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うにぶさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1001-1100

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うにぶさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1001-1100
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HELLYEAH - Hellyeah ★★ (2008-12-06 01:08:00)

マッドヴェインとナッシングフェイスのメンバーによるプロジェクトにヴィニー・ポールが加わったスーパー・バンドの、1stアルバムです。'07年発表。
3~4分代の、ミドル・テンポのヘヴィな曲が主体で、たまに叙情的な曲も入る感じ。
メンバーがメンバーだけに、悪いわけもないのですが、正直まあ普通だなという感じです。ヴィニーが参加してなきゃ買わないなぁ。
テンガロン・ハットかぶってテキサスの酒好き親爺どもだぜイェーみたいにするなら、もっとメタル成分を減らして土臭い豪快ロック路線で攻めた方が似合う気も。
しかしこれ聴いた後でDAMAGEPLAN聴くと、めちゃくちゃ良いバンドに聴こえてくるなぁ。DAMAGEPLANが。


HELLYEAH - Hellyeah - Hellyeah ★★ (2008-12-08 23:59:29)

1曲目に相応しい印象的な曲。
ノリノリです。


HELMET - Aftertaste ★★ (2005-09-27 21:13:00)

hate?さんがおっしゃるように、これまでのいいとこ取りのような、'97年発表の4thアルバムです。
インパクトの強さで言えば、他のアルバムに半歩ゆずるような感じですが、かなり洗練され、完成度の高いアルバムです。
ヘルメットらしさは保ちながらも、聴きやすいので、初めてヘルメットを聴く際には良いかも。
残念なのはプロデューサーのデイヴ・サーディ(BARKMARKET)が、超ヘヴィで生々しい音で録音したのに、「アグレッシヴすぎる」ということで、後でテリー・デイトがリミックスし直して滑らかな仕上がりになったという話。元のヴァージョンで聴きたかった。


HELMET - Betty ★★ (2005-09-27 20:52:00)

芝生で花を持って微笑むブロンドの清楚なおねぇさんが意味不明なジャケの、'94年発表の3rdアルバムです。慣れるとそのうちこのアートワークがぴったりに思えてくるのが、ヘルメットの怪しいところじゃないかと思わなくもないです。
基本的にはヘルメットらしいヘヴィ・ロックなんですが、過去最高に幅が広いです。
歌メロがポップだったり、ジャズや埃っぽいブルーズが顔を覗かせたり・・・。
硬派なファンには散々な評価みたいですが、面白くて私は大好き。名盤の誉れ高い前作より好きです。
卒論を書いてるとき、これとミニストリーの『トゥイッチ』にはお世話になりました。妙に聴いてて頭が冴えてきます。


HELMET - Betty - Rollo ★★ (2008-12-06 00:48:21)

ひたすらドラムとベースが引っ張っていきます。
うねりまくるグルーヴがかこいいデス。


HELMET - Betty - Wilma's Rainbow ★★★ (2008-12-06 00:42:38)

クールすぎてしびれます。
カラカラに乾いて非人間的な空気が、癖になりそう。


HELMET - Born Annoying - Geisha to Go (2008-12-06 00:54:03)

ふざけたタイトル、ユニークな曲調、わけわかんない歌詞。
でもなんか怖い雰囲気の曲。


HELMET - Meantime ★★ (2005-09-27 20:37:00)

'92年発表のメジャーデビュー作となる2ndアルバムで、90'sヘヴィネスの流れを決定づけた重要盤のひとつです。
ノイジーな音作り、徹頭徹尾タイトなリズムで攻め立てる独自のヘヴィ・ロックは、ほんと強烈。
タメの効いたドラムのプレイが実に渋くて、シンプルなようでけっこう変幻自在なリズム展開を聴かせてくれます。グルーヴ感がたまらなく気持ち良いです。
リーダーのペイジ・ハミルトンが理想とするアルバムは、AC/DCの『BACK IN BLACK』らしいけど、同じような音楽を演るのではなくて、時代に相応しい新しい音楽表現で頂点を目指す姿勢が実にクール。
PANTERA、MACHINE HEAD、PRONG、METALLICA(ブラック・アルバムの頃)、KORNあたりが好きな人にはおすすめできます。もちろん、そのいずれとも違う個性があります。


HELMET - Strap It On ★★ (2005-09-25 21:29:00)

2nd『MEANTIME』でブレイクし、パンテラを初めとする90'sへヴィネスのバンド群の中でも代表的な地位にいたヘルメットの、'90年発表の1stアルバムです。
リーダーのペイジ・ハミルトン(vo,g)が学校でクラシックとジャズを学び、学士と修士号まで取得してるという経歴を持っているため、テクニックひけらかし系バンドになりそうなものですが、音楽性はかなりシンプルに聴こえます(実際はけっこうテクが必要そうな、ひねくれた曲ですが)。
ハードコア、メタル、グランジ・・・どうとでも言えそうで、どこにも属さない、まさにオルタナティヴなヘヴィ・ロック。
ミドル・テンポ主体の、タイトなリズム隊、ための効いたへヴィなリフ、メロディではなくノイズを迸らせるギター・ソロ、激情のままに言葉を吐き捨てるヴォーカル。
こういう表現だとそこらのヘヴィ・ロック勢と何も区別がつかないか・・・。
なんと言えばいいのか、まずノリが独特なんです。それとただヘヴィな音を出すだけでなく、冷めた知性を感じさせる抑制された感覚があって、でもしっかり荒々しさや感情は突き刺さってくる。聴かないとわかんない独特の空気です。
似たバンドを思い浮かべるのは難しいですが、強いて言えばPRONGが似たような空気を発散していたかも。
ヘルメット独自の音楽はこの時点でもう完成に近づいていて、以降のアルバムも音楽性は似ているんですが、このアルバムが一番荒々しく攻撃的で、危険な感じがします。
あと低予算のインディ作品なので、音は思いっきり生々しくて、次作以降に比べれば軽くてペラペラ、スカスカに聴こえますが、そこがまた曲の雰囲気にぴったり。ジャケのアートワークもわけわかんないけど合ってます。
とっつきやすさは『MEANTIME』ですが、音が悪くてももっとヤバイのが聴きたいという人はこちらをどうぞ。


HELMET - Strap It On - Rude ★★ (2007-08-19 23:34:03)

もはやヘルメット印としか言いようのないような、独特のグルーヴにやられます。ジョン・ステニアーのドラム、超きもちいー。
進んでは戻るようなこのリフは、何故かムーン・ウォークを連想させます。
微妙にずれていそうなタイミングで吐き捨てられるサビの叫びも面白い。


HERBIE HANCOCK - Future Shock ★★ (2016-12-10 01:14:10)

