元TNTのドラマーで、『TELL NO TALES』を最後にバンドを去った(紆余曲折を経て現在はTNTに出戻っている)ディーゼル・ダウルにより結成されたバンドが、フロントマンを女性シンガーから、TNT時代の同僚D.D.ダイナマイトことダグ・インブリゲットセンに代え、'92年に発表したリ・レコーディング・ベスト盤。(正確には、前任の女性Vo時代の楽曲のみを録り直している模様) ごく初期のゼロ・コーポレーションのカタログ(帯がまだピンク色だった頃)を彩った1枚として記憶に残っている作品で、音楽性はTNTから北欧メタルならではのドラマ性を薄めた感じのモダンなハードポップ。ダグ・インブリゲットセンのVoはTNT時代のドン臭さが嘘のように自信に満ち溢れていますが、この手の楽曲を歌うには少々野太い地声なのは相変わらずなので、好き嫌いは分かれるかもしれません。 TNTと比較してしまうと、楽曲の小粒さには如何ともし難いものがありますけれども、ゲイリー・ムーアの“OVER THE HILLS AND FAR AWAY”に着想を得た感じ(?)のバンドの代表曲①、程度なハードさが備わった②③、Gソロが秀逸な⑥、乾いた哀愁薫るアコギ・バラード⑧、ポップで健康的な⑪等、確かなヒット・ポテンシャルを感じさせてくれる収録楽曲の数々からは、本国ノルウェーでは№1ヒットを飛ばす人気バンドとしての貫禄を伺うことが出来ます。 昔は地味に思ったものですが、今聴くとジワジワ沁みて来ますね、これ。
前作『TELL NO TALES』にて確立された「TNT流HRサウンド」を一層磨き上げ、彼らの最高傑作レベルにまで昇華して見せた'89年発表の4thアルバム。 濁りのない水晶細工のようなト二ー・ハーネルのハイトーンVoと、澄んだ音色で美旋律を滑らかに紡ぎ出す一方、時にトリッキーな動きで聴き手の虚を突くロ二ー・ル・テクロのGプレイを2本柱とする収録楽曲の数々は、“TELL NO TALES”のようなヘヴィ・メタリックな疾走ナンバーが姿を消した代わりに、胸高鳴るポップ・フィーリングと壮麗なボーカル・ハーモニー、そして表裏のジャケット・アートワークに切り取られた、ノルウェーの美しい自然や二ーダロス大聖堂の如き荘厳な雰囲気が大増量。聖歌を思わせる神々しさを纏った①から、分厚いハーモニーに心打たれるバラード⑪に至るまで、本編は最初から最後まで捨て曲皆無。(今ひとつ評判の宜しくない⑧も、QUEENに通じる遊び心が感じられて個人的には嫌いじゃない。そもそも⑨へのイントロみたいなものだし) そうした完成度を更なる高みへと押し上げてくれるのが、北欧メタル史において並ぶモノなしとされる至高のサウンド・プロダクション(手掛けたのはビヨルン・ネッショー)。クリアで瑞々しい音作りの援護射撃を受け、鮮やかに駆け抜けていく③④⑤は、ハイレベルな楽曲/演奏/プロダクションの3拍子揃った、いつ何時聴いても心洗われる本編のハイライト足る名曲だ。 ↑上で別の方が仰られている通り、TNT云々以前にHR/HM史に燦然と輝く名盤の一つですね。
サンバイザーを止めたメンバーのルックスといい、ヘヴィ・メタリックなエッジを適度に維持しつつ、ト二ー・ハーネルの美声をサウンドの中心に据え、哀メロのフックを増強して一気に垢抜けた感のある楽曲といい、前作『KNIGHTS OF THE NEW THUNDER』から格段に洗練された'87年発表の3rdアルバム。 全12曲収録ながら、④⑥⑩はインタールード的な役割を果たすインストの小曲であり、トータルのランニング・タイムは30分余りいう、現代の感覚ではEP程度(?)