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はっちゃんさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 101-200

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はっちゃんさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 101-200
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CHEAP TRICK - At Budokan the Complete Concert ★★ (2009-06-17 16:36:00)

ジャニーズのコンサートかと耳を疑うほどの真っ黄色の声援が飛び交うのには
恐ろしくなってしまうけど、ホントにライヴ盤らしいライヴ盤です。
聴いていて思うのは、チープ・トリックってレコーディングバンドじゃなくて
ライヴバンドだなぁってつくづく感じます。ライヴならではのアレンジや演出、
オーディエンスとの掛け合いなんかは頼もしささえ漂ってます。
本作での聴き所のひとつにファンの声援があると思うんですが、
喉も裂けよ!とばかりに絶叫するそのイエローボイスは、こいつらが北●鮮にむかって
一斉にシャウトすればテ●ドンぐらいは軽く迎撃できるのではないかと思わせるに
充分な破壊力。特に「I WANT YOU TO WANT ME」では、おのれらが勝手に考えた
合いの手で♪くら~いんくら~いんくら~いん♪とバンドをくすぐります。
恐るべし倭の国の女子たちよ。
でもバンドの演奏力、楽曲のクオリティは本物。後世に残るライヴ盤です。


CHEAP TRICK - Cheap Trick ★★★ (2012-05-27 15:51:59)

この時点ではまだまだポップさよりも荒々しいロックっぽさの方が前面に出ているような感じです。

皆さんの意見同様に「Hot Love」のパンキッシュなサウンドは無条件でカッコイイ。
事実あまり情報の多くなかった1st発表時にはパンクバンドとして紹介するメディアもあったとか。
後の「DREAM POLICE」では彼ら流のポップを極めるのですが、本作で聴くことのできる楽曲は
普遍的なロックの魅力に満ち溢れています。
各パートのプレイもライヴ叩き上げらしくラフでありながらも非常にタイト。
とりわけトム・ピーターソンの8弦ベースは強力ですよ。

戦略なのか天然なのかちょっと判断のつきかねるメンバーのキャラ。ここまで個性的なのは
なかなか無いでしょう。王子様ロビン、ワイルド・ガイのトム、アメリカンおやじバーニーそして
バンドの頭脳、奇天烈リック。ここまでロックバンドとして正しくないルックスは刷り込み効果を
狙ったものなのでしょうか?リックに聞いてみたい気がします。


CHEAP TRICK - Dream Police - Voices ★★★ (2010-12-07 06:26:48)

リックのブリティッシュ・ロック好きは有名だからね。
俺はジョンじゃなくてポールの影響を感じるけどなぁ。ポールの方がジョンよりメロディアスな
曲が多いんだよね。確かにジョン本人のご指名でセッションした過去はあるけど、この「VOICES」に
関して言えば間違いなくポール風だよ。

でもそれがどうした!?曲が素晴らしければそんな事はどうでもいいじゃん。
この曲は泣けるよ。一緒に歌えるよ。これって凄いコトだよ。


CHEAP TRICK - Heaven Tonight ★★★ (2009-05-23 05:01:00)

何故に全盛期の頃のアルバムのランクが低いのか?
甘党の方々だけじゃなくメロディックな音楽が好きなら買って損はありません!
「SURRENDER」は思わずサビのコーラスを入れたくなるし
タイトル・チューンは哀メロたっぷりのへヴィ・バラードで彼らの新機軸。
リック・ニールセンの作曲センスは冴えまくってますね。
それにしても、ミーハー受けが良すぎるせいか、ロビン・ザンダーのシンガーとしての
評価が低いのは納得しかねます。評価以前にロビンの力量を論じたメディアって
無いんじゃないか?
時に激しくシャウトしたり、さらっとノーブルに流したり、絶望的に歌い上げたり
エキセントリックなトーキング・ボーカルだったりと、表現力はかなりのレベルです。
2nd、ライヴ盤と並んでマストです。


CHEAP TRICK - In Color ★★★ (2009-05-23 05:20:00)

曲が素晴らしいのは皆様の意見と同様です。
このアルバムはジャケットがサイコーなのです。
表はイケメンのロビンとトムがハーレーに跨ってガッツリと決めポーズ。
裏は三枚目のリックとバーニーがミニバイクに跨っておとぼけ顔。
キャラを持ってるって武器ですよねぇ。


CHEAP TRICK - In Color - I Want You to Want Me ★★★ (2009-05-23 05:27:07)

最近「生茶」のCMで流れてて倒れそうになりました。
僕はスタジオVerもライヴVerも両方好きです。
この曲のイメージは「泣き笑い」って感じかな。


CHEAP TRICK - Live at 武道館 - Big Eyes ★★ (2009-05-23 05:13:04)

ブリティッシュ・ロック・マニアのリックらしい曲ですね。
アルバム曲としても、ライヴ・バージョンとしても好きです。
ロビンの歌唱がすばらしい!いつもはバタバタしてるバーニーの
ドラムもここではドッシリした感じで曲を盛り上げます。


CHEAP TRICK - Next Position Please ★★★ (2016-09-10 23:28:33)

今回のサウンドプロデューサーは、あのトッド・ラングレンが初登板。

プロデューサーにはザックリ分けて2通りのタイプがあって、一方はエンジニアリングに力を注ぎ、基本的に作品の方向性には
うるさく口出しをしないタイプ。そしてもう一方はコンセプトワークから曲作り、サウンドメイクにまで介入してくるタイプ。
トッド・ラングレンは典型的な後者で、彼のプロデュースした作品は一聴しただけでトッドのプロデュースだってわかっちゃう。
なので本作でのコラボはすごく楽しみだったのだ。

結果は、まあ予想通りで見事なまでにトッド・ラングレンの音。1曲目からあからさまなトッド節で笑っちゃうなぁ。
たとえ作曲者がリックやロビンだとしてもクセのあるコードやクセのあるコーラスを指示することでCHEAP TRICKのカラーは
どんどん薄くなっていく。がCHEAP TRICKも濃ゆいパーソナリティの集団だからして体裁的には均衡を保っているんだけど
過去の作品と比べると異質なのは明らか。「Don't Make Our Love a Crime」に至ってはトッドの曲だし(笑

ネガティヴに受け取れる文章を書いてしまったけど、やはりトッド・ラングレンという人は敏腕プロデューサーなわけですよ。
アルバム自体は高品質です。つまらない曲は1曲たりともございません。むしろ、なんでコレが売れねぇのか…と彼らの低迷ぶりに
口惜しさがつのるばかり。個人的にトッドのファンでもあるから、僕自身はすごく楽しめたしホント良い作品だと思ってるけど、
2nd、3rd、4thあたりが好きなリスナーはこのアルバムをどう感じてるんだろう。


CHER - Cher - Bang-bang ★★ (2010-12-23 01:27:25)

リメイクされてたんだ?知らなかった。
僕はオリジナルの方が好きです。


CHIC - C'est Chic - Le Freak ★★★ (2014-04-28 23:11:02)

正確無比なカッティングにあこがれてこの曲はかなり練習しました。
ナイル・ロジャースって世間的にはヒット・プロデューサーとしての認知度は高いけど
ギタリストだってことを知らない人も多いんだよなぁ。


CHICAGO - Chicago (Chicago II) - 25 or 6 to 4 ★★★ (2009-06-19 16:19:30)

これ、ハードロックでしょう。
ロシアン・ルーレットであの世へ逝っちゃったギタリストの
テリー・キャスのプレイは鬼神のようです。
すごいテンション。


CLIMB - Take a Chance ★★ (2009-05-27 22:30:00)

そうそう!巨人の外国人助っ人クロマティのバンドだよね。
確かベースはRUSHのゲディ・リー。こんなバンドまで登録されていたとは!!
クロマティのドラムの腕前は期待以上に上手くてビックリしたなぁ。
Kamikoさんのおっしゃるとおり、恥ずかしくなるようなキャッチーなサウンドが
欲しくなったらコレだ。


COCO壱番屋 (2014-04-29 23:44:07)

ココイチ、おおむね好評のようですね。

しかし個人的にはどうも好きになれないんだよなぁ。味はチェーン店にしてはまぁまぁなんだけど、
システムがいただけない。トッピングで利益を稼ぐのは経営的にはアリだが消費者的にはノーだ。
トッピングが無いと「素カレー」ですよ、あんなもん。殺伐とした画ヅラにイッキに食欲が無くなります。

やっぱり僕は、外国のバスタブみたいな形のステンレスの器に盛られて具材が程よく混ざっている方が
圧倒的に好きですね。


COMUS - First Utterance ★★★ (2014-01-02 23:07:10)

うわぁぁぁ狂ってる。これ…狂ってるよ。

基本はブリティッシュトラッドで、アコギを基本に金管や擦弦などの生楽器がアンサンブルを
形成していますが、隠し味にテルミンも使用されているようです。RUSHのゲディ・リーに似た
ハイトーンの男性Voとソプラノの女性VoのツインVo体制ですが、なにはさておきインストパートが
とてつもなく怖い。で、平気で10分以上もある長尺曲を放り込んでくるので、聴く側は相応の
覚悟を持って臨まなくてはいけません。
この時代のメジャーではない英国産のバンドは、総じてルナティックな部分を持ち合わせている
ようですが、このCOMUSというグループの持つそれは突出してますね。

でもこの作品を聴いて色々考えを巡らせると、原初のトラッド・フォークってこんな風に
スポンテニアスだったのかもしれないなぁ。
ジャム的な要素がトランシーで、おクスリが無くてもとべそうです。