シンセサイザーやスクラッチを取り入れ、ヒップホップやテクノに近い、一般的なジャズとは大幅にイメージの異なる音楽です。
ビル・ラズウェルの影響が強いのでしょうが、こういう新しい音楽に積極的にチャレンジしていく姿勢はさすが。これも売れて、時代を代表する音楽とされたはず。
確かに今となっては時代を感じさせる音楽性/音色ですが、当時は最先端の衝撃的音像だったのでしょう(後追いなので推測)。
今聴いても2周くらいして逆に新鮮な音で、しかも刺々しい音づくりが未だに刺激的。面白い音楽です。


HERBIE HANCOCK - Head Hunters ★★ (2016-12-10 00:58:06)

'73年発表の、たぶん12thアルバムです。ご機嫌なエレクトロ・ファンク・ミュージック。マイルスみたいな屈折したのじゃなく、誰でもノレる、踊れる音楽です。ゆえにジャズかどうかは賛否あるところですが、かなり売れたアルバム。
4曲のみですが、楽曲がそれぞれキャラ立ちしていて、飽きさせません。
ファンキーでノリノリな(1)、1stにも収録されてましたが別物アレンジで南国風脱力系になった(2)、スリリングに突っ走る(3)、ゆったりムーディーな(4)と、うまく表情を変えつつも、ファンキーさは保って、楽しませてくれます。


HERBIE HANCOCK - Maiden Voyage ★★ (2016-12-10 00:35:38)

'65年発表の、リーダー作としては5枚目でしょうか。ハンコック(p)のほか、コールマン(ts)、カーター(b)、ウィリアムス(ds)がマイルス・デイヴィスのクインテットにも在籍していたメンバー(コールマンは「元」で他は一時休止中の現役)で、そこにフレディ・ハバード(tp)が加わっています。
マイルスの影響も濃いとはいえ、ここで聴かれる音楽はマイルスの作品とはまた別種の斬新さがあり、独特。帰ってきたクーカイさんのおっしゃるように恐ろしさも美しさも兼ね備えたような音楽です。
次作の『SPEAK LIKE A CHILD』や、ウェイン・ショーターの『ADAM'S APPLE』(ハンコック参加)と並び、この数年だけの彼らの作品から感じられる独特の雰囲気が気に入って、よく聴いています。
ジャケやタイトルや曲からイメージされる青みがかった透明感や雄大さ、ストーリー性、たまに垣間見える狂気や前衛性がうまくバランスをとっています。和み、開放感があるのに緊張感もあります。
ピアノ・ベース・ドラムスはずっと一緒にやっていたのでとにかく自由自在で、そこにはまるコールマンのサックスの音色が気持ち良いです。ショーターっぽいとCD解説で言われ、さらに曲によってはコルトレーンっぽくもあるように感じますが、そりゃ同時期だし、とにかくしっかり各楽曲に合っています。
ハバードのトランペットも、マイルスとはだいぶ趣が違い、息苦しくない。(マイルスはやっぱり暗いし怖い)
ゆったり聴くにも、集中して手に汗握って聴くにも良い、バランスの取れたアルバムです。未だに代表作とされるのも納得の出来。


HERBIE HANCOCK - Speak Like a Child ★★★ (2016-12-10 00:45:54)

ジャケの美しさとタイトルの優しさ、そしてタイトル曲の美しさに降参です。
管楽器のチョイスの面白さや編曲の妙、ジャズとしての楽しさや躍動感と繊細さとのバランスにも脱帽。
非常にとっつきやすく、それでいて深みのある名盤です。


HIDE - Hide Your Face ★★ (2008-09-01 23:21:00)

ジャケ、インパクトありますよね。
「DICE」はかっこよくて、よく聴きました。
以前はヴォーカル等、激しさが足りなくていまひとつかなと思っていましたが、逆に個性的で印象に残るなと、思い直しました。
いま聴いてもユニークで刺激的なアルバム。


HIDE - PSYENCE - ERASE ★★ (2007-08-25 01:27:31)

スピーディーかつファンキーな、忙しなくもグルーヴが楽しい曲です。
こういうノリが上手く出せるとかっこいいですよね。ライヴ映えしそう。


HIGH AND MIGHTY COLOR - 傲音プログレッシヴ - "Here I am" (2008-08-26 19:33:14)

「拳突き上げろ」とか「派手にぶち壊せ」なんて可愛らしい声で歌われても迫力が全然ありませんが、そのギャップがいーのですよというファンもきっといるはず。
ライヴで盛り上がりそうな曲ですね。


HIGH ON FIRE - Blessed Black Wings ★★ (2005-11-13 20:28:00)

SLEEPの強烈なドゥームも素晴らしかったですが、こっちの轟音ロックも凄いですね。
骨太で野蛮で重量級な音が、全てをなぎ倒して暴走するような感じ。
JUDAS PRIESTの「RAPID FIRE」のカヴァー目当てで買ったんですが、親父臭い濃厚なサウンドに当てられてしまいました。
洗練された音に飽きて、ちょっと獰猛な音が聴きたくなった時に手を伸ばしたくなる作品です。


HIGHLORD - Breath of Eternity ★★ (2007-10-07 00:51:00)

メロディアスで、ドラマティックで、楽曲にしても演奏にしても、一定以上のクオリティを保った、なかなかのメタル・アルバム。
ではあるのですが……くわさんやk.s.m.2さんが指摘してらっしゃるように、あまりに「ペガサス幻想」のインパクトが強いんですよね。
それがなければ購入もしなかっただろうから、文句も言えませんが、ボーナス・トラックの印象が強すぎるのも考えものです。バンドの正統な評価が出来ない。
でも「ペガサス幻想」を英訳したものをまた和訳するという力技で、歌詞が別物になっているのが楽しいというのが、本作を購入して最も得したと思える点だったり……。
いえ、オリジナル曲も良いバンドなんですよ、確かに。


HIGHLORD - Breath of Eternity - Moonlight Romance ★★★ (2007-10-07 00:59:34)

ピアノやサックスでお洒落に盛り上げるバラードです。
切々と歌うヴォーカルが泣けます。
歌詞、そしてベタすぎるタイトルにしても、メロディにしても、さすがはイタリア人と言いたくなるほどのセンスで、メロメロです。
参りました。


HOLE - Celebrity Skin - Dying ★★ (2009-02-02 20:17:56)

穏やかで惨めで切なく愛らしい。


HOLOCAUST - Spirits Fly - The Small Hours (2007-06-20 23:59:39)

メタリカがカヴァーしたことで有名な曲です。
不気味で重々しい前半から、終盤にテンポを上げて走り出すあたりが、やはり燃えますね。
歌がもうちょっと上手かったらいいのにとも思いますが、それなりに味もあって、悪くはないです。


HOLY SAGGA - Planetude ★★ (2007-12-24 16:11:00)

'02年発表の1stフルです。
基本はキーボードを取り入れたメロディック・パワー・メタルという感じですが、ブラジル出身ということもあってか、けっこう色々な要素があって、一口でこれと決めつけられないような音楽性です。
ヴォーカルがちょっと微妙なこともあり、B級臭さはあるけれど、じゅうぶん許容範囲内。
キーボードの使い方も幅広く、ドラムもユニークで、けっこう味があって面白いバンドという印象です。


