前曲に酷似するが、これも渋い。そしてヘヴィ。 デビカバがサイクスと組んでやるべき方向性は、このSHEELAのBURNED DOWN ではなかったのかと思う。 個人的には、ホワスネのサーペンスアルバスは、いまいちピンとこなかったが、 BURNED DOWN を聴いてこれだ!、と思った。 しかし、新人のデビューアルバムであるからして、その点は考慮しても この完成度は並外れている。
本作こそ、ゼップにもっとも近い精神性をもった作品だ。 この煮え切らない、サビという明確なサビがない、非常にもったい ぶったパフォーマンス。 ゼップの最終章IN THROUGH THE OUT DOORの完成形がここにある。 これこそブルース、完全に板についている。 デビュー作にて、これは奇跡だ。 この作品に溺れると、同時期の全てのHM/HRアルバムが霞んで見える から怖い。 ハードロックの原点ここにあり。 BLACK CROWES が非HM/HRに分類されていることが、何よりも残念だ。