JUDAS PRIESTのオリジナル・ヴォーカリスト、アル・アトキンスの98年作品。 JUDAS PRIESTがティム“リッパー"オーウェンズを迎え再始動を始めたのと同時期の発表という事で、 「VICTIM OF CHANGES」 というアルバム・タイトルや 「SIN AFTER SIN」 のアートワークのパクリ等、話題性を当て込んだ便乗商法っぽいところがちょっと気にはなりますが、作品自体は手抜きも無く割とまともなつくりで、1stソロでは異様に古臭かったサウンドもエッジの効いたメタル然としたものになっています。 "Victim Of Changes" をはじめ収録曲の大半はJUDAS PRIEST絡みで、 "Mind Conception" "Holy Is The Man" という在籍当時の未発表曲2曲と、QUATERMASSのカヴァー曲 "Black Seep Of The Family" も収録されています。 ドラマーにはデイブ・ホランド、バック・コーラスにMARSHALL LAWのヴォーカリスト、アンディ・パイクが参加。 本作の国内盤にはアル本人によるライナー・ノーツ対訳付きで、デビュー前のJUDAS PRIESTのことが書かれており、ファンにとっては非常に興味深く資料的価値のある一品です。
「メタルワークス73-93」のビデオでテレビ番組出演時のこの曲の映像を見ることが出来ますがそこでのロブが怪しさ全開(笑)、 マイク持ちは小指を立て身体をクネクネさせながらカメラに向かって妖しい視線を送る彼を見ればわざわざカミングアウトしなくてもおおかた察しがつきますです(笑)。 「LIVE IN LONDON」ではダウンチューニングで演奏されヘヴィさが増していて良いです。
LET IT KILL AROUND!!! LET IT KILL AROUND!!! LET IT KILL AROUND!!! LET IT KILL AROUND!!! よどんだりつんのめったり自由自在なリフワークに脱帽 そしてヴォーカル、歌メロがリフそのまんま・・・なのにこの存在感 まさに唯一無二。
バーミンガムの場末感がすごく伝わってきますね。パブで毎晩酔っ払いを相手に演奏していた彼らはレコード・デビューの話を持ちかけられ大喜びで今までの手持ちのレパートリーを録音したのでしょうが、全体的に曲が起伏に乏しく演奏も特筆すべきところはありません。 ただGリフの幾つかは耳を惹くものがありますしロブのVoは感情移入が激しく見事にオクターブを使い分けアルバム中最大の聴き所となっています。さすがにもうライヴでは演奏されることは無いでしょうが、「RUN OF THE MILL」「DYING TO MEET YOU」はアンプラグド等アレンジ次第ではモノになりそうな感じです。 夜も更けた頃独りでウイスキーの水割りでも傾けながら聴けば英国情緒に浸れるかもしれません。