HOLY SAGGA - Planetude - Fight for Survival (2007-12-24 16:16:59)

アンドレ・マトスがゲスト参加してる曲。
マウリチオのヴォーカルがイモ臭く聴こえてしまうけれど、デュエット、けっこうサマになってます。
ドラムの引っ叩きっぷりも良いなぁ。


HOOBASTANK - Hoobastank ★★ (2006-07-04 00:29:00)

モダン・ヘヴィ・ロック系のバンドの中では、かなりメロディを大切にしたバンドです。いやもう、とってもポップ。
ラジオで1曲聴いただけでCDを買おうと思わせるだけの楽曲を書けるっていうのは、大切なことです。
今風のバンドっぽくリズミカルではあるんですが、ラップ/ヒップホップには走らずに、あくまで歌ものロックなので、それ系が苦手な人にもおすすめできます。
ほどよく哀愁が漂いつつ、元気が出る感じの曲が多いのが良いですね。
アルバムを通して良質の楽曲がしっかり収められていて、最初から最後まで楽しめました。


HOOBASTANK - Hoobastank - To Be With You (2007-08-29 00:31:09)

おしゃれな感じのラヴ・バラードです。
AOR好きの人は気に入ると思います。
こういう曲も違和感なく溶け込んでいるのが、このバンドの面白いところ。


HYBRID CHILDREN - Stardom Is Here ★★ (2007-11-21 00:35:00)

あくまで激しさや荒々しさは保ちつつも、ほど良く哀愁のメロディが組み込まれていて、どの曲もキャッチーで良いですね。
ハイブリッドという名に相応しく、ロック、パンク、ハード・ロック、パワー・ポップ等、どのカテゴリーに入れても通じそう。
ハードでキャッチーなロックが好きな人にはおすすめです。


HYBRID CHILDREN - Stardom Is Here - Like Every Day Is the Last ★★ (2007-11-21 00:39:34)

哀愁にあふれたメロディを撒き散らしながらも、ノイジーでスピード感のあるロックン・ロールです。


I MOTHER EARTH - Dig ★★ (2005-10-13 20:41:00)

最初に買った時は、あまり良さが分からずに、しばらく眠ったままになってました。
数年経って聴き返したら、かっこいいのなんのって。キザイア・ジョーンズとかズボンズとかを好きになった後だったから、すんなり入り込めました。
特にファンキーでパーカッシヴな曲は強烈で、(3)「RAIN WILL FALL」とか(10)「BASKETBALL」には、自然に身体が動き出します。
ダウナーでサイケっぽい曲もあり、かなり幅が広い音楽性ですが、そういうところも魅力的。
サンタナとかトライブ・オブ・ジプシーズなんかが好きな人にはおすすめです。昔のレッチリが好きな人にも良いかも。
音楽性は違うけど、何となく雰囲気がウォリアー・ソウルやジェーンズ・アディクションを聴いた時と似通った印象です。グルーヴィだけどひねくれてるせいかな?


I MOTHER EARTH - Dig - Levitate ★★ (2007-09-01 00:34:58)

熱い!
スケールの大きい、広がりを感じさせる曲です。濃厚。
'70年代のハード・ロックにあったような空気を感じます。


I POOH - Parsifal ★★ (2006-08-22 19:53:00)

イタリアの場合、普通のポップスでも超人的な喉と声量の歌い手がド迫力で歌っていたりするので、最初はずいぶんとソフトな歌と楽曲に、物足りなさを感じました。
『パルシファル』というタイトルから、子供のころに読んだ聖杯伝説や円卓の騎士の物語を想像し、ドラマティックなシンフォ・プログレを期待してしまったせいもあります。
(1)~(8)曲目は、ほとんどロックしていないので、メタル耳には厳しいものがあります。ただ、こういう音楽なんだと承知した上で聴き直すと、ロマンティックで暖かいポップ・ソングの数々を、しみじみ楽しむことが出来ました。
大仰なプログレッシヴ・ロックを味わうことが出来るのは、ラストのタイトル曲だけなのですが、しかしこの1曲だけでも十分満足させてくれます。
特に曲後半の、オーケストラと一緒に、溜めて溜めて盛り上がるところは、ここだけ別のバンドかと思うほどに圧巻です。


I POOH - Parsifal - Parsifal ★★ (2008-02-08 23:26:50)

イタリアならではの大らかさを感じる、まろやかで美しくも哀愁を帯びた曲。
ロマンです。


IBARAKI - Rashomon ★★ (2023-04-23 22:29:25)

TRIVIUMのMatthew Kiichi "Matt" Heafyのブラック・メタル・ソロ・プロジェクトの'22年の1stです。プロデュースはIhsahn。期待するなっていうのが無理な、ヤバい組み合わせですよね。こういうバンド、このサイトの常連さんが盛り上がってた当時なら、皆であーだこーだ取り上げて、楽しかっただろうなー。
日本語表記では、バンド名:茨鬼、アルバム名:『羅生門』、曲名:儚き必然/迦具土/茨木童子/地獄太夫/魂の崩壊/悪夢/木漏れ日/浪人/須佐之男命/海賊、のようです。
日本というルーツにアイデンティティを求めたブラックという感じなんでしょうが、中身は想像の斜め上でした。SIGHとも全然違うし、比較対象があまり思い浮かばない、暗黒メタルの異端児。
なんか、ブラック・メタルっていうよりはプログレ。バンドサウンドのくびきから解き放たれて自由奔放にアレンジしています。
題材は日本ですが、サウンドは思ったほど日本風なわけでもなく歌詞も英語です。曲タイトルになった題材のストーリー的歌詞もあれば、かけ離れた抽象的な歌詞もあり。
初聴時は全然付いて行けず、何度も聴いて評価を更新し続けている感性の鈍い私ですが、とにかく好奇心は刺激されるので幾度か再挑戦しているところです。妙にはまる。
大好きな作品というわけではないのですが、やたらと郷愁が刺激され、なんだか繰り返し再生しちゃうんです。10年後には名盤と言っているかも。
(4)「Jigoku Dayū」と(8)「Rōnin」がもの悲しくも美しく、お気に入りです。(9)「Susanoo no Mikoto」の日本語詞も微笑ましい。


ICE AGE - Waves of Loss and Power ★★ (2023-10-28 23:32:44)

アメリカのプログレ/プログレメタル・バンドの、22年ぶりの3rdアルバムです。
前2作は未聴なので比較はできませんが、メロディを大事にした適度にスリリングでほどほどにハードな音楽性は非常に心地よく、CAIROやMAGELLANやFROST*あたりと似た感覚で聴いています。
歌詞は戦争や人権問題、チベット併合について歌っているようですが、音を聴いている分には重苦しさはなく、メロディと展開の妙に浸ってしまいます。
楽曲はよく練られていて、長く複雑な構成であっても最後まで聴かせる魅力があります。全体的にまろやかな音づくりで、歌や演奏がキンキンしていないところも良いです。


