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MK-OVERDRIVEさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 3801-3900

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MK-OVERDRIVEさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 3801-3900
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SLAUGHTER - Stick It to Ya - Spend My Life ★★★ (2009-08-28 19:46:16)

リズミカルなのに哀愁も持ち合わせている微妙なロックバラード。MARKの爬虫類声も抑え気味で聴き易い、実にストレートなラヴソングで宜しいかと。


SLAUGHTER - Stick It to Ya - That's Not Enough ★★ (2009-08-28 20:09:01)

前曲にも増してスローだけど、音の厚みはこっちの方が手応えありますね。ちょっとポップでもあるし。


SLAUGHTER - Stick It to Ya - Thinking of June (2009-08-28 19:51:19)

1分ちょっとの哀愁アルペジオ。彼等が6月に何を思ったのか、知る由がありませんので。


SLAUGHTER - Stick It to Ya - Up All Night ★★★ (2003-11-25 01:41:35)

まさしく徹夜で遊びまくる時のBGMにしたいナンバーだい! うとうとしかけてサビに移るところの掛け声で目が覚める、酔いも醒める。


SLAUGHTER - Stick It to Ya - Wingin' It (2009-08-28 20:37:12)

再び1分ちょっとの、こっちはアカペラです。それもあまりお上品ではなさそうな。


SLAUGHTER - Stick It to Ya - You Are the One ★★★ (2009-08-28 20:12:35)

あの時代が最高に好きな自分にはたまらない超名曲です! メロディ、アレンジ、どれを取っても1990年そのもの。


SMALL FACES - There Are But Four Small Faces - Tin Soldier ★★★ (2018-02-27 08:00:00)

今(2018年)からちょうど半世紀前の67年末にリリースされ翌年全英9位を記録した曲。アメリカンオンリーの自分はLOU GRAMMのカバーバージョンで知ったが、このオリジナルもロックがロックらしかった時代の気迫に満ちている。


SOUTHERN ALL STARS - 10ナンバーズ・からっと - Let It Boogie ★★★ (2024-08-08 01:26:55)

"女呼んでブギ"の続編? "そんな淫らな女それが好きなのあたしゃ"まで聞いた所であたしゃこれだよこれと喜び勇んだ典型的な桑田ワールド、まさに"言いたい放題やり放題"な曲。ロックンロールでありブギ・ウギであり歌詞に出てくる通りひたすらアカるいジルバでもあります。歌詞を変えて"ザクトライオン"のCMに使われたり1984年にはオカマタレントのKINYAがカバーしたりと密かに人気を誇るニッチな曲。そして次曲が更に凄いという流れがもう堪りませんなぁ。


SOUTHERN ALL STARS - 10ナンバーズ・からっと - いとしのエリー ★★★ (2006-10-03 01:50:27)

1979年3月リリース、オリコン最高2位の大ヒットになった初期の代表曲。当時はコード進行が不自然だとか言われてました。初のバラード・ヒットということも含め、"You Taught Me How to Speak in Love"のパクリと言われつつも実は革新的出来事だった曲です。周りの女の子は間奏で聞こえる無邪気な笑い声が好きと言ってました…やはり目いや耳の付け所が違いますね。アルバムにおいてはトンデモな前曲のカタルシスという役割も。なお"週刊ヤングジャンプ"に連載された新任女性教師と高1男子がデキちゃうという漫画のタイトルにパクられたのは4年後のことでした。


SOUTHERN ALL STARS - 10ナンバーズ・からっと - お願いD.J. ★★★ (2024-08-01 01:11:08)

1979年4月リリースの2ndアルバム・オープニングテューン。イントロのピアノが期待感を掻き立て、WOLFMAN JACK風の小林克也の語りをリスペクトしつつ真似た桑田氏のD.J.などもう桑田氏と同じラジオ少年だった身には堪らない演出です。"Don't let me down"はお馴染みBEATLESまんま、"いっさいがっさいあなたに見とれて"はBEACH BOYSの"Surfin' U.S.A"中~inside outside U.S.Aをパロった歌詞ですね。"今宵5時まで~"の通り心地よいメロディは本当に早朝5時まで聴き続けられそうです。


SOUTHERN ALL STARS - 10ナンバーズ・からっと - アブダ・カ・ダブラ(TYPE.1) ★★★ (2024-08-06 02:17:01)

シングル"いとしのエリー"のB面として最初に発表されたTYPE.3を含めTYPE.1~3が存在するうちのTYPE.1。当時のアナログLP盤で言うとA面ラストの5曲目に収録、エンディングでBEATLESの"Back in the U.S.S.R."に倣ったと思われる飛行機の効果音が入ります。ジャンルとしてはその方面の第一人者をゲストに招いてブラスを多用したディキシーランドジャズとのこと。昔出会った嫌な奴らが聴いてたジャズとクラシックを普段は避けている私でも、サザンが演るならまぁいいかと思って聴き直してみたら楽しいことこの上なし、これぞ桑田マジックの呪文の効果というものでしょう。なおTYPE.3は歌詞が同じで飛行機の音は無しというヴァージョンです。


SOUTHERN ALL STARS - 10ナンバーズ・からっと - アブダ・カ・ダブラ(TYPE.2) ★★ (2024-08-07 02:22:27)

当時で言うLPのB面1曲目。レコードをひっくり返して針を落とすと今度は飛行機の効果音から始まりTYPE.1と異なる歌詞で短くまとまっています。その歌詞には、ほら出てきました"なつかしいこんなシュールなディキシーランド"とあります。急造アルバムゆえかタイトルの"10ナンバーズ"にネタが足りず二分割になったというのが有力な説です。そのためこちらは付け足し感が否めません。さて更にこの曲、1~3に加えて"日清焼そばU.F.O."のCMにも使われ実質計4ヴァージョンがあるとのことなので、ここまで来たら全部聴いてみたいですね。


SOUTHERN ALL STARS - 10ナンバーズ・からっと - ブルースへようこそ ★★★ (2024-08-09 01:23:42)