CONTRABAND - Contraband ★★ (2009-09-12 03:23:00)

マイケル・シェンカー目当てに購入。
LA人脈だから楽曲的にはあんまり期待はしてなかったんだけど、予想に反して
なかなかイイじゃないですか。
トレイシー・ガンズとマイケルの絡みが聴けるのは嬉しいですね。
オリジナル・ナンバーもカッコいいんですが、僕はボウイもモットも大好きなので
彼らのカヴァーが1曲づつ取り上げられているのがたまりません。
割と原曲に忠実なアレンジなんだけど、勢いがあります。
しかし、マイケルのトーンは際立ってるなぁ。どのバンドのどんな曲を演ろうとも
しっかり彼だと解かるプレイとサウンドは素晴らしいの一言。


COVERDALE・PAGE - Coverdale・page ★★ (2012-10-23 21:47:20)

過度な期待はしてはいけませんね。

勿論よい作品なのですが、なんだか釈然としないものがあります。
ZEP解散後のペイジ先生をフォローしてきましたが、ソロ作もTHE FIRMも100%満足できる内容では
なかったし、この先はうまく資産を運用して悠々自適に余生をすごすんだろうなあ…
なんて思っていた矢先のCOVERDALE・PAGE結成のニュース。期待するなと言う方が無理です。

解散後は、そのZEP的方法論を意識的に封印してきたペイジ先生。ここにきてキラー・コンテンツ
とも言うべきペイジ節を炸裂させてきました。これをやっちゃうと後が無いと分かっていながら。
一聴すると確かにかっこいいし往時を彷彿とさせるものがある。が、なんだろうこの違和感。
ZEPを聴く時に感じられる4人のマジック、魔性が全くもって感じられないのには困惑しました。
違うメンツだから当然と言えば当然なんですが期待が大きすぎたんでしょうね。

先入観や過度な期待、比較論を抜きにして本作を評価するならば、非常によくできた作品です。
ブルース臭を嗅ぎ取った方もいらっしゃるようですが、僕はそれほどこの作品はブルージーでは
無いと思っています。それよりペイジ先生のレトロ・モダンなリフ・ワークと元祖の意地を
見せつけるギター・オーケストレーションが本作のポイントだと思います。
カヴァデールのファンには申し訳ないのですが、彼のヴォーカルについてはちょっと分不相応
なんじゃないの?といった感想以外何の印象もありません。

”スーパーグループは短命”の格言どおり、あっさり散ったカバペー。
いまやあまり語られなくなってしまいましたね。


CREAM - Disraeli Gears ★★ (2009-07-20 03:51:00)

まだ社会人としてぺーぺーだった頃、社長から直の業務命令を受けてタワーレコードへ
このアルバムを買いにパシらされた。
当時、僕の勤め先には社長の所有物の立派なオーディオ・システムが鎮座していて
社員は自由に音楽を聴くことができた。時代はレコードからCDへと移行し始めていた
頃で、社長が新たにCDプレイヤーをシステムに投入したばかりだったので、テスト
として本作が選ばれたわけだ。
CDの音質よりも、サイケデリックな雰囲気に驚いた。
「Sunshine Of Your Love」だけは知っていたけど、アルバム全体を覆う妖しい空気は
時代を反映しているんだろう。アメリカのヒッピー・ムーヴメントとは違う、イギリス
ならではのひねくれた感じもしっかり感じられる。「Tales Of Brave Ulysses」での
ワウ・プレイは、結構な衝撃だった。
先輩社員からの、つまらなーい というクレームがあったので社長はこのアルバムを
かけてくれなくなったが、社長に賛同していた僕だけは舌打ちをしたのであった。


CREAM - Fresh Cream ★★★ (2012-05-04 01:46:42)

忘れもしない19歳の夏、お付き合いしていた娘の実家に遊びに行った時のこと。

彼女から聞いたのだろう。僕がギターを弾くってことを。
随分と若い感じの彼女の父上が「コレを聴け」と言うなり唐突にターンテーブルを操作し始めた。
スピーカーから放たれたのは、まさにこのアルバム。
父上は「クリームだ」とぶっきらぼうにおっしゃったが、当時の僕はギター・オリンピックに参戦
したいと本気で願う大ウツケだったので「はぁ、いいですね」などと適当な相槌を打っておいた。
これがいけなかった。
延々2時間、父上のクリーム論が展開されることと相成ったのだ。
この事がキッカケで、僕は社会人デビューするまでクリームを拒絶していた。

今となっては父上が正しかったことを認めざるを得ない。
同時代の一連のバンド群と比較すると圧倒的にクリエイテイヴな仕事だ。
ブルージーではあるが、それ以上に「時代を変えてやるぜ」的なエネルギーに満ち満ちている。
まさしくイヌスケさんのおっしゃるようなキマッちゃってる感もテンコ盛りだ。
それとは正反対のポップス的な面もある。

本作を一言で表すならば「静かなる混沌」 だと僕は思う。


CREEDENCE CLEARWATER REVIVAL - Pendulum - Have You Ever Seen the Rain? ★★★ (2012-07-25 13:41:48)

サザンの桑田圭佑がKUWATA BANDでカヴァーしてたのが印象的でした。

邦題「雨を見たかい」の「雨」とはヴェトナム戦争での米軍の焼夷弾がバラバラと
空から降ってくる様を表しているらしいです。

そんなこととは知らず、僕は能天気にカラオケで歌ったりしてました……罪深い。


CROWN OF THORNS - Crown of Thorns - Dying for Love ★★★ (2015-06-08 17:34:05)

ベタだろうがクサかろうが、こういうのが好きなんスよ。

いまどき流行らないクサいメロディと哀愁のコード進行。脳内リピート率が異常に高いサビ。
黒人バンドながら、なんという潔さなんだろう。しかしモータウンのヒット曲やフィリー・ソウルの
分かりやすさなんかを思い返すと、こういうのもブラック・フィーリングのひとつなんだろうか。


CRUCIFIED BARBARA ★★★ (2012-09-29 21:02:39)

こういうの待ってました!!

根底にR&R魂を持つスウェーデン発のへヴィな4人組女性バンドCRUCIFIED BARBARA!
メタリックなサウンドながらも楽曲から感じられるR&RフィールはMOTORHEADのよう。
女だてらにブラック・デニムにレザーで威嚇するようにこちらを睨みつけてくるバンド・ショットは
まるで全盛期のGIRL SCHOOL!!いいぞ、このスケ番テイスト!!

それにしても僕はどうしてこんなにもガールズバンドが好きなんだろう?


CRUCIFIED BARBARA - In Distortion We Trust ★★★ (2012-09-29 21:46:27)

君たちをGIRL SCHOOLの後継者として認めよう。

久しく無かった、北欧へヴィR&Rの本格派が女子だったとは!
これはかなりのカッコよさです。本作がデビューアルバムなんですが、おそらくデビュー前は
ライヴをガンガンやってたんでしょうね。怒涛の爆走チューンを聴くと叩き上げの実力がよく判る。
演奏自体は女性ということを感じさせないほどにタイトに引き締まってます。
ギターソロなんかもテクニシャンではないけれどスリリングなフレーズが目白押しでシビレますね。
リズム隊も派手ではないけど、抜群の安定感でボトムを支えてます。

楽曲そのものにはもちろんR&Rが根底にあるんだけど、モダンな音使い、例えばクロマチックを
多用したリフとか現代的な要素もうまくミックスされていて、かなり刺激的。

個人的にLULLACRYに引き続きコンプリートする気マンマンです。
それにしても北欧の底力は計り知れないなぁ。どんだけ良いバンドが出て来るんだか…


CRUCIFIED BARBARA - The Midnight Chase ★★★ (2013-12-30 15:21:01)

どんどんGIRL SCHOOLに似てくるなあ、このバンド。

前作と比較するとHMを絶対的な核としながらも格段にR&R感が増量しているんだけど、
それに比例するようにBITCH感も増量。特にVoを除くブロンドのメンバーたちのBITCH感は
目を見張るものがあります。(これも新機軸なのか?)

しかし演っている音楽は紛れもない硬派なへヴィ・ロックンロール。
ルーズさを排除して徹底的にタイトにグルーヴィにビルドアップしたGIRL SCHOOLです。コレは。
今、こういう音楽性で勝負しているバンドって元祖のMOTOR HEADぐらいしか思い浮かばないなぁ。
日本国内に至っては彼女たちのようなバンドは僕の知る限り皆無だし。
昨今のメタルシーンの流れの中では「ROLL」を内包したバンドは切捨てられてしまうのだろうか?
タテのグルーヴとヨコのグルーヴを絶妙に使い分けるCRUCIFIED BARBARA。
こういうバンドがもっと活躍してくれるとシーンの画一化を防ぐことができると思うんだけどなぁ。

ロックンローラーが絶滅危惧種に指定される前に一石を投じてくれCRUCIFIED BARBARA!!


