1st、2ndよりもエッジが薄れ(元々あまりないが)、そのぶん「Amanda」に代表されるような美しい曲が満載。 唯一前作までの面影を残しているのは「Cool The Engine」くらいかな? 収録時間が30分台ととても短いけど、中身は最近のメロディアスロックでは太刀打ちできないくらい充実してます。 旧A面も良いけど、旧B面(6~11)が特に好きで、「To Be A Man」「I Think I Like It」「Can'tcha Say / Still In Love」、そしてラストはブラッドの歌が素晴らしい「Hollyann」で締めくくる。 無人島に持っていくアルバム10枚選べといわれたら余裕で入ります。
とんでもないアルバムだ。今まで未聴だったのが恥ずかしくなるくらいです。 ブラックサイドの完璧な展開は聴いててぞくぞくさせます。 クイーンの初期って思っていた以上にハードだったもの驚きました。 このアルバムから1曲だけ選べといわれたらやはり「March Of The Black Queen」でしょうか。 もちろん他も比較できないくらい素晴らしい曲ばかりですが。 とにかくロック好きは避けて通れないアルバムだと思います。
8年周期説通り、ようやく地球に戻って来てくれました(途中寄り道はしたが)。 はっきり言ってもはや往年のクオリティは望めないけど、「あの音」が聴けるだけで涙ものです。ハイトーンこそほとんど使ってないが復帰したBrad Delpの声には感動。Franは前作でも歌っていたから違和感は感じないけど、Kimberlyの歌う「With You」は少し違和感を感じた。これはAnthony Cosmoの作った曲にも言えることで、今風のロックっぽさを感じさせる「Turn It Off」「Cryin'」は特に顕著です。しかし「I Had A Good Time」のような曲があるから全て許せてしまう気がする。なんだかんだいっても愛聴盤になりそうです。でも今度はもう少し早くアルバム出して欲しい・・・そして79年に来日して以来、一度も来ていないので再来日を期待したいです。
ヨルン・ランデの2000年発表の1stソロアルバム。 収録されている10曲のうち、「Edge The Blade(JOURNEY)」「Break It Up(FOREIGNER)」「The Day The Earth Caught Fire(City Boy)」「Burn(DEEP PURPLE)」「Just The Same(JEFFERSON STARSHIP)」と半分がカバーなのだが、散漫な印象もなく原曲を知らない曲ばっかだったけどどれも水準を越えるかなり良い出来に仕上がっている。 もちろんオリジナルの曲もカバー曲に負けず劣らずいい曲揃い。どれも聴きやすい曲なのでヨルン・ランデを知りたい人にとってはちょうどいいアルバムだと思います。廃盤になる前に是非。
ファンなら必聴。オススメはほぼ全曲だけど、1曲挙げるならなんといっても「Knockin' On Heaven's Door」です。東京ドームのライブビデオでのこの曲は観客がしょぼすぎて話しにならなかったが、ここで聴けるライブバージョンは素晴らしい。会場一体となってサビの大合唱である。 アクセルはライブでフェイクが多いけど、コンディションがいい時の音源が選ばれているので安心して聴けます。
アルバム全編に渡ってスティーブ・モーズのプレイが強烈に印象に残る! バイオリンがいないので以前とはだいぶ違うバンドになってしまっているけど、これはこれで実に素晴らしいアルバムです。 個人的に1~5の印象が強すぎて後半がやや物足りない感じはするが、もちろん出来が悪いわけではなく、収録時間の短さもアルバムを一気に聴き通せていい。 All I WantedはDust In The Windにも劣らぬ名バラード!
トルキの2ndソロアルバム。前作とは全く違い、全体的にポップス、バラードの曲で占められていて、メタル色は1%もありません。だからメタルを期待している人は買うのを避けるべき。 このアルバムは少年期のトラウマ(12才の時に父親が自殺したらしい)をかかえたトルキのセラピーをお題においたものです。詩の詳細は説明するのが苦手なので省略しますが、8曲目の詩のインパクトは強烈。 肝心の曲の方はメタルでなくてもトルキらしいメロディが満載となっている。本作の目玉といえるキスクの参加したKey To The Universeとシャロン(AVANTASIAに参加した女の人)のAre You The One?は、2人のファンなら聴いてまず損することはないでしょう。2人のボーカルの良さが引き出された秀曲です。他の曲はトルキが歌ってしまってます(失礼)が、昔のストラトの時とは違って無理に高音を出しすぎていないので私はあまり気になりませんでした。彼の歌う曲では3、6あたりが好きです。 また、keyのミカ・エルヴァスの存在も無視できません。彼は昔ストラトに在籍(85~88年)したことがあり、現在はクラシックピアニストとして活躍しているらしく、アルバム全編で非常にいい仕事をしていますね。この人のピアノがアルバムの完成度をより高めていると思います。 トルキは確かに上手くは無いけど、彼よりも下手なB級ボーカリストは腐るほどいますし、ファンならその事で躊躇せずに聴いてみて欲しい。これでトルキがストラトのニューアルバムに100パーセント集中できて良い作品を作ってくれるのならファンとして文句は無いです。
アンジェラは確かに上手いんだけど、「怒」の表現しかできてないので正直好きではない。ヨハンはそれに加えて「哀」の表現が絶妙で、あの声を聴くと胸を締め付けられそうになる。 そしてこのアルバムの内容だが、The ImmortalやDead Insideのような突進力抜群の疾走曲、キャッチャーなSilverwing、スローなタイトル曲に哀愁漂うAngelcrowなど、デス系とは思えないほどバラエティに富んだ内容となってます。哀愁・叙情の面では前作に引けを取るけど、プロダクションもすごく良くなってるし、ヨハンもだいぶ上手くなっている。速い曲も多いし、ボーナストラックもおいしい。間違いなく一番バランスが取れたアルバムであり、ARCH ENEMYの最高傑作だと思います。 また、この時の来日公演を収めた「BURNING JAPAN LIVE 1999」も必聴!
もういっちょハロウィンのブートです。 その名のとおり87年の初来日公演を収録したもので、ギターはもちろんカイ・ハンセン。 音質はPUMPKIN~とさほど変わらないけど、今のハロウィンでは感じられない荒々しさを感じることができる。このアルバムの聴き所はなんといってもJudas, Ride the Sky, Victim Of Fate, Starlightがキスクの声で聴けるところです。欲を言えばもう少し1stの曲が聴きたかったけど、How Many Tearsもやってるから十分満足です。