シングル"思い過ごしも恋のうち"のB面曲かつ即刻放送禁止案件です。歌詞カードや公式では公開されていない、それもその筈ゲイを示唆するてかズバリそのものの歌詞ですから公開できませんて。聴いたら当分味噌が食べられなくなるのがミソ? 曲調はERIC CLAPTONのブルーズに倣っていると専ら評されています。確かに前半こそ個人的に"たどりついたらいつも雨ふり"や"知らず知らずのうちに""夕陽を追いかけて"を連想、突然"Auld Lang Syne"まで登場し驚きましたがエンディングの展開はかなり本格的。この闇鍋感に意識混濁しながらラストの名バラードに繋がる曲順が絶妙です。


SOUTHERN ALL STARS - 10ナンバーズ・からっと - ラチエン通りのシスター ★★★ (2024-08-03 02:06:42)

"栞のテーマ"と同様三連符シャッフルの名バラードですね。よくわからんタイトルのせいで皆さん減点してるとしたら残念なので補足しましょう。茅ヶ崎市に実在する、菱沼海岸から烏帽子岩が正面に見える道路で、かつて在住したドイツ人のルドルフ・ラチエンさんに因んだ愛称が付いたそうです。シスターとはそこに住んでいた桑田氏の初恋の人-小中学校の同級生-で結婚まで考えていたとのこと。もしもこの女性と結婚していたら果たしてサザンは存在しただろか、歴史にもしもはタブーということで一件落着。


SOUTHERN ALL STARS - 10ナンバーズ・からっと - 奥歯を食いしばれ ★★★ (2024-08-02 01:42:47)

2ndアルバム2曲目。前曲と同様印象的なピアノのイントロで始まりますが本編は打って変わって何と本格的な桑田流ブルーズロック! ジャズっぽくもありR&Bでもありレゲエ要素もありでしっかりサザンの曲に昇華している点が流石です。当時はアルバム制作が慌ただしく歌詞カードが間に合わず記号で埋め尽くされていたとのこと。その歌詞もタイトルに関連したワードは"奥歯食いしばる程~"1回だけ、全体にお得意の失恋ソングとなっています。ここはやっぱり"夜が耐えられない"から"人それぞれやる酒"で一杯やりながら聴きましょう。


SOUTHERN ALL STARS - 10ナンバーズ・からっと - 気分しだいで責めないで ★★★ (2015-01-22 08:16:13)

1978年11月リリース、オリコン最高位10位無理矢理作ったという2ndシングル、そうかな? 私にはそんなやらされてる感は見えません。桑田氏はトラウマになって10年以上ライヴで演らなかったほどだそうですが。シンドバッドと同様にせっかちで猥雑なパワフル・コミカル・エッチサウンドの逸品ですよ、結果オーライ。当初はシングルのみ単発で翌年2ndアルバムにヴァージョン違いが収録。


SOUTHERN ALL STARS - 10ナンバーズ・からっと - 思い過ごしも恋のうち ★★★ (2015-01-21 08:11:14)

"いとしのエリー"に続いて1979年7月リリース、オリコン7位まで上がった4thシングルだが当初はこれが3rdシングルになる筈だったそうです。シンドバッド、気分しだいで に続くラテン+パンクのミクスチャー歌謡曲? 思い返すと、あの一種白けた時代にこういう音楽を創った桑田さんはやっぱ凄いですよ。そうそう1989年の映画"彼女が水着にきがえたら"挿入歌は"栞~"ではなくこっちでした。なおシングルとアルバムで別ヴァージョンです。


SOUTHERN ALL STARS - HAPPY! - エロティカ・セブン EROTICA SEVEN (2008-08-09 01:37:34)

名古屋の巨大マネキン・ナナちゃん人形を連想してしまうのは自分だけ?


SOUTHERN ALL STARS - HAPPY! - マンピーのG★SPOT ★★ (2006-10-03 01:40:07)

1995年5月リリースの35thシングル。松本ともこ(マッピー)がちゃっかり支持しているらしかったです。それにしても、ピーマンを何に使うんだろ?と冗談はこのくらいにして、私としては"TSUNAMI"以前に遡ること5年のこの曲から変な方向に行き始めたんじゃないかと。こんなワードを堂々と連呼するなんて"あーやっちゃったな"…それが第一印象です。


SOUTHERN ALL STARS - KAMAKURA - Bye Bye My Love (U Are the One) ★★★ (2005-05-24 02:04:21)

サザンのマジソングでは最も歌詞が美しいパーティ気分な別れの歌。で、「女晴れ」ってどういう天気? チェリーボーイだった自分には分かりません(ウソ)。


SOUTHERN ALL STARS - SOUTHERN ALL STARS - YOU ★★ (2007-10-09 02:03:42)

そうか、シングル出てないんだ。どーりでカラオケで初めて聞いて気に入った人が多いわけです。


SOUTHERN ALL STARS - SOUTHERN ALL STARS - フリフリ '65 ★★ (2005-05-15 10:41:46)

'65とは例の映画の時代考証から? はっきりしたことはわかりませんが、この曲自体はしゃれたマンボ…じゃなくて見事なロックンロールです。


SOUTHERN ALL STARS - SOUTHERN ALL STARS - 愛は花のように (Olé!) ★★ (2007-10-09 01:58:19)

ラテンの曲調にハイビスカスの花がよく似合います(ホントか?)。


SOUTHERN ALL STARS - Young Love - あなただけを ~Summer Heartbreak~ ★★★ (2014-11-20 07:49:03)

95年に限ったことではなく、遡ってまでsummer heartbreakが蘇る、でも癒される曲。なんちゃって、実際に経験の多い人はきっとそうだろうという推測。


SOUTHERN ALL STARS - すいか SOUTHERN ALL STARS SPECIAL 61 SONGS - いなせなロコモーション ★★★ (2007-10-09 01:47:24)

1980年5月リリースの8thシングルにして"FIVE ROCK SHOW"のど真ん中3枚目。また初めてのオリジナルアルバム未収録シングルです。初期のサザンはよ~わからんと言いながらコレは大好きでしたなぁ。なぜならサビのDORIS DAY、SUPREMESを始めFRANKIE VALLI、PAUL & PAULA、BEACH BOYSのアーティスト名にSHELLY FABARESの"Johnny Angel"やCONNIE FRANCISの"Vacation"といった曲名や歌詞のフレーズなどアメリカン・オールディーズ満載だからなのです。タイトルからしてLITTLE EVAの"The Loco-Motion"ですもん、いなせですねー。いや、冒頭から"いなせなロコモーションなんていにしえの事"だと言ってますが、単なる回顧に留まらず後世に語り継ぐ使命を感じさせます。そうそう"三ツ矢サイダー"のCMソングでした。オリコン16位。