DAMNED - Machine Gun Etiquette ★★★ (2012-07-04 23:00:26)

ロンドン・パンクと言えば僕はこのDAMNEDを真っ先に思い浮かべる。

3rdアルバムである本作は、どことなくHMの香りがするのだ。「LOVE SONG」やタイトルチューンの
「MACHINEGUN ETIQUETTE」などにはNWOBHM的な疾走感がある。ベースにはあのアルジー・ワード
が参加しているのも無関係ではなさそうだ。このメタリックでスピーディーな音楽性は後の
ハードコア・パンクの誕生に深く関わっている。演奏のほうは上手いとは言えないが、ロックの
カッコよさはビシビシ伝わる。

いわゆる「パンク」としてのメッセージ性、反社会性は薄いが楽曲から感じられるデストロイな
雰囲気は立派なパンクだ。しかし、デイヴ・ヴィニアンのフル・メイクは如何なるコンセプトが
あってああなったのか?グレイヴ・ディガーとして生計を立てていたというのもパンクというより
むしろHM方面な過去だし。

高校生のころ、イライラしたりムシャクシャしたりすると、決まってこのアルバムを聴いていた。
理由は分からないけど、自分の憤りをロックの力を借りて昇華させようとしてたのかもしれない。
この行為はHM/HRではなくパンクの方が効果的だった。

歳をとった今ではこんな聴き方はしないけどね。


DARYL HALL & JOHN OATES - Voices - Kiss on My List ★★★ (2010-12-01 10:09:28)

本人は否定してますが、同郷フィラデルフィアのトッド・ラングレンの歌い方にソックリ。
多分二人とも同じラジオ・ステーションを聴いてたんじゃないかな。
過去、トッドにアルバムをプロデュースしてもらっていた事実もあるしなぁ。
ブラック・フィーリングたっぷりのポップ・ソングです。


DAVID BOWIE - Hunky Dory ★★ (2009-05-31 00:15:00)

おおお、メタル者はやはりボウイを聴かんのか…
怒号さんのおっしゃるとおり完全にスルーされているなぁ。
「ZIGGY STARDUST」のところでも書いたけど、この時期のボウイは天才です。
珠玉のメロディの宝庫です。
ポップだけどしっかりブリティッシュの薫りがプンプンですよ。
なんと「LIFE ON MARS」のピアノはリック・ウェイクマン!!
美しく劇的な曲です。邦題は「火星の生活」(まんまやんけ 笑)。
Dr.Strangelove さんのおっしゃるとおりこの曲のためだけに
購入しても損はしません。


DAVID BOWIE - The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders From Mars ★★ (2009-05-23 02:29:00)

スピードやへヴィさより、メロディを好む人は絶対に聴くべし。
珠玉のメロディ満載です。そして曲の構成がすごい。この時代のボウイは
間違いなく天才だった。メロディ・メーカーだった。
MrBIGもカヴァーした「SUFFRAGETTE CITY」やコントラバンドが同じくカヴァーした
「HANG ON TO YOURSELF」。布袋寅泰だって「STARMAN」を演ってるし
バウ・ハウスの「ZIGGY STARDUST」はPVが素敵だった。
そう、みんなボウイにやられちゃってるんだ。スパイダーズ時代の作品は
30年経っても輝いてる。


DAVID BOWIE - The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders From Mars - Ziggy Stardust ★★★ (2009-05-31 00:24:18)

俺は根性で耳コピしたよ。
ロンソンのギター、今聴いてもカッコいい。


DAVID LEE ROTH - Eat 'Em and Smile ★★ (2009-05-30 22:18:00)

ヴァイが人の会話を採譜していたってホントだったんだ~!
って「YANKEE ROSE」を聴いて度肝を抜かれる。
デイヴにとっての短いバブル期の始まりはこのナンバーで幕を開けた。
面子が凄すぎて、主役であるはずのデイヴが霞んでしまったのは大誤算。
自作は思いっきり自分本位なアルバムになっちゃうんだけれども…
俺の独断ではデイヴはヴァンヘイレン時代の方がかっこいいんだな。


DEEP PURPLE - The Royal Philharmonic Orchestra ★★ (2009-07-05 03:03:00)

単純に面白い作品です。穿った見方をしなければ素直に楽しめると思いますね。
一般的にはロックとクラシックの融合って事になってますが、融合というより
共演かな。ジョン・ロードの曲をオーケストラが演奏して、バンド・セクションが
絶妙に配置されているような印象をうけました。
ディープ・パープルというと、バロック的な音楽を想像してしまいそうですが
ここで聴けるのは主題が長調(メジャー・キー)となる、どこかほのぼのとした
感じがありますね。
ブラックモアのギターが苦手な僕ではありますが、この作品はけっこう頻繁に
聴きますね。レコードからCDで買い直したぐらいだから、かなり好きなのでしょう。
ちなみに本作でブラックモアがプレイしているギターは、ストラトではないような
気がするのですが、やはりES-335なのでしょうか。


DEF LEPPARD - Pyromania ★★ (2009-05-23 04:32:00)

HR/HMを聴かない人でも聴ける作品。AC/DCの亜流かと思いきや
英国らしい憂いを持った好盤です。
次作よりもロックバンドらしい曲が満載です。まぁ、オーバープロデュース気味では
あるんだけど、ヒステリアほどじゃないしギリギリオッケーでしょう。
音楽というより工業製品的な次作より、こっちのほうが好き。


DELAIN - We Are the Others ★★★ (2014-04-28 00:07:03)

シンフォとかゴスとかを雄弁に語れるほど聴いてはいないけど、コレはなかなか素晴らしいです。

オーケストラ・パートとメタル・パートのバランスがどちらかに偏ることなく、均整のとれたアレンジは
非常に好感が持てますね。そして隠し味としてインダストリアル風味のサンプリングやノイズが
随所に登場してDELAINというバンドが今を生きるバンドだということを主張してきます。

楽曲そのものは一般層にも簡単に受け入れられそうなほど超キャッチーです。メタルのエッジがほどよく
効いているので甘ったるさはありません。サビでタイトルをリフレインするのは常套手段ですが、
メロディラインがキャッチーなのでもの凄く印象に残るんですね。タイトル曲「We Are the Others」
「Generation Me」なんかはそれがよく分かると思います。

若き歌姫シャルロット嬢も表現力は充分ですが、この人まだまだ伸びしろがあるんじゃないかなぁ。
未完成の魅力と可能性をものすごく感じるので期待したいところです。


DEMOLITION TRAIN - Unleash the Hordes ★★★ (2018-01-02 16:34:17)

うわー!ご馳走がきたー!!

まるでトーマスが悪事に手を染めてしまったかのようなアートワークに聴く前からテンションが上がります。
バンド名も音楽性とリンクしていて思わずニヤリ。この辺のセンス、好きだなぁ。
みなさんのおっしゃるとおり、モーターヘッドの影響は大きいようで、鋼鉄の線路をノー・ブレーキで爆走!
しかし勢いだけではなく、それをより活かすためのリズムチェンジや少々の展開など派手ではないけど効果的な
手法で仕上げてくるあたりはメタリカ的でもあります。

ギターソロもこういうバンドにありがちな、ただやみくもに勢いでアドリブを弾き倒すでもなく、かといって技巧を
ひけらかすタイプでもなく、しっかり着地地点を見据えてフレーズを連ねていくクレヴァーな感じがしますね。
でもちゃんと炸裂感があるという、ちょっと面白いギターです。雄々しくデカい譜割りのハーモニーリードも
かなりカッコいい!JPの影響があるのかな。

聴き終わった後のスカっとした爽快感はこの手のバンド特有のものでしょうね。コレ、相当気持イイっスよ。


DEMON - The Plague ★★ (2009-09-05 03:57:00)

前回のたけぴーさん↑の書き込みから6年間も書き込みナシ××
確かに邦題の「悪魔主義」に惑わされるかも。中身はキレイめのハードポップ。
NWOBHMムーヴメントの中から出てきたバンドですが、あまりというか
ほとんど人気がありませんでした。
が、本作は美しいコーラスが印象的なタイトル・チューンを筆頭に、悪魔とは無縁な
爽やかなハード・ポップが堪能できます。
レコード会社の担当は、如何なる理由で邦題を考えたのか理解に苦しみますが
タイトルがセールスに影響したのだとすれば、とんでもなく無能な会社員でしょう。


DEREK AND THE DOMINOS - Layla and Other Assorted Love Songs - Layla ★★★ (2017-08-14 23:12:22)

狂おしいほどの恋慕の情。これは単純なラブソングではないのだ。

親友、ジョージ・ハリスンの奥方パティ・ボイドを好きになってしまったクラプトンの煩悶がストレートに歌われる
ある意味少し恥ずかしい曲。実際クラプトンは当事者パティにリリース前のこの曲を聴かせたそうだ。

ク「パティちょっとこれ聴いてくれるか」
パ「うわ、アカン!これウチの事やってみんなにバレてまうやん!!」

このままの状況を続ける訳にはいかないと思ったクラプトンは、意を決してジョージに自分の気持ちを打ち明ける。

ク「なぁジョージ、ちょっと話があんねんけど…」
ジ「なんやエリック、あらたまって」
ク「実はな、君の嫁はんのパティの事が好きになってしもたんや…」
ジ「………」
ク「何度もあきらめようとしたんや。でも、でも…やっぱ好きやねん!!悲しい色やねん!!!」

実際のところジョージの度重なるゲス不倫でパティは心身ともに疲弊しており、もはや婚姻関係は破綻していた。
そんなパティを優しく慰めてくれたのがクラプトンだった。そんなことが続くと互いに惹かれ合うのは自明の理。
親友の妻を愛してしまった事に対する自責の念を抱きながらの決死の告白にジョージは何と答えるのか。

ジ「好きにしたらええがな」

晴れて二人は夫婦となるのだが、クラプトンもまた恋多き男。ゲス不倫を繰り返した挙句に敢え無く離婚する。
不思議なのは、こんな大変な事がありながらもジョージが他界するまで二人の友情は続いていたということ。
自分にゃ到底無理な話だ。

「LAYLA」という世界中に公開されたラブレター。その情熱は確かに聴く者の胸を打つ。


DIO - Sacred Heart ★★ (2009-07-15 01:54:00)

