1984年9月、表記アルバムと同時リリースの通算6thシングル。"Your love burns bright"そしてその中へ"I'm falling"と言うからどんなに暑苦しい曲かと思ったら"And yet the flames are cold"とある通りむしろクールに聞こえます。ただし途中で"爆発"する所はさすがにグッときますねぇ。構成の巧さひいては美しさが際立つ名曲、カッコいい!
1984年11月"Into the Fire"に続く通算7thシングルとしてリリース、でもチャートインはしていませんからアルバムの3曲目として聴いた方が絶対に良いです。歌詞は女性に振り回され自分はluckyだと思わされる男を描いています。そんな男の心情を表現する如くこれだけギターが鳴っててもどこか哀愁漂うメロディラインに、ドンのソフトに抑えた声も良いですな。コレ聴いて何とも思わない人っているの?と言いたいぐらい、音像はシンプルだけど超名曲ですわ~! GEORGEとJEFFの共作で、ジョージなき'90年代のライヴではジェフがヴォーカルを執ることもあったとか。
同時代のウェストコースト・サウンドということで何かにつけDOOBIE BROTHERSと比較されていたEAGLES。単純明快にHRに例えれば、DOOBIEはZEP.、EAGLESはPURPLEであった。DOOBIEは問答無用で楽しめるけど、EAGLESは何かひとこと言わないといけない雰囲気。う~っんと、10代半ばの頃"ONE OF THESE NIGHTS"収録の全曲をFM愛知のスポット帯番で聴いて気に入ったのが最初。次の"ホテカル"は(好きな人ごめんなさい)当時、暗いな~!と思い敬遠していて、後から良さが分かってきたというクチである。何せヒット曲が多く、ラジオっ子だった自分にはオンエアで耳にした方が多かったバンドなのだ。
シングルカットされなかったタイトルトラックは珍しくないが、これほどの曲で同年の Linda Ronstadt を始めとして多くのアーティストがカバーしているとなると…今さらどうでも良いことだが、確実に№1だったよねと悔やまれる。斯く言う自分もLindaバージョンで初めて知ったから大きなことは言えないけど。
「悲しみのニキタ(ニキータ)」。東西ドイツ統一前、ベルリンの壁がモチーフになっている。Nikitaはロシアの男子名なのでエルトンならそっち系もアリか?と思いきや、フルシチョフのファーストネームだった。この曲の歌詞をアルバム名としたIce on Fireにも収録。1985年、全英3位、全米7位、ドイツでは1位。