同時代のウェストコースト・サウンドということで何かにつけDOOBIE BROTHERSと比較されていたEAGLES。単純明快にHRに例えれば、DOOBIEはZEP.、EAGLESはPURPLEであった。DOOBIEは問答無用で楽しめるけど、EAGLESは何かひとこと言わないといけない雰囲気。う~っんと、10代半ばの頃"ONE OF THESE NIGHTS"収録の全曲をFM愛知のスポット帯番で聴いて気に入ったのが最初。次の"ホテカル"は(好きな人ごめんなさい)当時、暗いな~!と思い敬遠していて、後から良さが分かってきたというクチである。何せヒット曲が多く、ラジオっ子だった自分にはオンエアで耳にした方が多かったバンドなのだ。
シングルカットされなかったタイトルトラックは珍しくないが、これほどの曲で同年の Linda Ronstadt を始めとして多くのアーティストがカバーしているとなると…今さらどうでも良いことだが、確実に№1だったよねと悔やまれる。斯く言う自分もLindaバージョンで初めて知ったから大きなことは言えないけど。
「悲しみのニキタ(ニキータ)」。東西ドイツ統一前、ベルリンの壁がモチーフになっている。Nikitaはロシアの男子名なのでエルトンならそっち系もアリか?と思いきや、フルシチョフのファーストネームだった。この曲の歌詞をアルバム名としたIce on Fireにも収録。1985年、全英3位、全米7位、ドイツでは1位。