1991年発表の3rd。 詰め込んで詰め込んでやっぱ最高なアルバムPART.2。「YOU COULD BE MINE」聴きたさに買ったんですが、買ってから楽しんで聴いております。Iよりやりたい放題な感じで、バラエティーに富んでます。普通のバンドなら、バランスもクソもない駄作とか言われそうなところを傑作にする彼らの存在は伝説だ。
僕も便乗させてください! ①MIDNIGHT SUN ②EAGLE FLY FREE ③STEEL TORMENTOR ④ALL OVER THE NATIONS ⑤I WANT OUT ⑥POWER ⑦I CAN ⑧MARCH OF TIME ⑨WHERE THE RAIN GROWS ⑩THE CHANCE 順位はしょっちゅう変わりますが(汗) 最近、このサイトでARCH ENEMYやDREAM THEATERなんて見てると、もっと平和に出来ないの??とか考えてしまいます。 HELLOWEENはそれだけ凄いんでしょうね。 僕はヴァイキーの曲が多いです、プログレなのも好きですけど、やはり取っつきやすさが優先してしまいました(^^;)
リリース時は7曲目、再発盤は10曲目に収録されている曲。 この曲はボーナストラックではない、“おまけ"である。 Kai要素を抑えてキスク&ヴァイキー要素を出すために本編から外したい、という意向もリリースしてしまった以上叶わなかったのか、結局ギリギリ本編曲で扱われてしまっている。 何しろこの曲は浮いている感が拭えない、「KEEPER OF THE SEVEN KEYS」の後になんて聴いたら、ボーナスにしか聞こえない。 タイトルコールをそのままサビにする典型的なカイソングだけど、ギターソロ前のCメロ?がかなり好き。
前作とは対照的に明るい雰囲気が支配するアルバム。 個人的には緊張感と重さが足りない、雰囲気的にもね。 前作は確かに暗すぎだと思うが、ここまで軽くする必要も無かった気がする。 メンバーが変わらなくても『Master of the Rings』から『The Dark Ride』まで変貌するバンドだ。 メンバーが変わったらそりゃ変貌もするわ。 グラポウが抜けてサーシャが入ってリフの挙動は確かに変わったと思う。 サーシャのリフはHelloweenとして聴くと新鮮なものが多いし。 しかし、作曲メンバーが二人抜けた分の、ヴァイキーとアンディーの負担が増えたのは良くなかったようだ。 環境が一掃されてさぁ頑張らなくてはと張り切っても、端から見ると空回り気味になってることはよくある。 これが、『The Time of the Oath』辺りなら違ったかもしれないが、この時期とこの状況では集中力も上がらなかったのではないだろうか。 結局ヴァイキーのセラピーみたいなアルバムになってしまった気がする。 この頃は仕事の流れがスムーズに行かなかったようで、その影響が曲の練り具合にでてしまったんだろうか。 サーシャ、マーカスが結構頑張ってくれたおかげで、印象としてはまずまずだが、アンディとヴァイキーの曲毎の落差はHelloweenの数あるアルバムの中でも一番きつい。 彼らの曲はバンドの背中を押すこともあれば、足を引っ張ることもあると改めて学んだ一枚。 個人的には後半ちょっとキツイ・・・自分で引っ張り出したラビットを自分で押し込んでるようなもん。 [★★★]
俺ん中で「We Burn」「Just a Little Sign」と並ぶアンディ・デリスの最高傑作。 サビメロも素晴らしいが、何と言ってもギターソロ! もう最高としか言いようがない、完璧に起承転結をこなしている。 特に“起”と“結”の部分のソロが良い、んで“転”のシンプルなリフも好きなんだな。 ソロに関してはHelloween史上最高の名演の一つと断言できる。