これこそ隠れた名盤とも言うべきだろうか。 VALENTINE といえば、オランダの某バンドというイメージがあるので、 なかなか本作にたどり着けるマニアは少ないのではないかと思う。 私の一押しは、 no way、too much is never enough、where are you now、someday そしてロッカーバラードの名作と言っていい、you'll always have me。 私の趣味としては、FIREHOUSEはダメだった。味がない。 JOURNEYは楽曲の出来不出来のバラツキが激しい。 その点、このVALENTINEは、全曲素晴らしい出来だ。 何回聴いても飽きない味がある。 ボーカリスト云々の前に、とにかくギターがすごい。 リフの組み立てや、ソロにヴァンヘイレンのポップな ナンバーを凝縮したイメージあり。
LAメタル陣は、1曲目のインパクトに全てが凝縮されているが、本作も例外 ではない。 STONE FURY の良さは、メロディが秀逸であるうえに、更にそのVAN HALEN的な ギターワークにある。 その顕著なものが、2曲目に現れている。 本作に収められた9曲全てが完璧であるが、メジャー調のナンバーも明るく なりきれず、深みを感じさせてくれる。 特にラストに収められた、切ないShannon You Loseは涙なくしては聴けない。 3曲目のLife Is Too Lonelyも一級品の出来。