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はっちゃんさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 201-300

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はっちゃんさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 201-300
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GIRLSCHOOL - Screaming Blue Murder ★★★ (2012-05-01 20:01:18)

メンバーチェンジ発生。

Ba/Voのエニッド・ウィリアムスが脱退。多くの楽曲でリード・ヴォーカルを務めてきた彼女の
脱退は結構なダメージだったと思います。リード・ヴォーカルが3人というのがこのバンドの
強みだったのに…。

サウンド的には1st、2ndより格段にメジャー感のある引き締まった音になってますが、本来の
彼女達の魅力である乱暴な荒荒しさはちょっとだけ減退。しかし硬派感は充分残ってます。
タイトルナンバー「SCREAMING BLUE MURDER」がバンドの著しい成長を証明してますが、
個人的にはもっと爆走チューンを収録してくれていたら完璧だったんだけどなあ。
それと新機軸として過去の楽曲には無かった叙情/哀愁が導入されているのが新鮮です。

前作、前々作と同様素晴しい作品だと思います。


GREAT WHITE - Once Bitten ★★ (2010-02-17 23:24:00)

「ROCK ME」をFMで聴き、良かったのでアルバムを購入しました。
プラント的な歌い回しもきっかけのひとつですが、適度にブルージーなHRというのが
個人的な嗜好にピッタリ。ブルース・ロックではなくブルージーなHRです。
次作から、今作以上に黒っぽくなっていくのですがこのアルバムでは、まだまだ。
この作品を音楽的に言うとブルースの要素は小さじ2分の1杯ほどなのに、バンドそしてアルバムの雰囲気がブルージーという珍しい人たちですね。
↑kotoraさんのおっしゃるとおり、無責任レビューが皆無なのはバンドの性格なのかも
しれませんね。
「ROCK ME」「SAVE YOUR LOVE」なんかは30歳以上の米国人女性に圧倒的に支持されて
いるらしいです。うーん、大人の味わいってヤツ?


GUITAR WOLF - ラン ウルフ ラン - オールナイトでぶっとばせ!! ★★★ (2009-09-05 11:12:40)

問答無用のJETなロケンロー!!!


GUN(60'S) ★★ (2009-06-04 01:01:00)

評価はさておき、とにかく聴いてほしいバンド GUNです。
80年代末期に出てきたGUNとは同名異バンドです。
このバンド、何が凄いかというとイカレっぷりが半端じゃない。
確かに後のハードロックという音楽形態に近い感触もあるんだけど
なにしろ1968年という時代、ハードロックなんか存在しないし
お手本なんかありゃしないんだから。強いて挙げるなら同時代イギリスで
センセーションを巻き起こしていたジミ・ヘンドリックスとか
クリームってことになるんだろうけど、どっこいこのバンドは両者とは
まったく異なる音楽性なのです。わずかな共通点と言えば、どことなく
ドラッギーでサイケデリックな雰囲気が薫るぐらい。
1stアルバムから漂うキチ●イっぽさは、時代の空気を反映していると
いえなくも無いんだけど。
現代のニートにまとまったHM/HRに慣れた耳には、それを期待して聴くと
確実に肩透かしを喰います。だってハードロックですらないんだもの。
ジャンル無用の奇天烈でへヴィなロック。
これを聴くと当時のイギリスのドロドロとした、ハードロックの
胎動みたいなものを感じてしまいます。
興味が湧いたら是非とも聴いてみてください。


GUN(60'S) - Gun ★★ (2009-06-03 03:39:00)

鳥肌がたつほど恐ろしいアルバムです。68年というプレ・ハードロック期に
これほどの音を出していたとは驚くより他ありません。
ハッキリ言うと、まとまりが無かったりするのですが、色んな事をやってみたいという
衝動と異常なまでのプリミティヴなパワーが渾然一体となって、とてつもない混沌を
生み出しています。当時のイギリスには世に出ていないこんな感じのバンドが沢山
いたんじゃないかなぁ。
「RACE WITH THE DEVIL」はGIRL SCHOOLもカヴァーしたへヴィなアップチューン。
中間部の悪魔の笑い声は狂気が垣間見えます。
「THE SAD SAGA OF THE BOY AND THE BEE」はストリングスが物語を盛り上げる
ドラマティックなナンバー。
(70年代にヒットした平田隆夫とセルスターズの「ハチのムサシは死んだのさ」は
この曲にインスパイアされたんじゃないだろうか)
ギターのエイドリアン・ガーヴィッツ(クレジットは何故かカーティス)は
誰の影響下にあるのか解析不可なオリジナリティ。恐ろしく歪んだ音で
弾きまくります。
このアルバムに充満している"ドロリとした"情熱は、現代のHM/HRには
表現し得ないものです。


GUN(60'S) - Gun - Race With the Devil ★★★ (2009-06-03 03:51:01)

狂ってます。
常軌を逸したアレンジは、やはりお薬の処方が
あったのでしょうか。
イカれ具合がとんでもなくかっこいいのです。


GUN(60'S) - Gun - The Sad Saga of the Boy and the Bee ★★★ (2009-06-03 04:00:08)

誰かカヴァーしてくれないかなぁ。
ドタバタしたリズムとは裏腹に大変に美しいストリングスが
印象的ですが、歌詞・演奏・アレンジと何故こんなことに
なったのか、発想が常人のものではありません。


GUNS N' ROSES - Appetite for Destruction ★★ (2009-05-13 20:39:00)

ハノイの音楽性をアメリカ人がやったらこうなりました。
まさにロックンロール!
ロック史上に残る奇跡のアルバム。
皆さんのおっしゃるとおり、説明不要。


HALESTORM - Halestorm ★★★ (2014-08-12 00:23:51)

トラに吠えられたら、多分こんな感じ。

それほどにリジー・ヘイルのヴォーカルは激唱なのです。HMでは声帯も裂けそうなほどのハイトーン・
スクリームとか、死者も甦りそうなほどのデス・ヴォイスなんかの極端な表現方法が主流ですが
このリジー嬢のディストーション・ヴォイスはナチュラル・ボーンなわけですよ。ズルいなぁ。
PHANTOM BLUEのVoギギ・ハンガックのヤクザヴォイスも凄かったけど、リジー嬢はそれに加えて
ワイドレンジな声域と激唱だけではない表現力が魅力。

楽曲、サウンドに関しては↑火薬バカ一代さんがすべておっしゃってくれていますが、個人的には
もっと軸足をHM/HRに寄せてほしいとは思います。しかし、総じてハイクォリティなアルバムの出来は
非常に満足のいくものでした。


HANOI ROCKS - All Those Wasted Years...... ★★★ (2012-09-27 00:05:27)

ロンドン在住の友人が帰国の際にお土産にくれたのがこのビデオテープ。

しかも日本国内の規格VHSではなくPAL方式だったため視聴することができませんでした。
友人に文句を言うと、「ああ、そういやぁそうだった」だと。オマエわざとだろ。
見れないとなるとどうしても見たくなるのが人情。大枚はたいて買いましたよ。このアルバムを。

僕はリアルタイムでハノイの活動を追っていたからスタジオ作品はコンプリート済みだったんだけど
このライヴ作品だけは解散後に入手。
内容はとにかく素晴らしいの一言!本物のライヴ・バンド。ロックのカッコ良さをもれなく提供して
くれます。もう体内のあらゆる数値が上昇するし、あらゆるものが分泌されそうなくらいに
エキサイティング!!自分もこのマーキーでのライヴに参戦したかった!!
選曲も代表曲はもとより、知る人ぞ知る的なカヴァーも取り上げていてコレがまた素晴らしいです。

あらためてこの作品を聴いてみると、マイケルとアンディが暴走できたのも、意外なほどに安定感を
見せ付けるラズルのドラムがあったが故なんだなぁって感じますね。本当に彼の死は惜しまれる。
今ものうのうと生きているヴィンス・二-ルは未だに許すつもりはありません。


HANOI ROCKS - Back to Mystery City ★★★ (2009-05-21 00:23:00)

カッコよすぎ。すみれさんのおっしゃるとおりHANOIは全てカッコいい。
牧歌的なイントロダクションから一転してハジける痛快R&R。
このアルバムのランクが低いのには釈然としないが。
猥雑と郷愁を同時に表現できるのは彼らだけ。欧州フィンランドというお国柄なのか。
キャッチーなメロディラインは一聴しただけでトリコになりますよ。


HANOI ROCKS - Bangkok Shocks, Saigon Shakes, Hanoi Rocks ★★★ (2009-05-21 01:09:00)