SOUTHERN ALL STARS - すいか SOUTHERN ALL STARS SPECIAL 61 SONGS - ごめんねチャーリー ★★★ (2024-09-03 01:58:25)

"シャ・ラ・ラ"と両A面シングル。チャーリーとは御大RAY CHARLESのことでブルージーなR&Bテューンでありレイに敬意を表した日本人によるブラックミュージックです。それも得意のエロい表現とモンタさん、竜童さんまで登場させてリスペクトを表すという念の入れよう。関西弁で"女が恋しいねん~"などと言ったかと思えばハマ言葉で"真っ赤に燃えてんじゃん~"、最後は再び"いきり立つものもなえちゃう"ってもうカオス状態。昭和歌謡的でもあるしこれは個人的にはSTORIESの"Brother Louie"などを連想するメロディです。RAY CHARLESとムード歌謡をコラボさせるアーティストなんて唯一無二の存在ですね。


SOUTHERN ALL STARS - すいか SOUTHERN ALL STARS SPECIAL 61 SONGS - ジャズマン (JAZZ MAN) ★★★ (2024-08-31 01:47:18)

1980年6月リリース、"FIVE ROCK SHOW"の4枚目、モロにスウィング・ジャズです。歌詞は例の如くエロエロでして"女のアンタに何言われたってOK!"はOKじゃなくて○茎なのは有名な話。かと思えば間奏でLOUIS ARMSTRONG風のスキャットにサビはフランス語と何でもアリな様相です。実際ポップすぎてどこがジャズ? 大学時代ジャズ好きが先輩と同輩-互いに面識なし-2人いてそれぞれの下宿先でジャズをBGMに飲んだら必ず深酒になって二日酔いしてたり、その後出会った嫌な奴がこれまたジャズ好きだったりトラウマなんですが、サザンのこの曲は全然気になりませんね。しかしこれほどの力作にも係わらずオリコン32位、マニアックに走ったから当然の結果ですな。


SOUTHERN ALL STARS - すいか SOUTHERN ALL STARS SPECIAL 61 SONGS - チャコの海岸物語 ★★ (2005-06-05 02:15:10)

通称「チャコカイ」。やっと何とかマトモに聴ける曲出したなと思えば、一体何人の女性の名を呼んでるの? 3人? 最後のピーナッツって何?


SOUTHERN ALL STARS - ステレオ太陽族 - 栞(しおり)のテーマ ★★ (2005-05-24 02:31:00)

「彼女が水着に着替える時」…いや違う、これは違うぞ! なんて早とちりをした思い出の曲です。歌い出しのフレーズでキマリ!ですね。


SOUTHERN ALL STARS - タイニイ・バブルス - C調言葉に御用心 ★★★ (2005-05-24 01:44:09)

1979年10月リリースの5thシングル。アルバム視点で見ると結果的に先行シングルですね。ヤマザキナビスコチップスターのCM効果もあってかオリコン最高位は"いとしのエリー"に並ぶ2位でした。そしてこの曲も後年映画"彼女が水着にきがえたら"挿入歌になっています。さて本題の"C調"って"調子いい"の隠語らしいですが、実際1980年辺り当時漫画のセリフに出てきたのを目にした程度で、少なくとも自分の周りに使う人はいませんでしたよ。そうしたギャップから余計印象に残ってるのでしょうね。


SOUTHERN ALL STARS - タイニイ・バブルス - Hey! Ryudo!(ヘイ!リュード!) ★★★ (2024-08-22 02:01:57)

↑そうです。そしてアルバム/シングル別バージョンのこの曲は当時ソングライター専業状態の宇崎竜童に対して"唄いなさい"と言う照れ隠し混じりのリスペクトソングですと。曲調は完全にビッグバンドによるスイングジャズですね。その他全体には誰かに対して-多分原坊-難解な女心をユーモラスに歌っているようで、歌詞の"あいすいません"もJOHN LENNONの"Aisumasen (I'm Sorry)"-こちらはオノ・ヨーコ-からかな?とか、雰囲気が翌年のSTARDUST REVUE"シュガーはお年頃"に通じてるかな?とか、聞き直したら色々想像が膨らんでそりゃ大変です。


SOUTHERN ALL STARS - タイニイ・バブルス - TO YOU ★★★ (2024-08-25 01:40:22)

MONKEES辺りで聞いたようなイントロからしてめちゃポップ、"愛の花咲くとき"を連想させるメロディ、意外にロックしているギター、と聴き直せば良い所だらけのアルバムB面1曲目でした。"思い出をGive it to you. 心にamuse"と自身の所属事務所をさり気に登場させたり、"恋はからだごとがいい""とどのつまりはto you""恋は異なものすべからく"って、もうね、こんな歌詞がスラスラ出てくるあなたの方が異なものですよ桑田さん。


SOUTHERN ALL STARS - タイニイ・バブルス - Tiny Bubbles (type-B) ★★ (2024-08-28 01:49:39)

今にして思うとKUWATA BANDの先駆けになったのではと思える、単独曲としてはサザンで初めて全編英語の歌詞となった曲です。と言っても1.から"type-A"だけ取り出して"Once I had a little girl~"のくだりが加わっただけですが。曲調はどうやら桑田がヴォーカリストとして最も尊敬するLEON RUSSELに寄せたブルージーなバラードにしたようです。ただ歌詞がね…vocabulary豊富な桑田も当時は英語についてはまだまだ? silly、idiot、stupidなど色々ありますよ…。


SOUTHERN ALL STARS - タイニイ・バブルス - ふたりだけのパーティ〜Tiny Bubbles (type-A) ★★ (2024-08-20 01:23:51)

桑田氏のスライドギターで始まり"ナビスコチップスター"のCMソングになった3分半の"ふたりだけのパーティ"と1分半の"Tiny Bubbles (type-A)"をメドレーにしたつもりが纏まりきってませんね。"ふたりだけの~"の方は歌詞にdoo-wopと出てくる通りサザン流R&Bの様相で、MAXINE NIGHTINGALEの"Right Back Where We Started From (愛とは強いもの)"に似たメロディも登場しますがナイスOPテューン。ところが"Tiny~"は何と言うかそのディスりソングですか…後年のバブルを予言してた訳でもなかろうに。平均すると普通の評価になっちゃいます。