1stが「風雪流れ旅」2ndが「兄弟仁義」とするならば、本作はさしずめ「函館の女」。
(解かりにくいですか?)
それまでの重厚なスケール感が幾分減退してキャッチーさが前面に出てきてますね。
キーボードを正式メンバーとして迎えたこともポップ化した要因のひとつ。
「Hungry For Heaven」はポップなんだけどサビは実にディオらしい佳曲。
本作を携えての来日公演は、札幌でのライヴも含まれていた。
ロニーは、あの札幌での最悪の悲劇をちゃんと覚えていたんだ。
あの惨事以来、札幌公演をする来日アーティストはほとんどいなくなってしまった。
ステージ上でお詫びの言葉を述べるロニー。僕の拙いヒアリング能力では断片的にしか
把握できなかったけど、確かに「迎えてくれてありがとう、札幌のキッズ」と
言った。僕の前の席の年季の入ったファンは泣いていたっけ。
もちろんライヴは尋常じゃない盛り上がりを見せた。
人間性っていうのは必ず表現に表れる。ロニーの歌唱は彼の人間性があふれている。


DIO - The Last in Line ★★ (2009-06-22 02:20:00)

本作リリースに伴うプロモーションでスーパー・ロック85に出演してましたね。
恐ろしいことに、日本テレビの24時間テレビでライヴ中継!!
今じゃ考えられません。
「HOLY DIVER」と「THE LAST IN LINE」をうまくメドレーで繋いだりしての
ライヴアレンジは見事でした。
ヴィヴィアンのギターも「ライヴだから相当荒いんだろうな」と思っていたら、
結構ミスも少なくタイトなプレイをしていたのが印象的でした。
で、放送を見て、かっこよかったので本作を購入。
1stより確実にクオリティが良くなってます。楽曲、プレイ、サウンドプロダクション、
バンドとしての「DIO」がこのアルバムで確立されたんじゃないでしょうか。
ヴィヴィアンの成長も聴き所のひとつ。前作では、まとまりに欠けるプレイが
なんとも歯がゆかったのですが、ここでは頑張ってます。


DISCHARGE - Hear Nothing See Nothing Say Nothing ★★ (2009-07-10 04:43:00)

ハードコア・パンク、かくあるべし。
ハードコアじゃなくて『ハードコア・パンク』だ。ディスチャージは。
現代では軽々しくハードコアとかコア系とか○○コアとか細分化が進んじゃってるけど
ディスチャージ、エクスプロイテッド、GBHなんかは、おいそれと足を踏み入れちゃ
いけない雰囲気があった。
それは、資本主義社会を断罪するかのような強烈なアジテーションを、憤った演奏で
主張する彼らに対し、われわれノンポリの日本人は同調できなかったからだ。
しかし、サウンドにはシンクロできた。トラウマやコンプレックス、憤怒を抱えた
10代の僕らにこういう音は必要だった。演奏は上手くはないが、逆にそれが
リアリティを増幅させていた。
スラッシュ以前に、彼らがいたということを若い世代にも知ってもらいたい。
こんな世の中だからこそ、彼らのフォロワーが現れてもいいと思う。


DOKKEN - Tooth and Nail ★★ (2009-05-23 02:51:00)

個人的にLAメタルはあんまり好みじゃないんだけど、このバンドは別。
US産らしからぬマイナー・キーが満載です。ちゃらちゃらしてない硬派な感じもGOOD。
確かプロデュースはマイケル・ワグナーだったはず。このてのバンドをやらせたら
ピカイチですね。音像は時代を感じさせるけども。
みなさんおっしゃるとおり、タイトル・チューンと「Just Got Lucky」、
「Into The Fire」がエラくかっこいい!
ジョージもここぞとばかりに弾きまくってます。「Tooth and Nail」のソロは
息をするのも忘れるほどのハイテンション。
適度なキャッチーさとメタリックさを兼ね備えた好盤です。


DON DOKKEN - Up From the Ashes ★★ (2009-06-28 04:36:00)

ガツンとしたインパクトのある曲は無いんですが、ドンらしいメロディが満載。
憂いを持った楽曲の数々は、ある意味ドッケン時代を踏襲している感もあるのですが、
バックが違うと、その質感も違ってくるのは当然と言えば当然。
具体的に言うと透明感が増したというのが大きいのではないでしょうか。
やはりジョン・ノーラムの参加がキー・ポイントですね。
このメンツをキープできなかったドンの性格には確かに問題ありそうですが、
どんなに性格が悪くても素晴らしい音楽を生み出せてしまうというのは、まさに
音楽がもつ魔性というべきものなのでしょう。


DONNY HATHAWAY - Live ★★ (2009-06-30 22:42:00)

タイトル通りのライヴ盤。
これは凄い。小さなハコでのライヴなんだけど、オーディエンスとの距離が近いため
親密な空気がスピーカーを通して伝わってくる。そして、そのオーディエンスの反応が
すこぶる情熱的だ。これほどのレスポンスがあるのなら演奏している側はさぞかし
楽しいだろう。ミュージシャンなら誰しもが、この作品のようなライヴをやってみたい
と思うに違いない。
特に観客の男女が自然発生的にわかれてコーラスをつけていく様は鳥肌が立つ。
ジョン・レノン、キャロル・キング、マーヴィン・ゲイなどのカヴァーも
ダニー色に仕上げられていて白眉の出来。イントロでの歓声、会場が一体になっての
大合唱。間違いなく熱いものがこみ上げてくる。
後半に参加しているコーネル・デュプリーのギターがクールなのに、なんとも
粘るグルーヴを発揮していて非常に心地よい。この人はサイドマンとしての分を
わきまえているのに、一聴して彼だとわかるプレイをする職人中の職人だ。
非業の死を遂げたダニー・ハザウェイ。マーヴィン・ゲイといい、才能ある新しい
ソウルの担い手が、やりきれない最期を迎えているのは何かの因縁なのか。


DREAD ZEPPELIN - Un-Led-Ed ★★ (2009-06-09 19:54:00)

今でも時々、聴いてます(笑)。
AC/DCのニセモノ「AB/CD」とともに結構頻繁にCDトレイに乗るのです。
ロックには馬鹿ばかしさが必要だと思う僕は、このテのバンドは嫌いじゃありません。
確かに「BLACK DOG」の歌い出しを聴いたときは唖然としましたが。
GEORGEさんの言うとおり意外なほどハマるアレンジもありますね。


DREAM THEATER - Images and Words ★★ (2009-07-05 00:12:00)

すごい書き込みの数だなぁ。
ラッシュが好きだからこのバンドにも手を出したんだけど、イイですね。
「PULL ME UNDER」だけは先にPVを見ていたので、なんとなくこのバンドのイメージを
勝手に思い描いていたのですが、期待以上に良かったです。
プログレといえばプログレっぽいけど、スラッシュ・メタルを通過したそのサウンドは
変拍子を多用し、展開を複雑にしたヘヴィ・ロックって感じかな。
メディアはすぐに細かいカテゴリーに振り分けたがるけど、この種のロックにジャンル
分けは必要なんだろうかね?


D・A・D - No Fuel Left for the Pilgrims ★★ (2010-01-04 13:15:00)

おおおっ!!このサイトでジュリアーノ・ジェンマの名前が出てくるとは!!
確かにイタリア西部劇の雰囲気がプンプンですね。同時にやさぐれたチンピラ感も。
アメリカ産のバッド・ボーイズとは雰囲気を異にしたカッコいいバンドです。
僕がよく通っていた札幌のタワー・レコードの店内で1日中「SLEEPING MY DAY AWAY」が
かかっていて、アルバム購入のきっかけになりました。
今だからこういうバンドが多く現れてほしいものです。


ELECTRIC EEL SHOCK - Sugoi Indeed ★★★ (2012-07-04 17:25:34)

コイツは愉快、痛快!!

日本人バンドだけど国内での知名度はものすごく低い。しかし欧米、アジア諸国での知名度は
ものすごい!という変わったバンドです。
このアルバムもオランダの音楽サイトでアルバム制作費を出資してくれるファンを募ったところ、
あっというまに33ヶ国のファンから5万ドル集まってしまったという驚きの製作背景が素敵です。

サウンドは相変わらずHMをベースにしたパンクでガレージな強烈ロック。
整合感、構築感を追い求めるあまりに現代のHMが失ってしまったロックが本来持ち得なくては
いけない初期衝動。EESを聴くたびに僕は僕の初期衝動を胸に宿すのです。特に「METAL MAN」を
聴くとその思いは強固になってゆく気がします。無意味に暴れたくなる曲の数々はダットサンズが
好きな人ならEESも気に入るハズ。って書いてて、豪州のバンドに似ているなぁって思いました。
一貫してサバス的な面もあるし、プレ・ハードロック時代を彷彿とさせる無軌道さもある。

サウンドもさることながら、ここのドラマーはすごいです。あ、技術的なことじゃないですよ。
ステージングがもう馬鹿丸出し。基本的に全裸。マッパなんです。
衣装はチ●ポに履いているクツ下のみ。そう、レッチリで有名なあのスタイルです。
しかも超ロングサイズのソックスなので、3本目の足が生えているよう。しかもそのソックスを
縦横無尽に振り回してシンバルを叩いたりとお下劣なパフォーマンス。
サムソンの檻に入った覆面ドラマー、サンダー・スティック氏も奥歯を噛み締める事でしょう。
それだけじゃありません。彼、なんと左右に2本づつ計4本のスティックでプレイするのです。
ギミックなのか、聴感上の意味があってのことなのかは判りませんが、とにかくインパクト大。

活動の拠点が日本ではないので滅多にライヴは見られそうもありませんが、ヴァッケンや
ロスキルデなんかのフェスのステージにも立った実績があってもなお知名度の低さは寂しいですね。


ELTON JOHN - Don't Shoot Me I'm Only the Piano Player ★★ (2009-06-30 23:04:00)

今や、チビ・ハゲ・デブおまけにゲイという凄まじいキャラクター。
しかしそんなエルトン、ピアノで美しいメロディを書かせると天下一品なのだ!!
6枚目の本作でも冒頭の「Daniel」や「Have Mercy On The Criminal」では繊細で
ドラマティックなメロディを聴かせてくれている。ポール・バックマスターによる
ストリングスアレンジも美しい。
が、このアルバムはポップでハジケるような要素も強い。それを感じさせるR&R
「Crocodile Rock」はジェリー・リー・ルイスのようなプレイが印象的だ。
メタルファンにはフレディ・マーキュリー追悼ライヴで、アクセル・ローズと
デュエットしていたオッサンとして有名だろう。


ELTON JOHN - Goodbye Yellow Brick Road - Goodbye Yellow Brick Road ★★★ (2009-06-30 23:08:20)

ドラマチックです。
コーラスが美しい。ストリングスが盛り上げる。
これを聴くと夕暮れをイメージしてしまう。タイトルのせい?