のボリュームしかない本作だが、それでいて物足りなさは皆無・・・と言うか寧ろ満腹感すら覚えてしまうのは、やはり収録楽曲のクオリティの高さゆえか。しかもそれを、一生懸命ゆえ余裕がなく、時に高音部がキンキンと耳障りに響く場面もあった前作から一転、声の透明度/表現力/伸び具合ともに一層の磨きが掛かったト二ー・ハーネルの歌唱と、冷やかな光沢を放つロ二ー・ル・テクロの流麗にしてドラマティック極まりないGプレイが彩るのだから、これで素晴しい作品にならないわけがない。 ハードに切り込んで来る①③⑪、ポップ&キャッチーな②⑦、味わいは異なれど、どちらも「これぞ北欧!」な美しさと叙情性を宿したバラード⑤⑨・・・と、全編哀メロ好きの琴線に触れる名曲の大盤振る舞い。 「4th『INTUITION』と双璧をなす傑作」との評判に偽りなしの1枚。
’92年に東京・中野サンプラザで行われた「サヨナラ公演」の模様を収録したTNT初の実況録音盤。 そっけない導入部を含め、観客の声援を大々的にフィーチュアしたタイプの作品ではなく、また全盛期のTNTが残した唯一のライブ盤(正確にはVHS作品『FOREVER SHINE ON JAPAN LIVE』もあるけど未DVD化)にも関わらず、選曲が『REALIZED FANTASIES』偏重…というか、バンド側の判断で名盤『INTUITION』から当日披露された楽曲が悉くオミットされるというご無体極まる構成ゆえ、リアル・タイムで聴いた当時は全く乗れず、CD棚で埃を被らせてしまっていたという。 ただ、紆余曲折ありつつも再結成TNTが活動を継続する現在では、もう少し落ち着いて本作を吟味できようになりまして。で、冷静に分析してみたところ、やっぱり選曲の弱さには如何ともし難いものがあるなぁと。それでも、解散が決定的な状況下で敢行されたことから「集金ツアー」なんて揶揄にも怯むことなく会場へ駆けつけた熱心のファンの声援を受け、ロニー・ル・テクロのGプレイを始めとするバンドの演奏は冴え渡っていますし、『REALIZED~』のハイライトを飾った名バラード“LIONSHEART”におけるトニー・ハーネルの圧巻の歌唱は「感動的」の一言に尽きる。メンバー紹介や観客との掛け合いを盛り込んで、『TELL NO TALES』『KNIGHTS OF NEW THUNDER』収録の名曲が畳み掛けられる終盤の流れは、「あれ?結構盛り上がるぞ」と。 なんやかんや言いつつも、やはり手放せない1枚なのでありました。
元SURVIVORのジム・ピートリックに見出され、PRIDE OF LIONSでデビューを飾った若きシンガー。 『PRIDE OF LIONS』『THE DESTINY STONE』『THE ROARING OF DREAMS』という3枚のスタジオ・アルバムと、ライブ盤『LIVE IN BERGIUM』に参加。幼少の砌よりゴスペルや教会の賛美歌を歌って鍛えられた4オクターブに及ぶ鮮烈且つ強靭な歌唱力を持って、作品の完成度向上に大きく貢献。 ちなみにPOLは来年早々に4thアルバムをリリース予定なのだとか。
メロハー界の名匠ジム・ピートリックとのデュオ・プロジェクトPRIDE OF LIONSでも順調にアルバム・リリースを重ねるシンガー、トビー・ヒッチコックが’21年に発表した3枚目のソロ・アルバム。 1st『MERCURY’S DOWN』(’11年)ではECLIPSEのエリック・マーテンソンを、2nd『RECKONING』(’19年)ではFIND ME、THE MURDER OF MY SWEET他のダニエル・フローレスをそれぞれ起用する等、ブレイン役は一作毎に替えていて、今回の仕切りにはFRONTIERS RECORDS関連作品でその名前を見聞きしないことはないんじゃなかろうか?