好きじゃないんですが、これはちゃんとアイアン・メイデンではできないだろう音楽をやってて良いです。もちろんメイデン色も多少ありますけどね。
ブルースはメイデンに戻っちゃいましたが、あっちでも新しいことにバンバン挑戦して欲しいものです。『BRAVE NEW WORLD』は復活第1弾ということもあって、手堅い内容になっちゃってましたが…。
このアルバム、ゴシック好きの人も楽しめると思います。


BRUTAL TRUTH - Extreme Conditions Demand Extreme Responses ★★ (2003-02-28 00:36:00)

邦題『激昂たれ!』
ジャケからして悲惨で欺瞞に満ちた現実に対する怒りに満ちみちています。
メンバーが「MORBID ANGELのような、速いデスメタルをやりたかった」みたいなことをインタビューで語ってたような記憶がありますが、まさしくこの整合感はデスメタル的な印象。だけどやっぱりこのがむしゃらな突進具合はグラインドコア。
とっつきやすさは一番かも。
ドラムが尋常じゃなく速いです。ブラストビート、2ビートのこの速さ、ブルータル・デスメタルの凄腕ドラマーが次々注目を集めている現在でもなおトップレベル?
10年以上前の作品なんですよね。
ところでこのドラムのスコット・ルイス、脱退後KKK(人種差別団体の過激派)に入ったという噂が……それを否定する記事も見た気がしますが、本当だったら印税入るのが嫌なので、中古を待って購入しちゃいました。嘘だったらごめんなさい。
他のメンバーはもちろん人種差別も否定しているようですが。
歌詞は超シリアスなこのバンド、デスメタルやブラックメタルの醜い歌詞が嫌という人もいけるんじゃないでしょうか。まあ、シリアスなのと賛同できるかは別問題で、個人的には極端すぎてついていけなかったりしますが。


BRUTAL TRUTH - Kill Trend Suicide ★★ (2003-02-28 00:50:00)

2ndと3rdの間に出たミニ・アルバム(正式にはEP?)です。ミニと言っても10曲入り。日本盤ボーナス入れれば15曲。聴き応えはアルバムに劣りません。
3rdの混沌具合へと近づいていて、カオティック・ハードコアみたいな感触も。THE DILLINGER ESCAPE PLANなんかが好きな人も気に入るんじゃないでしょうか。
相変わらずの凄まじさです。息が詰まりそうな密度。決して場繋ぎ的作品に留まりません。アルバム同様、エクストリーム・ミュージック好きは聴いておくべきかと。


BRUTAL TRUTH - Need to Control ★★ (2003-02-28 00:00:00)

1stがけっこう整合感のあるデス/グラインド(あれ、そんなにCARCASSに似てますか?)だったのに対し、ドラムがリッチ・ホークに変わったせいもあってか、かなりひねくれてきました。全員がいけない成分を摂取するようになったのも大きいようです…(向こうじゃ合法?)
1曲目「COLLAPSE」がいきなりドゥーム/スラッジな遅重曲。ゆっくり、じっくり腹に響きます。極端を求め続ける姿勢がよく表れていていますね。まあ、ブラック・サバスをカヴァーしたり、リー・ドリアンと付き合いのある彼らのこと、もちろん己の内側から滲み出た音楽性でしょう。
後は当然爆走グラインドコア/ハードコアが続くわけですが、前作をそのまま踏襲するなどということはせず、次々新しい要素が顔を出します。次作ほどに混沌と入り混じっているわけではなく、1曲ごとのアイディアがちゃんと目立っているので、ある意味分かりやすいです。
それにしてもケヴィン・シャープのヴォーカルは凄すぎ……地を這う重低ヴォイスからやぶれかぶれなわめき声、異様なテンション、喉の裂けそうな悲痛なまでの叫び……更には普通にも歌える。どういう喉だ?
そして何より声にこめられた感情の迸り。胸を打ちます。ま、共感するかどうかは別として。


BRUTAL TRUTH - Sounds of the Animal Kingdom ★★ (2003-02-25 00:47:00)