ELVIS COSTELLO - Armed Forces ★★ (2009-06-12 21:06:00)

1曲目の「Accidents Will Happen」は、何年か前にフジテレビの情報番組の
オープニング曲になっていてびっくり。(「Veronica」もフジで使われてた)
フジテレビにはコステロ好きがいるんだね。
しかしこの曲、いい曲だなぁ。サビで転調するんだけど普通のロックミュージシャン
にはこの展開は思いつかないでしょう。
他の曲も印象的なナンバーばかり。カヴァーで取り上げられる事の多い作品です。
怒れる英国人のコステロ、このアルバムでも辛辣な歌詞は絶好調。
まさか後年、日本のテレビドラマに主題歌を提供するとは思ってもないでしょう。


ELVIS COSTELLO - Painted from Memory ★★ (2009-06-12 21:31:00)

おおぉ、同志発見↑
僕の大好きな2大メロディ・メーカーが共演するとあっては、これはもう
黙ってはいられません。
だってバカラックの「雨にぬれても (Raindrops Keep fallin' On My Head) 」は
幼稚園の時、お友だちと一緒に合唱した時から好きだったんだもん。
近年では椎名林檎に楽曲提供したことがマニアの間で話題になったけど、
個人的なトドメは映画「明日に向って撃て!」のサウンドトラックですね。
メロウでラウンジーな音楽ですが、ノスタルジーをかき立てられるおセンチな音楽は
僕の中ではロックと平行に流れるメインストリームなのです。
あらら、コステロの事に触れてないや。ま、いっか。


ELVIS COSTELLO - Punch the Clock ★★ (2009-05-19 04:17:00)

のっけから活きのいいホーンが大活躍。コステロにしては意外な出だしに
ちよっと驚いたけど、これが素晴らしくかっこいい!
全編、メロディ・メーカーの称号にふさわしい佳曲の数々はポール・マッカートニーも
脱帽って感じです(後に共作するんだけど)。
ship buildingが出色です。


ELVIS COSTELLO - This Year's Model ★★ (2009-06-12 21:48:00)

きっちりネクタイを締めて暴れる、怒れる英国人コステロ。
2ndの本作はアッパーチューン満載の軽快なアルバムです。この頃はパンクに
分類されてはいるけど、バックのアトラクションズの演奏は達者。というか
かなり職人的な上手さ。ミュージシャンからの評価も高く、さまざまなセッションに
参加するほどの腕前です。(佐野元春もそのうちのひとり)
思わず一緒に歌ってしまうようなキャッチーなメロディの煌めきは、もう
嫉妬するような才能です。


EMERSON, LAKE & PALMER - Tarkus ★★ (2009-05-31 04:03:00)

うなりをあげるハモンド!斬りつけてくるムーグ!!寄せては返すメロトロン!!
ギターが無くたってこんなに凄いロックができるんだ。
A面の、長さを感じさせない構成とメリハリの効いたドラマは圧巻の一言に尽きる。
B面は、緊張と緩和のバランスが素晴らしい小曲群。
キースはキーボードの申し子と呼んでいい。
彼らの作品中でもっとも好きなアルバム。


EMERSON, LAKE & PALMER - Tarkus - Are You Ready Eddy? ★★★ (2016-08-31 21:53:15)

ふつうの8ビートからスタートするんだけど、いつの間にかシャッフルで終わっているぞ?
いつの間に変わったんだろう?


EMERSON, LAKE & PALMER - Tarkus - Jeremy Bender ★★★ (2016-08-31 21:48:43)

アナログでいうB面はこの曲からスタート。超大作の後にこれですよ。まさに緊張と緩和の典型。


EMERSON, LAKE & PALMER - Tarkus - Tarkus ★★★ (2016-08-31 21:38:20)

コンセプト、楽曲、サウンド、プレイが怒涛の如く押し寄せてくる。この衝撃は半端なものではない。
↑ 豚千代さんの意見にもうなずける。


ERIC CLAPTON - Behind the Sun ★★ (2009-07-20 01:21:00)

それまでの、そして現在のクラプトンを考えるとどうにも不憫な作品。
しかし、見事なまでに'80sサウンドですな。フィル・コリンズのプロデュースなので
同時期のジェネシスのアルバムに通じるサウンドです。特にドラム。
派手なサウンド・プロダクションはこの時代のお約束だったんですね。当時は別に
違和感を感じることなく聴いていたけど、今聴くと少しやりすぎ感も無きにしも非ず。
時代はもうレイドバックうんぬんを求めてなくて、クラプトンも音楽メディアの寵児、
MTVに参戦すべく、このアルバムを製作したわけです。
クリーム時代からのファンや、南部音楽に傾倒していた頃のファンからは黙殺されて
いるこの作品、新規のファンを開拓したということでは、決して過小評価されるべき
アルバムではないと思います。「Forever Man」のクールで熱い質感はそれまでの彼には
なかったタイプの曲だし、「Just Like A Prisoner」は本人もお気に入りのナンバー。
エンディングのジャムは演奏が終わらないので無理やりエンディングを迎えます。
ポップで聴きやすいのが本作の良さではないでしょうか。


ERIC JOHNSON ★★★ (2014-08-13 00:50:21)

この人は変態です。

ヴァイやバケット・ヘッドとは違うベクトルを持つ職人的な変態ですね。
H・Wさんがおっしゃっているように自分の機材に対しては並々ならぬこだわりのある人です。
ギターやアンプ、エフェクターはもとよりそれらを繋ぐケーブル類、果てはエフェクターに使う電池まで
こだわっている人です。コンセントにプラグを挿して電力を得るパワーサプライなぞ使いません。
なぜなら外来ノイズが流れ込んで来るし、昼と夜では電力の差があるかららしいです。
なので9V電池に全幅の信頼を寄せる彼ですが、その電池も新品を使わず、わざわざディレイなどの
電力消費の激しいエフェクターを通して6Vぐらいになった9V電池を使ってます。

僕も経験があるんですが消耗した電池使用のODなんかはすごく鳴ってくれるんですよ。
ライヴでは新品の電池とパワーサプライを使うんだけどレコーディングでは消耗電池を使いますね。
これらは全てエリックから学んだ事です。


ERIC JOHNSON - Ah Via Musicom ★★ (2009-06-06 20:50:00)

テクニックは超人的だがそんなことは些細なことにすぎない。
至高のトーン、究極のメロディ。ただただ、それに耳を委ねれば良い。
分析的な聴き方をしてると何かを見失う。
エリック・ジョンソン自身もそれは本意ではないだろう。


EUROPE - Europe ★★ (2009-06-22 02:49:00)

安っぽいサウンド・プロダクションは置いといて、魅力的な楽曲が収録された盤です。
テンペストの歌唱も、脱力するほど音程をはずしたりしてますが、特に
「IN THE FUTURE TO COME」での、本来ならハイトーンでシャウトすべきところを
♪はぁぁぁぁ~♪とファルセットになってしまう所などは、あまりの微笑ましさに
何度もリピートしたくなっちゃいますよ。
あくまで個人的な意見ですが、このバンドのメロディっていうのは、テンペストが
すべてピアノを使って書いていると思うのです。だから必然メロディアスになる。
それを、ギター大好きジョン・ノーラムがギター・アレンジを施す…
と、ヨーロッパらしい楽曲の完成となるわけです。
みなさんのおっしゃるとおり完成度はお世辞にも高くはありませんが、
言葉で表現できない、えもいわれぬ魅力が満載のアルバムです。


EUROPE - Europe - The King Will Return ★★★ (2009-01-08 03:21:32)

作曲はテンペストだけど、ノーラムがどうやって
ギターアレンジをしたか非常に興味がある。
この人は4度和音をリフに使うのが得意だが、物悲しい雰囲気に
ぴったりハマっている。


EUROPE - The Final Countdown ★★★ (2012-05-27 17:08:51)

思うに、ギターサウンドを前面に押し出していれば相当にいい作品になっていた気がします。

ポップだとかソフトだとか言われる理由は、専任キーボード奏者として加入したミック・ミカエリの
シンセサウンドにあると思います。これをミックスで大フィーチャー。
かつてMEGADEATHのデイヴ・ムスティンの名言に「キーボードの存在はサウンドを多様化させて
ロックらしさを失ってしまう」という確信を突いたものがあったのですが、本作はまさにこの発言に
当てはまってしまいました。

