タートルズのヴァージョンがシングルヒットになったこの曲をママス&パパスもカバーしていました。デビュー当時からメンバーオリジナル曲が主体だった彼らが敢えてこの曲を?と思いますが、あの時代いい曲はみんなで分かち合って演りましょうみたいな自由な雰囲気があったのでしょうね。作曲者STEVE BARRIとP. F. SLOANが在籍したレーベルメイトのグラス・ルーツによるヴァージョンより更にソフトな仕上がりとなった名カバーです。
SMOKEY ROBINSON & THE MIRACLES 時代最大のヒット曲が1970年の"涙のクラウン"。全米・全英とも1位。同じ邦題の曲が GARY LEWIS & THE PLAYBOYS にもあるが、そちらは Everybody Loves A Clown で1965年にヒットした別の曲。いずれも crown ではなく clown であることに注意なのだ。
本作の邦題が「素晴らしき門出」、日本で当初紹介されたユニット名がニュー・モンキーズ? THE MONKEES のカテでレビューして良いのかと思いつつ、結局仕方なくここに登録してしまった(汗)。75年にモンキーズのオリジナルメンバーであったミッキー・ドレンツ、デイビー・ジョーンズとソングライターコンビのトミー・ボイス&ボビー・ハートが集って結成したユニットが、先行シングル I Remember the Feeling に続いて76年初頭に発表した唯一のスタジオアルバム。 内容は聴いて頂いたらお分かりの通り、モンキーズの流れを汲みながらも70年代ど真ん中にアレンジされた極上のアメリカンポップスである。シングルは3枚。 I Remember the Feeling / You and I Right Now / You Didn't Feel That Way Last Night I Love You / Savin' My Love for You トミー、そしてデイビー亡き今、一層の輝きを放つ耳に心地良い一作だ。
何故か本国では外した反面USチャートでは24位まで上昇するヒットとなった1964年6月リリースの6thシングルです。それまでのシングルはチャック・ベリーなどのカバーばかり-この曲と同時リリースのCarol、It's All Over Nowもカバー曲-でしたがようやく初の自作オリジナル曲が出ました。当時主流だったビシバシのマージ―ビートではなく、ちょっと一息ついたポップさ加減で安心できますね。まさに折に触れて"coming back"したくなる一曲です。
TYGERS OF PAN TANG や サザンなどがカバーしている「恋の特効薬」のオリジナルがコレだ!と思いきや、実は1959年、アメリカのクローバーズのバージョンが最初でした。サーチャーズはその4年後に1stアルバム中でカバー、翌年シングルカットされ全米3位をマークしたからこちらの方が有名なのも無理はないですネ。
"花はどこへ行った"…オリジナルはアメリカ人PETE SEEGERが1955年にリリースした超有名な反戦ソング。'60年代初頭にTHE KINGSTON TRIOやPETER, PAUL AND MARYがカバーして広く知られるようになりましたが、当サイトにはそれらの登録が無いので他のカバーを早い順に紹介していきます。まずはLove Potion No. 9などのヒットがある英国マージビートバンド、1963年の本国デビュー作でカバー。至って素直なカバーで好感が持てますね。本作には他にもアメリカの主にR&Bのカバーが収録されていますから注目ですよ。
今さらですが、正確なバンド名はTHE STEVE MILLER BANDなんですね。いずれにしても70年代後半「鷲の爪」「ペガサスの祈り」の2作にはかなりハマりました。で調べていくと、デビューは1967年の超ベテランだったという…。'82年"ABRACADABRA"の大ヒットを最後に、名前を聞かなくなって久しいですね。今どうしているんでしょうか…。