激烈音楽史上に残る大傑作です。これは名盤!
「もっと喧しく! もっと速く!!」と最後まで先鋭化を続け、留まることを良しとしなかった彼らの、3rdフルにして最終作。1stも2ndも凄まじかったけれど、本作でも彼らはさらに前進しています。
ヘヴィでファストでブルータルで複雑怪奇な異形のグラインドコアは、一聴しただけではとても理解し得ないほどにこんぐらかっていて、まともな代物じゃありません。
グラインドコア、デスメタル、ハードコア、ロック、ノイズ、ジャズetcを咀嚼し、消化した上でマリファナでぶっ飛んで(私は麻薬には反対です)つくりあげた混沌とした激重激速音楽は、個性などという生易しい言葉で言い表せないほどに、BRUTAL TRUTHというバンドの強烈なインパクトをこれでもかと叩きつけてきます。
宇宙から来たジャズ・ピアニスト(?)サン・ラの曲をカヴァーしてるあたり、彼らの尋常ならざる雑食性が窺えます。(でもサン・ラのベスト盤買ったら案外普通でちとがっかり。期待するものが間違ってるんだけど)
音質が良くないとダメとか、整合感がない曲はイヤって人にはお薦めしませんし、もちろんメロディアスな音楽では決してありません。が、限界を突き破るような音楽を求めている人は、これを聴きましょう。


BRUTAL TRUTH - Sounds of the Animal Kingdom ★★ (2003-02-27 01:29:00)

オーネット・コールマンですか。なるほど、そうですね。(って、彼のは『SCIENCE FICTION』しか持ってないのですが)
フリー・ジャズ連中の混沌としたエネルギーは、BRUTAL TRUTHやカオティック・ハードコアのバンド群に影響が強そうですよね。あとエレクトリック期のマイルスとかも。
サン・ラも過激な混沌音楽だってやってたんでしょうけど、いかんせん作品数が多すぎて追う気になれませんから(^^;


BRUTAL TRUTH - Sounds of the Animal Kingdom - Average People (Fiend) ★★ (2007-04-28 00:43:19)

ラストの「PREY」で延々くりかえされるリフに似たリフが強烈。
この切迫感、たまりません。


BRUTAL TRUTH - Sounds of the Animal Kingdom - Dementia ★★ (2007-04-28 00:33:53)

グチャグチャの音の塊に圧倒されました。
大音量で聴きたい曲。激烈音楽の極北です。


BRUTAL TRUTH - Sounds of the Animal Kingdom - Foolish Bastard (2007-04-28 00:46:06)

滅茶苦茶に崩壊していくような勢いが凄まじいです。


BRUTAL TRUTH - Sounds of the Animal Kingdom - K. A. P. (Kill All Politicians) ★★ (2007-04-28 00:35:33)

歌詞ヤバすぎです。
尋常ならざる加速度。強烈です。


BRYAN ADAMS - Reckless - Run to You ★★ (2007-02-25 01:40:47)

普通にハード・ロックなんだと思って聴いてました。
勢いは抑え目ながら、けっこう熱いし、哀愁を帯びたメロディは素晴らしい。


BRYAN ADAMS - So Happy It Hurts ★★ (2022-05-07 18:38:33)

'22年発表のフル・アルバム。15作目らしいです。
ラジオで「Kick Ass」を聴き、「これは期待できるんじゃないの?」なんて軽く考えて手を出しました。
若い! これ、十代のバンドのデビュー盤だって言われても信じちゃいそう。
彼の声は、老い知らずですね。
軽快な曲が多く、どれもこれもキャッチーです。シンプルで乾いた音作りがとてもいい。
晴れた日に、ドライブしながら聴くのに最適な、即効性&中毒性を兼ね備えた好盤でしょう。


BUCK-TICK - 狂った太陽 - MAD ★★ (2023-11-14 22:57:08)

高校時代に友人に借りたのだったか、レンタルCDをダビングしたのだったか、記憶はおぼろげです。
カセット・テープで聴いていたのですが、彼らの曲は独特すぎて、当時の私には難しくて魅力が分かりませんでした。
ただ、この曲だけは歌詞のインパクトもあり、ずっと印象に残っていました。
いま聴いても強烈です。


