タイトルがあまりにおかしいので1票。この曲は逆立ちして聴かなきゃいけません(笑)。楽しい曲だけどギターソロ、ドラムソロといろいろやってくれます。SLADEが1974年に発表したアルバム"Old New Borrowed and Blue"のアメリカ盤タイトルから拝借したようですが、カバーではなくケヴィン作曲のオリジナルです。
CSN&Yとなった1970年3月リリースの2ndアルバムより同年5月にCS&Nから通算4thシングルとしてカットされ、全米16位まで上がったGRAHAM NASH作曲&ヴォーカルの穏やかなバラード。彼がHOLLIES在籍時に書いた曲らしくとても爽やかで平和を感じさせますが、大人と子供、親と子について大切なことを歌っています。世代の断絶に悩む親と子の両方に互いの生き方を認めてあげるよう促しながら"~ and know they love you."と締めくくります。GRATEFUL DEADのJERRY GARCIAがスティールギターで参加。また翌'71年英映画"小さな恋のメロディ"のエンディングテーマに採用、BEE GEES以外で唯一同映画に使われた曲となりました。
音質的には1stの続きで、この適度な軽さがイイんだよね。本作の売りはヒットこそしなかったけど80年代ハードポップの超名曲と言えるタイトルトラックかつOPテューン。更にコレクター好みのことを言うと日本盤(青ジャケ)と輸入盤(赤ジャケ)でメタルガールのポーズが異なり、ジャケ以外にも収録曲が1曲だけ違ってたりする。そう、輸入盤ではかの"We're An American Band"のカバーが聴けるのだ、必聴! と言いたいけど、今やどっちも入手困難だもんなァ。
オリジナル・アルバムは遠い昔に廃盤になっていて入手困難と思われます。ベスト盤は過去に「~ FEATURING ERIC CARMEN」と題したものが出ていますが、お薦めはこちら2004年発売の最新の方。何と言っても収録曲数が倍ですからね。30年余り前の元祖パワー・ポップ(ということにされているようです)・サウンドをお楽しみ下さい。なお、オールド・ファンの皆様、残念ながら木イチゴの香りは付いていません。
1985年5月リリースの22thシングル。サザンのマジソングでは最も歌詞が美しい、別れ行く女性への未練を女々しく歌ってるのに"夢出づる人魚のような思い出"やら"波音は情事のゴスペル"って何故かパーティ気分も感じさせます。で、"女晴れ"ってどういう天気? チェリーボーイだった自分には分かりません(ウソ)、まぁこれも深い意味は無いということで。また"湘南御母堂"とは桑田による造語ですがBEATLESの"Let It Be"に登場するPAULの亡母"Mother Mary"に由来するとも。そんなこんなでオリコン最高位は4位と、20位台の曲もポツポツあった当時の中でかなり持ち直しました。