SOUTHERN ALL STARS - タイニイ・バブルス - タバコ・ロードにセクシーばあちゃん ★★★ (2024-08-21 01:36:35)

見事なブルーズロックでありR&Bですね。タイトルはJOHNNY/EDGAR WINTERなどの"Tobacco Road"から、曲調はSTORIESの"Brother Louie"に倣ったとのことで、どちらもバリバリ・アメリカン-細かいことを言うと後者は英ファンクのカバーだが内容がね…-それもディープサウス。桑田氏自身が"セクシーばあちゃんは老女の恋が真の恋だと思っているが気持ちがあっても身体がついていかない"と語っていて、She's gonna move"ってそういう意味かと即座に納得。一方で伴侶が既にいない状況とも取れるし、そこは多様な解釈があっていいでしょう。


SOUTHERN ALL STARS - タイニイ・バブルス - 私はピアノ ★★★ (2024-08-23 01:31:15)

お馴染み、本アルバム4曲目にして原坊のメインヴォーカリストデビュー曲。↑最初から原坊に歌わせるつもりで作った曲だから桑田が歌っちゃいけないんですよ。スタジオ版ではヴォーカルが2回歌った音源を重ねた二重録音の斉唱になっています。サザンとしてはシングル化されず同'80年7月にリリースの高田みづえによるカバーが彼女最大のヒットに。歌い出しの歌詞で勝負は決まった感じですね。LARRY CARLTONやBILLY JOELは原坊が敬愛するアーティストです。途中の関西弁風な掛け合いは当然サザン版のみで高田みづえ版にはありません。という訳で、とっくにコメントしてたと思ったら今回がまさかの初コメントになりました。


SOUTHERN ALL STARS - タイニイ・バブルス - 松田の子守唄 ★★★ (2024-08-27 01:46:50)

ドラマー松田弘がリードヴォーカルを執るバラード。これまた桑田が歌っちゃいけません、松田の声を最大限に生かせるよう作られていますし彼の説得力ある歌い方が素晴らしいです。"すべからく恋はいいもの""誰かと恋に落ちながらあまり言葉もなく""思い出すのはあの人だけ"、本当に刺さるワードのオンパレードですね。実際に卒業式で歌う学校もあったとか。


SOUTHERN ALL STARS - タイニイ・バブルス - 働けロック・バンド (Workin' for T.V.) ★★★ (2024-08-29 01:52:35)

↑↑いやいや、TV番組での扱いを自虐的に嘆いてみせるなんてのはサザンでなきゃできなかったですよ。TV出演に忙殺されていた際の嘆きや怒りを歌っているサザン版"A Hard Day's Night"であり"Goodbye Yellow Brick Road"=サヨナラ成金街道です。ブルジョワになったのは事実ですが肝心なのはスピリット。TV番組ひいてはマスメディア決別宣言、アルバムを生命線として自分らしい音楽を追求する骨太ロックバンドになろうとの決意。"その気もないのに笑うことばかりじゃ愛されるならいいね"…たとえ作り笑顔でもそれで大衆に愛されるんだったらいいね:楽しくもないのに作り笑いが難なくできる人形のような芸能人を皮肉ったのも、私の周りに生意気だと言う人がいたような桑田ならでは。表面だけ見ていてはいけません、転換期だからこそ出来た傑作だと思います。


SOUTHERN ALL STARS - タイニイ・バブルス - 涙のアベニュー ★★★ (2024-08-24 01:43:12)

(日本で言う)AORな6thシングルながら16位とTOP10入りを逃すどころか以後この曲を含め8枚連続でTOP10外という。レコーディングに専念する代わりにTV出演を控えたためですが、その結果としてビックヒットは2年後の"チャコ海"まで待たねばなりませんでした。しかしヒットしなくなったというだけで曲のクオリティは逆に上がっていきます。この曲も原坊の出身地・横浜のご当地ソングに留まらず、'89年に"エリー"をカバーすることになるRAY CHARLESをオマージュしたゴスペル色の強いソウルバラードで、前2作に比べれば聴き取り易くなった桑田の歌唱と原坊のピアノが実にブルージーな雰囲気を醸し出す隠れ名曲ですね。


SOUTHERN ALL STARS - タイニイ・バブルス - 恋するマンスリーデイ ★★★ (2024-08-27 01:17:16)

ユウコさんという名前の女性が登場する、本アルバムと同時発売の今となってはコンプラ的にヤバい歌詞のレゲエ調7thシングルで最高位は23位。前年の半年休業宣言そして最後のライヴ後、LAへ飛ぶ途中ハワイの税関で原坊がいきなり腹痛を訴えた時に女性職員が発したこのワードが切っ掛けだそう。あとはスムーズに詞ができたと言いますからね、そもそもこういうテーマですんなり曲を作ってしまうのがさっすが~!桑田ですよ。しかも原坊自身がこの曲に込められた桑田の優しさに感動したと言います。但し御注意、同じことを素人の私達が女の子に言ったら…まぁ普通ドン引きされるか最悪訴えられますわな。


SOUTHERN ALL STARS - ネオ・ブラボー!! - ネオ・ブラボー!! ★★ (2005-05-21 02:02:10)

イントロからしてギンギンに夏、って感じで好きですよ。この期に及んで意味不明な歌詞も健在ですし。


SOUTHERN ALL STARS - バラッド '77〜'82 - わすれじのレイド・バック ★★★ (2024-09-01 02:00:12)

1980年7月リリースの10thシングルにして"FIVE ROCK SHOW"のラスト。地味な印象なのはlaid-back:'70年代ロックの一面を形容した言葉の通りで、サザンロックのみならずEAGLES、DOOBIE BROTHERSやERIC CLAPTONなどにも一時期みられた傾向。この曲はまさにその活動を休止していたクラプトンに捧げたのだという説もあります。または'76年に解散したTHE BANDとも。曲調は爽やか&郷愁カントリーロックなのに歌詞はもろアノ場面を描写してますね。オリコン最高位は41位。