ICE AGE - Waves of Loss and Power - Riverflow ★★ (2023-10-28 23:42:06)

あまりに自然に曲が流れていくのでただ身を委ねちゃいますが、これだけ色々凝った展開を盛り込んでおいて違和感を感じさせないって、実はとんでもないことなんだろうなー。
10分超の曲にも関わらず、淀みも退屈さも感じずに最後まで楽しめます。


ICED EARTH ★★ (2003-11-03 22:32:00)

国内盤も結局、来年1月の発売になったみたいですね。
ラジオで1曲聴きましたが、いや~、鳥肌ものの出来でした。
アイスド・アースって、ジューダス・プリーストって言うよりもアイアン・メイデンや初期メタリカあたりを連想させる感じのメタルだし、前任ヴォーカルの叙情性の強い歌い方が気に入っていたので、元気いっぱいのティムの声が合うかどうか心配だったんですが、杞憂でした。
無茶苦茶かっこいいですね!
発売が待ち遠しい~!
あとアイスド・アースの過去の名曲の数々を彼が歌うのを聴いてみたくてたまりません。
いま一番興奮させてくれるメタル・バンドかも。


ICED EARTH ★★ (2007-12-19 00:54:00)

うーん、なんて微妙なタイミングでの交代劇なんでしょう。
新作は続きもののコンセプト・アルバムなのに、パート1発表直後にヴォーカル交代というのはちょっと……。
リッパーもマシューも両方好きなヴォーカルだけに、更に複雑な気持ちです。
どうせマシューが戻るのなら、『SOMETHING WICKED THIS WAY COMES』からのコンセプト・シリーズはみんなマシューのレコーディングで良かったんじゃ……と思ってしまいます。
『FRAMING ARMAGEDDON SOMETHING WICKED PT.1』でのリッパーの歌唱も、相変わらず絶品で、ライヴでリッパーの歌うICED EARTHの名曲の数々を聴いてみたいという思いも膨れていたのになぁ。
いっそヴォーカル2人体制で続けてくれないかな。無茶だけど。


ICED EARTH ★★ (2008-10-10 20:27:00)

前作の続編『THE CRUECIBLE OF MAN』、何回か通しで聴きました。
相変わらずメロディアスで劇的、ダークかつメランコリックなICED EARTH流パワー・メタルで、期待を裏切りません。
復帰したバーロウの歌声も、当然ながらバンドにベスト・マッチ。
ただ……ライナーでも触れられてたけど、なんかちょっと地味?
あまりにもシェイファー節がいつも通りで、新鮮さがないせいかなぁ。
そこが良いところでもありますが。
時間のある時に、トリロジー、PT.1、PT.2と、続けてじっくり聴いてみよう。


ICED EARTH - Burnt Offerings ★★ (2005-11-07 21:16:00)

私も29さんと同じで、アイスド・アースで最も好きなアルバムです。
彼らはどのアルバムも完成度が高いし、ティム・オーウェンズ加入後の作品ももちろん素晴らしいんですが、ダークでメランコリックな部分が最も強く表れたこのアルバムの魅力は、やっぱり頭ひとつ抜けています。
まあ、ちょっと暗すぎるというので雑誌なんかでも評価は低いアルバムみたいですが、そこら辺は好みの問題。叙情性を求めれば、最高の名盤です。
前作までのスラッシュ的な攻撃性は保ちつつも、マシュー・バーロウ加入によって、ヴォーカルの歌唱力がアップしたため、多彩な表現を可能にしています。
よくメロデスやゴシックの曲に「慟哭のメロディ」という言葉が使われますが、まさにそれ。それを上手いヴォーカルが、憂いに満ちた声で情感たっぷりに歌ってくれます。
絶望的に哀しい(7)「THE PIERCED SPIRIT」からドラマティックな大曲(8)「DANTE'S INFERNO」の流れには圧倒されます。


ICED EARTH - Night of the Stormrider ★★ (2007-03-10 14:49:00)

彼らの代表作と言えばやはりこれでしょうか。
地獄から来たストームライダー達が世界を滅亡させるというダーク・ファンタジーを描いた、メタルならではのコンセプト・アルバム。
最初から最後まで劇的です。ジャケもインパクトありますね。
次作以降の作品に比べると、まだ荒削りではありますが、それもまたスラッシュ的な攻撃性を際立たせてもいて、マイナスにはなっていません。


ICED EARTH - Night of the Stormrider - Angels Holocaust ★★★ (2007-03-10 14:57:32)

カール・オルフの『カルミナ・ブラーナ』の「おお、運命の女神よ」が上手くはまっていて、インパクト絶大です。
曲の途中にはさみ込まれた女声合唱も良い効果を出しているし、劇的スラッシュの傑作です。
静と動の対比が上手い。


ICED EARTH - Night of the Stormrider - Stormrider ★★ (2007-03-10 14:53:30)

サビが印象的です。
この曲はジョン・シェイファーが歌っているんですよね。
「ANGELS HOLOCAUST」からのメドレーみたいなつながり方もかっこいい。


ICED EARTH - Something Wicked This Way Comes - PROPHECY ★★ (2007-03-10 15:01:50)

マシュー・バーロウの歌声が醸し出す哀愁がたまらない前半から、スラッシュ的な攻撃性を発揮する後半への流れが秀逸です。
とにかく哀愁、哀愁です。


ICED EARTH - The Glorious Burden ★★ (2007-03-05 01:04:00)

ICED EARTHの冷たい哀愁を感じさせるヘヴィ・メタルには、マシュー・バーロウの哀感の強い歌声がぴったりだったので、最初はリッパーの元気すぎるヴォーカルにちょっと違和感を覚えました。
しかし聴けば聴くほど、この新生ICED EARTHにも惚れてしまいました。これはこれで、やはり凄いバンド、凄いアルバムですね。ドラマティック・メタルの最高峰と言っても良いくらい。
先に元気すぎると書きましたが、歌詞を考えれば、いつもの絶望ファンタジー系ではなく、歴史上の戦争を描いた今回のアルバムには、熱い情熱の滾るこのリッパーの歌唱こそがぴったりだとも思えます。
1曲目からもうずっと濃厚ですが、やはり本編ラストのゲティスバーグ3部作は圧巻ですね。5thアルバムにも3部構成の組曲がありましたが、あれより10分も長い。それでいて、全く退屈せずに聴けてしまう。
ジョン・シェイファーの書く曲はいつもながら素晴らしく、良いメロディが満載です。
密度の非常に濃いアルバムなので、聴くのに体力がいりますが、ドラマティックな楽曲を圧倒的な歌唱力を持ったヴォーカルが歌うメタルを聴きたいという人は、心からおすすめできます。


ICED EARTH - The Glorious Burden - Gettysburg(1863) ★★★ (2007-03-10 15:11:43)

