2008年発表の9th Album。 自分は「...AND JUSTICE FOR ALL」に一番近い印象を受けました、曲が対応してるような感覚さえ覚えました。 しかし、聴けば聴くほど、「RIDE THE LIGHTNING」「MASTER OF PUPPETS」「ST.ANGER」の要素もかなり強く、後期のグルーヴ感もしっかりある。 その結果、過去を踏襲しつつもどの作品とも異質で、バンドの今を映し出した情報量の多いアルバムに仕上がってる! ある意味3rd以来初めて、メタリカらしいアルバムを出したのではないだろうか? そういう意味で、この舵の切り方は考えさせられるモノがある。 面白い漫画のように、次はどうなるのかが気になって仕方がないバンドである。
MASTER OF PUPPETSや...AND JUSTICE FOR ALLあたりを彷彿させるアップテンポのナンバー。 この曲は、ある程度前から披露されていたんだったかな?? もう一つのサマソニでもやったアレは結局アルバムに合わなかったようだね。 聴き所はリフ!とにかくリフが良い。 歌ってるときのリフも良いが、間奏のリフがもっと良い。
1988年発表の4th Album。邦題『メタル・ジャスティス』 このアルバムは、とにかく曲が長くて音が軽いというのが第一印象だった。 急逝したCliff Burtonの後任としてJason Newstedは入ったもののベース音がほとんど聞こえてこない。 3rdでメタリカにはまって1st~3rdまで聴きまくった後に聴いたためか、まるで短所だけが浮き彫りな悪い印象だらけだった。 このアルバムもブラック・アルバム同様のスルメの傑作だった。 「Blackend」に「Dyers Eve」の二大疾走曲から入り、そりゃ何十回も聞き込みました。 「One」「To Live Is To Die」の良さに気付いた時、このアルバムを半分くらい聴きこなせた感じで、ライブ盤での「Harvester Of Sorrow」でやっとグルーヴの聴き方、ノリ方がつかみ、全曲の良さが分かりました。 長尺な曲ばかりですが、どれも素晴らしいリフと展開を持っています。 「メタリカ唯一のプログレッシヴメタルアルバム」と言っても良いくらい、変拍子と二転三転する曲展開が目立つ実験的なアルバムですが、慣れると癖になる。
なお、Jasonのベース音は爆音でヘッドフォン等で聴くとかすかに確認できます。 「Eye Of The Beholder」「One」「The Shortest Straw」あたりなら確認しやすいでしょう、まぁ、これでもかなり聞きとりづらいんですがね。 オススメは①、②、④、⑧、⑨です。 ⑥もライヴでの演奏頻度が高めです、気に入ってるんでしょうね。 中でもメタリカを一気にメジャーバンドにしてしまった伝説の名曲④「One」は必聴です。