SOUTHERN ALL STARS - バラッド '77〜'82 - シャ・ラ・ラ ★★★ (2024-09-02 01:37:06)

1980年11月に"ごめんねチャーリー"と"初の"両A面・11thシングルとして発売。"FIVE ROCK SHOW"の後も時々見られるオリジナルアルバム未収録シングルです。制作中に原坊のパートが段々増えていって結局"初の"デュエットになったとは有名な話。クリスマスソングでもあります。そうそうこのサビも十分に聞き覚えありますワ、耳に残るサビですよね。"Let me try to be back to this place anyday"って完全に浮気性の台詞ですな。当時のオリコン最高位は両A面合わせて29位ながら、2年半後"ふぞろいの林檎たち"の挿入歌として使われ再評価を得ます。サザンでは五指に入る名曲と言う人がいるのも納得。


SOUTHERN ALL STARS - 稲村ジェーン - Love Potion No.9 ★★ (2007-10-09 01:53:42)

サーチャーズと来たか! 60sポップスもっとカバーしてほしいですね。あ、いや度を過ぎない程度に。


SOUTHERN ALL STARS - 稲村ジェーン - 希望の轍 ★★★ (2005-05-15 02:49:27)

1990年9月リリースの本アルバム収録曲。↓そう、シングルとしては出ていません。サザンには珍しく健全なバイタリティを感じさせる曲です。オープニングのシャウトで気合い入りまくりの、人生の応援歌。轍とは成長の過程で残してきたもの、それに人生の旅路を象徴させていますね。エボシラインとは烏帽子岩を含む水平線?又はそれが見えるR134のことでしょうか。なおこの曲も含め先発のセルフタイトル作既収録以外は"稲村オーケストラ"名義です。


SOUTHERN ALL STARS - 稲村ジェーン - 真夏の果実 ★★★ (2005-05-15 03:02:54)

本題の映画そっちのけで、この曲には結構ハマりました。個人的にサザンを評価できたのはこの時期だけでしたが。


SOUTHERN ALL STARS - 人気者で行こう - ミス・ブランニュー・デイ (MISS BRAND-NEW DAY) ★★ (2005-05-24 02:39:45)

いやもう見事、女性に向けたプロテスト・ソングです。しかし、この後日本はバブル景気到来でブランド志向に拍車がかかることに…。


SOUTHERN ALL STARS - 世に万葉の花が咲くなり - 涙のキッス ★★★ (2005-05-24 02:24:05)

二人の世界、時間が止まりそうな感じの穏やかなメロディ。メジャー調哀愁バラードも桑田佳祐名物として定着しました。


SOUTHERN ALL STARS - 熱い胸さわぎ - いとしのフィート ★★★ (2024-07-27 01:22:46)

USルーツロックバンド・LITTLE FEATの曲、特にリズムパターンをふんだんに流用して、年末から年始にかけてを歌った歌詞を乗せた曲だそうです。そのため年越しライヴなど冬にしか演らなかったとのことですが近年は夏も解禁ですと。取り敢えずラーメン好きには共感できる歌詞ですね。1channelとはNHKだからこれはパス。"雨風しのげりゃこれからの女は胸が~"のくだりは一番イミフだし個人的に反対だけどそれでも名曲決定!


SOUTHERN ALL STARS - 熱い胸さわぎ - レゲエに首ったけ ★★ (2024-07-26 02:00:50)

夏そして南の国の音楽と言えばレゲエですね。それをERIC CLAPTON流に解釈したのがかの"461 Ocean Boulevard"だとすればこの曲は桑田流解釈と言えるでしょう。最初だけあって試行錯誤的の超スローテンポで気怠げなレゲエ。レゲエ愛を語る言葉数は多いけどまだまだこなれてないかな、"時々むなしい気がするの"。


SOUTHERN ALL STARS - 熱い胸さわぎ - 茅ヶ崎に背を向けて ★★★ (2024-07-24 02:05:16)

いやいや、桑田にしてみれば自分を育ててくれた茅ヶ崎を讃えている曲ですよ。今やネット、ウェブに常識、敬意、親切、感謝を期待するなというのが"常識"らしいですが、せめて音楽の評価ぐらい公正、正当にいきましょうや。ん? 当時のサザンの音楽自体が常識外れ? 事実ですがそれを言っちゃぁおしめぇよ。2ndシングル"気分しだいで責めないで"のB面になりました。イントロ、リフがNILSSONの"Everybody's Talkin'"またはGLEN CAMPBELLの"Gentle on My Mind"ですねぇ。


SOUTHERN ALL STARS - 熱い胸さわぎ - 今宵あなたに ★★★ (2024-07-28 01:47:59)

夏バンドSAS衝撃の1stアルバムですがエンディングは冬の歌です。↑原坊の実家のことですね。桑田自身天ぷらが嫌いなのに原坊と結婚したら天ぷら屋へ婿入りしきゃならないと心配した一言だとか。そのため"原由子讃歌"と言われるそうです。他にも"素肌負けないで"は1976年資生堂のCMコピーだったり、思ったこと耳にした言葉をすぐ歌にできる才能。何よりこの時点で確立されている若さゆえの咆哮みたいなシャウト、これこそ桑田流ブルーズロックと言えるでしょう。


SOUTHERN ALL STARS - 熱い胸さわぎ - 女呼んでブギ ★★★ (2006-10-03 02:07:27)

こういう曲を平気で演れるからこそ桑田佳祐なのです。屈折と剛胆が混在したような。こりゃ出来た瞬間に全員大爆笑、ヤマハのコンテストで桑田のヴォーカルと共に大絶賛されたのも当然ですわ。歌詞カードに書かれていないスキャットとかのハチャメチャぶり、私の嫌いなコンピューターで音楽を作る誰かさんには絶対不可能な芸当ですね。歌に込める魂が全然違います。当時は何じゃこりゃ?だったけど今では☆10個に価するサザンのエロサイド筆頭曲に決定です。


SOUTHERN ALL STARS - 熱い胸さわぎ - 勝手にシンドバッド ★★★ (2018-07-24 19:57:48)