"若さ大爆発"的な1st。唯一無二のHANOI流R&Rはここですでに炸裂してます。
破天荒で猥雑、そして彼らの大きな武器となる哀愁。凡百のロックバンドとは違う
サムシングがアルバムに詰まってます。
リズムが走ったり、マイケルの声がひっくり返ったりと心もとない部分も多々あるけど
そんなことどうでもいい程にカッコいい。演奏の拙さは解散までそのままだけど
ルーズだけどタイトという見事に矛盾したアンサンブルそれがHANOIの魅力でもある。
アルバムのトータルとしての完成度はお世辞にも高くはない。
しかし、HANOIROCKSというバンドの魅力はそんなところで判断してほしくない。
もっと多くの人に聴いて貰いたいアルバム。
おすすめは、やはり「TRAGEDY」。


HANOI ROCKS - Oriental Beat ★★★ (2009-05-21 00:30:00)

「MOTORVATIN'」のベースが目茶目茶しびれる。
俺は運転するとき必ずコイツを爆音で鳴らします。
例によって演奏はお世辞にも上手いとは言えないんだけど、それがかえって
彼らの魅力になってますね。
メタラーの皆様にも是非聴いてほしいバンドです。


HANOI ROCKS - Self Destruction Blues ★★★ (2009-05-21 00:43:00)

とにかく素晴らしい。編集盤であろうが、寄せ集めであろうが
HANOIのアルバムに駄作はありません。
のっけから緊張感が漲る、HANOIでは異色のへヴィ・チューンがたまりません。
中でも一番のおすすめは「Cafe avenue」。アンディの作曲のセンスは
見事というほかありません(日本人の感性に近いかも)。
この曲は自分のバンドでもコピーしたほど大好きです。


HANOI ROCKS - Twelve Shots on the Rocks ★★★ (2010-07-31 10:14:00)

バンドの発起人が天に召されたというのに、賛否両論、喧々囂々の中
THIN LIZZYはゴリ押しで活動を始めた。
状況は違うけどHANOIも再生というキーワードのもとに活動を再開。全盛期の
メンバーではないけれども…
僕はリアルタイマーなので、かなりの不安とともにアルバムを購入。あまり期待せずに
トレイに乗せてみました。
素晴らしい!!かつてのヘタウマ感がなくなりタイトなプレイにまずビックリ!
(アレはアレですごくカッコよかったけど)
そしてアンディのメロディ・センスは微塵も衰えていない事に本当に嬉しくなりましたね。
「A Day Late, A Dollar Short」なんかは全盛期のアルバムに入ってても違和感は
ないでしょう。今回はマイケルの楽曲が多いんですが、若干一本調子かな。
欲を言えばきりがないけど、やっぱりナスティとサムには参加してほしかったな。


HANOI ROCKS - Two Steps From the Move ★★ (2009-05-21 01:29:00)

全米メジャー・デビュー・アルバムにしてラストアルバム。
今までに比べると完成度は高い。が…
プロデューサーはKISS、PINK FLOID、ALICE COOPER等でおなじみのボブ・エズリン。
レーベルのCBSの思惑が透けて見える。
それまで泣かず飛ばずだったKISSを、緻密なプロデュース作品で一躍トップバンドに
躍進させた実績を、HANOIの成功する青写真として描いたのだろう。
HANOIの本質は変わらない。だが確実に何かを失った。


HAWAIIAN6 - Souls ★★ (2009-07-01 05:33:00)

70年代昭和歌謡パンク・ロック。
このバンド、ここまで認知されるとは1stである本作リリース時点ではまったく
思ってなかった。ハイ・スタンダードのPIZZA OF DEATHレーベルからの発表という
ことからも、明るいメロコアかと思いきや、さにあらず。
マイナー・メロディ満載の泣きのパンクだ。あまつさえスタンダード・ナンバーの
「枯葉」なんかもカヴァーしちゃったりして、どっぷりと哀愁を味わえる。
リズムは2ビートで、まさしくハードコアなんだけどこれは画期的だ。
G/Voのクラッチは70年代の歌謡曲が好きなようで、とりわけ山口百恵のファンらしい。
70年代のリアル・タイマーは是非聴いてみてほしい。
確実にニヤリとするはずだ。


HEAR'N AID - HEAR' N AID ★★ (2009-06-22 05:21:00)

当時12inchシングルの方を購入。
俺はドナルド・ローザーが大好きなので、彼のプレイはすぐに判別できた。
早弾きギタリストではなく、いい意味で変な個性のあるギタリストが好きなもんで。
そういった部分ではブラッドが最優秀賞だね。丸虫もすごいプレイをしてるけど
早いのは他にもいるからね。
ヴォーカルではポール・ショーティノがソウルフルでかっこいいよ。
ハイトーン、スクリーム系の人が多く参加しているけど、ブラック・フィーリングを
持ってる人にもっと参加してほしかったな。
何年か前にCDでも購入したんだけど、こっちのはひょっとしてショートバージョン?
現在アナログ機材を手放したために、レコードと聴き比べができないので確証は
ないんだけども。
12inchシングルにもショートバージョンは収録されていたけど、なんだかCDの方は
フル・バージョンではないような気が…。気のせい?


HEART - Little Queen ★★ (2009-06-17 17:18:00)

バッキバキのリフ全開の「BARRACUDA」は、80年代のゴージャスな彼女たちしか
知らないファンには卒倒モンのへヴィなHRチューン。ドえらいかっこよさです。
女だてらにZEPライクな質感の楽曲がイカシてますよ。
ウィルソン姉妹のお姉ちゃんのアンは、このころはまだまだスレンダーボディ。
後に大変なことになるのですが…
気合の入ったシャウトは女性ロッカーの指針にもなったようです。
サウンドは今聴くと、リリース当時でも古臭い部類に入っていたかのような音ですが
それがかえって楽曲の魅力を増幅させているような気がします。
好盤です。


HEART - Little Queen - Barracuda ★★★ (2009-06-17 19:00:10)

お姉ちゃんの、脳天に突き刺さるようなシャウトにトリハダ。
女ロバート・プラントと評されているのも納得の凄まじさ。
この声、生で聴いたらスゲェんだろうね。


HEART - Red Velvet Car ★★★ (2010-12-20 05:32:45)

見事なまでに炸裂するZEP愛!!

こういうのを待ってました!80年代後半から90年代初頭にかけての豪華ハードポップ路線も
悪くはないんですが、彼女たちの本来の姿はこの作品にあるようなスタイルでしょう。
へヴィなリフでグイグイ楽曲を引っ張る…まさにZEP!
アコースティックで訥々と物語を紡ぎだす…まさにZEP!

誤解されそうだから書いておきますが、パクリじゃありません。あたかもZEPの内包していた
フィーリング、テクスチャーを自分たちのオリジナリティへと昇華させた快作です。

ギタリストとしてのナンシーはちょっと過小評価されすぎだと思いますね。確かにエレクトリック
ではハワード・リースらにリードを譲っていたけれど、ことアコギとなると確かな技術に裏打ち
された繊細かつ奔放なプレイはジミー・ペイジ直系と言っていいでしょうね。

で、忘れちゃいけないアン”お姉ちゃん”ウィルソン。なんなの、このパワーは?
もう結構なオバちゃんだっていうのに若い頃より凄まじくなってる。恐ろしいほどにパワフル。
表現力に至ってはジェンダーを抜きにしても、もはや敵う者はいないでしょう。


HEART - Rock the House Live! ★★★ (2010-12-20 02:22:32)

ゴージャスなハードポップやバラードがウリではないんです。彼女らは。

根底にあるロック魂。それがこのライヴで炸裂しております。もともとZEPをリスペクトしている
ことからも解かるように(カナダのバンドには非常に多いです)厳ついリフナンバーと魔性を持った
アコースティックナンバーを自分たちのパーソナリティとしており、本作ではその両者が
セットリストに絶妙なバランスで配置されていますね。見事です。

それにしても、お姉ちゃんのシンガーとしての実力は凄まじいものがありますね。
この人、結構ブラックミュージックに影響されてるんじゃないかなぁ。メリスマとメロ・フェイクに
黒いフィーリングを感じます。ロバート・プラント+ポール・ロジャース=アン・ウィルソン
みたいな感じでしょうか。スタジオ作品よりライヴの方が凄いヴォーカリストなんて
ロニー・J・ディオが鬼籍の人となった今、彼女ぐらいしかいないんでしょうかね。


HELLOWEEN - Keeper of the Seven Keys, Part I ★★ (2009-06-09 16:33:00)

以前から言われている事ですが、ゲルマン民族と大和民族の類似性について。
このメロディにはやはり日本人は飛びついてしまうわけです。
しかし個人的にはギタリスト各々の、展開の悪いソロパートが歯痒いかな。
クサいメロディ、フックのあるサビはいいのですが、ソロに関しては、どうも
行き当たりバッタリ感があるのは否めません。


HELLTRAIN - Rock 'n' Roll Devil ★★★ (2016-02-19 00:47:08)