楽曲の構造的には意図的にポップにしようという計算は無いように思います。
HR然とした曲と気高い雰囲気は減少したものの、いつものテンペスト節。ジョン・ノーラムも
トラック・ダウンがあがってきた時には愕然としたって言ってたから、おそらく録りの段階では
こんな事になるとは思ってなかったでしょうね。
げに恐ろしきはミキシング・ワーク。

北欧メタルのサウンド・イメージ。それはやはりジョン・ノーラムのフレージング、音の選び方
から来てるんだと、あらためて確認できました。ギター・サウンドは絶滅寸前ながらも
このアルバムでもギリギリ北欧らしさを放っていたのは唯一ジョンただ一人。
次作からは国籍がまったく分からないサウンドになってしまったことが、それを証明しているのでは
ないでしょうか。

個人的にですが、この作品 彼らの代表作ではあっても最高傑作ではありません。


EUROPE - Wings of Tomorrow ★★ (2009-04-30 17:21:00)

疾走チューン、へヴィチューン、スローナンバー全てのバランスが良いですね。
もちろん各曲すばらしい!!
ジョン・ノーラム脱退後のアルバムが上位にランクインしてたのにビックリしたけど
個人的にはこの盤がナンバーワン!
ギタープレイは、某アイルランドの男や某ドイツ人の弟にそっくりだけど
それを臆面もなく晒すのがジョン・ノーラムの良い所です。


EXTREME - Extreme II: Pornograffitti ★★ (2009-06-09 16:17:00)

ヌーノはそのテクニックばかりが取り沙汰されるが、実はこの人バッキングが凄い。
ソロプレイはリズムがジャストすぎてつまらない部分もあるけど、
リフ作りの面白さは、同時期によく比較されていたポール・ギルバートよりも
断然発想力が豊かでそそられる。
手数の多い印象もあるが、それと同様に空間の使い方も見事。


E・Z・O - E・z・o ★★ (2009-05-23 03:58:00)

わが北海道が生んだインターナショナルバンド。
後にLOUDNESS入りするVoのMASAKIは僕の母校の先輩なので、FLATBACKER時代から
観てました。
この人たち、上手いんですよね。曲もちょっと変わってて面白い。
でもジーンのプロデュースじゃなかったら、もっとハードコア寄りになってたのかも。
歌舞伎メイクに商魂たくましいジーンの思惑を見ました。
FLATBACKER時代の曲調とは違い、ミッドテンポが多いのですが
UKニュー・ウェイヴにも通じるクールさが新鮮です。


FIREBIRD - Firebird ★★★ (2016-02-21 23:52:30)

70’s愛が炸裂しております。

マイケル・アモットといい、極端にエクストリームな方向に行っちゃった人達って先鋭的であることに
疲れちゃったんでしょうか。70年代の原始的なHRは疲れた彼らをつつむ癒しのスポットなのでしょうか。

このFIREBIRDの雰囲気は紛れもなく70年代。よくぞここまで当時のムードをパッケージしたなぁ。
プレイ、サウンド処理、楽曲、そしておそらく機材なんかも相当こだわったんだと思います。
当然、比較の対象としてマイケル・アモットのSPILITUAL BEGGARSが挙りますが、そもそも両者は
コンセプトが違うバンド。70年代をキーワードとしながらもやっていることは全然違うので、聴く側の
好みも分かれるでしょうね。僕はどちらも大好物ですけども。
とはいえ、70年代のあの雰囲気により近いのは圧倒的にこちらです。このテのバンドの多くがドゥーム、
サイケデリックの方向から70年代をリスペクトしているのに対し、FIREBIRDはもっと大きく70年代を
捉えているんじゃないかなぁ。ビル・スティアーは鋭い感覚とセンスの持ち主だと言う事がよくわかる。

とは言いながらCARCASSは怖いから未だに聴けずにいるんです。 ←チキン野郎


FISHBONE ★★★ (2012-05-04 23:03:32)

BAD BRAINSが登録されているというのに、このFISHBONEはこの度、初登録(!)

レッチリがブレイク寸前の時にミクスチャーが持て囃された時期がありました。
当時はミクスチャーって呼称は無くて、クロスオーバーって呼ばれてたんだよなぁ。

黒人バンドだからか、陽気なノリだからなのか分からないけど、どうやらメタルヘッドには
響かないようですね。


FISHBONE - Give a Monkey a Brain and He'll Swear He's the Center of the Universe ★★★ (2012-05-04 23:41:08)

初期に比べると陽気さが減ってます。

「Black Flowers」1曲だけ聴くと、スカパンクをやるバンドだとは思わないでしょうね。
この曲だけがアルバム中で異彩を放っております。へヴィなスロー・チューンなんだけど
ドゥーム方向ではなく強いて言うならバラードに近い感じ。これがやたらと響くんですよ。
時代を感じさせるメロトロンのイントロが印象的ですがHR的なギターも随所で活躍。

「End The Reign」ではモダンなへヴィ・ロックをやっております。METALLICA崩れみたいな。
でも、思いっきり前に出たギターサウンドは相当気持ちイイ。
まあ、メタル耳で聴いてしまうとヴォーカルがどうしても気になってはくるんだけども。

他はファンク、レゲエ、スカといったこのサイトでは皆様の興味の対象外の音楽性なので…
僕は、この人たち結構好きなんですけどねぇ。


FOCUS - Live at the Rainbow ★★ (2009-05-25 22:52:00)

ネザーランドが生んだ超技巧派集団。この人たちマジでヤバイです。
この時代にこの音とこのプレイ。で、「何故?」の発想。
ジャズのモードとバロックのマナーを多様なアプローチで表現できるのは
ヤン・アッカーマンとタイス・ファン・レアのタッグのみ。
特にギターのヤンは当時に於いては先鋭的すぎた。テクニックは言わずもがなだけど
ちょっと狂気に近いものを感じます。
このバンドの唯一の弱点はリズム隊。ウワモノ二人に比べるとランクは落ちます。
でも当然か。突然モーダルなインプロに突入されても、それについていける
ロックミュージシャンなんか滅多にいないもんね。
アルバム後半の「Hocus Pocus」~「Sylvia」は常軌を逸した凄まじさ。
怖いもの見たさで聴いてみてください。


FOCUS - Moving Waves - Hocus Pocus ★★★ (2009-05-25 23:00:35)

やはりヨーデル・パートでしょうね。
オランダの名産品、木靴のようなSEもナイス。
でもこの曲、USシングル・バージョンの方がスピードアップ
していてカッコいいです。
なんでこんなアレンジなのか、その発想がヤバイです。


FRANK MARINO & MAHOGANY RUSH - "live" ★★ (2009-06-03 04:25:00)

ジミヘン・フォロワーで有名な彼ですが、しっかりオリジナリティも
持ち合わせてます。
ギブソンSGの板バネ・アームであそこまで音を揺るがすのはマリノならでは。
過剰にエフェクティヴなのもいい感じ。
「WORLD ANTHEM」のスケールのデカさも良いのですが、アルバム後半の
カヴァーが一番ご本人ノリノリです。
やはり、ドーピングのおかげでしょう。


FRANK ZAPPA - The Making of Freak Out! Project/Object ★★ (2009-07-20 02:07:00)

むかし勤めていた会社の社長が、事務所でガンガン流してた(笑)。
と、いうことで仕事なんか当然手につかず納期に支障をきたしたという、個人的には
なかなか思い入れの深い作品です。
ザッパというとアヴァンギャルドなイメージがあるかもしれないけど、この1stには
そんなアーティスティックな面と、普遍性を持つポップスという一面もあるのです。
このアルバムが登場した背景にはビートルズの「Revolver」やビーチボーイズの名盤
「Pet Sounds」の存在なんかも挙げられると思うのですが、ロックやポップスという
音楽のフォーマットに、実験的なアートというボキャブラリーを追加したこの2枚に対し
ザッパならではの前衛的アプローチを試みた本作は、明らかに別の次元を向いてます。
当時の日本では『アート・ロック』なんて呼称されていたそうですが、ここで聴ける
音楽は作品自体が何かのジャンルに収まることを強烈に拒否しているかのよう。
時代を考えるととんでもない鬼っ子だったのでは?
前述の社長は、その後もタワーレコードに僕をパシらせては奇天烈なロックを事務所で
流す という荒行を経験させてくれました。おかげで音楽の守備範囲がものすごーく
広くなりましたよ。ありがとうT社長。


FREE - Fire and Water ★★ (2009-09-12 02:43:00)

やはりトップにランクですか。納得。
この人たち、当時20代前半ですよ。なのにこの味わい。もうひれ伏すしかありません。
サイモン・カークのドラムは、どデカイ木槌で杭を打ち込んでるような一打一打が
沈み込むような感覚です。ボンゾの暴れ太鼓とは対照的なスタイルですね。
何にもまして、コゾフのギターが素晴らしい。あのエリック・クラプトンがコゾフに
どうやってヴィブラートを掛けているのか質問したというエピソードも、本作を聴けば
真実味は倍増です。とにかく色気のあるトーンに号泣。
もちろんポール・ロジャースも素晴らしい。
でも彼は、ライヴの方が攻撃的でシャウトも多いんだよな。スタジオ作では若干
おとなしく聴こえてしまうんだけど、メリスマやフェイクは流石!!


