アルバム一曲目、イントロも無しに"I Hate You All!!"の怒号から始まる。ゴリゴリのリフと絶え間無いツインボーカルのひたすらなごり押しで、始終ブルータルなまま2分弱であっという間に終ってしまう。 思えばこの一曲がRaging Speedhornとのファーストコンタクトでした。まさしく規格外の殺傷力に殺られてしまったわけです。これほど破壊力のある曲にはなかなかお目にかかれないと思いますよ。
AMAZONにレビュー書いたら載らなかったんでこっちに書こう。 2003年にリリースされたEP二枚組み。2004年にライヴテイクとリミックス、PVを追加収録"LET THE TRANSMITTING BEGIN ...JAPANESE EDITION"として再リリースされた。ファンアイテムだとは思うが、#7~#9は聴き応えあり。 01.SUCH THE FOOL 02.(IF YOU WEREN'T SO)PERFECT 03.HOLD MY FINGER 元のEPに収録されていたもの。録音状態は良くも悪くもないがアルバムに比べれば二回りほど落ちる。大きなアレンジの違いはない。アルバムバージョンとの細かい差異を楽しめる人向き。 04.PUSSYFOOT 05.HOLD MY FINGER 06.SUCH THE FOOL こちらも元のEPに収録されていたもの。〔LIVE IN BBC SESSION 2001〕だそうだ。録音状態は↑からさらに一回り落ちる。当時から馬鹿テク具合は何も変わっていないものの、まだヴォーカルが不安定。こちらも大きなアレンジの違いはなく、細かい差異を楽しめる人向き。
07.SKIES OF MILLENNIUM NIGHT 08.WAIT FOR SOMETHING WILD 09.SUFFICE~EMERSON OUTRO JAPANESE EDITIONで初お目見えの〔LIVE IN LONDON 2004〕。けっこうクリアに録音されているし、なによりオーディエンスの盛り上がりが伝わってくるのが嬉しい。 10.CAN'T WE ALL DREAM? 同じくJAPANESE EDITIONで初お目見えの〔NO NEED FOR VULTURES REMIX - by Mikee〕。あの中盤のアブストラクトな曲のリミックス。シンセサイザーの音色が加わり、原曲よりも少し分かりやすくなったと思うが、相変わらず聴き手の解釈にゆだねるところは大きい。 加えてPEEP SHOWのPVがCD-EXTRAで収録されている。血と虫がいっぱいの"アンセンサード・ヴァージョン"。うわーグローい、って調子です。
1STアルバム"ONE FOR THE KIDS"から2ND"OCEAN AVENUE"の間にリリースされたEP。 ヴァイオリンとともに哀愁のメロを奏でる・・・というよりは、青々しくて甘酸っぱいメロディが詰まっている。メタルヘッズには"OCEAN AVENUE"からのほうがとっつきやすいかと思う。別に中身が悪いわけじゃなく、エモコアとしてはなかなかの力作。