なアレッサンドロ・デル・ヴェッキオが満を持して登板。彼の起用に合わせるように、サウンドの方もハード・ロッキンな爽快感や躍動感は抑えめに、より哀愁のメロディをじっくりと聴かせるAOR/産業ロック寄りのスタイルへと変化しています。 未だ1stを愛聴する身としてはその点が若干寂しくもあるのですが、とはいえ爽やかに駆け抜ける⑩(ジョエル・ホークストラがGでゲスト参加)のようなHRナンバーもきっちり用意されていますし、何よりジム・ピートリックが「より歌声のニュアンスや強弱を出すことで、深みや表現力がますます増している」と太鼓判を押すトビーの抜群の歌唱力が生きる、泣きに満ちた④、ピアノの旋律が切なさを引き立てる⑥、フィナーレを物悲しくもドラマティックに彩る⑪といった、エモーショナル極まりないバラード系の楽曲の充実ぶりには心底惚れ惚れさせられますよ。 近年でも指折りの実力派シンガーの歌を思う存分に堪能できる力作です。
TOKYO BLADEが’20年に新作をリリースしたとの情報を聞きつけ、「アルバムは『THOUSAND MEN STRONG』(’11年)以来、久々だなぁ」と遅ればせながら購入してみたところ、国内盤の解説を読んでビックリ。何と既に’18年に『THOUSAND~』の次作となるアルバム『UNBROKEN』が発表されている上(しかも当サイトにおいて失恋船長さんがレビュー済み)、いつの間にかデビュー作で歌っていた初代シンガーのアラン・マーシュがバンドに出戻っているじゃありませんか。全然気が付いていませんでしたよ。 …と、ちょっとした浦島太郎状態を味わいつつ聴き始めた本作でしたが、アランの歌声は往年の個性をしっかりキープ・オン・ロッキン。若さに溢れていた前任Voに比べると流石にパワーでは劣る感が否めないものの、その分、力んで歌っても肺から空気が漏れていくようないなたさが如何にもNWOBHMシンガー然とした味わいで(誉めてます)、郷愁をそそられずにはいられないという。 その彼が拾っていく煮え切らない歌メロと、曇天模様のリフを刻み、湿ったメロディを奏でる2本のGを両軸に牽引される本編は、復活後なら例えば“LUNCH-CASE”に匹敵するような強力なキメ曲が見当たらないため多少地味な印象がつきまといますが、それでも雄々しくライブ映えしそうな⑤や、ツインGの勇壮なハモリが耳を捉える⑧あたりを始め、聴くほどに沁みて来る滋味深い楽曲を多数収録。ファンが最も支持する初期2作の路線は本作においてもきっちりと継承されています。 『UNBROKEN』も聴かないわけにはいきますまい。
復活作『THOUSAND MEN STRONG』が大変素晴しい出来栄えだったので、久し振りに過去作を聴き直したくなり、お盆に帰省した際に実家の収納棚を漁って発掘してきたTOKYO BLADE、'84年発表の2ndアルバム。(邦題は『闇を裂け』) 近年のモダンなHR/HMサウンドに慣れ親しんだリスナーからすると、貧相な音質や垢抜けないシンガーの歌唱なんぞ拙過ぎて聴けたもんじゃないかもしれませんが、雄々しくドラマティックなツインGパートを配し、NWOBHMライクな荒々しさを纏って疾走する名曲“NIGHT OF THE BLADE”を収録するバンドの代表作として、リリース当時はここ日本でもそれなりに高く評価されたアルバムだけあって、収録楽曲のカッコ良さはこれがなかなか侮れたもんじゃありません。 “NIGHT~”以外にも、人によっては失笑モノだろうが、個人的には聴く度に一緒になって「サムラーイ!