3曲で30分を超える組曲です。
マーチング・バンドやオーケストラを導入して、ひたすらドラマティックに南北戦争におけるゲティスバーグの戦いを描き出します。
この大仰さはマノウォー並みですね。
ジョン・シェイファーのこだわりまくった曲構成も凄ければ、リッパーの表現力の高さも凄まじい。
確かにドラマティック・メタルの究極形です。


IGGY AND THE STOOGES - Raw Power ★★ (2005-10-29 21:04:00)

歪んだ荒々しいサウンドがとっても気持ち良いです。
30年以上前のアルバムだけど、いま聴いても色褪せてないし、現在の基準でも十分ヘヴィで迫力があります。本人監修によるリマスタリングが功を奏してる部分もあるんでしょうか。
ワイルドで激しいロックが好きなら、気に入ると思います。


IGGY AND THE STOOGES - Raw Power - Death Trip ★★ (2007-08-10 00:57:22)

ガチャガチャ、ギャンギャンしたぶっ壊れロックっぷりが、いま聴いてもヘヴィです。


IHSAHN - After ★★★ (2021-02-28 19:22:52)

IHSAHNのアルバムはどれを聴いても実験精神旺盛で、内容も千変万化するので、いつも「面白いことやってんな~」と思うのですが、バランスで言うとこのアルバムが一番素直に「かっこいい! 個性的!」と感じられました。
まず曲がどれもこれも良い。そしてサックスが見事に効果を上げています。実に刺激的。(ロック・リスナーはサックスを軽視しがちですが、コルトレーンやジョン・ゾーンを聴けばわかるように、サックスの暴虐性は時にエレキギターを凌ぎます)
この手の音楽って、「音は奇抜で興味深いけど曲として魅力的かと言われれば・・・」というものが多い印象があります。でもこのアルバムの楽曲はアレンジが絶妙な上、ちょっとしたリフのメロディすら耳を惹くので、退屈しません。
まあ、ブラック・メタル的な狂気や暴虐性を求める人にはおすすめしません。けれども、「誰もやらない斬新な音楽」を追求し続ける姿勢は「プログレ」の権化のようで、個人的にはリスペクトせずにいられません。
このアルバム、たぶん30年後に聴いても新鮮ですよ。


ILL NINO - One Nation Underground ★★ (2008-11-03 19:29:00)

昔のリンキン・パークを更にヘヴィにして、ラテン風のパーカッションとギターを絡めた感じ、という印象でした。
メロディづくりも上手いし、アイディアも良いと思います。
しかしせっかくラテン音楽という特色を追加しているのに、それが味つけ程度で、その他のメロディやリフが普通すぎる気も。パーカッションやギター・ソロを抜いたら、同系統のバンド群と区別がつけにくいです。
でもキャッチーなメロディがつくれる分、ソウルフライ以上に面白いバンドになれる可能性があると思うので、期待してます。


ILL NINO - One Nation Underground - My Pleasant Torture ★★ (2008-11-03 19:34:52)

哀愁の歌メロに、歌詞がまた泣けます。
余計なヘヴィ・パートが挟まらないとこも良いです。
スパニッシュな感じのギターも印象的。


IMPELLITTERI - Answer to the Master ★★ (2008-05-02 23:40:00)

彼らの作品で、聴いた中では1番好きなアルバムです。
メロディが好みの曲が多く、いつ聴いても気持ちいい。


IMPELLITTERI - Answer to the Master - Warrior ★★ (2008-05-02 23:45:15)

歌メロが特に好きな曲です。
リフもキャッチーで、レインボウが好きな人にはたまらないものがあると思います。


IMPELLITTERI - Eye of the Hurricane ★★ (2005-11-18 22:02:00)

コンパクトな佳曲がけっこうバランス良く収録されている、完成度の高いアルバムです。
いつもいつもワン・パターンと批判される彼らですが、このくらいのヴァラエティがあると、飽きなくて良いですね。
ロブ・ロックの歌メロとクリス・インペリテリのギターの組み合わせは、いつもながら相性抜群です。
速弾きばかり注目されることが多いですが、リフや歌メロの良さこそがこのバンドの魅力だと思います。グラハムよりはロブの方が歌メロが好き。


IMPELLITTERI - Screaming Symphony - 17th Century Chicken Pickin' ★★ (2008-05-02 23:32:37)

清々しいまでの速弾き連発が爽快です。


IMPELLITTERI - Stand in Line - Stand in Line ★★ (2008-05-02 23:54:29)

強力なヴォーカルなのにやたらポップなメロディというギャップにびっくりします。
しかし曲は文句なしに素晴らしい。


IMPERIAL DRAG - Imperial Drag ★★ (2007-08-08 00:59:00)

JELLYFISHのロジャー・マニングとエリック・ドーヴァーが結成したバンドの、'96年発表の1st…というか、唯一のアルバム?
当然のようにTHE BEATLESの影響下にあるポップなメロディも聴けますが、JELLYFISHと比べると、よりシンプルでハード。グルーヴィーな演奏は、しっかりロックしています。ちょっとグランジの影響も受けていそう。
まあシンプルと言っても、一癖も二癖もあるひねくれポップ・ロックであることには変わりないのですが。
メタラー的には、エリック・ドーヴァーはSLASH'S SNAKEPITの1stで歌ってた人、という印象の方が強いでしょうか。
好みで言うとJELLYFISHの方がよりメロディが充実していて良かったと思いますが、こちらもやはり濃厚で、捨てがたい作品です。


IMPERIAL DRAG - Imperial Drag - Crosseyed (2007-08-08 01:06:57)

リフが面白い曲です。
ブリット・ポップあたりに近い感覚で聴けます。アメリカのバンドとは思えない。
初期のブラーとか好きな人は、はまるんじゃないかな~。


IN FLAMES - A Sense of Purpose ★★ (2013-09-28 22:40:45)

前作があまりにも傑出していて、その衝撃から抜け出せずに聴いたため最初は印象が薄く、今頃になってから、はまっています。
涙腺を刺激するメロディはそのままに、幅広い曲調を無理なく取り込み、デジタルもアコースティックもごちゃまぜなハイブリッド・メロデス。
以前から色々やってきていますが、どんどんこなれて違和感がなくなってきています。安住せず常に実験を繰り返す姿勢が好ましいですね。
作曲能力の高さと、個性の強さに改めて感服しました。


IN FLAMES - A Sense of Purpose - Move Through Me (2013-09-28 22:48:08)

およそメロデスらしくないリフに、不思議に浮いたキーボードのフレーズ。
ジャンル横断的な曲なのに違和感なくアルバムに溶け込んでいるところが、彼らの懐の深さでしょうか。
前後の曲とのつながりも好き。(というか、前後の曲もやはり単純にメロデス的ではないところが面白い)


IN FLAMES - Clayman - Square Nothing ★★ (2007-09-12 23:24:34)

