バンド解散後に出た2枚目のライブアルバム。 楽器隊のソロを強調した前ライブ盤と比べると、こちらは曲を前面に出す選曲となっている。 何よりHeart Of A LionやSunlit Nightsをライブバージョンで聴けるのが嬉しい。 しかもポールとブルースのギターコンビは、ライブでも凄い正確っぷり。 KISSのDetroit Rock Cityのカヴァーもなかなか良い。
ポール(Vo,G)、リンダ(Key)、元MOODY BLUESのデニー・レイン(G)と、「RAM」のレコーディングに参加したデニー・シーウェル(Dr) という4人編成でレコーディングされたWINGSの1971年発表の1st。 3日間という非常に短い期間でレコーディングされたため、音質・演奏共にまだまだ未熟。 その中でも、Some People Never Knowが光っている。 ボーナストラックとして収録されている、Give Ireland Back To The Irish(アイルランドに平和を)はここでしか聴けない。
1976年発表作。 レコーディング途中にジミー・マッカロク(G)とジョー・イングリッシュ(Dr)がバンドを抜け、 「BAND ON THE RUN」の時のように3人編成でレコーディングされている (ただし、Cafe On The Left BankとI've Had Enoughtは5人編成時の曲)。 船の上での海上セッションでレコーディングするという意外なやり方はさすがポール! アコギを用いたアイリッシュ色濃厚な曲が並んでおり、聴き込むごとにまた違った面が見えるなかなか奥が深いアルバム。