1989年3月、NEIL YOUNG & THE RESTLESS 名義で発表された5曲入りミニアルバム。RESTLESS のメンバーについてはこの時点では不明ですが、ザ・ロスト・ドッグズのC・クロムウェルとR・ローサスのようです。さてその内容はと言うと、カバー曲の ON BROADWAY 以外はオリジナル曲で、演奏がかなりハード&ヘヴィです。小粒ながらも、ハードロックファンにとっては聴き応えのある作品かと思われます。
1995年6月発表の2nd、実質的には3rdアルバム。チャート結果を先に言うと5年前の1stから一転して全然ヒットしてません。まず捻ったつもりのアートワークが多分第一印象として?だったのでは…評価する方もいらっしゃいますが私個人的には頂けません:ネルソン兄弟がロン毛犬になっちゃった!しかも中ジャケに小さく写ってる兄弟はオールバックだったりする…。容姿のことは置いといて内容はと言うと、モロC,S,N&Yかイーグルスか。爽やかアメリカン・ポップスですなあ。スローナンバーが多くて、Won't Walk Awayが浮いちゃってる感あり(同時期に出たVAN HALEN "Balance" 中の"Can't Stop Lovin' Youみたい?)。あー、10年後の現在叩き売り状態(これまたBalanceみたい!)なので、爽やかBGMに飢えている向きはバンバン聴きましょう。
1997年発表。実質的な前作「BECAUSE THEY CAN」が大人し過ぎたことへ反動でしょうか、まさにタイトル通り賑やかな内容になりました。同時にハードさでは「IMAGINATOR」に迫るものがあります。これまでの作品で定着したハード・ポップやアコースティック・バラードの路線はもちろんのこと、①⑤⑧あたりではNELSONの新たな一面も。復活ヒット②とセルフカバーの⑪は誰でも好きになりそう。更にシークレット・トラックも…それは聴いてのお楽しみです。
FM放送を聞いてたら、来日公演のお知らせでBGMにForever All Over Againが流れていた。80年代の彼らを知る人よりも新しいファン層にアピールしてるかのようだが、考えてみれば復活以降の方が80年代の活動期間に比べて倍以上の年月になるから当然かも。オリジナルメンバーでは最長老だったAlan Fitzgeraldは来月65歳、戻ってこないかな、無理かな…。そんなNIGHT RANGERに再び注目していきたい。
1985年"7 Wishes"から2つ目、通算8thシングルとしてリリースされ全米19位まで上がった、バラードともロックとも取れないムードのポップな曲です。ジャックが実際朝の4時に起きた時出来たといいますから、その時間に聴けば理解できるんでしょうが試したこと無いですねぇ。切ない歌詞にやや哀愁メロが堪りません。なおタイトル、シングルver.だけ厳密には後に (I Can't Take Any More)が付くみたいです。
↑↑190さんが仰る通り映画のサントラに使われています。アルバムでは10曲中終盤の8曲目となるJACKの単独作でこりゃ個人的にズバリ、ドライブのBGMに最適ですね。全体的にちょっと大人しくなってしまった"7 Wishes"の中で、最も本来のNRらしい曲ではないでしょうか。そしてあっちでも述べていますがBON JOVIの"Raise Your Hands"とセットで聴くと面白いのです、フフフ。
ライナーノーツではベタ褒めされてますが、まず思ったのはありがちなタイトルですなぁ。メロディも SISTER CHRISTIAN に比べると凡庸な感じがします。それでもそこそこヒットしてしまったために、バラードバンドの悪名(?)が定着してしまう破目に。単体で聴けばイイ曲だろうし、若しくは他のAORバンドが上手くアレンジしてカバーすれば化けたかも知れません。
MICHAEL J. FOXから直々にオファーが来て1987年3月"Big Life"と同時リリースの通算丁度10thシングル。ロックと言うより元気なポップスでチャート結果は最高64位と振るいませんが、単純に映画のテーマ曲と割り切って聴けばモノ凄くいい曲だと思いますよ。収録アルバム自体がエンターテインメントに徹した作品ですからね。1箇所つんのめったみたいにリズムが狂うのも御愛嬌。PVにNIGHT RANGERとは縁の無さそうな人物が登場するのも面白いですね。
1976年、ジャケットまんまの邦題で笑える"水のなかの妖精"から日本と豪州のみでカットされ、日本の心無い人々からは"ヒゲ剃りの歌"などと笑われた、メジャー通算何と16thシングル。笑っちゃいけません、まず内容はいわゆる女の戦い、しかも"ジョリーン"に対して主人公が不利な状況。もう1つはオリジナルが3年前のDOLLY PARTONであり作曲もドリーだということ。そう、"9 to 5"や"I will Always Love You"で知られる、いや日本ではその位しか知られていない米国カントリーの大御所ドリー・パートンです。当時笑っていた人々は心改めて聴き直しましょう。
洋楽については後追いですが1971年は洋邦問わず名曲が多かったと個人的な感想を抱いているワタクシです。この曲もBREADが同年3月にリリースして全米4位を記録したばかりの有名曲。オリビアのバージョンはオリジナルに忠実な落ち着いた歌い方でまずは良心的なカバーと言えるでしょう。それにしてもアルバムタイトル=メジャーデビュー曲がIf Not for Youでアルバムの2曲目にこの曲、10曲目がIf You Could Read My Mindで11曲目もIf I Gotta Leave…もしもし、ifだらけですよ。
全曲女性シンガーの楽曲をカバーした2004年リリースの19thアルバムに収録。ややスローテンポで変調あり最後の方では歌メロも少し変えてドラマティックに演出してますね。何よりもカントリーの妖精から世界の歌姫に成長した彼女の歌声によって聴き易い点が高ポイントです。歌詞はちょっと変わって"Where have all the soldiers gone ~"の節がカットかと思いきや最後"~ flowers ~"に戻った後に1文だけ挿入という構成。この曲はヴァージョンによって"Where have all the graveyards gone ~"の節で終わったり、このオリビアのようにhusbandsがyoung menだったり様々なので聴き比べてみると面白いですよ。