ぶっちゃけメロデスについては門外漢なのでよくわかりませんが

ROCK 'N' ROLLというワードに惹かれて、ジャケ買いです。バンド名のセンスもカッコよかったしね。
たったそれだけの理由で思わず”地獄列車”に乗車しちまったというワケです。

実際聴いてみて、そのサウンドのカッコよさにビックリ!冒頭にも書いたとおり、メロデスに関しては
初心者以下の知識しかないけど、こういうスタイルってメロデスというカテゴリーの中ではかなり異端
なんじゃないのかなぁ。確かに北欧の爆走R&Rをベースにしているというのは一聴しただけで分るけど
楽曲の構造はメタルというより完全にロックのそれ。しかもR&Rのマナーを踏まえたフレーズなんかも
随所で聴けるので、そっち系のロックが好きな僕としては相当聴きやすいですね。
デス声がクリアできればBACKYARD BABYSやHANOI ROCKSが好きな人でも大丈夫じゃないでしょうか。
ただ、楽曲のバリエーション的にはもっともっと熟考した方がいいと思うし、様々なパターンを試して
みるべきとも思います。それが、飽和していくジャンルの中で生き残るヒントになるかもしれないから。


それにしてもメランコリーだわ~。叙情だわ~。またチェックすべきバンドが増えてしまったわ~。


HOLLYWOOD ROSE - The Roots of Guns N' Roses ★★★ (2010-12-18 03:05:24)

そう。この作品の価値はドキュメンタリーDVDの方にこそあるのです。

当時GN'Rに関わった人間たちの生々しい証言で構成されたドキュメントは、ファンじゃなくても
一見の価値ありです。
アメリカのミュージックシーンのトップに立つというのはホントに大変な事なんだなぁ、と思いつつ
下積み時代の過酷な生活は絶対に耐えられないだろうなぁ とも思ったり。

事実が歪曲された雑誌のインタヴューなんかより本人たちが証言しているんだもの、その説得力は
見た人を頷かせること間違いなしです。


HUGHES / THRALL - Hughes/Thrall ★★ (2009-06-27 18:04:00)

パット・トラヴァース作品でのパット・スロールのプレイが気に入っていたので
当時、死ぬほど聴いてみたかったけど入手困難で半ばあきらめかけていましたが
CDで再発されたときはソッコーでGETしました。
期待を裏切らない内容に狂喜したものです。
パット・スロールの、歌い手を支える堅実だけど個性を主張するバッキングは
ゲイリー・ムーアも思わずパクってしまうほどのクォリティ。
エフェクティヴなリフは当時は斬新だったはず。
ソロ・プレイはコンパクトでいながら十分な切れ味を誇ってます。
なんでこの人が浮上してこないのか、不思議でなりませんよ。
楽曲の出来も良く、当時に於いてこのアプローチは非常に珍しかったのでは?
「I Got Your Number」のイントロを聴くだけでもう昇天は確実。
みなさんグレン・ヒューズばかり取り上げるけど、パットがいなかったら
ここで聴ける世界は成立していませんよ。
洗練されたメロディアスな方向性は、後のLAメタルに先んじた先見性で、あと5年後に
リリースされていたなら大ヒットしていたでしょう。


IMPELLITTERI - Stand in Line ★★ (2009-07-14 04:48:00)

「世界最速の男」というキャッチ・フレーズに「じゃ、聴いてみるか」と本作を購入。
速い。ソロのラインが分からないほどに。確かに弾きまくってはいるけど、ソロ自体は
イングヴェイとは違いコンパクト。ま、これだけ音符を詰め込むとコンパクトとは
言っても十分にお腹いっぱいなんだけどね。
みなさんおっしゃるとおりイングヴェイっぽい部分も確かにあるんだけど、クリスの
プレイはちゃんと彼らしいプレイになっていると思いますよ。
同じストラト・キャスターを使ってはいても、クリスの方がややヘヴィ。
しかし、ムッチーさんのおっしゃるとおりグラハムの熱いヴォーカルの存在感が
このアルバムのクォリティを底上げしてますね。「Since You've Been Gone」での
激唱は、オリジナルより好きだったりします。


IMPERIAL DRAG - Imperial Drag ★★ (2010-01-13 12:02:00)

アメリカのバンドなんだけど、ロンドンぽいというかグラムっぽいというか。
ジェリー・フィッシュよりロック寄りですね。
うにぶさんの仰るとおり、メロディや仕掛けの多さではジェリー・フィッシュの方に
軍配が上がりますが、猥雑で若干退廃的なムードはこのバンドの個性なのでしょう。
ミディアム・テンポの曲が大半なので、もう少しメリハリが欲しかったですね。
とはいえ、そこは元ジェリー・フィッシュ。グッド・メロディが聴くことができます。
この時点でスラッシュと一緒にやるとは思ってもみなかったけど。
もう1枚ぐらいアルバムを作ってほしかったな。うーむ残念。


IRON BUTTERFLY - In-A-Gadda-Da-Vida ★★ (2012-05-04 02:14:14)

ZEPのデビュー・イヤーに同じくデビューした彼ら。

モチロンお薬の処方があったことでしょう。タイトル曲なんかは、
おおっぴらにドーピングしてますよ。
このマッドというかルナティックというか要はキチ●イっぽい感じ、嫌いじゃないです。

なんかヴァニラファッジやドアーズとは発想の違うオルガンのアプローチが怖いなあ。
決してドゥーミーではないんだけど雰囲気が重苦しい感じ。ちょっと米国産バンドにしては
珍しいサウンドですね。

因みに彼らのバンド名、LED ZEPPELINと同じ発想。どちらが先なのかは知らないけど。


IRON MAIDEN ★★★ (2012-06-08 16:18:55)

突然思い出した。

今から25年以上前の高校生だった頃の話、僕はメイデンのカンペンケースを毎日学校で使っていた。
黒地に「PIECE OF MIND」のアートワークが施された魅力的なアイテムだ。
シンコー・ミュージックのグループ会社BLACKの通販でゲットしたのだ。
隣の席に座るポニーテール女子のユウちゃんは、誇らしく描かれたエディを一瞥して言った。

「気持ちわるーい」

僕はユウちゃんの左肩に思いっきりグーパンを喰らわせてやった。


IRON MAIDEN - A Real Live One ★★★ (2012-08-09 18:54:42)

ビミョーな位置にあることは確かです。

ブルースが脱退直前の時期のパフォーマンスなので、全盛期に較べるとどうしても文句を言いたく
なってしまいますね。まず、ドニントンより声が出ていないし、フェイクが多すぎる。
本気を出した時のブルースの凄まじさを知っているだけに、この作品での彼のヴォーカルは
なんとも歯がゆい。

セットリストが被ってるのは、あまり気になりません。ライヴ作品って多少なりとも重複が
あるのがまた楽しめる要素のひとつだと思うから。概ね良い選曲だと思います。
ブルースはちょっとアレですが彼以外のメンバーのプレイはアグレッシヴでエキサイティングです。
この頃って、結構ヤニックに引っ張られてる感があるんだよなぁ。

音質が良くないのは、「ROCK IN RIO」を除いて、もはやMAIDENのライヴ作品ではお約束だから
これも気になりませんね。むしろタイトルどおりリアルな生々しさを感じます。

悪い作品ではありませんが、性質上どうしても避けられてしまうのはちょっと不憫ですね。


IRON MAIDEN - Best of the Beast ★★★ (2016-09-13 00:31:50)

腹の立つことに、確かコレって廃盤なんスよね。

これからMAIDENを聴いてみようって思ってる人には、これ以上ない最強のベスト盤です。中古で見つけたら即GETですよ!
皆様がおっしゃっているように選曲、ボリューム、ランニングオーダー等々にこだわりを感じます。そして未発表テイクや
幻のTHE SOUND HOUSE TAPESの音源などが収録されている事で、その資料的価値を考えると決して廃盤になるような
内容のベスト盤ではありません。

溢れんばかりのファンへの感謝の気持ち。それがストレートに表れているのがバンドのヒストリーや数々のアートワークを
掲載した豪華ブックレット。これってバンド側が制作側に積極的に協力しないと不可能な作業のはず。この事を考えても
大変な労力が投入された、まさに入魂のベストアルバムと言っても過言ではありません。

「EDWARD THE GREAT」も良いかもしれないけど、おススメするならば断然コチラです。


IRON MAIDEN - Iron Maiden ★★★ (2009-05-10 00:52:00)