↑さぞ驚いたであろう当時の人たちの中の1人です。しかし今の今(2018年)まで発言してなかったとは何たる不覚! 40年後に聴いてもやっぱり新鮮、熱い、そしてハチャメチャで革命的な桑田にしか作れないJ-ROCKだよぉ。1978年6月リリースの1stシングル。ほぼ同時期に出たBILLY JOELの"The Stranger"と共に江口寿史の漫画"すすめ! パイレーツ"でギャグに使われていました。


SOUTHERN ALL STARS - 熱い胸さわぎ - 当って砕けろ ★★★ (2024-07-22 00:55:18)

1stアルバム3曲目にしてシングル"勝手にシンドバッド"のB面曲です。曲調はのちの"思い過ごしも恋のうち"に通じる所がありますがこちらは弾むようなモータウンR&B風のリズムが特徴。"おてもやん"の一節が出てくる歌詞もポジティヴでハッピーエンドへ向かう…かな? 余談:"あたる"は"当る""当たる"どちらもOK。但し公用文では後者を使います。


SOUTHERN ALL STARS - 熱い胸さわぎ - 瞳の中にレインボウ ★★ (2024-07-25 03:10:01)

LEON RUSSELLと1976年当時の妻MARYによるハッピーソング"Rainbow in Your Eyes"を和訳したタイトルです。R&B的な要素もあったこのUSシンガー&ソングライターに対するリスペクトが表れたブルージー、またはジャジーな曲調で構成されていますが、歌詞までオリジナルに反してややネガティヴになってしまってます。確かに好きな人は好きでしょうね。


SOUTHERN ALL STARS - 熱い胸さわぎ - 別れ話は最後に ★★★ (2024-07-21 00:55:18)

1978年8月リリースの1stアルバム、衝撃のデビュー曲に続く2曲目はシングルの候補になったと言われるボサノヴァ風のシティポップですね。そもそも元来引き出しの多い桑田のこと、ぶっ飛びコミックソングだけじゃなく当時からこういう曲も当たり前にありました。Aメロは雰囲気満点まったり溜めに溜めてサビは短くサラッと、それがまさにタイトル通り突然の別れってとこでしょうか。


SOUTHERN ALL STARS - 熱い胸さわぎ - 恋はお熱く ★★★ (2024-07-23 01:00:14)

このスローシャッフルは"栞のテーマ"の原型ですね。サビの終わりがあおい輝彦の"二人の世界"だったりしますが、桑田のルーツは昭和歌謡。デビュー曲のタイトルからしてそうでしょ? あれに比べりゃ可愛いもんです。イントロの波の音は葉山ですね、ニッチですね~。


SOUTHERN ALL STARS - 葡萄 - ピースとハイライト ★★★ (2016-06-13 19:57:33)

2013年8月7日シングルリリース、2014年に中継とはいえ紅白でブチかますなど物議を醸している問題曲。色んな解釈があろうけど、ハイライトのライトはLightではなくRightだということが解れば…。コレを演っちゃうのが桑田なんだね。


SOUTHERN ALL STARS - 綺麗 - そんなヒロシに騙されて ★★ (2005-06-06 02:14:04)

桑田氏の音楽的背景には昭和40年代の歌謡曲もあるんですね。確か原坊じゃない誰か女性歌手に提供して、そちらもヒットしたような記憶が…。


SOUTHERN ALL STARS - 綺麗 - マチルダBABY ★★ (2006-10-03 02:12:38)

あの時代を知らない人には古臭く聞こえるでしょう。しかし、あの時代にしては情熱と哀愁をラテン風味でベストブレンドした曲。


SPANDAU BALLET - True - Gold ★★★ (2011-08-25 20:00:04)

こ、これもあったの! いや大好きでしたよ、ノリが良くてもう最高!


SPITZ - インディゴ地平線 - チェリー ★★ (2011-12-28 00:29:37)

桜の季節でもないのに思い出す。OVERDRIVE的に連想するのは昔日産にあった車名かタバコの銘柄ですな~。それらがなぜ廃止になったか…ん、そのまさかですよ。♪ 愛してるーの響きーだけで~(歌って誤魔化す人)。


SPITZ - インディゴ地平線 - 渚 ★★ (2006-03-26 23:39:22)

このタイトルなのに夏ソングじゃないみたい、でも良いです。当時TVで浜崎貴司が歌ったバージョンもイケてました。


SPITZ - ハチミツ - 涙がキラリ☆ ★★ (2006-03-26 23:22:34)

何気にギターがロックしてます。だから好き。


SPITZ - 空の飛び方 - 青い車(Album Version) ★★★ (2006-08-27 13:13:36)

あ、これいいや、94年夏のリリース当時はノーチェックで後追いで知った。爽やかだね。
追記:自分も次は青い車にしようかなと単純に考えてたら本当に実行してしまった。あと、アコースティックバージョンもあるんだね。


SPITZ - 三日月ロック - さわって・変わって ★★ (2017-06-12 20:09:40)

もうそんなに前の曲か…いきなり福岡の天神駅で始まることからお判りの通り草野ワールド全開。それと引き換えに全国的ヒットは諦めたのかな。


STARSHIP ★★ (2016-02-21 09:31:48)

80年代中盤から後半にかけてアルバム3枚と全米№1ヒットを3曲残しあっさり消えたSTARSHIP。起源が60年代のJEFFERSON AIRPLANEに遡ることは周知の所だろう。
後追いで知ったクチだが当時からしても20年前、60年代AIRPLANE時代にはSomebody to Loveという問答無用の名曲があった。70年代JEFFERSON STARSHIP時代はリアルタイムでは全く知らずにいた。いや、白状すると同好の後輩がアルバムEarthを紹介してくれたのだが、自分の貧弱なセンスには今一ピンと来なかった。
その後、産業ロック(コレも後からそんな呼び方されてることを知った)系統を主に聴いていた自分にとって、STARSHIPのデビューというか再生はもちろん大歓迎! 当時GRACE SLICKが40代後半、MICKEY THOMASでも30代後半、あれから更に30年経ってるんだよなぁ…。
短命に終わった新生STARSHIP、彼らもまた80年代を象徴するバンドであり、産業ロックの終焉と運命を共にした存在でもあったことが言えるだろう。


STARSHIP - Knee Deep in the Hoopla ★★★ (2016-01-10 06:19:43)