BUCKCHERRY - Buckcherry ★★ (2003-08-16 00:13:00)

なぜか2ndはあまり好きになれなかったんですが、後からこの1stを買ったら、こっちの方は気に入りました。基本的には2枚とも音楽性は変わらないし、2ndの方が評価高いようですが…不思議だ。
良い意味で粗い感じがして、熱いです。


BUCKCHERRY - Buckcherry - Dead Again (2007-11-22 23:44:39)

余計なことを考えずに楽しめるロックンロール。
熱気が伝わってきます。ライヴ向き。


BUCKCHERRY - Time Bomb ★★ (2003-02-25 00:54:00)

熱くて強靱で猥雑なロックンロール。喧しくてエネルギッシュで、楽曲もフックがあって、演奏も躍動感たっぷりで、好きだな~、こういうの。
でもどうしてか、ジョシュア・トッドの声が微妙に個人的なツボを外れてるんですよね~。こういうの好きなのに。本当に微妙にちょっとだけ好みと違う。やっぱりヴォーカルってのは大事ですね。
いつか好きになるかなー。けっこう好みは変わるもんだし。


BUCKETHEAD - Giant Robot ★★ (2003-02-27 00:54:00)

チキン・バスケット用のバケツを頭にかぶり、白いフェイスマスクをつけた長髪パーマの変な奴……無敵のバケットスーツに身を包み、ギターを武器に【悪の旋律】と戦い、最大で80メートルまで巨大化する……
今やガンズ・アンド・ローゼスのギタリストとして有名な、バケットヘッドのソロ作品です。'94年発表の、たぶん2ndだと思います。
馬鹿馬鹿しいキャラクター設定が微笑ましいですね。
スティーヴ・ヴァイやマティアス・エクルンドあたりと並ぶ凄腕変態ギタリストな彼、ガンズに入ると知った時はびっくりしました。アクセルにはこの人を活かしきれるんでしょうか…いや、こいつに好きなようにやらせたら、バンド名変えなきゃやっていけないだろうなぁ。
元々がPRAXISってプロジェクトでビル・ラズウェルやジョン・ゾーン等の前衛音楽のビック・ネームたちと一緒に演ってような人で、このアルバムもビル・ラズウェルのプロデュース。
そう聞いただけで内容も想像できようというもの。PRAXISよりは少しとっつきやすいかな。とりとめもなく色々な音楽要素をぶち込んで、まとまりのないごった煮状態のアルバムです。もちろんHR/HMの要素はあります。
楽器演奏する人には色々興味深いでしょうが、私は楽器やらないので、興味はいかに変態的かという点に絞られます。
で、聴いてみた感想は、キャラクター設定の奇抜さにしては、音楽がけっこう生真面目だな~と。ふざけてるけど、音があまり可愛くない。もうちょっと弾けてくれた方が面白いなー。
ちなみにこのアルバムの日本タイトルは『ジャイアント・ロボット~日本上陸G作戦』
彼はファンらしいですね、ジャイアント・ロボの。いいセンスだぜ。


BUCKETHEAD - Monsters and Robots - Nun Chuka Kata (2008-07-30 23:29:22)

カンフー・ネタに、ノリノリなスクラッチ、弾きまくりギター・ソロの組み合わせ。
遊んでつくってる感じが良いです。


BUDGIE - Never Turn Your Back on a Friend - Breadfan ★★ (2003-03-02 02:15:46)

メタリカのカヴァーがあんまりかっこよかったので、ベスト盤買って聴いてみました。
オリジナルもテンション高くていいですね~。こんなスピーディーで激しい曲が'73年発表とは。この疾走感抜群のリフ、吐き捨てヴォーカル。既にヘヴィ・メタルじゃないですか。凄い!