HIRO-SKYWALKERさんの意見に基本的には賛成です。
本人たちはおそらくパンクを意識はしていないような感じをうけます。
以下は僕の見解。
極論ですが、パンクとは音楽のジャンルの事ではありません。
精神性、スピリッツの事です。言葉にすると非常に陳腐ですが
激しい憤りや体制(音楽シーン含む)への反発、そして何よりも
「自分自身であれ!」という姿勢がその根幹です。
という事を踏まえれば、メイデンは立派なパンクロッカーなのです。
アナーキー&デストロイといったキーワードこそ見られませんが、
アグレッション満載のリフは、パンクだ、メタルだというカテゴリーを超越して
"ロック"としてカッコイイ。
ただ、オンタイム時系列でアルバムを聴いていたファンは、ディアノ脱退とともに
メイデンからドロップしていくのは悲しいのだけれど…


IRON MAIDEN - Killers - Another Life ★★★ (2016-09-06 22:15:17)

中盤に出てくるベタベタのロケンローの常套フレーズが印象的なナンバー。
こちらはギターにパンクを感じる。


IRON MAIDEN - Killers - Genghis Khan ★★★ (2016-09-06 22:21:14)

一聴すると奇天烈な感じも受けるが、展開がドラマチックなMAIDENならではのインスト。
終盤におけるギターのハーモニーパートが美しい。


IRON MAIDEN - Killers - Innocent Exile ★★★ (2016-09-06 22:30:39)

個人的にディアノ時代では上位に入る曲。歌メロにどこかブルージーなフィーリングがあるのが良い。
リズムチェンジが実にMAIDENらしい。


IRON MAIDEN - Killers - Killers ★★★ (2016-09-06 22:37:59)

初期に顕著な性急なリズムが、聴く者に有無を言わせぬほどNWOBHMを主張してくる。
「カッコイイ」とはこの曲のための形容詞である。


IRON MAIDEN - Killers - Murders in the Rue Morgue ★★★ (2016-09-06 22:09:40)

ディアノの歌唱スタイルもさることながら、この曲をパンキッシュにしているのは
クライヴ・バーのドラミングだったりする。


IRON MAIDEN - Killers - Prodigal Son ★★★ (2016-09-06 22:42:23)

濃厚なブリティッシュの出汁が溢れまくるスティーヴらしいナンバー。
なんとなくWISHBONE ASHの雰囲気がある。


IRON MAIDEN - Killers - Purgatory ★★★ (2016-09-06 22:49:00)

この作品の中では一番好き。ディアノの魅力満載。
初期2枚にこだわるファンが多数存在するのも理解できる。


IRON MAIDEN - Killers - The Ides of March ★★★ (2016-09-06 21:23:30)

この曲を聴くと、初期の彼らにとってクライヴ・バーの存在がいかに重要だったかが解るような気がする。
というか、やはりディアノにはクライヴ・バーが合ってるし、ブルースにはニコが合っている。


IRON MAIDEN - Killers - Wrathchild ★★★ (2016-09-06 22:05:36)

IRON MAIDENにしか出せないグルーヴ。彼らの楽曲の中でもちょっと珍しいタイプの曲。
どこか70年代っぽさも匂わせながらも、世界観は正調MAIDEN節。文句なしにシビレる。


IRON MAIDEN - No Prayer for the Dying ★★★ (2012-08-18 14:29:43)

失敗作でもなければ駄作でもありません。

リリース当初から賛否両論あったので、ここでの評価も頷けるものがありますが、個人的には
MAIDENらしい佳作だと思います。擁護する訳ではありませんが、前作、前々作が構築美にあふれる
作り込まれたアルバムだったのに対し、本作はシンプルな勢いを活かしライヴ感をプッシュした
ということで、ファンは裏切られたと思ったのでしょう。

しかし、聴きようによっては初期の荒々しさに通じるものがあると思います。もちろん往時の
殺気立ったエネルギーはありませんが、プリミティヴなパワーは感じられます。
このような作風も彼らのパーソナリティのひとつと考えると、懐の深いバンドだなぁって思います。

ヤニックのプレイに関しては、ちょっとデイヴのプレイに酷似していて、この時点ではあまり
彼の個性が見えませんでしたが、ヤニックの真骨頂はライヴで発揮されると気づいたのは、まだ
先のお話。

MAIDENの作品を聴いていて思うのは、プロデューサーであるマーティン・バーチによる
なんとも歯がゆいサウンド・プロダクション。このアルバムでもせっかく勢いのある楽曲群なのに
ギターを奥に引っ込めた音像は作品の良さをスポイルするものでしかないし、どうもこの人
バランス感覚が優れているとはとても思えません。
まぁ、このミックスにGOサインを出してしまうスティーヴもスティーヴなんだけど。

と、ファンにとってはネガティヴな要素もありますが、決して否定するような作品ではないし
「PUBLIC ENEMA NUMBER ONE」や「HOOKS IN YOU」のような超ストレートなナンバーを
楽しめるのは後にも先にもこの1枚だけですからね。


IRON MAIDEN - No Prayer for the Dying - Hooks in You ★★★ (2012-08-18 14:36:24)

確かにMSGの某曲にそっくりですね。

しかしサビは爽快感たっぷり。炭酸飲料のようです。
アルバム中でも異彩を放ってますね。


IRON MAIDEN - No Prayer for the Dying - Mother Russia ★★★ (2012-08-18 14:46:15)

アルバム中では長い部類に入るけど、彼らにしてはコンパクト。

壮大でドラマチックなのに、よくコンパクトにまとめたなぁ。
まるで外見は大きいが中身は小柄なマトリョーシカのようです。


IRON MAIDEN - No Prayer for the Dying - Public Enema Number One ★★★ (2012-08-18 14:40:30)

有無を言わせぬカッコよさ。

こんなにカッコいいのに評価されない名曲。
コンパクトなMAIDENもいい。


IRON MAIDEN - Piece of Mind ★★★ (2009-05-10 00:02:00)

初めて買った彼らのアルバムです。
「DIE WITH YOUR BOOTS ON」「THE TROOPER」などの疾走ナンバーをコピーしたくて
購入したのですが、冒頭の「WHERE EAGLES DARE」からやられました。
イントロのドラムだけでK.O.です。
スティーヴ・ハリス本人もお気に入りの1枚。


IRON MAIDEN - Powerslave ★★★ (2012-05-27 22:23:54)

あの…皆様が不愉快になるかもしれない発言を。

僕にとって「ACES HIGH」も「2 MINUTES TO MIDNIGHT」もどうでもよくて、本作の聴き所は
タイトルチューンである「POWERSLAVE」なのです。中近東のスケールを使ったメイン・リフは
怪しさ抜群でドえらい破壊力。メイデンの楽曲の中でもこういう構造のリフは特異なタイプだし、
ズンズク刻むバッキングと歌メロとの絡みがなんとも70年代をかんじさせます。
大作のイメージがありますが、僕はあっという間に聴き終えてしまいますね。

そして本物の大作「RIME OF THE ANCIENT MARINER」は圧倒的な構成力で僕の耳を捉えて
離してくれません。中間部の緊張感みなぎるパートから怒涛のシャッフル・パートに移行する
瞬間は何度聴いてもトリハダもの。プログレ・マニアのスティーヴ渾身のナンバーです。

前述の暴言も、あの2曲が素晴らしい曲だということを踏まえたうえでの発言なので、
笑って流してくださいな。


IRON MAIDEN - Rock in Rio ★★★ (2012-08-09 17:09:41)

フェンシング仕込みのブルースのフィジカルの高さに驚けッ!

激しく動きまくるパフォーマーとして有名なブルース。この時期、40代だというのに
飛んだり跳ねたり走ったりと、夏休みの子供のような元気よさ。アンタはスーパーボールか!?
しかもこれだけ動き回っても圧倒的にブレない歌唱力は凄まじいとしか言えません。
そして何よりスゴイのが25万人ものオーディエンスを完璧にコントロールする「客あしらい」。
フロントマンとして要求される全てのファクターを兼ね備えた「鬼シンガー」それがブルース。

バンドのプレイ、パフォーマンスもオフィシャルのライヴ作品の中ではダントツに素晴らしいです。
やはり観客からのレスポンスがバンドをノセるというのは事実で、このインターアクションが
ライヴの出来を左右する大きな鍵となりますがMAIDENの場合、どこの国でも熱いファンばかり
なので質の高いライヴ作品が多いんでしょうね。

見どころは、もちろん全編です。
中でも個人的な見どころは、ニコの走りっぷり。いくらデイヴが適正なリズムに戻そうとしても
どんどん突っ走る。それをまたデイヴが引き戻す。イタチごっこがツボでした。

結構な数のライヴ作品を見聴きしてきましたが、本作は間違いなく三指に入りますね。


IRON MAIDEN - Rock in Rio - Hallowed Be Thy Name ★★★ (2012-08-09 19:16:01)