サムラーイ!」と合いの手入れたくなる勇壮な②(“旭日の闘士”なる邦題も◎)、IRON MAIDENの“CHILDREN OF THE DAMNED”をパク・・・じゃなくて彷彿とさせる⑧等、ついついリピート再生したくなる魅力を備えたHMナンバーの数々を収録。 まぁ曲作り(特にリフのアイデア)の引き出しが少ないせいで、油断してると、どの曲も似たり寄ったりに聴こえてしまう点は難ありなのですが・・・。 ともあれ非常にお気に入りの1枚。新作も素晴しい内容なのでそちらも是非どうぞ。
BURRN!!誌に載っていたインタビューが、思わずメンバーに駆け寄って肩を叩きたくなるぐらいグッとくる内容だったので、衝動的に購入してしまった復活TOKYO BLADEの・・・何枚目のアルバムだろう?(離散集合を繰り返してるバンドだけにサッパリ分からん) 彼らの作品は1stと2ndしか聴いた事がないのだが、中心メンバーのアンディ・ボウルトン(G)が「これこそが本来作られるべきだった3rdアルバムである」と自信ありげに語っている事からも伺える通り、本作は「よっ!英国産っ!」という翳りとドラマ性を湛えて駆け抜けて行く、NWOBHMの伝統を今に伝える正統派HMナンバーが全編に目白押し。 流石に初期作の如き荒々しさや疾走感は薄れたが、その分、丁寧に磨き上げられた楽曲が醸し出す貫禄や重厚感は格段に増しており、僅か1週間で突貫レコーディングされたとは思えぬサウンド・プロダクション(クリス・タンガリーディス謹製)の充実っぷりも含めて、ベテランらしい円熟の味と技が随所で光る。 哀愁に満ちたメロディを、若き日のロブ・ハルフォードを彷彿とさせるハイトーンを駆使して伸びやかに歌い上げるニュー・シンガーと、シャープ且つメロディックに絡み合うツインGの存在が映える、勇ましくも物悲しい疾走ナンバー③なんて拍手喝采モノの劇的さですよ。 魅力的に蘇った必殺の名曲“NIGHT OF THE BLADE”のリメイク⑩が全く浮いて聴こえないぐらい、迷いのない原点回帰の姿勢が心地良い1枚。LOUD PARKとかでもいいので、日本に呼んでくんないかなー。
GENGHIS KAHN改めTOKYO BLADEが、デビュー・シングル『IF HEAVEN IS HELL』に続いて'83年に発表したセルフ・タイトルの1stフル・アルバム。 GENGHIS KAHN時代はバンド名からも察しが付く通りIRON MAIDENからの影響が色濃く滲み出たHMを演っていたが、本作では疾走するリズムの上に、鋭角的なGリフとヘタウマ・・・というより単にヘタなVoのシャウトが乗っかった、良くも悪くも典型的なNWOBHMサウンドをもっさりと展開。演奏はB級、サウンド・プロダクションがしょぼく、収録楽曲も次作『NIGHT OF THE BLADE』に比べると今ひとつ面白味に欠ける・・・と、正直手放しに絶賛はしかねる内容ではあるのだが、そうした中にあってギラリと輝きを放っているのが、シングルとしてもリリースされたアルバムのリーダー・トラック“IF HEAVEN IS HELL”や、タイトルからしてまさしくTOKYO BLADE印の名曲“SUNRISE IN TOKYO”。個人的にはこのドラマティックなナンバー2曲が聴けただけでも本作を購入した価値はあったと信じて疑わない次第。(あ、“LIAR”もなかなかカッコイイHMナンバーだ) 2ndが気に入った人なら購入する価値はある1枚。特に、前述の2曲を聴くためだけにでも、是非。
