オリジナルはBOB DYLANが1970年10月にリリースした11th"New Morning"収録曲。ディランはアルバム制作前にGEORGEとセッションを行い、その中からこの曲のアレンジを変え"新しい夜明け"に収録。ジョージも自前バージョンを同じく'70年11月リリースの3枚組3rdアルバムに収録したという流れです。ジョージとしては当時の妻PATRICIAを思いながら歌ったのでしょう。更に翌'71年にはOLIVIA NEWTON JOHNのメジャーデビュー曲となったことでも有名ですね。3バージョンどれがベストかを問うよりも三者三様それぞれの味を楽しむのが宜しいかと。
G.とB.が交代し、奇しくもJOURNEYのアノ作品と同じ86年5月にリリースされた2nd。まさにそのJOURNEYを意識したかのような作風になり、全曲ではないにしろD.G.EISLEYの唱法もどことなくS.PERRY風。結果はバンドのレビューで述べた通り、アルバムチャートでも60位止まり…これでも健闘した方だとは思うが。 楽曲の平均点は確かに高いものの、Call to the Heartみたいにこのバンドならではの突出した名曲が見当たらないのが残念。オリジナル盤のA面がSilk Side、B面がSteel Sideだがそう明確に分かれてる訳でもない。自分としては再発盤のボートラがベストトラック、しかし本作以前の作品だから実質は切り離して考えるべき。 ついでに言うとまずいジャケ絵、タイトルの表記揺れ(&? +? ◇?)でもイメージ的に損してる。内容が良いだけに、これがラストアルバムとなってしまったことが惜しまれる。