ライヴ・ヴァージョンとしては過去最高の出来ではないでしょうか。

復帰後のブルースってフェィクに逃げることなく、しっかり歌いきるようになった事で
以前より凄みを増してますね。冒頭のロング・トーンに脱帽です。


IRON MAIDEN - Rock in Rio - The Trooper ★★★ (2012-08-09 19:22:58)

僕がMAIDENの楽曲の中で一番好きな曲。

ユニオンジャックを振りまくるブルースがカッコ良すぎます。
ロンドン・オリンピックの中継の度にユニオンジャックが映りこむので
必然的に脳内でこの曲のイントロがスタートするのです。


IRON MAIDEN - Seventh Son of a Seventh Son ★★★ (2012-08-18 13:47:37)

ドラマティックな構成のコンセプトアルバム。

エッジィなサウンドは控え目ながらもコンセプトに沿ったストーリーの出来、構築美はMAIDENの
作品のなかでもトップクラス。展開に次ぐ展開の激しさはよくプログレ的だと形容されますが、
個人的には、演劇的に感じましたね。
6人編成になった現在の彼らの方向性は、すでにここに結実していたように思います。

ディアノ時代の2枚こそがMAIDEN 、というのも解かりますが、このプログレッシヴな要素を
前面に押し出した本作のような方向もまたMAIDENなのです。
多重人格的にこれらの要素が入り乱れるのが彼らの素晴らしいところですね。

サウンドにもう少しエッジがあればもっと評価が高くなっていたかもしれません。
そこが惜しまれます。とはいえMAIDENの作品中、5指には間違い無く入るでしょう。


IRON MAIDEN - Seventh Son of a Seventh Son - Infinite Dreams ★★★ (2012-08-18 14:59:48)

もの凄い哀愁。

メリハリの聴いたバッキングに鳥肌が立ちます。
メロディーの質では、アルバム随一かも。


IRON MAIDEN - Seventh Son of a Seventh Son - Moonchild ★★★ (2012-08-18 14:51:33)

アコギに続いてギターシンセが紡ぎだすイントロ
一転して疾走する、怪しくてカッコいい曲。
印象的なサビが脳内で何度もリピートします。


IRON MAIDEN - Seventh Son of a Seventh Son - The Clairvoyant ★★★ (2012-08-18 15:15:50)

スリリングなテンションが圧巻。雄々しく疾走するパートが良い。
メジャー・キーとマイナー・キーが入り乱れ、めまぐるしく展開するのも
MAIDENの真骨頂。


IRON MAIDEN - Seventh Son of a Seventh Son - The Evil That Men Do ★★★ (2012-08-18 14:56:01)

僕も「Aces high」より好き。

弾きまくらないソロも渋くてカッコいい。
完成度の高いナンバー。


IRON MAIDEN - Seventh Son of a Seventh Son - The Prophecy ★★★ (2012-08-18 15:10:45)

大きなメロディを朗々と歌うギターのイントロがいい。
激しく展開しながらも叙情を湛えた素晴らしい曲


IRON MAIDEN - The History of Iron Maiden, Part 1: The Early Days ★★★ (2012-08-09 18:10:33)

ハジける若さ大爆発!!

今でこそ、デスメタルやブラックメタルで「ブルータル」という形容がフツーに使われますが
IRON MAIDENの存在が全てのブルータルなHMバンドに対しヒント与えたのは間違いありません。
初期の彼らは、伝統と良識を重んじる英国民にとってはバンド名を聞いただけで眉をしかめてしまう
ほど忌まわしいインパクトに満ちていたことでしょう。

そんなMAIDENのバンド結成からメンバー交代の変遷、当事者による貴重なエピソードなど、
ファンならば興味深い内容に釘付けになること受け合いです。
数ある目玉のひとつである未発表映像で、動くディアノを初めてみました。感動しましたね。

あと皆さんがおっしゃるとおりハマースミスでのパフォーマンスは素晴らしい!
コイツを聴いたら悶絶者が続出でしょうね。

現在は押しも押されぬHM界の重鎮となった彼らですが、初期のMAIDENは尋常じゃなくギラギラ
していて危ない雰囲気、邪悪なオーラを出しっぱなし!

信者はモチロン、若いビギナーにも見てほしい素晴らしいドキュメンタリー&ライヴです。


IT BITES - Once Around the World ★★★ (2013-08-13 18:29:00)

センスと才能そして実力がありながらも不遇に泣いたバンド。

このアルバムが発表された88年といえば全米を中心にキャッチーなHM/HRが頂点に達し、GUNSに
代表されるバッドボーイズロックが新勢力として脚光を浴び始めた頃で、IT BITESのような
音楽性のグループは苦戦を強いられるわけなんですが、聴いて分かるとおり彼らはプログレの
影響を前面に出してはいるけど決して難解な事をやってるわけではない。
むしろポップで非常にわかりやすいんだけど、時代の激流はIT BITESをはねつけてしまうのです。

本作が正当に評価されてIT BITESがブレイクしていたなら、DTの登場以前に新しいジャンルが
誕生していたかもしれません。それほどまでに彼らのミュージシャンシップは高く、作品は
ハイクォリティ。皆さんが仰られるようにGENESISとトレヴァー・ラビン主導のYESの雰囲気は
ありますね。それと同時にPOLICEやLEVEL42を彷彿とさせるパートもあったりしてアルバム全編を
聴いてるとその都度新しい発見があって本当におもしろいのです。
個人的に90年代に活躍したJellyfishなんかは密かにIT BITESの影響を受けてるんじゃないかと
考えてますが、まあ、周りは誰一人として賛同してくれませんね。それ以前に彼らの存在さえ
知らないロックファンがどんどん増えている!!これはいかん!!

少しでも彼らの知名度を上げるため、どなたかにフックするようなワードをあげておこう。

・変拍子や頻繁なテンポチェンジ予想外の展開

・Vo/gのフランシス・ダナリーの技巧。ホールズワースばりのレガートは強力!!

・Keyのジョン・ベックが紡ぎだすドリーミーなフレーズが素敵

・へヴィではないがポップでどこか浮遊感のある楽曲。まったく長さを感じない

上記のどれかが引っ掛かった方、ぜひ聴いてみてくださいませ。


IZZY STRADLIN - Izzy Stradlin and the Ju Ju Hounds ★★ (2009-06-19 19:02:00)

アーシーなR&Rが好きだったんだね。ホントは。
ジョージア・サテライツのリックリチャーズを雇ったという事実も
GNRのR&Rサイドを担ってた人だもの、当然っちゃあ当然の作品です。
クラッシュのカヴァー「Presure Drop」にもルーツの一端が見えるんだけど、
全編に漂うユル目なグルーヴがGNRフリークにはどう響いているんだろう。
このテのロックはもはやスタンダードだから、決して古臭くはないよ。


JAKE E LEE - Retraced ★★ (2009-06-06 22:48:00)

なんと自身初のカヴァー集。
取り上げられたバンドは70年代に活躍した、知る人ぞ知る的なチョイス。
彼がロビン・トロワーを聴いていたとは以外でした。
では、ざっと紹介しましょうか。
01. Whiskey Train (PROCOL HARUM)
02. Evil (CACTUS)
03. Way Back To The Bone (TRAPEZE)
04. I' ll Be Creepin' (FREE)
05. Guess I'll Go Away (Johnny Winter)
06. Love Is Worth The Blues (WEST,BRUCE & LAING)
07. I Come Tumblin' (GRAND FUNK RAILROAD)
08. Woman (THE JAMES GANG)
09. A Hard Way To Go (SABOY BROWN)
10. I Can't Stand It (Robin Trower)
11. Rock Candy (MONTROSE)
渋い、渋すぎる…
おまけにバックを固めるのはエインズレー・ダンバーにティム・ボガート!!
各々の曲自体は突飛なアレンジがされる訳でもオリジナルを凌駕してる訳でも
ない原曲に忠実な感じ。ただ、BAD LANDSで聴かれたようなジェイクのプレイは健在。
この人のフレーズ構成力はやっぱり凄い。
早く第一線に復帰してほしいものだ。


JAMES BYRD - Son of Man ★★ (2009-07-17 03:32:00)

皆様のおっしゃるとおり。ウリです、完璧に。
クラシカルというよりはオリエンタルな方向性ですね。このアルバム。
しかし、リスペクトの方向が間違っている気もします。これじゃぁただの物真似。
アーティストの本道は己を表現することにあり。
あの世界観はウリが長年かけて到達した境地で、上っ面だけパクっても響いてくる
ものは無いのでは?
とはいうものの、そのウリもかつてはジミ・ヘンドリックスの物真似で有名だった
からして、類は友を呼ぶということなのか。う~む。
彼のフリークには申し訳ないけど、ジェイムス・バードを聴くならFIFTH ANGELの
アルバムを聴くし、このアルバムを聴くんだったら本家ウリの方を聴きます。
ごめんねジェイムス。