BURNING POINT - Feeding the Flames ★★ (2005-10-13 18:51:00)

フィンランドのバンドの'03年発表の2ndアルバムです。
ジャケットのマッチョなイラストが全てを物語る、熱いメロディック・パワー・メタルが聴けます。
正直、このバンドならではの個性とかはあまり感じませんが、メタルの美味しいところが詰まった、いいアルバムだと思います。
メロスピ/ジャーマン的な疾走曲、ミドル・テンポの雄々しい曲、しっとりしたパワー・バラードと、曲調もヴァラエティ豊かです。
ヴォーカルが力強い太い声なので軟弱さはなく、それでいてメロディはしっかりしているので、安心して聴けます。


BUSTA RHYMES - Extinction Level Event: The Final World Front - This Means War!! (2008-09-28 00:33:55)

単にサンプリングして使用するのじゃなく、オジー本人が出演っていうのが贅沢です。
CYPRESS HILLとかSIR MIX-A-LOTなんかもBLACK SABBATHネタ使ってましたが、ヒップホップ界でもSABBATHは人気あるんでしょうか。
バスタの声は迫力あって、メタル耳にも心地いいですね。またこの『E.L.E.』アルバム自体も完成度高くて素晴らしい。


CACOPHONY - Speed Metal Symphony ★★ (2006-01-16 23:39:00)

もうタイトルそのまんまな世界ですね。
早弾きツイン・ギターの競演がこれでもかと堪能できます。でも単なる垂れ流しフレーズじゃなくて、しっかりメロディや曲構成が考えられている感じなのが良いです。
ヴォーカルは評判悪いみたいですが、私は嫌いじゃないです、こういうのも。
シュラプネル系の作品の中ではかなり好きなアルバムです。マーティーとジェイソンって、相性が良かったんでしょうね。


CACOPHONY - Speed Metal Symphony - The Ninja (2007-10-12 23:01:04)

タイトルのインパクトと、日本的なメロディのギターには、びっくりしました。
無駄に気合の入ったヴォーカルも、NINJAの迫力が出ていていーんじゃないでしょーか。


CADAVER - The Age of the Offended ★★ (2023-10-08 21:47:24)

'23年発表の、5th(CADAVER INC.時代を含めれば6th)アルバムです。まあ、私は今作が初CADAVERですが。
で、今作をなぜ聴いたのかというと、ロニー・ル・テクロが加入したっていう驚愕のニュースを目にしたせいです。
同郷ノルウェーのレジェンドであるTNTの、『KNIGHTS OF THE NEW THUNDER』収録曲「DEADLY METAL」をカヴァーさせてくださいって言ったら、ギター俺に弾かせてよって本人がノリノリで、そのままアルバム全部とバンドそのものにまで参加しましたとさ・・・って、どんなおとぎ話だYO!
そんな流れからの想定としては、漆黒のデス(一時期ブラック)メタル・バンドがメロデス化する悪夢しか思い浮かばないのに、実際出てきたのはプログ・デスとかサイケ・デスと言いたくなるような狂った音楽っていう斜め上展開。
ロニー・ル・テクロって、透明感のある北欧メタルなんて一時期しかやってなくて、TNTもソロもやりたい放題のごった煮プログなクレイジー野郎でしたね。ついでに自分のスタジオでエクストリーム・ミュージックの収録に立ち合い続けた人みたいです。
DEFILEDの新作もそうでしたが、最近のデス・メタルは本当に自由も自由、みんな尖ってればなんでも良いって好き放題やらかしてくれてます。このアルバムも類型にはまらないんで説明が難しいったらありません。
「ヤバいメタル」って感じの音楽デス。ロニー・ル・テクロの所業かどうか知りませんが、変なギター満載の、マニア必聴な異色作。


CADAVER - The Age of the Offended - Deadly Metal ★★ (2023-10-15 21:11:54)

TNTのカヴァーです。もはや違う曲に聴こえますが、よくできたアレンジで、はまっています。
ドラマーはMEGADETHやSOILWORKにいた人なので、こういう曲もかっこよく叩けてますね。
ギター・ソロをロニー・ル・テクロに入れてもらおうと、彼の所有スタジオにアンダース・オデンが行ったら、曲全体を弾いた上に他の曲もみんな弾かせろとロニーが言い出し、一週間もスタジオに留められたとか。
そんな興奮状態のロニーを想像しながら聴くと、ニヤニヤが止まりません。


CADAVER - The Age of the Offended - The Age of the Offended (2023-10-15 21:01:06)