FREE - Heartbreaker ★★ (2009-01-08 03:09:00)

COME TOGETHER IN THE MORNINGでのギターソロに鳥肌!!
フレーズではなく、ちょっとしたフィンガーノイズやフレット移動の音、
表現がおかしいが、唸り声でささやいてるようなエモーショナルなプレイとトーン。
唯一無二のギタリスト。早すぎる死が残念です。


G-FORCE - G-Force ★★ (2009-05-25 16:14:00)

その昔、死ぬほど聴いてみたかったけどレーベルとの契約問題うんぬんで
長いこと市場に流通されてなかった作品です。CDで再発されたときは
迷わず購入しましたよ。
内容はポップでキャッチー。「YOU」のサビが耳に残ります。
「HOT GOSSIP」のマリンバは妙に可愛らしいし「YOU KISSED ME SWEETLY」は
アップテンポだけど切ない曲。
アルバムのサウンド的な特徴としてギターの"ライン録り"が挙げられます。
アンプを通さずに直接コンソールに信号を送る録り方で、メリットは信号の劣化が
少ないこと。デメリットはプリアンプ臭さがでてしまう、迫力のない音になってしまう
などなど。このアルバムと「DIRTY FINGERS」アルバムはこのライン録りを
使っているため、妙にキラキラとしたサウンドになってます。
ゲイリー本来の太いトーンも好きですが、ここで聴かれるトーンもなかなか面白い。
ポップなゲイリーを聴きたいならコレをおすすめします。


GARY HOEY - Animal Instinct ★★ (2009-07-17 03:03:00)

オジーのオーディションにも参加していたという。
このアルバム、例えるならパーティー・アソート。いろんなタイプの曲をてんこ盛りに
して聴く人を飽きさせないような仕上がりになってます。
フュージョンタイプだったり、バラードだったり、ブギーだったりと兎に角バラエティ
に富んだアルバムです。しかもテクニックも楽しめるというバリュー感。
でも一番の聴き所は、ネザーランドの至宝フォーカスのカヴァー「Hocus Pocus」。
さすがにヨーデル・パートをインストで表現するのは厳しいらしく、ワウをかました
ギターで誤魔化してますが、この難曲にチャレンジしたということには最大限の賛辞を
送ります。ま、フォーカスのオリジナルは雑多な要素がハイセンスな表現で演奏される
奇天烈ナンバーだからね。
ジョー・サトリアーニには及ばないながらも、かなりの売り上げだった本作。
ゲイリー自身にしばらく話題が無いのはさびしい限りですが、このアルバムは
ギターマニアのみならず、一般リスナーも楽しめると思います。


GARY MOORE ★★★ (2011-02-07 21:43:26)

うそでしょ!!??

鬼籍に赴くにはまだまだ早すぎるしやりたい事も山ほどあっただろうに…
彼の「泣きのギター」が聴けないという事実に泣けてくるよ。

懸命にコピーした、泣きの代表ナンバー
「THE LONER」「PARISIENNE WALKWAYS」「SPANISH GUITAR」「SUNSET」
今夜は一人で弾きまくりたい。


GARY MOORE - Back on the Streets ★★ (2009-07-04 22:08:00)

"クレイジー"の異名をとっていた頃の名残が聴ける作品。
作品としてはまとまりが無いのですが、あれもやりたい、これもやりたい という
ゲイリーの貪欲な姿勢が詰まったアルバムです。
コロシアムⅡを彷彿とさせるジャズロックではまさに"クレイジー"の名にふさわしい
見事な弾きまくり。ここで聴けるのは洗練されたフュージョンではありません。
あくまでクールだけど熱いジャズロックです。
シン・リジィのカヴァー「DON'T BELIEVE A WORD」はオリジナルより、かなりテンポを
落とした渋いアレンジで、近年のライヴでも演奏されてますね。ドラムはそのリジィの
ブライアン・ダウニーが叩いてます。フィル・ライノットとゲイリーのツインでの
歌が聴けるのですが、ゲイリーがフィルに引っ張られて非常に粘っこくなっているのが
面白いですね。
同時期リリースのゲイリー参加のシン・リジィ作品「BLACK ROSE」と比べてみても
面白いと思います。


GARY MOORE - Back on the Streets - Don't Believe a Word ★★★ (2009-01-08 06:38:11)

LIZZYのオリジナルはシャッフルナンバーだったが
ここではスローテンポで大人の雰囲気。
レスポールがイイ音してます。


GARY MOORE - Back to the Blues ★★ (2009-06-22 06:36:00)

ブルース・ロックに戻ってきたゲイリー。
以前より生々しいサウンドが心地よいアルバムです。空間系の処理をやめて
デッドな音像に仕上げたのは大正解。いいなぁ、この質感。
これを聴いたら、「HRに戻らなくてもイイじゃん」って思っちゃったよ。
本人にもその気は無いみたいだし。
しかし「PICTUR OF THE MOON」とか「THE PROPHET」のような哀愁ナンバーは
安っぽく乱発しないでほしいなぁ。ブルースというキーワードがあるなら尚のこと。
骨格が透けて見えるだけに、チープになってしまう可能性があると思うよ。
「THE LONER」や「PARISIENNE WALKWAYS」という名曲に今一歩、届いてないし。
哀愁ナンバーは、ここぞ!! って時だけ収録してほしいものです。


GARY MOORE - Best Spanish Guitar ★★ (2009-05-27 18:41:00)

ずーっと聴きたかったシングル曲「SPANISH GUITAR」の為だけに購入。
アナログ時代は入手困難だったのでCD化で再発はうれしかったなぁ。
「BACK ON THE STREETS」もCOLOSSEUMⅡのアルバムもすでに持っていたけど
異なるテイクで3バージョンも収録されていると聞き、迷わずGET。
「パリの散歩道」を彷彿とさせる佳曲で、お得意のマイナーバラードです。
フィルのヴォーカル・ヴァージョン、ゲイリー本人ののヴォーカル・ヴァージョン、
インスト・ヴァージョンと3つを聴き比べていたら、面白いことが判明。
フィルのヴォーカル・ヴァージョンとインスト・ヴァージョンは
演奏トラックは同一のものを使っているのに対し、本人のヴォーカル・ヴァージョンは
明らかに別テイクです。エンディングのソロが違うし、何よりピッチが違う。
理由を知りたいなぁ(完全にマニアだね)。


GARY MOORE - Corridors of Power ★★ (2009-05-25 16:43:00)

個人的に、彼のアルバムの中でも上位にランクされる好盤です。
「End Of The World」でのジャック・ブルースの参加も話題になりましたね。
アルバム前編にわたって聴ける、ノーマルのストラトの音が素晴らしい。
MCA、JET時代のガナリヴォーカルと違って余裕みたいなものを感じます。
バラードではせつなく渋く歌い上げてますね。中でも「Falling In Love With You」は
涙腺刺激モノです。
私見ですが、この人のフィンガー・ヴィブラートはB.Bキングから影響されたのでは?
親指でネックを握り込まず人差し指の付け根を支点にして掛ける、波形の短い
ヴィブラートはB.Bにそっくり。僕のヴィブラートもB.Bから頂きました(笑)。


GARY MOORE - Dirty Fingers ★★ (2009-05-25 17:14:00)

81年に録音されていたにもかかわらず、レーベルであるJETとの契約問題で
闇に葬られた不遇のアルバム。
しかし、「Corridors of Power」「Victims of the Future」の日本での好セールスに
引っ張られて84年に日本だけのリリースとなりました。すかさず手に入れましたよ。
内容は鋼鉄ゲイリーです。彼のアルバム中、もっともメタリックな作品。
特にギターは暴れまくりで、ブリブリにマシンガン・ピッキングを決めております。
とはいえ、しっかりとしたメロディもあるし、一時期、彼の代名詞となった
反戦ナンバーも収録されていて、ゲイリーのアグレッシヴ・サイドが好きな人には
迷わずおすすめします。


GARY MOORE - Still Got the Blues ★★ (2009-06-22 06:09:00)

これをブルースと呼ぶには少しロックしすぎな感もあるけども。
御大アルバート・キング参加の「Oh Pretty Woman」がいいなぁ。
ゲイリー本人より説得力のあるプレイをされちゃ、本人もひれ伏すしかないでしょう。
思うに、ゲイリーはやっぱりロックの人だ。
ブルースマンはドラムン・ベースには手を出さないもの(笑)。
ブルースを継承していくという点では、その意義をもっとも期待できる人でもある。
個人的には路線変更は正解だと思うな。
途中寄り道はあったけど、今もホワイト・ブルースがベースとなったロックを
作り続けている。
いずれ、もっと黒人に近づいてゆくんだろう。
アイリッシュだからこそ、それは可能だと思う。


GARY MOORE - Victims of the Future ★★ (2009-05-25 17:31:00)

当時「Hold on to love」は実際に全英チャートにもランクインしてましたよ。
皆様があまり好まない「Teenage Idol」が個人的には好き(笑)。
しかしアナログとCDでは、ランニング・オーダーが異なるため、まったく違った印象を
受けるなぁ。
「Law Of The Jungle」は当初オジーが参加する予定だったはずがキャンセル。
ゲイリー本人の歌唱はどことなくオジーっぽく聞こえるのが可笑しい。
(後にLed Clonesで共演が実現)
個人的には前作のストラトの太いトーンがお気に入りだったんだけど、
この楽曲群ではやっぱりハムバッキングが合ってますね。


GARY MOORE - Wild Frontier ★★ (2009-01-08 06:26:00)

個人的な見解だが、ゲイリーがこのアルバムを製作するにあたって
ニック・カーショウの『ザ・リドル』にかなりインスパイアされてると思う。
両者の共通点はアイリッシュメロディとピーターコリンズのプロデュース。
偶然ではないだろう。
とはいえ、この盤は超強力。佳曲が粒ぞろいで捨て曲なし。
初期に比べるとギタープレイは控えめだが、とにかく曲がイイ。


GEMINI FIVE - Babylon Rockets ★★★ (2018-07-27 04:45:03)

貸してたCDが10年ぶりに戻ってきた‼

久しぶりに聴いたけど、めちゃめちゃカッコイイぞ、これ。L.A.メタルみたいなショウビズ感は皆無。
nanase7さんのおっしゃるようにHANOI ROCKSやWILDHEARTSみたいなセンスのあるチンピラR&Rです。
サウンド自体はエッヂが立っててヘヴィなんだけど、キャッチーでセンチメンタルなメロディは北欧ならでは。
ディテイルを聴き込むと、現代的な要素がテンコ盛りでモダンでありながらロケンローの本質を貫いていると。

やはり皆様が異口同音におっしゃるとおり、英国の独眼竜ことピート・バーンズ率いるDEAD OR ALIVEの
「YOU SPIN ME ROUND(Like A Record)」に意表を突かれましたね。おお、ちゃんとR&Rになってるぞ!