JANIS JOPLIN - Cheap Thrills - Summertime ★★★ (2010-12-03 02:01:56)

この曲のレコーディング風景の映像を見たことがあるんだけど、歌録りの別テイクでは
まったく違う歌メロだった。スタンダードナンバーのそれに近いような。
レコーディングの時点でもジャニスはアドリヴだったんだって事が解かってトリハダが立ったよ。


JEFF BECK ★★★ (2012-06-29 20:08:57)

ZEPのジョンジーの発言だったかな。

「全てのギタリストは2つの種類に分けられる。ジェフ・ベックとジェフ・ベック以外にだ。」


JEFF BECK - Blow by Blow ★★★ (2012-06-29 21:32:34)

う~ん(失笑
そんな↑君には、この言葉を贈ろう。

「ジェフの、ギターが持つ可能性を追求する姿勢は60年代から注目していたし見習うところが
大きい。もはやジャンルやテクニックうんぬんのレベルじゃないんだ。彼は偉大だよ」
by ジョン・マクラフリン

確かにマハヴィシュヌ・オーケストラは凄まじかったけども。
「速く弾けるから凄い!」ってのは「喧嘩が強いから凄い!」や「金持ちだから凄い!」と一緒。
どこかのページにも書いたんだけど、技巧にばかりとらわれて音楽を聴いていると、その本質を
見失いますよ~。木を見て森を見ず っていうじゃないですか。

それはともかく。
ポピュラー音楽それもロックのフィールドで、歌モノバンドで名を上げた人間がイキナリ楽器演奏
のみの作品を発表するなんて、当時の音楽界では慣例を打ち破る暴挙だった事でしょう。
前人未到の領域に果敢に挑んでゆく姿勢こそがジェフ・ベックの評価を高いものにしているのです。

ジェフという人は対外的なポピュラリティなどはあまり考えない人なのに、結果、この作品の
ネーム・バリューたるやグローバル規模。
まだ学生だった頃、ギタリスト必聴アルバムということで購入したんですが、夏休みの一ヶ月間
毎日何十回と繰り返し聴いてましたよ。聴く人によってカラフルに受け止められるというのも
この作品の特徴。
僕の書き込みに何度か登場するT社長が経営する会社のスタッフたちも「はっちゃんにしては
爽やかな音楽だね」とか「はっちゃんにしては大人の音楽だね」とか、様々な反応があったので
凄く印象に残ってます。(僕に対するイメージは少々心外だったが)
実はこれこそが、この作品が持つ凄みなのかもしれません。 


JEFF BECK - Flash ★★ (2009-05-27 20:22:00)

う~む。書き込みの数を見るとみんなこのアルバム好きじゃないんですね。
楽曲、サウンド、音楽性うんぬんは置いといて、プレイ自体はベックらしさが
満ち満ちたアルバムです。本作から本格的に指弾きにシフトしたと記憶してますが
特徴あるシグネイチャー・サウンドは唯一無二。
本作に起用されたプロデューサーのナイル・ロジャースはヒット狙いで担ぎ出された
飛び道具。しかしその力量は「?」。個人的にはシックでの正確無比なカッティングが
大好きなギタリストだったんだけどなぁ。
久々の本人のヴォーカルも聴けるし(上手くはないけど)かつての盟友でもある
ロッド・スチュアートも参加してるから、そういった意味では買いです。
この作風が気に入った人は同時期にリリースされたロッドのアルバム「Camouflage」も
聴いてみてください。こっちの方がベックが暴れてますよ。


JEFF BECK - Jeff Beck Group ★★ (2009-05-27 19:49:00)

個人的には歌モノのバックをやっているベックが好きなので。
それにしても黒い。前作を凌ぐほどに。スティーヴ・クロッパー効果なのか?
「Definitely Maybe」は表現力の極北に到達した感がある。
この人のバッキングは独特で、あまりコード進行をコード弾きで追ったりはしないのが
特徴。オブリガードともリフともとれない奇妙なフレーズで構成されてたりする。
このバックで歌うのはさぞかしやりづらい事だろう。レコーディングとはいえ
ほとんどライヴでのインプロヴィゼーションと変わらないんじゃなかろうか。
ちょっとしたフレーズも常人には思いつかない音使いで、パッと聴きは"妙"。
故にクラプトン・フォロワー、ペイジ・フォロワーが無数に存在するのに対し
ベック・フォロワーは皆無という現実もこれに起因しているのだろう。
ベックがベックたる所以は"徹底して人と違うことをする"事に尽きる。


JEFF BECK - Jeff Beck's Guitar Shop ★★ (2009-05-27 20:51:00)

「Where Were You」に尽きる。まさにジェフ・ベックここにあり。
かつて、思いついても誰もやらなかった超絶技、トレモロ・ユニットのアップ/ダウンで
音程をコントロールしてメロディを奏でる… 本当にやってしまうとは!
常人離れした音感とリズム感を有する彼だけが成し得る事ができる世界。
息を呑むような美しい静を表現している事実が、ギミックでないことの証明である。


JEFF BECK - Truth ★★ (2009-07-20 04:50:00)

レスポールをここまでオーヴァー・ドライヴさせるには、音量を上げざるを得ない。
当時のアンプリファイアでは現代とは違い、音を歪ませることなど設計思想には
無いのだ。
音量のデカさ=ハード・ロックという図式が考えられるわけだが、この作品で聴ける
ハード・ロック的な要素は、そのラウドな音量だけで、音楽的に言うならブルースの
新解釈ということになる。これ自体はベックの発明ではないが、このテのロックを
満天下に知らしめたのは讃えるべき功績だと思う。
このアルバムを語るとき必ず引き合いに出されるZEPの1stだけども、互いに似たような
ルーツを持ち、ヤードバーズで同じ釜の飯を食った二人だからこそ両者のアルバムは
類似してしまったのではないのか。
よく聴くと、案外似ているようでそうでない部分は沢山ある。
ZEPの1stはロックだが、ホワイト・ブルースを堪能できるのはこちらの方に軍配。


JENNIFER BATTEN - Above Below and Beyond ★★ (2009-07-17 02:39:00)

先日亡くなった、マイケル・ジャクソンのツアー・ギタリストだった彼女。
そこでのプレイを買われてジェフ・ベックのアルバム、ツアーに参加するほどの腕前。
この人、何を考えているのでしょうか。とてもギターとは思えないようなプレイは
驚くよりほかありません。スティーヴ・ヴァイ同様、もはやタッピングをフツーに
スタンダードなテクニックだと認識しているのでしょう。そこにギミックは皆無です。
かと思えば非常にメロディアスな部分もあったり、アバンギャルドな部分もあったりで
飽きさせないアルバムのバランスはホントに心地いいのです。
女性だ、と侮るなかれ。男も脱帽ですよ。彼女のギター・プレイは。


JERUSALEM SLIM - Jerusalem Slim ★★ (2009-06-25 21:21:00)

マイケル・モンロー、スティーヴ・スティーヴンス二人とも大好きな
ミュージシャンなんだけど、相性がいいとは思えない。
楽曲は、これぞマイケル・モンローって感じなんだけど、必要以上にメタリックな
スティーヴのギターが曲の持ち味を殺している気がする。
ビリー・アイドルのバックの時は名参謀としての存在とその多彩なプレイが、すごく
かっこよかったんだけどなぁ。
思うにマイケルの声にピッキング・ハーモニクスは正直トゥー・マッチだと思う。
いろんな意味で残念なグループだった。期待値が高かっただけに。
マイケルは「二度とアイツとはやらない」って言ってたけど、
スティーヴには執行猶予を与えてもいいと思うな。アルバム1枚作ったことで
マイケルのパーソナリティも理解できたと思うし、今度は傑作を作れると思うよ。


JOAN JETT (& THE BLACKHEARTS) - Good Music ★★★ (2010-12-06 18:01:27)

タイトルに偽りなし。

まさにGOOD MUSICが詰め込まれた好盤です。彼女のオリジナルナンバー以外にもBEACH BOYSの
「FUN, FUN, FUN」やJIMI HENDRIXの「YOU GOT ME FLOATIN'」といったカヴァーも違和感無く
溶け込んでますね。
サウンド・ディテイルは、後の彼女の作品群に比べると生々しさが不足していますが、これは80年代
のお約束なので仕方ないでしょうね。当時はMTVでもガンガンオンエアされていたし。

それにしても、彼女のR&Rに対する想いと姿勢は作品を追うごとに強く伝わってきてホントに
清々しい。アーティストなんかじゃない。この人はロックンローラーだ!!


