1曲目はなかなかいい。 2曲目は、哀愁のナンバーで評価が高いようだが、個人的には全く耳に入ってこない。 3曲目は続かない。 4曲目は、イントロがいい。何かを予感させる。しかし、ヴァースとサビメロが残らない。 5曲目は、BON JOVIのLivin' on a Prayer的か?と思わせるが、これもメロディが続かない。 12曲目も名曲との誉れが高い。しかし、この程度の哀愁であれば、ブライトンロックや、ハーランケージのほうが圧倒的に優れている。
本作の最大のウィークポイントは、そのビートのなさである。 ドラムがあまりに軽い。 同時期にリリースされたTHE COMPANY OF SNAKESはホワイトブルース一色だが、 こちらは北欧系メロハーの要素も盛り込まれている。 ステファンのボーカルは確かに素晴らしい。 しかしバック陣がそれを支えきっていない。 THE COMPANY OF SNAKESの閃光に比すると、かなり見劣りしてしまうが、 メロディの質の高さと、ボーカルの素晴らしさは特筆に値する。 いいものがあるだけに、惜しい作品である。 2002年リリース