'06年発表の11thアルバムです、 実は、この作品こそ「THE MARRIAGE OF HEAVEN AND HELL」以降、顕著になっていった大作志向が完成の域に達し、ディヴィッド・ディフェイの美学が昇華された最高傑作だと思います。 本作もまたコンセプト・アルバムで、個々の楽曲よりも全体の流れで聴かせる作風ですが、なにしろメロディーの充実度が素晴らしく、ドラマチック&シンフォニックな一大絵巻に瞬時に惹き込む魅力を放っています。
THE SENSATIONAL ALEX HARVEY BANDの非常に秀逸なカヴァー、 このアルバムを手放せない理由の8割はこの曲が入っているから(笑)。 モダンでカッコいいアレンジに仕上がっていて、ポール・ディアノの威嚇的なVoがばっちりハマっています。 最後の笑い声がこれまたカッコよくて好きですね。 これを聴いたのがきっかけでオリジナルまでさかのぼってT.S.A.H.B自体も好きになったので思い入れも格別に深いです。