JOHN MAYALL - Blues Breakers With Eric Clapton ★★★ (2012-06-09 16:29:59)

ここで聴けるクラプトンのトーンは絶品です。

今ではストラトキャスターを愛器とするクラプトンですが、この頃はレス・ポールとマーシャル
という王道のセット。
そうです。今や、わざわざ語られることも無いロックの基本中の基本サウンドであるこの
マッチングは、クラプトンが発見し世間に知らしめたのです。
60年代はアンプの歪みは恥とされていて、そこにきてこのサウンドですからね。
暴挙といえば暴挙ですが、若きクラプトンに心から惜しみない拍手を送りたいです。

彼が3大キングの1人であるフレディ・キングを師と仰いでいるのは有名な話ですが、
そのフレディの使用ギターがレス・ポールであった事からクラプトンもレス・ポールを入手した
ようです。その選択が偶然にもロックを形成する重要なファクターになろうとは
当の本人も考えてなかったでしょうね。

とりわけ御大フレディのカヴァー「HIDEAWAY」がクラクラするほどイカシてます。
そしてゲイリー・ムーアもカヴァーしたオーティス・ラッシュの「ALL YOUR LOVE」。
本作のハイライトはこの曲です。
しかしなんという挑発的なトーン!コレ、ノン・エフェクトのアンプ直結ですよ!!
多くのギタリストが歪みの理想系だと語るこの音、ジャキッとエッジが立っていながらも
ふくよかで粘りもキレもある。俺もレス・ポールとマーシャル使ってるけどこんな音出せねーよ!

ギタリストなら必ず聴かなければならないアルバムだと本気で思います。
ブルースに興味がなくてもサウンドを聴くだけで衝撃を受けること間違いなし。


JOHN NORUM - Face the Truth ★★ (2009-07-17 02:20:00)

ハード・ロック大好き。激しいギター・プレイが大好きのジョン。
1stでは「FINAL COUNT DOWN」の恨みを晴らすかのように弾きまくってましたが、
楽曲のクォリティよりギターを優先した、とは本人の弁。
本作では楽曲のクォリティも格段に上がり、グレン・ヒューズ、ジョーイ・テンペスト
との共作もなかなかの出来。でも個人的にはジョンのフェイヴァリットでもある
シン・リジィのカヴァー「Opium Trail」が好きかな。
この頃になると、ヨーロッパ時代に顕著だった師匠ゲイリー・ムーア臭さは抜けて
ジョンの個性がハッキリと出てきて、パクリから消化へと変化してますね。
しかし残念ながらこのラインナップは長く続かず、数々のセッションに呼ばれれば
必ず参加し、スケジュールが把握できないグレンに業を煮やし決別してしまいます。
(グレンの尋常じゃない食欲も原因のひとつだったとか 笑)
確かに強力なナンバーと、そうでない楽曲との開きがありすぎるような気もしますが
彼のソロ作品の中では満足感が高いアルバムです。


JOHN SYKES - Loveland ★★ (2009-06-27 19:07:00)

愛の国…
ちょっと寒いタイトルだけど、どっこい中身は暖かな情感を湛えるバラード集。
彼のコンポーザーとしての力量を示した、なかなかの作品ですね。
こういった一人のミュージシャンの多面的な部分を垣間見ることができる企画は
個人的には大歓迎。サイクスが影響を受けた音楽のカヴァー集も2枚組で作って欲しい
ところです(案外ゲイリーおよびリジィ作品だらけになったりして)。
メロディを作るということにかけては、高い評価をされている彼ですが、ここでも
グッド・メロディが満載で、あらためてこの人はメロディ志向なんだなぁ、と
思った次第。既成のバラードのセオリーに当てはまらない「Wuthering Heights」は
例の「嵐が丘」の事を歌っているんですが、ケイト・ブッシュの「Wuthering Heights」
に迫るほどのクォリティだと個人的には思います。
ジョン・レノン10周忌のために書かれた「Don't Say Goodbye」には
「Imagine」「Ob-La-Di, Ob-La-Da」「Get Back」などが歌詞として登場するのですが
オイオイそりゃポールの曲だろ というツッコミは無しでお願いします(笑)。


JOHNNY THUNDERS ★★★ (2012-08-09 14:41:01)

彼が生前に来日した際ライヴを見に行ったんだけど、酔っていたのかキマっていたのか
なんとも覇気も生気も感じられないステージに、友人と共に憤慨した思い出がある。
それからしばらくして突然飛び込んできた訃報。

唖然とした。ついこの前に本人を見たばかり。薬物のオーバードーズ。信じられなかった。
あの生命力の感じられないパフォーマンスを振り返ると合点がいく…のだが、早すぎるよジョニー。


JOURNEY - Escape ★★ (2009-06-25 20:44:00)

これは必ずクルマの中にあります。
タイトル・トラックのほどよいドライヴ感が心地いいですね。
スティーヴ・スミスのオカズは自分的にヒット。
しかし一番好きなのは「Who's Crying Now」と「Mother,Father」。
二ール・ショーンのメロディアスなフレーズは、シェンカー顔負けです。
充実の楽曲群は、ダブル・プラチナムも納得の出来で、非常に高品質。
産業ロックと侮るなかれ。素晴らしいアルバムです。


JOURNEY - Frontiers ★★ (2009-07-14 05:08:00)

先日のWBCの中継で頻繁に「SEPARATE WAYS」が流れていたので懐かしくなりCDで
購入しなおしました。
ホントにこの曲の持つ破壊力といったら、ウルトラマンで言えば変身直後にいきなり
スペシウム光線を放たれたぐらいの威力がありますね。
イントロからゾクゾクするような曲ってなかなかお目にかかれないんだけど、この曲は
まさにそのゾクゾクが味わえます。
二ールのギターも、Aメロはワン・コードにハーモニクスを絡めたシンプルなもの
なんだけど、これがエラく重い。ソロも 哀愁フレーズで涙腺直撃です。
作品全体の出来は前作の方が上ですが、ロック度はこちらが上でしょう。


JUDAS PRIEST ★★★ (2012-06-08 14:02:13)

ギターの話を。

「SCREAMING FOR VENGEANCE」~「DEFENDERS OF THE FAITH」の時期にK.Kが使っていた
HAMERというメーカーのフライングVタイプ、あれはカッコ良かったなあ。
伝統的なギブソンのフライングVのように見えて細部はK.Kのこだわりが満載の戦闘仕様。
その名も「VECTOR K.K」!
「TURBO」以降は、あの初心者マークみたいなVタイプの使用頻度が高くなっていくんだけど
個人的に、フォルム的には「VECTOR K.K」が好きだなあ。

思うにフライングVって弾く人を選ぶギターだと思います。(プレイじゃなく抱えた時の佇まいね)
シェンカー兄弟は言うに及ばず、ランディ・ローズ、ウルフ&ヨルグetc
勿論K.KもフライングVに選ばれた栄誉あるギタリストでしたね。

赤いストラトも似合っていたけど、やっぱりK.KといえばフライングVなんだよね。


JUDAS PRIEST ★★★ (2012-06-10 07:40:37)

素朴な疑問。

オールドファンはJPを呼ぶとき「ジューダス」と呼び
「PAINKILLER」以降からのファンは彼らを「プリースト」と呼ぶ。

何故だ?


JUDAS PRIEST - British Steel ★★★ (2009-09-12 02:20:00)

サウンド・プロダクションは置いといて…
楽曲の構造は、余計な装飾音をオミットしてコンパクトに仕上げてます。
なのでソリッド感が前作比で増量してますね。
「PAINKILLER」以降からのファンと、バンドと並走してきたファンとでは
解釈に開きがあるのは当然ですが、正直ここまで賛否両論になるとはびっくり。
個人的には、彼らのカタログの中では上位にランクされるアルバムです。
「BREAKING THE LAW」を聴くと、なんか込み上げてきます。


JUDAS PRIEST - Defenders of the Faith ★★★ (2009-06-27 15:41:00)

前作に引き続き、非常にクォリティの高いアルバム。
前半の怒涛の勢いは、まさにMASTER OF ALL METAL。凄まじいテンションが圧巻。
それに対して後半はややダレる感じもあるけど、駄曲ではない。
前半がすご過ぎるから、どうしても地味に聴こえてしまうのは事実。
ランニング・オーダーをいじれば、もっと凄いアルバムになったような気がする。
前作で自身をメタル・ゴッドとして確信したのだろう、曲作りにもそれは窺える。
が、トム・アロムのプロデュースには前作同様、煮え切らないものがある。
時代といえば時代だが、今聴くとやはりエッジが足りない気がする。


JUDAS PRIEST - Defenders of the Faith - Jawbreaker ★★★ (2012-06-09 09:50:28)

このテンポでダウン・ピッキングをキープし続けるのは相当ツラいはずだ。
オルタネイトで弾く事も可能だが、そうするとニュアンスが変わってしまい
猛進する感じは演出しにくい。ビシビシと気合いを感じます。


