1988年3月"Hysteria"から5枚目のシングルで全英20位、全米では何と3位まで上がる大ヒットとなった、私個人的に同アルバムの中では"Animal"と双璧をなすと思い込んでいるミディアムテンポのHRです。タイトルは"最終決戦"ではなくI'm a gettin' itや歌詞の"Are you gettin' it?"と掛けてるらしいですね。シンプルなリフからの盛り上がり方が素晴らしいし、サビのコーラスは鳥肌モノ。
DOKKENは80年代の作品にこそ価値があると信じて止まないのですが、その最後の作品が本作であり一般に最高傑作と言われています。楽曲は申し分なく粒揃いでスリリング、音質・アレンジも向上していて非の打ち所がない…筈なのだが、個人的に何か物足りない。何かと言うと TOOTH AND NAIL ではその音質の悪さ故にビンビン伝わってきたダイレクトな荒削りさが欠けているのです。本作のスリリングさとはドンとジョージの確執を反映したような捻くれたものに思えて仕様がない。ま、あとは好みの問題ですね。