LAメタルのムーブメントがメイン・ストリームを席捲し始めたちょうどその頃、同じ地で発表された1stフル・アルバム、LA勢のグラマラスな華やかさから思いっ切り背を向けたくそったれ!的アティチュードが満載です。 デビュー作にして既に強烈な個性が確立されていて楽曲も強力、SLAYERの作品の中では最もNWOBHM/正統派HM色が強いですね、 "Final Command" なんかはハード・ロックと言っても良いような曲だと思います。
スタン・ブッシュのパワフルな歌唱が映えるミッド・テンポの王道メロディアス・ハード、 オリジナルは映画「トランスフォーマー・ザ・ムービー」(アニメ版)の挿入歌として使用され(タイトルは "The Touch" )、劇中メガトロンとの一騎打ちに赴くコンボイの雄姿やホット・ロディマスがマトリクスを受け継ぎロディマス・コンボイになるシーンでクライマックスを盛り上げるのに非常に効果的役割を果たしています。
'82年発表の1stアルバムです。 メンバーはVo,G、B、Ds、Keyの五人組で全員がコーラスをとっています。 メンバー編成やバンド・ロゴ、朴訥としたメンバー写真等、私的にはいちいちSARACENを彷彿とさせてなんだかニヤけてきてしまいます。 音楽性はいわゆるメロディアス・ハード系でキャッチーなメロディーとコーラス・ワークが特長、SARACENのウェットで英国的な質感をそのまま明朗でアメリカンな雰囲気に置き換えた感じと言えば分かる人には分かってもらえると思います(笑)。 本作のハイライト・チューンである⑤曲目 "Conquest For The Commoner" はSARACENファンにも是非聴いてもらいたい一曲です。
"不沈艦" , "ブレーキの壊れたダンプカー" 等の異名を持つプロレスラー、スタン・ハンセンの全日本プロレスでの入場曲。 SPECTRUMの "Sunrise" という曲にKENNY LOGGINSの "So In Love With You" のイントロをつなげたものだそうです。 正直、当時は小学生低学年位だったので入場曲としてはよく憶えてなくて(ウィーッ! とかはよくマネしていた 笑)、プロ野球珍プレー好プレー集等の乱闘シーンでのBGMのイメージの方が強いです(笑)。 SPECTRUMというバンドの事は今知りましたがなかなかカッコいいブラス・ロックですね、あとステージ衣装が面白いです(笑)。
Part 1: My Lady of the Nigh Part 2: Coitus Interruptus Part 3: Virgin and the Hunter という3つのパートからなる組曲で、タイトルの "イザベル・ガウディ" は17世紀のスコットランドで魔女であるとの疑いを掛けられ処刑された人物のようです。 とにかくアレックス・ハーヴェイのシアトリカルなVo表現に圧倒されます。