60年代JEFFERSON AIRPLANE~70年代JEFFERSON STARSHIPと進化したシスコのバンドが、80年代半ばにJEFFERSONの名を捨て再スタート。PETER WOLFプロデュースと見て一瞬驚いたが元J.GEILES BANDのとは別人だった。しかし70年代初めに名を馳せたDENNIS LAMBERTやBERNIE TAUPINといった錚々たる面子が集ったからには、いやが上にも期待は膨らむというもの。
そして蓋を開けてみれば…極上ポップロックの洪水である。タイトル通り売れ筋にどっぷり浸かってしまったから、同時期のSURVIVORやHEARTと同様に産業ロックと言われることも多いが、それはそれで別に構わない。ベテランが集結していかにも80年代ど真中を象徴するサウンドを作り上げた。率直に聴いて楽しむべし、そういうアルバムなのだ。


STARSHIP - Knee Deep in the Hoopla - Before I Go ★★ (2016-01-07 08:06:34)

AOR畑のライターDAVID ROBERTSによる本作4thシングル。Go = Dieとも取れる節があるためかチャートでは68位と振るわず、でも聴き込めば癖になりそうだ。


STARSHIP - Knee Deep in the Hoopla - Desperate Heart ★★★ (2016-01-05 10:20:03)

作曲者の1人MICHAEL BOLTONもセルフカバーしている「こわれたハート」。その通りのAORナンバーで、シングルにしなかったのは惜しい。


STARSHIP - Knee Deep in the Hoopla - Hearts of the World (Will Understand) ★★★ (2016-01-08 08:29:21)

Tomorrow ~ と同様外部の専門ライターによる作曲だが、こちらはシングルカットしなかったのが惜しまれる隠れ名曲だ。ポップな中にクールさが光る。


STARSHIP - Knee Deep in the Hoopla - Love Rusts ★★ (2016-01-09 08:10:06)

~ロック・シティの作者のうち英国人2人が書いたスロー&ヘヴィなラストテューン。20年前に叫んだLove & Peaceが錆び付いたかのように、重い。


STARSHIP - Knee Deep in the Hoopla - Private Room ★★ (2016-01-06 08:00:17)

本作唯一のメンバーによる作曲でMICKEYとCRAIGの共作。シンセドラムのビートが目立つファンキーな曲だ。


STARSHIP - Knee Deep in the Hoopla - Rock Myself to Sleep ★★ (2016-01-04 09:52:24)

エキストラVo.としてKEVIN DUBROWが参加しているハードロックテューン。ルーツであるサイケデリックロックにも聞こえるし、RATTっぽい妖しいLAメタルの香りも。


STARSHIP - Knee Deep in the Hoopla - Sara ★★★ (2014-07-26 20:56:53)

自分も含めて男はWe Built This City、女の子はSaraと人気がハッキリ分かれてたね。涼しげで浮遊感のある名バラードだ。


STARSHIP - Knee Deep in the Hoopla - Tomorrow Doesn't Matter Tonight ★★★ (2016-01-03 05:53:35)

コレは(日本で言う)が付かない本当のAORであり、そこいらのメロディアスハードなんか遥かに凌駕している。決してキンキンこないミッキーのハイトーンがイイね。全米最高26位とチャートでも健闘。


STARSHIP - Knee Deep in the Hoopla - We Built This City ★★★ (2004-02-05 01:16:31)

シスコはロック・シティ! 内容は完全なロック・アンセムじゃないか。HM/HR以前にロック好きであるなら星10個の超名曲!!


STARSHIP - Love Among the Cannibals - Wild Again ★★ (2014-08-04 08:25:05)

映画 Cocktailの挿入歌にも係らずチャートでは73位と苦戦した本作1stシングル。メンバーチェンジしても4年前の新鮮味には及ばなかったか。タイトル通りワイルドなノリとパンチのあるHR指向の曲。


STARSHIP - Neuclear Furniture(Jefferson Starship) - No Way out ★★ (2016-02-13 19:40:06)

84年。RON NEVISONプロデュースのJEFFERSON STARSHIPラストアルバムからWOLF & WOLF作曲のナンバー、つまりこの時点で音楽性は既にSTARSHIPである。バンドの状況がモロに表れたタイトルや曲調がマイナス要因だったか。


STARSHIP - No Protection ★★ (2016-02-20 07:49:25)

80年代後半当時STARSHIP名義で3作リリースされている内の2作目に当たる本作は、前作の延長線上にあるハードポップ、産業ロックの秀作であることは確かだ。外部ライターを多数起用しているからハズレ曲は無いが、コレが最高傑作かというと疑問を感じる。前作は最初の2曲で初っ端からインパクトを与えられたが本作ではそれが無い。収録曲も一般のリスナーがチョイ聞きした分にはNothing’s Gonna ~ しか耳に残らないと思う、自分が聴き込んでも☆3つに値するのは他に2~3曲程度だった。同時代の産業ロックと言われた他バンドに例えるとHEARTのHeartに対するBad Animals、SURVIVORのVital Signsに対するWhen Seconds Countに相当するのが本作だとして、STARSHIPの場合はそれらよりも一層尻すぼみの印象を受ける。それというのもGRACE SLICKは年齢を理由として(卑近な想像ではケンカ別れか?)本作を最後にバンドを去った後、袂を分かった筈の保守派による1回こっきりの復活作JEFFERSON AIRPLANEに参加してから完全に音楽シーンより引退する。残ったMICKEY THOMAS率いるSTARSHIPは同じ89年、更にハードな作品(メタラーにはこっちがお薦め)をリリースした後やはり解散してしまう。こうした事情が絡んでいるからに他ならない。


STARSHIP - No Protection - Babylon ★★ (2016-02-18 08:04:19)

作曲に参加したGRACEがメインVo.のハードポップテューン。ミステリアスな始まりや躍動的なサビといった展開は、欧米人がバビロンに象徴させる何かを表現しているのだろう。


STARSHIP - No Protection - Beat Patrol ★★ (2016-02-12 08:12:44)

OPはタイトル通り軽めのビートが踊るアップテンポのダンスポップで、本作3rdシングルとして全米46位まで上がった。作曲がUKのSSWだからか、少し前のニューウェーブ系の香りがする。


STARSHIP - No Protection - Girls Like You ★★★ (2016-02-13 08:01:45)

1.と似たテンポのダンサブルなロックテューンだが、こちらはほぼ彼らオリジナルのG.オリエントな80sアメリカンハードポップ。コレをシングルにしなかったのは惜しい!