どれだけ展開しても、次から次へと魅力的なメロディを紡ぎ出していくのが彼ららしいです。
うーん、ドラマティックだ。


IN FLAMES - Colony - Ordinary Story (2008-03-15 23:54:33)

歌いだしからクリーン・ヴォイスというのが、新鮮でした。この頃から徐々に現在のような歌唱法を模索してたんでしょうね。
絵に描いたような静と動の対比も、はまってます。


IN FLAMES - Come Clarity - Come Clarity ★★ (2007-09-12 23:28:56)

ギター・ソロ、絶品です。
どれだけ変化しても、やっぱりメロディこそがこのバンドの肝ですね。
歌メロもなかなか。


IN FLAMES - Foregone ★★★ (2023-11-03 23:08:10)

んーと、このアルバム、以前に誰か登録して発言されていらっしゃいませんでしたか?
見覚えあった気がしたのですが、発言しようと思ったらアルバムの一覧にありませんでした。勘違いかなぁ?
とりあえず新規で書き込みます。
'23年14thです。
冒頭で初期作を彷彿とさせるフォーキーなインストからいかにもメロデスな2曲目が始まった途端、ガッツポーズした人も多かったんじゃないでしょうか。
とはいえ、全体的には脱メロデスを更に推進した実験作です。
事前に "初期メロデス期への回帰" "これぞイエテボリ・サウンド" みたいにアナウンスされていましたが、その売り方はだめでしょう。
ほとんどの曲はノーマル・ヴォイスが入り、途中でスピード・ダウンし、メロディアスに歌い始めます。また、最後までグロウルで通す曲もありますが、全然昔のメロデスではありません。
昔ながらのアレを求めて聴いたらがっかりしちゃいますよ。でもさらなる前進を求めるリスナーにはきっと素晴らしい名盤。
いやー、攻めてくれますねー。類型とは無縁のユニークな曲がずらりです。面白くて何度もリピートしちゃいます。
彼らの形容に「オルタナティヴ」という枕詞が使われることが増えている気がしますが、ほんと、「このバンドにしかできない、主流メロデスとは決定的に異なる」個性派メタルです。4~6曲目の流れには感涙でした。
もっとどんどんやってほしい。どんなに変化しても、曲が魅力的だから全然退屈しない。リズムもメロディも音づかいも歌唱法も、アイディアが活きています。


IN FLAMES - I, the Mask ★★★ (2021-01-03 00:29:15)

IN FLAMESはかれこれ20数年間聴き続けてきたバンドで、確固たる個性を保ちながらも「メロディック・デスメタル」という枠に囚われず常に冒険や実験を繰り返して変化を恐れない姿勢に心酔しています。特にそれが8thアルバムで究極ともいえる形で結実した時には、震えるほど感動しました。
それ以後も色々と模索しつつ様々なファン層を切り拓いてきていますが、あまりにも毎回良い曲が多すぎて感覚が麻痺し、名盤なのかいつも通りなのかわからなくなってしまいます。他のバンドであれば大傑作だと太鼓判を押す水準のアルバムでも、彼らだからともっとハイレベルなものを要求してしまうという身勝手さ。
さて、このアルバム。
いつもながら曲は素晴らしい。余裕で90点はいきます。
で、タイトルがなんか面白いぞ。印象度プラス1点。
ジャケのアートワークがなんかかわいいなぁ。印象度プラス2点。
あれれ、発売1周年で『I, The Mask (Arcade Version)』なんておかしなものが配信されているぞ。え? 8bitミュージック・ヴァージョン? ジャケも音楽もファミコン(昔のゲーセン)じゃん!? センスさいこーダヨコレ。プラス10点。
結論。実は合わせ技100点超えの超名盤でした・・・

・・・まあ冗談はさておき、8bitのレトロ・コンピューター・ミュージックにアレンジしても心揺さぶられるくらいに曲自体が良いんですよ。
(2)「I, the mask」を筆頭に、キラー・チューンと言えるものが次々と繰り出され、哀愁と盛り上がりのバランスも良くて、非常に楽しめます。
私の場合メロデスへの未練はもうなくて、「オルタナティヴ」的なものは'90年代からずっと好物なので、初期ファンとは音楽的好みが違うとは思いますが、本当に良いアルバムだと断言します。


IN FLAMES - Lunar Strain ★★ (2008-03-15 23:36:00)

いま聴き返せば多少の垢抜けなさも感じますが、1stからこれだけ独特の個性を発揮しているのは凄いですね。
実験性も強く、それでいて北欧ならではの哀メロは悶絶もの。文句なしの名盤です。
しかし1曲目の「BEHIND SPACE」が3rdにも4thにも収録されていたため、聴き飽きてしまったのが個人的に少し残念な点。


IN FLAMES - Lunar Strain - Starforsaken ★★★ (2007-09-10 01:29:51)

情緒あふれる北欧トラッド風味のイントロから、暴虐のデスメタルへ。
初めて聴いた時、あまりに衝撃的な展開にぶっ飛びました。
このセンスは凄いです。


IN FLAMES - Reroute to Remain: Fourteen Songs of Conscious Insanity - Metaphor ★★ (2008-03-15 23:42:39)

事前情報がなければ、一聴してIN FLAMESの曲とは気づかないでしょうね。
ある意味過激で挑戦的な曲とも言えます。
しかし彼ららしい美しいメロディの聴ける、叙情的な名曲です。アレンジも素晴らしい。


IN FLAMES - Soundtrack to Your Escape ★★ (2008-03-15 23:59:00)

前作での変化も鮮やかでしたが、さらにキーボードやサンプリングが効果的に使われていたり、おや、と思うような、それまでにないメロディやアレンジが顔を出したりして、面白いアルバムです。


IN FLAMES - Whoracle ★★ (2005-11-19 19:57:00)

メロデスとしての彼らの作品では、このアルバムが一番好きです。いや、今のところの全作品で一番好き。メロデスを脱却した最近の作品も良いですが。
疾走曲よりもミドル・テンポの曲の方が、彼ら独特の哀メロが映えると思います。
いま聴くと洗練度合いはいまひとつですが、ちょっと垢抜けないところも味わいになっています。


INCUBUS - Morning View - Aqueous Transmission (2008-11-03 19:21:19)

どこまでが生楽器で、どこまでがシンセ/サンプリングか分かりませんが、アジア風というか中国的というか、面白いアレンジで聴かせてくれます。
穏やかで、幽玄な雰囲気さえも感じさせて、最後は蛙の鳴き声でまったり終わる。癒し系です。


INFECTIOUS GROOVES - The Plague That Makes Your Booty Move... It's the Infectious Grooves ★★ (2008-10-24 20:47:00)