この曲のMVを観ると、ウッドベース使ってますね。2nd『…In Pains』に参加したアイラート・ソルスタッドが復帰したらしいです。なんだか手の甲や指に刺青(ペイント? いやただの体毛???)があってヤバそうな人だと思いました。
ロニー・ル・テクロは指になんか金属をはめて変な効果音出して遊んでます。
曲としては地味なんだけど、映像を観てるだけで楽しい。
次作は曲作りからロニーが参加すると考えると、どんな奇天烈な音楽になるかとワクワクしちゃいます。


CAGE - Ancient Evil ★★★ (2020-12-30 19:40:46)

The American Power Metal Kingsを名乗る一点の曇りもないメタル・バンドの'15年発表の7thフル・アルバムです。
重々しい語りに続いて2曲目のタイトル・トラックが始まり、サビでのスクリームが炸裂した瞬間、思わずガッツポーズですよ。ショーン・ペックすげえっ!!
他のアルバムでも皆さん引き合いに出していますが、まさしくJUDAS PRIESTの「PAINKILLER」の系譜に連なる正統派パワー・メタル。
微塵の緩みも見せない演奏陣の鉄壁ぶりや怒涛の推進力、音圧十分ながらくっきり音が拾えるサウンドプロダクションも含めて、'10年代のアップデート版ピュア・メタルとしての理想形。文句はありません。
何枚か聴きましたが、今のところこのアルバムが一番楽曲が充実していて、お気に入りです。ただちょっと、曲数が多すぎ。この手の音楽は10曲前後でいいです。


CAGE - Ancient Evil - Ancient Evil ★★★ (2020-12-30 19:44:15)

ヘヴィ・メタルとは何かという問いに対する模範解答の一つ。これですよ。こういうのが聴きたくてメタラーやってんです。
展開の一つ一つがかっこいい。ラスト付近の長い長いハイトーン・シャウトは常軌を逸した凄まじさ。心が浄化されていきます。なんだこのカタルシス。
99点。もうちょっとギター・ソロが自己主張してバトルしまくってくれていたら100点満点です。


CAGE - Ancient Evil - Blinded by Rage (2020-12-30 19:59:00)

10代の頃にこんなの聴いたら、絶対リピートしまくっただろうなー。清々しいまでにJPしてます。でもスピード感やキレは新世代のバンドならでは。燃えます。


CAGE - Ancient Evil - Cassandra ★★ (2020-12-30 19:50:27)

かなりライヴ映えしそうな曲。頭を振りたくなります。


CAIRO - Cairo - Season of the Heart (2008-04-12 00:53:54)

軽快で、透明感を感じさせる、きれいな曲。
10分以上あるのに、爽やかで嫌味がなく、聴き疲れないのが良いです。


CAIRO - Conflict and Dreams ★★ (2003-09-22 00:04:00)

'97年発表の2ndアルバムです。HR/HM寄りのプログレッシヴ・ロックをやっています。一応プログレ・メタルと言っちゃっていいでしょうか。
6曲入りで大半が10分以上の大作…というか短い曲も組曲の一部みたいな感じなので、結局全部10分以上と思っていいです。テクニカルで壮大で複雑という、かつてのプログレのイメージそのまんま。
一部でモロにキース・エマーソンっぽい音とフレーズを出しちゃうKeyなんかが微笑ましいです。
けっこうありがちな感じで、アクも少なく爽やか(なんかフュージョン聴いてるみたい)なので、強烈なインパクトはないですが、気持ち良いです。


CAMEL - Harbour of Tears ★★ (2003-03-11 00:10:00)