STARSHIP - No Protection - I Don't Know Why ★★ (2016-02-16 08:21:26)

Vo.を執るG.SLICKが作曲にも加わっているメジャー哀メロのスローバラード。先行き不安を感じさせる雰囲気が漂い、その通り本作の後…。


STARSHIP - No Protection - It's Not Over ('til It's Over) ★★★ (2014-09-25 19:36:27)

このタイトルからして何気に好きな曲であり、弾むビートにミッキーのシャウト、弾きまくりギターとなかなかのハードポップ。全米9位に食い込んだ本作2ndシングル。


STARSHIP - No Protection - Nothing's Gonna Stop Us Now ★★★ (2012-06-21 20:55:53)

60年代のジェファーソン・エアプレインを知る一部の口はばったい人々は、スターシップに至ってはとうとう産業ロックにまで成り下がったと仰るが放っとこう! ただ、この曲が絶頂期だったことは確かである。


STARSHIP - No Protection - Say When ★★★ (2016-02-17 19:48:12)

前作でBefore I Goを書いたAORアーティストDAVID ROBERTSがグレードアップしたバラードを提供した。G.が一瞬まんまSaraだったりするけど他が飛び抜けて良い! コレは隠れ名曲だ。


STARSHIP - No Protection - Set the Night to Music ★★ (2016-02-19 07:57:46)

本作の、そしてGRACEにとってもSTARSHIPのメンバーとしてのラストテューン。D.WARREN作曲だからメロディは保証付きだけど、事情を考えるとしんみりし過ぎかなぁ…本作4thシングルでもある。


STARSHIP - No Protection - The Children ★★ (2016-02-15 07:57:48)

~ This CityやHEARTのThese Dreamsも手掛けたMARTIN PAGEとCLIF MAGNESSの共作による、子供を賛美した内容のAORナンバー。とは言え普遍性よりも独特の世界観を感じるのだが気のせいかな。


STARSHIP - No Protection - Transatlantic ★★ (2016-02-17 08:03:28)

タイトルから連想するのは作曲者の1人が南アフリカ出身のドラマーだったり、本作リリース前にUK出身のPETE SEARSが脱退した現実だ。曲自体はエキゾチックでノリが良く、大西洋をひとっ飛び。


STARSHIP - No Protection - Wings of a Lie ★★ (2016-02-14 05:56:54)

多様なメロディで構成されたあの時代らしいAORバラードで良いんだけど、いかにもらしすぎて逆に埋もれてしまうかな? 作曲はWOLF & WOLFのコンビだ。


STATUS QUO - Rockin' All Over the World - Rockin' All Over the World ★★★ (2014-12-11 20:09:51)

オリジナルが普通のアメリカンロックだからポップなのは当然。Vo.の声に限って言えばそのJohn Fogertyの方が断然ハードだけど、カバーバージョンもすんなり聴けるのが名曲の為せる技だね。


STEELER - Steeler ★★ (2004-03-08 00:55:00)

KEELとLION、キャラがほとんど正反対の2つのバンドが元々好きで、我ながら趣味がバラバラだなーとあきれていたところ、遡ってこのアルバムに辿り着いて…やっとつながった。これだけのメンツが揃いながら(いや、だからこそか)、この1枚だけで空中分解してしまったこと自体に歴史的意義のある作品だと思う。で、肝心の音は…ギターはさすが、弾きまくりというか弾き倒し。VO.は…やっぱりヘタウマだねえ。


STEELER - Steeler ★★ (2013-08-26 21:02:42)

左の曲目にドイツの STEELER の Steeler 収録曲が丸ごと混入している。ややこしい。


STEELER - Steeler - On the Rox ★★ (2013-08-26 20:50:30)

3分未満とコンパクトだが、こういうテンポなら弾き倒しギターが曲をブチ壊すことは決してない。ロン・キールのハイトーンもブレることなく響いている。


STEELHEART - Steelheart ★★ (2018-12-03 20:04:05)

90年5月、超絶ハイトーンを誇るクロアチア出身のMILJENKO MATIJEVIC-当時はMIKE MATIJEVIC-を中心にコネチカットで結成されたHRバンドの1st。折しも紛争前夜だった旧ユーゴの人ってVON GROOVEのG.・MLADENもそうだけど熱い、て言うか極端を好む傾向なのかな…つまりメタル向きだろうね。
内容は勿論そんなMATIJEVICのVo.が随所で生かされた楽曲ばかり。だから百凡メロディック/ポップメタルに終わってない、凄い個性だと思うよ。詳細にはこれまた超絶有名な9.が突出していると思いきや、他は全体に普通っぽいアメリカン・ヘアメタルが並ぶ作風で自分はむしろそっちの方が好みなんだな~。
ジャケットの絵は黒レザーにスティールと言うよりスタッズハート?のと、工業プラントを背景に真っ赤なハートの2種類あるようだ。前者のみ6曲目にShe's Goneの大阪?ライヴテイクを収録。USチャートでは翌年40位まで上がりまずは好調な滑り出し。シーンの変わり目にひと際輝いた異色のHR作品だった。


STEELHEART - Steelheart - Can't Stop Me Lovin' You ★★ (2018-11-26 08:06:17)

リズムが掴み辛いイントロのリフからマイナー調のスローシャッフルに転じる。超ハイトーンVo.が無かりせばサビメロはちょっと単調かなとも思える1stシングル。


STEELHEART - Steelheart - Down 'n' Dirty ★★★ (2018-12-02 07:59:57)

人間、堕ちる時は早いもんだと言わんばかりにアップテンポのフツーHRでサビはかなりキャッチー。ユニークなのはVo.だけじゃなくて、この手の曲らしからぬ7分近い演奏時間もだ。


STEELHEART - Steelheart - Everybody Loves Eileen ★★ (2018-11-28 08:01:00)

やっぱりWHITE LIONのアノ曲似という指摘があるね。それよりも、この感心しないイントロをアウトロまでずっと通すとは芸が無かったなと思える4thシングル。