SUICIDAL TENDENCIESのマイク・ミューアーとロバート・トゥルージロが中心になってつくったバンドの1stです。'91年発表。
JANE'S ADDICTIONのステファン・パーキンスも参加。
「パンクファンクラップメタルオルタナティヴ」なんて表現してたようですが、そういう感じの、ファンキーなミクスチャーです。SUICIDAL TENDENCIESよりもふざけてて、JANE'S ADDICTIONよりもストレート。
はちゃめちゃで勢いがあって、パワフルかつテクニカル。陽気でノリノリなのが好きな人におすすめです。
基本タテノリで、スピードもある曲ばかりなので、かったるくならないのが良いです。


INFECTIOUS GROOVES - The Plague That Makes Your Booty Move... It's the Infectious Grooves - Therapy (feat. Ozzy Osbourne) (2008-10-24 20:50:28)

ヴォーカルでオジーが参加。けっこうはまってて面白いです。
本人もノリノリだったんでしょうか。
この時はまさかトゥルージロが後でオジーのバンドに入るなんて、誰も予想してなかったでしょうね。


IRON MAIDEN - Fear of the Dark - Fear of the Dark ★★★ (2005-10-25 19:09:33)

アイアン・メイデンの曲の中で最も好きな曲です。
メロディの美しさ、曲の持つ雰囲気には完全に降参です。まさに超名曲。
特にライヴ・ヴァージョンには肌が粟立つほどの感動を覚えました。


IRON MAIDEN - Iron Maiden ★★ (2007-06-21 00:40:00)

メタルなんて全然聴かない(でも筋肉少女帯は聴いてたか)後輩が、このアルバムを聴いて一発でかっこよさに惹かれ、(その当時)20年近くも前の作品なんだと教えたら、ずいぶん驚いていたことが印象に残っています。
パンク以降の勢いと荒々しさを持ちながら、ドラマティックでメロディアス、そしてヘヴィ・メタルならではのリフ攻撃のかっこよさ。
私がこのアルバムを聴いたのは'90年代後半で、それまでにもっと激しいバンドもメロディアスなバンドも数多く聴いていたにも関わらず、あまりの素晴らしさに完全にKOされました。
名盤、名曲というのは、本当に時代を超えるものですね。
それにしても作品の完成度はもちろんのこと、彼らならではの個性がこの1stで既に確立されているというのは、驚異的です。


IRON MAIDEN - Iron Maiden - Iron Maiden ★★★ (2007-06-21 00:27:49)

初めて彼らの曲を聴いたのが、ラジオから流れてきたこの曲だったので、強い思い入れがあります。
それまではバンド名とかがあまり好きじゃなくてチェックしてなかったんですが、「こんなに印象的なリフを書くバンドだったんだ!?」と衝撃を受けました。
いま聴いてもやっぱり名曲。


IRON MAIDEN - Killers - Purgatory ★★ (2023-06-11 21:03:13)

リフが変奏も含めて全て魅力的、粗削りながら勢いと疾走感が抜群、最後まで脚韻を踏み倒す歌詞も歯切れ良く、吐き捨て型歌唱とベストマッチ。
これぞメタル。名曲です。


IRON MAIDEN - Killers - Wrathchild ★★★ (2016-12-24 16:12:08)

たまにふと、頭の中に蘇って、延々とリピート再生されて困る曲です。
中毒性の高い独特のノリに降参です。


IRON MAIDEN - No Prayer for the Dying - Public Enema Number One (2023-06-11 21:22:29)

どこのアニソンですかみたいなイントロのクサクサツインギター、大好きです。
全体的に見ると、けっこう色んな要素があって一筋縄ではいかない曲。でも、かなり好みの部類です。


IRON MAIDEN - Senjutsu - Darkest Hour ★★ (2023-06-11 21:40:23)

ギター・ソロが泣き泣きのメロメロで大好きです。


IRON MAIDEN - Senjutsu - The Writing on the Wall (2022-05-05 21:20:51)

トラッド/フォーク風味を取り入れたブリティッシュHR的な曲。
和みます。


IRON MAIDEN - Somewhere in Time ★★ (2005-11-10 20:32:00)

アイアン・メイデンは(ブレイズ時代も含めて)どのアルバムから聴いてもこれぞアイアン・メイデンって感じで出来が良いですが、メロディの充実度合いはこのアルバムが一番だと思います。
最近はもうメイデン節には慣れきってしまい、新作を聴いても新鮮な感動やスリルはほとんど感じませんが、このアルバムで聴けるメロディの数々は、初めて聴いた時からずっと好き。
特に(5)「長距離ランナーの孤独」と(7)「デジャ=ヴ」はベタベタなギター・メロディだけど、そこがたまりません。絶品。


IRON MAIDEN - The Number of the Beast - Hallowed Be Thy Name ★★★ (2023-06-11 21:53:59)

歌詞とこの重々しいメロディの親和性、絶妙なテンポ設定、オープニングからエンディングまでの完璧な展開と終わり方。
溜息しか出ません。まさしく超名曲です。
余計なこと考えず、ただメロディの良さだけで論じても、素晴らしいとしか言えません。


IRON MAIDEN - The X Factor - Sign of the Cross ★★ (2007-06-24 23:24:55)

11分という長さを感じさせない、ドラマティックな名曲です。
英国ならではの翳りと、これぞメイデンという魅力的なメロディにあふれていて、素晴らしい。
ブレイズの声も、ぴったりです。疾走曲以外合わないなんて言われたりしている彼ですが、こういう荘厳な曲にもマッチしています。


IRON MAIDEN - The X Factor - The Edge of Darkness ★★ (2023-06-11 21:29:11)

暗い曲と荒々しい曲にはブレイズの歌唱がよくはまります。この曲なんか、全然不満はないなぁ。
抑え目に始まって盛り上げる展開が大好物なので、とてもドラマティックに感じ、聴き入ってしまいます。


IRON MASK - Diabolica - All for Metal (2017-04-29 23:05:14)

アップ・テンポで、キャッチーかつ勇壮なメロディを聴かせる佳曲です。
往年のジャーマン・メタル(昔のHELLOWEENやCHROMING ROSE)を彷彿とさせる歌メロにニンマリさせられます。


IRON SAVIOR - Iron Savior ★★ (2007-10-17 00:25:00)

いかにもなジャーマン・メタルで、期待を裏切られることなく楽しめます。'97年発表。
アトランティス伝説と衛星軌道兵器を扱ったSFコンセプトのストーリーも、ワクワクさせてくれます。
ボーナス・トラックも、ジョニ・ミッチェルとジューダス・プリーストのカヴァーというのが美味しいですね。


IRON SAVIOR - The Landing - Heavy Metal Never Dies ★★ (2017-04-29 22:48:18)

ミドル・テンポで雄々しいメロディのメタル賛歌はあまたあれど、これほどグッと来るものはなかなかありません。
妙に心を揺り動かし、込められた熱い情熱にウルウルさせられてしまいます。


ISIS - Panopticon ★★ (2006-04-26 23:04:00)