邦題は『ハーバー・オブ・ティアーズ——港町コーヴの物語——』
キャメルの中心人物(というより最近はキャメル自体が彼のプロジェクトになってます)アンドリュー・ラティマーの祖母の悲しい実話を基にしたコンセプト・アルバムになっています。
アイルランド人の悲劇的な歴史をたどるストーリーは、あまりにも重く、悲痛なもので、切々と胸に迫ります。前作『DUST AND DREAMS』なんかもそうだったけど、彼らは暗い話をコンセプトに選ぶことが多いみたいですね~。
曲の方は、反則だ~っ!ってくらいに泣きまた泣き。あまりにも哀切なアイリッシュのメロディに、もう金縛り状態。次から次へと泣かせにかかる展開に、涙があふれそうになります。
アンドリュー・ラティマーのギターは神懸かっています。歌メロも素晴らしいです。(3)「Harbour Of Tears」なんてラティマーとベースのコリン・バースがそれぞれ息子と父の役で、別々の歌メロでハモるなんて反則技をかましています。声の質、歌詞、メロディ、全部が哀愁に満ちています。降参。
アルバム後半はインストゥルメンタルだけになるので、ちょっと構成のバランスが悪くも感じますし、メタル的アグレッションは皆無ですが、哀愁や慟哭といった言葉に反応するメロディアス派の方にはお薦めです。


CAMEL - Harbour of Tears - Harbour of Tears ★★★ (2007-02-17 22:44:18)

あまりに美しいデュエット。
この歌詞にこのメロディはもう反則です。


CAMEL - Moonmadness ★★ (2003-03-04 00:48:00)

名作『THE SNOW GOOSE(白雁)』に続く4thアルバムです。幻想的なアートワークだけでもうプログレファンは買いでしょう(笑)。このアルバムも非常に人気の高い作品です。
このアルバムは歌入りの曲がとにかく素晴らしくて、「永遠のしらべ」「水の精」「ゆるやかな飛行」といった曲の幻想的なまでの美しさは涙もの。湿った歌声も良いですが、アンドリュー・ラティマーのギターとフルートが泣きまくってます。
比較的ハードな「月夜の幻想曲」(原題「ANOTHER NIGHT」だし、ちょっと邦題はイメージ違うなぁ…)も仄かに哀愁が感じられて、雰囲気は損なっていません。
インスト3曲もそれぞれ違ったタイプで、悪くないです。「アリスティラスへの誘い」だけはなんかRPGゲームみたいで違和感ありましたが。


CAMEL - Moonmadness - Spirit of the Water ★★★ (2008-01-31 19:33:26)

儚く幻想的な曲。
消え入りそうな歌声と、美しいメロディに、うっとりしてしまいます。


CAMEL - The Snow Goose ★★ (2003-03-04 00:12:00)

よく「映像のないサウンドトラック」みたいな言い方をされる(サウンドトラックには映像ついてないでしょって突っ込みはなしで)3rdアルバムです。
ポール・ギャリコの小説『白雁』(まだ読んでない…)を元につくられたトータル・コンセプト・アルバムです。
一部歌声は入るけど歌詞はなしで、全曲インストゥルメンタルと言えます。曲間はつながっていて、組曲風なので、全部で1曲と考えてもいいと思います。全16曲で長さは40分ちょっと。
そう言うと長くて難解で退屈な作品のように思われるかもしれませんが、楽曲が素晴らしく、最後まで飽きずに聴けます。
特に「醜い画家ラヤダー」のフルートやキーボードで奏でられる主題は印象的。「友情」の微笑ましい感じと、何となくいじらしいような雰囲気も想像力を刺激されます。「プレパレーション」でいきなり雰囲気が変わるのには少しハッとされられたりも。「ひとりぼっちのフリーザ」の演奏の、今にも消え入りそうな儚さも、続く「迷子の王女さま」のいよいよクライマックスという感動的な盛り上がりも素晴らしい。
曲のタイトルからの連想もあるんですが、どことなく臆病さや戸惑い、哀しさと、それを優しく柔らかく包み込むような、温かく繊細な空気が演奏から感じられて、聴いててほんわかします。ほんと映画を観たり物語を読んだ後のように。癒し系アルバム?(笑)
こりゃやっぱり小説も読むべきかな。イメージ壊したくないから読まずにいたけど…。
白熱の演奏バトルがメインとかいうのではない(「ダンケルク」の後半はけっこう白熱)のでHR/HMファンには退屈かもしれませんが、楽曲のストーリー性を大事にした表現力豊かな演奏は、歌よりも雄弁に物語っています。
キャメルファンにも人気で、名盤と名高い作品ですので、激しくロックしてなくて歌もなくても聴けるという人は是非。