彼らの作品はこれしか知らないけど、その後どうしてるんでしょうね?


GENESIS - Foxtrot ★★ (2009-07-14 03:17:00)

ガリヴァー旅行記やマザー・グースなんかのイギリスの寓話を彷彿とさせる世界観は、
いわゆる「四天王」には見られない要素ですね。
「Get'en Out By Friday」は現代または未来を予見しているようで鳥肌が立ちますが、
ガブリエル独特のストーリー展開はバンドのサウンドだけじゃなく、ジェネシスの
大きな魅力になってますね。
個人的には、四天王より英国臭が濃厚なジェネシスがプログレ・バンドの中では
好みです。しかもガブリエル時代に限定されるのですが。
テクニックではイエス、キング・クリムゾン、EL&Pに、売り上げではピンク・フロイド
に圧倒的に差をつけられていた彼らですが、大英帝国特有の翳りを感じさせるという
点ではジェネシスに軍配が上がるのではないでしょうか。


GEORDIE - Hope You Like It - All Because of You ★★ (2009-05-28 14:47:38)

現AC/DCのブライアン・ジョンソンの鼓膜をつんざく絶叫が
楽しめるR&Rナンバーです。時代的にグラム・ロックを意識したようなポップな曲ですが、THE BEATLESのような♪あ~~♪っていう
コーラスとかT-REXっぽい♪へいへいへい♪っていう合いの手が
笑いをさそいます。リピートして何度も聴きたくなるような
魔力のあるナンバーです。


GILBERT O'SULLIVAN - I'm a Writer, Not a Fighter - Get Down ★★ (2010-12-07 07:18:43)

なんと意外なことにアニメ「キン肉マン」のOPテーマのBメロは
この曲からパク… いやインスパイアされているのです。
いい曲です。


GIRLSCHOOL ★★★ (2010-12-11 05:32:26)

仮にこの姐御たちが日本語を喋れたとしよう。セリフは概ねこんな感じになるはずだ。

『アタイのギターに触るんじゃないよッ(怒)』『今度のギグはハンパじゃ済まないよッ!(怒)』
『アンタそれでもキン○マ付いてんのかいッ(怒)』『アタイらに付いといでッ!(怒)』

う~む 好戦的なルックスから偏見で妄想してみたけど、書き込んでて恐ろしくなってきた。


GIRLSCHOOL ★★★ (2012-05-01 16:23:58)

むか~し、音楽雑誌の対談でケリー・ジョンソンVSジョー・リン・ターナーっていう
異色の組み合わせがありました。内容はよく憶えてないんだけど、結構ヌルいジョーの発言に対し
「これだからアメリカ人はッ!!」みたいなケリー姐さんの返しが痛快でした。

何故対談企画がこの両者だったんだろうか?謎である。


GIRLSCHOOL ★★★ (2012-06-08 18:03:32)

AMAZONを覗いてみてビックリ!!
GIRLSCHOOLの作品がものすごい高値で販売されてる!!
いくらファンでもアルバム1枚に福沢先生1人を投入するのは躊躇しちゃうよ。
なんでこんなことになってんだろう?


GIRLSCHOOL - Demolition ★★★ (2010-12-02 01:07:57)

若干のスケバン風味がメチャメチャカッコいい!!
乱暴なハードR&RをMOTOR HEAD譲りのスピードでブチかます彼女たちのなんと潔いことよ!!
「EMERGENCY」はマジで破壊力抜群。NWOBHMの一連のバンド群は一部を除いて、この「破壊力」と
「剥き出しの感情」が尋常ではないですね。
そしてジェンダーの問題もこのムーヴメントでは一切関係なし。

次作ではさらにパワーアップするGIRL SCHOOL。合わせてライヴ盤も聴いてほしいですね。


GIRLSCHOOL - Hit and Run ★★★ (2009-05-13 20:55:00)

今でも愛聴盤。
ケリー・ジョンソンの弾くLP-DXが滅茶苦茶かっこよくて20年後に入手してしまった。
彼女の訃報を聞いたときは、ものすごく悲しくなった。
このアルバム、女だと思ってなめてたら確実に金玉を蹴られます。
ヘヴィでタフ、荒々しい演奏、不敵なツラガマエ さすがモーターヘッドの妹分!
1曲目「C'MON LET'S GO」でもうギアはハイトップ!!


GIRLSCHOOL - Hit and Run - (I'm Your) Victim ★★★ (2012-06-08 17:39:37)

ワン、ツー、スリー、フォーのカウントで始まる爆走ナンバー。
豪快なリフはかなりの気持ちよさ。
ギターソロ前の「allright!!」が乱暴で素敵です。


GIRLSCHOOL - Hit and Run - C'mon Let's Go ★★★ (2012-06-08 17:13:47)

デニスのドコドコ2バスが大爆走!!
女性ながら、この人のリズムキープ力は男も顔負けです。
荒々しいハードR&Rは文句なしにカッコいい。


GIRLSCHOOL - Hit and Run - Kick It Down ★★★ (2012-06-08 17:49:18)

リズムギターのキムのヴォーカル・ナンバー。
彼女の声、ケリーとエニッドより若干ドスが利いてるんだよね。
ケリーのエモーション全開ソロが素晴らしい。


GIRLSCHOOL - Hit and Run - Yeah Right ★★★ (2012-06-08 17:31:19)

いつもガミガミうるさい親に対して逆ギレナンバー。
「ハイハイ、わかったから。わかってるってば!!」のフレーズ、10代の頃共感してたなぁ。
ちょっぴり哀愁も漂ういい曲です。


GIRLSCHOOL - Live ★★★ (2009-06-06 21:31:00)

当時、これCD屋で発見したときは驚いたなぁ。
インフォメーションらしきものも全然なかったから、こんな音源が存在すること自体、
まったく知らなかった。一も二も無くレジへ直行!!
もし俺が犬だったら、ちぎれるほど尻尾を振っていただろう。
内容は彼女らが生粋のライヴバンドであることを証明してくれる実況録音盤。
演奏はもともと荒いのが彼女たち。さらに荒々しくなってます。
で、彼女らの煽るMCに対するオーディエンスのレスポンスが最高にイイ。
親切な事に、ブックレットには歌詞の和訳のみならず、MCの和訳までされているのだ!
数年前G/Voのケリー・ジョンソンが他界したとき、このアルバムを聴いてみた。
ライヴの素晴らしさも手伝って、本気で泣けた。
思春期の頃に聴いた音楽って言うのは殊更ヒトをおセンチにさせるのか。


GIRLSCHOOL - Play Dirty ★★★ (2014-08-12 02:04:59)

時、折りしもLAメタルが隆盛を極めんと勢力を拡大させていた時代。

MOTORHEAD直系の乱暴で荒々しいへヴィR&Rが彼女たちの真骨頂だったんだけど、時代の趨勢なのか
レコード会社の圧力なのかはわからないけど、キャッチーな楽曲が増えて明らかに売らんかなの思惑が
一聴しただけで解かります。曲によってはキーボードやシンセベースがフィーチャーされていたりして
ものすごい違和感に「これは俺の知っているGIRL SCHOOLじゃない」と、しばらくはターンテーブルに
乗ることは無かったのです。僕はいまだにロックバンドに対し変化は認めるが洗練は求めていないので
このときの落胆ぶりは相当だったなぁ。

が、ファンとして「こんなダサいアルバムを作ったのも何か深い意味があるはずだ」などと常軌を逸した
ポジティヴシンキングで再び本作をきいてみたところ、初期の彼女たちとはまた違う魅力を発見。

このアルバム以前は投げやりなコーラスワークがカッコよかったんだけど、今回は整然としたアレンジに
よるキレイなコーラス。意外と悪くない。てか、やれば出来る子だったのね。
ツーバスによるドコドコの疾走曲は無くなってしまったけど、「20th Century Boy」のカヴァーで
グレイト・ブリテンらしいブギー感はしっかりと継承。そしてアルバムの白眉はなんと、あのSLADEの
ノディ・ホルダーとジム・リーが提供した「Burning in the Heat」と「Running for Cover」!
GIRL SCHOOLらしくはないけどドエラいカッコよさ。これらを軸としてアルバムを聴いてみると
これはこれでなかなか楽しめる。悪くはないよ、悪くはないけど…


僕はこれ以降GIRL SCHOOLから離れてしまう。ケリーの訃報を聞くまでは。