航空写真っぽいアートワークは、このアルバムのテーマであるパノプティコン(一望監視施設)を象徴しているんでしょうか。
ボドムっ子さんがおっしゃるように、プログレっぽいですね、これは。
ミニマル・ミュージックとか、アンビエントなんて言葉が浮かんで来ます。普段、ロックを聴かないっていう人でも聴けるかも。
一応ヘヴィ・ロックなんでしょうけど、けっこう透明感や開放的な感じ、浮遊感などが感じられます。
ルーツはハードコアということで、ヴォーカルも濁声(ほとんどデス声)ですが、サウンドは全体的に美しいとさえ言えます。
ヘヴィ・メタルを期待して聴くと厳しいと思いますが、スローな反復音楽も好きだっていう人にはおすすめできます。


ISIS - Panopticon - So Did We (2008-02-17 15:49:59)

ゆったりとしながらも壮大で叙情的な音世界。
リフはヘヴィだし、ヴォーカルは叫んでいるのに、透明感を感じます。


JACULA - Tardo Pede in Magiam Versus ★★ (2005-12-20 00:45:00)

イタリアの暗黒プログレ(?)バンドの'75年発表のアルバムです。邦題『サバトの宴』。
B級デス・メタル・バンドにしか見えない屍肉喰らいジャケがインパクト強すぎです。ブラック・サバスの1stに匹敵する不気味さ。
中身はまるでホラー映画のサントラです。夜に1人で聴いていると怖いです。パイプ・オルガンによる荘厳かつ威圧的な演奏と、女性ヴォーカルのイタリア語の呪文のような詠唱や呟きが、おどろおどろしいです。
初めて聴いたのは友人の当時高校生の弟くんのコレクションからだったんですが、一発でインパクトにやられました。なんで彼はこんなもの持ってるんだ?とびっくり。「こりゃ買わなきゃ」と思ったあたり、当時の私も相当キワモノ好きだったのかなぁ。
あまり一般にはすすめられませんが、ブラック・メタルとかゴシックが好きな人は気に入るかもしれません。


JAMES LABRIE'S MULLMUZZLER - MullMuzzler 2 ★★ (2006-08-23 20:54:00)

↑で皆さんおっしゃってますが、DREAM THEATERよりもジェイムス・ラブリエの魅力が引き出されている感じで、とても楽しめます。
曲調は多彩ですが、全体的に無理が少なく、伸び伸び歌っている感じがします。
アートワークは気持ち悪いし、歌詞はけっこう暗いのが多いですが、声には温もりが感じられ、雰囲気が優しいアルバムだと思います。
お気に入りは(4)「FALLING」と(9)「LISTENING」です。
いっそプログレやメタル要素を最小限にして、ポップスやバラード・アルバムなんかのサイド・プロジェクトをやってくれないかなと、これを聴いて思いました。


JAMES LABRIE'S MULLMUZZLER - MullMuzzler 2 - Listening ★★ (2007-04-22 00:06:45)

ジェイムス・ラブリエの優しい歌声に切なくなります。
全然メタルじゃないけれど、大好き。


JANE'S ADDICTION - Nothing’s Shocking ★★ (2008-10-24 20:21:00)

'88年発表の、メジャー・デビュー作。
当時は「メタル・ファンク」と言われてたようですが、あまりにも個性的で、まさしくオルタナティヴなロックという印象です。
歪んだ諧謔性たっぷりで、ファンクとかサイケに何か変なのが混ざってて、とっつきにくくも中毒性があります。
はまるのに数年かかりました。でも、とっても刺激的。


JANE'S ADDICTION - Nothing’s Shocking - Ted, Just Admit It… ★★ (2008-10-24 20:30:09)

うーん、なんて奔放な。
整合性やら分かりやすさとか、一般受けとか、そんなの関係ねぇってくらいやりたい放題。
過激です。


JANE'S ADDICTION - Ritual de lo habitual - No One’s Leaving (2007-08-11 00:52:25)

ベースが目立ってます。
ノリノリでかっこいいけど、やっぱり変。


JASON BECKER - Perpetual Burn - Altitudes ★★ (2008-07-19 11:09:26)

叙情的なメロディが詰め込まれた、泣きまくりの1曲。
様々な表情を見せて変化していくギターの表現力には驚きます。


JASON BECKER - Perspective ★★ (2006-01-21 21:28:00)

1stと比べて、ずいぶんとメタル色は薄れましたが、その分、自由な音楽的広がりを得たような作品です。これは幅広い人におすすめできる作品ですね。
ALSという病にかかりながら、これだけ温もりを感じさせる音楽をつくった心の在り方には感動を覚えます。悲壮感より、音を楽しむポジティヴな気持ちが伝わります。
皆さん挙げてますが、(4)「END OF THE BEGINNING」は本当に美しい。私はちょっと前作収録の「AIR」にはそれほど感動できなかったのですが、この曲は好きです。
なんとなく、この人が病に冒されずにいて、YOSHIKIあたりと組んで作曲したら、面白いものが聴けたかもな~なんて思いました。
1曲1曲、楽器やメロディの使い方がガラッと変わるので、ジェイソンの引き出しの多さに驚かされます。クラシカルなのはもちろん、エスニックだったり和風だったり、ブルージーだったりと。
場合によっては散漫にも聴こえるかもしれませんが、飽きが来なくて聴くたびに新しい発見のある、味わい深い作品です。その日の気分しだいで、お気に入りの曲が変わる感じで、全曲好き。


JASON BECKER - Perspective - End of the Beginning ★★★ (2008-07-19 11:02:08)

暖かさを感じさせる、美しい曲です。
変に凝りすぎたアレンジをしないで、あくまでメロディを判りやすく伝えているところに、好感が持てます。
普通のロック・ギタリストが書くような曲ではないでしょうが、ロック・ギタリストならではの表現だなぁとも思えたり。
音楽を表現する方法というのは、想像以上に数限りなくあるんだなと思わせてくれます。


JAY-Z - The Blueprint ★★ (2016-12-26 21:14:43)

'01年発表の6thアルバムです。ものすごく器用な人で、彼のアルバムは基本的にどれを聴いても外れがないという印象があります。特に3まで出ている『ザ・ブループリント』のシリーズはどれも良いのですが、今のところ一番好きなアルバムはこれです。
サンプリング・ソースの人懐っこさやサウンドづくりの心地よさ、曲順や全体構成の巧みさから、グイグイ引き込まれて聴いてしまいます。
ゲストが控えめで主役のラップがたっぷり聴けるところも嬉しい。ストレスのないバランスの取れた良作です。


JEAN SIBELIUS - SYMPHONIES - 交響曲第3番ハ長調OP.52 ★★★ (2012-07-02 22:31:18)

シベリウスは交響曲第2番が好きで好きで、そればかり集めて聴いていたのですが、改めてこの3番に向き合ってみると、これほど哀切なメロディが味わえる交響曲もそうそうありません。
特に第2楽章がお気に入り。どっぷりひたってしまいます。ブラームスの4番の第1楽章やドヴォルザークの8番の第3楽章と同じくらい好きです。