JUDAS PRIEST - Defenders of the Faith - Rock Hard Ride Free ★★★ (2012-06-09 10:06:06)

大英帝国の翳り、誇り、美学、ドラマ、諸々すべてが詰まった濃厚なナンバー。
ギターチームの天晴れな仕事っぷりに頭の下がる思いです。
疾走するよりも、このテンポだからこそ逆に凄みを感じるね。


JUDAS PRIEST - Defenders of the Faith - The Sentinel ★★★ (2012-06-09 07:37:31)


憂いを湛えるコード進行、劇的な展開に俺のコスモが燃え上がりそうだ。


JUDAS PRIEST - Jugulator ★★ (2009-07-04 22:40:00)

これがリリースされた時、TVのCDランキング紹介番組で1位になってるのを見て
笑ってしまった。
それほどに、当時HMが露出することなど珍しかったし、同時に多くのメタルファンが
彼らの作品を渇望していたかが如実にわかる出来事だった。
さっそく購入したはいいが、ちょっと困ってしまったのは事実。
前作はあの「PAINKILLER」だからタイム・ラグはあるものの上昇するばかりの期待値が
これを聴いた途端、どんどん左へ傾いてしまった。それ以来ラックの肥やしと化した。
しかし、最近になって思い直し久々にトレイに乗せてみた。
面白い。確かに往年の彼らのサウンドとは趣を異にするが、まさにプリーストの音だ。
K.Kとグレンの音だ。ブリティッシュ臭は激減したもののこれもまた純然とした
彼らの作品なのだ。過去彼らは失敗作、駄作と酷評される作品を発表してきたが、
それらは必ず次の作品への布石となってきた。
変化することがバンドのコーナー・ストーンとするならば、このような作品が
カタログ上に並んでいてもなんら不思議ではない。


JUDAS PRIEST - Killing Machine (Hell Bent for Leather) - Before the Dawn ★★★ (2012-06-09 10:30:12)

朝日が昇る前、世界のどこかで様々なドラマが生まれ、終わる…

そんな想いを抱かせるおセンチなナンバー。


JUDAS PRIEST - Killing Machine (Hell Bent for Leather) - Delivering the Goods ★★★ (2012-06-08 15:58:50)

クールでハードボイルド。
今の彼らにこんな曲があってもいいのに。
まったく古さを感じない。


JUDAS PRIEST - Killing Machine (Hell Bent for Leather) - Running Wild ★★★ (2012-06-09 10:37:40)

彼らの楽曲に頻繁に登場するシンプルなリフ。
この曲もホントに効果的に使われていますね。誰かがやってそうでやってない。
単純なリフの方が複雑なものよりツボに入るのです。


JUDAS PRIEST - Painkiller ★★★ (2010-12-11 03:46:35)

うわぁ、ナニ?この激烈っぷりは!!
浅間山荘的な鉄球をグリングリン振り回してる感が全編にみなぎってますね。鼻血が出そう。

長い彼らの歴史の中で、ひとつのピークを迎えた作品としても本作は多くのメタル・ファンに
聴かれるべきでしょう。尋常じゃないメタル度数はフリークにカタルシスを提供してくれます。
それもこれもスコット・トラヴィスとクリス・タンガリーデスといったキー・パーソンの存在が
相当デカイような気がしますね。

個人的にはこれを凌駕するHMアルバムには未だ出会っておりません。


JUDAS PRIEST - Ram It Down ★★★ (2012-09-29 17:06:01)

すべてはHIGASHIさんの意見に集約されると思います。

当時のJPを取り巻く背景を考えると、否定派の意見も理解できるし、肯定派の意見にも納得します。
このアルバムに対する僕の個人的な評価は『チャラ男が紛れ込んだ自衛隊の演習』となります。
いつもどおりの硬派な楽曲の中に、人見知りをしないコミュニケーション能力の高いキャッチーな
メロディを挿し込んだ手法は、前作の残り香とともに次作の為の習作であることを感じてしまう為、
上記のような表現になってしまいましたが、自分でも何を言ってるんだろうと思います。

賛否両論の「JOHNNY B. GOODE」のような古典はどんどんカヴァーするべきだと思うのですが、
昨今のHMバンドは全くこの辺りのカヴァーをやらないので少し寂しい気がするなぁ。

まあ、このアルバムだけを単体で聴いても充分カッコいいので皆様もぜひ。


JUDAS PRIEST - Rocka Rolla ★★★ (2012-06-08 15:04:14)

ある意味、「踏み絵」のような性格を持った作品。

上のいくつかの意見に散見できるように、音質面、曲の構造など若いメタラーにとっては、とても
楽しみ難い作品なのでしょう。無理やり褒めるべき部分を見つけ出すより正直な意見だと思います。
僕がこの作品を購入したのは「DEFENDERS OF THE FAITH」リリース前。この時でさえ
入り込むには時間がかかったように記憶してます。なので「PAINKILLER」以降からのファンは
これを聴くのはぶっちゃけツライでしょう。

たとえば、同じく74年発表のUFOの作品「PHENOMENON」やTHIN LIZZYの「NIGHT LIFE」といった
再デビュー組の作品と一緒に聴くと観点が変わり、すごく楽しめます。
楽曲うんぬんよりサウンド・テクスチャーが駄目という人には何も言いませんが。

ただ、本作はバンドが何を見据えて何処に向かおうとしているのか暗中模索、五里霧中の状態。
そういった「迷い」を汲み取るのも味わい深い楽しみ方ではありますね。
個人的にベスト・チューンと言われると中々厳しいものがありますが、あえて挙げるなら
タイトルトラック「ROCKA ROLLA」かな。耳に残るGソロのフレーズとキャッチ-なサビメロが
印象的なので。

一言でこのアルバムを表すのならば「どんより」。

…いや、かなり好きな作品なんですけどね。


JUDAS PRIEST - Screaming for Vengeance ★★★ (2009-04-28 16:19:00)

リリース当時、「なんてバキバキのメタルなんだ!」って思ったほど
80年代当初に於いては先鋭的だった。PAIN KILLERと比較するのもどうかと思うが…
サウンドは少々丸い感じもあるが、時代でしょう。
各曲はスピードチューンとへヴィチューンがバランスよく配置されたランニングオーダーで一気に聴かせる魅力がある。「YOU'VE GOT ANOTHER THING COMIN'」という
シングルヒットもあるし。
個人的には超名盤ではないがメタル史に於いては重要なアルバムだと思う。


JUDAS PRIEST - Screaming for Vengeance - (Take These) Chains ★★★ (2012-06-08 15:46:15)

ギターがザッザッザッザッって8分を刻んでるのってロックの魅力に満ち満ちてますね。
キャッチーなサビも印象的。バーミンガム訛りもまたイイ感じ。


JUDAS PRIEST - Screaming for Vengeance - Devil's Child ★★★ (2012-06-09 07:23:53)

どこかAC/DCを彷彿させますね。

ミドル・テンポでシンプルなリフがグルーヴを牽引する。
こういうのにアメリカ人は滅法弱いのです。


JUDAS PRIEST - Screaming for Vengeance - Electric Eye ★★★ (2012-06-09 07:02:56)

このトリハダがブワーッて感じ。
変なアドレナリンが出る感じ。

これらが「PAINKILLER」に足りないんだよね。


JUDAS PRIEST - Screaming for Vengeance - Pain and Pleasure ★★★ (2012-06-09 07:18:32)

あれれ、低評価だ。

個人的にはギターサウンドがスゴイと思うんだけどなあ。
激烈なディストーションって割と作りやすいんだけど、この曲で聴ける深いトーンは
デリケートに作らないと出せない類のものだよ。


JUDAS PRIEST - Screaming for Vengeance - Riding on the Wind ★★★ (2012-06-08 15:33:48)

なんといってもK.Kとグレンのソロ・バトルが素晴らしい!
そしてイントロのドラム。デイヴのベスト・バウト決定。
ストロングなリフはメタル汁が溢れ返っているようですよ。
ハンパないカタルシス。


JUDAS PRIEST - Screaming for Vengeance - Screaming for Vengeance ★★★ (2012-06-09 07:09:43)

声帯も裂けよ!と言わんばかりの圧巻のスクリーム!まさに「SCREAMING FOR VENGEANCE」。
ギターチームの美しすぎるハーモニー・リードも絶品。


JUDAS PRIEST - Screaming for Vengeance - You've Got Another Thing Comin' ★★★ (2012-06-08 15:39:19)

僕も小林克也のベストヒットUSAで紹介されるのをオン・タイムで見てました。
無条件で身体が動き出すグルーヴは病みつきになりますね。
USフェスティヴァルでのパフォーマンスはトリハダもんのカッコよさでしたよ。