Voの梅村総一郎(故人)がEXTASY RECORDSの副社長だったりYOSHIKIの個人マネージャーだったりと、Xに関わりの深い弟分バンドとして知られた4人組が、'91年に発表した6曲入りデビューEP。 メンバーのケバケバしいビジュアルと、草野球チームか北関東の暴走族かというバンド名に引いてしまい、当時はまるで興味をそそられずにいたのですが、クラスメイトのメタル好きが「カッコイイから一度聴いてみなって」と薦めてくれたのを切っ掛けに本作を購入。したらば確かに、咆哮型Vo、鋭利なGリフ、ドカスカ土煙蹴立てて突っ走るリズムとが一丸となって迫り来るパワー・サウンドが、こっちのツマラナイ偏見をブッ飛ばす迫力を誇っていて、聴かず嫌いはいかんなぁと襟を正されてしまった次第。 インディーズ制作ゆえ音質はペラペラ、メロディに無頓着に吠え立てるVoの歌唱スタイルも好悪が分かれるところかと思われます。しかしVENOMのクロノスやTANKのアルジー・ワード、日本だったらSACRIFICE(現SOLITUDE)の杉内哲のパフォーマンスに歌心を感じ取れる御仁なら問題なく許容できるレベルですし、何より豪快な突貫精神の中から木目細やかなメロディ・センスが顔を覗かせる①③や、ACCEPTの“FAST AS A SHARK”を思わせるスピード・メタル・ソング④といった楽曲を、パワー/スラッシュ・メタル愛好家がスルーしてしまうのは大いなる損失ですよ! …とか言いつつ、このバンドの次作以降に手を出さぬまま現在へと至ってしまった我が身を省みながら、本感想文を締め括らせて頂きます。
邦題は“ミュンヘンにあるのは宮廷ビール醸造所”。 DIOの“STAND UP AND SHOUT”のGリフを借用して ハードコア/パンクばりに爆走したかと思えば、 ワルツのリズムでステップを踏んだり、 酔っ払い連中が声を合わせて大合唱を繰り広げたりと 酩酊状態を思わせる脈絡もとりとめもない曲展開が、実に楽しい1曲。
1stソロ『BACK WHERE I BELONG』(’92年)との間にBLACK SABBATHへの復帰と再離脱(というかオジーとの復縁を模索していたサバス陣営による一方的な解雇)を挟み、'05年に発表されたトニー・マーティン(Vo)、2枚目のソロ・アルバム。 ゲストはBLACK SABBATH時代の僚友ジェフ・ニコルズ(Key)のみで、ほぼ全てのパートをマーティンと彼の息子ジョー・ハルフォード(G)が賄うという家内手工業スタイルで制作されていますが、リラックスしたAOR寄りの作風(これはこれで大変魅力だった)を志向していた前作『BACK~』に比べ、重々しく刻まれるGリフ、重厚かつダイナミックに駆動するリズム、その上で憂いに満ちたメロディをしなやかに歌い上げるVoといい、本作は多くのファンが「できることなら『FORBIDDEN』(’95年)はこの路線で作って欲しかったなぁ…」と遠い目をするであろう、Wトニー期BLACK SABBATHを彷彿とさせるダークでミステリアスなHMサウンドがほぼ全編に亘って繰り広げられる仕上がり。 取り分け、亡きコージー・パウエルが残してくれたドラム・トラックを叩き台に完成させたというRAINBOW型OPナンバー①が口火を切り、漆黒の闇に沈み込んでいくようなヘヴィ・チューン②、名曲“CROSS OF THORNS”を思わすドラマティックな③、マーティンがヴァイオリンの腕前を披露するアルバム表題曲⑤といった強力な楽曲が続くアルバム前半のクオリティは出色ですよ。 収録曲の出来/不出来にややムラがある点含め、BLACK SABBATHの『CROSS PURPOSES』(’94年)を思い出す1枚かなと。今年リリースされた3rdソロも聴かにゃ(日本盤はどうした?)