二部構成からなるアルバムオープニング・チューン、 "Part 1: Vambo" はドカドカとやかましいドラムとグルーヴィーなギター・リフがカッコいいへヴィ・ロック。 "Part 2: Man in the Jar" はホーン・セクションがフューチャーされたビッグ・バンド風のゴージャスなサウンドが売りのナンバーです。
'75年発表の4thアルバムです。 輸入盤なので詳細は分かりませんがトータル・コンセプト・アルバムのようで音楽的にはかなりプログレに近く何でもアリなサウンドが特徴ですが、さすがそこは一筋縄ではいかない彼等らしく人を喰ったようなユーモア精神が全開で高尚な深遠さは微塵も感じさせません(笑)。 "Action Strasse" , "The Tale Of The Giant Stoneater" , "Give My Compliments To The Chef" 等、聴き応えのある曲が収録されています。
'04年リリースのアンソロジーです。 1st「A THIRD OF A LIFETIME」('71年) 2nd「MAHESHA」('72年) 3rd「THREE MAN ARMY TWO」('74年) からの全曲とシングル曲、未発表曲が収録されているCD二枚組で、THREE MAN ARMYの楽曲はこれ一枚でほぼ全てまかなえるというお得感満点のスグレモノ。 '70年代英国というとLED ZEPPELIN, DEEP PURPLE, BLACK SABBATH, URIAH HEEPがいわゆる四大ブリティッシュ・ハード・ロックと呼ばれたりしますが、このバンドもけっしてそれらのバンドに引けを取らない音を出していた事が分かります。