ACCEPTかー。このバンドでは思い入れのあるアルバムって実はないんですよね。ボクがHMを聴き始めた高校生時にはすでにこのバンドはなく、U.D.Oの「MEANMACHINE」を聴いて「なんじゃこのしゃがれまくりの声はぁぁぁ!でも曲がかっちょいいし、曲調にはぴったりだぁぁぁ!」と思ってました。だから実は大学入ってから後追いで聴いたバンドなんです。1枚挙げるとすれば、「STAYING A LIFE」じゃないでしょうか(反則かな?)長い活動の中で、それぞれの時代、アルバムに良い曲が散らばっているので、それらの曲を満遍なく聴いてやっとこのバンドの良さってわかってくると思うんですけど。 93年に復活しましたが、あまりいいアルバムは出せなかったですね。来日公演は行きました。すごいカッコ良かった!!それは過去の名曲をほぼやってくれたからですね。 ACCEPTはライブバンドです。ライブ見てなんぼだと思うので、アルバム何枚かだけを聴いて判断して欲しくないですね。U.D.Oもすごい好きなバンドだったので、マティアス・デイートを加入させて復活して欲しかったです。そしたらマジックは起きたかも!!
ツボにはまりました。どうやら私は女性Vo&メロディ愛好家のようです(笑) この可憐で美しい女性Voはかなりいいですね。HMとは距離のある作品だと思いますが、BLACKMORE'S NIGHT、3RD AND THE MOTAL、WITHIN TEMPTATIONなんかと近い音楽性だと思いますが、左記のバンドよりも個人的には琴線にふれる部分が多かったです。
未発表曲が多いので単なる企画盤で終わる内容ではありません。 ①“Live And Learn"は個人的には“Nova Era"よりも全然魅力的な疾走曲です。“Nova Era"はちょっと“Carry On"を意識しすぎた曲だと思うので…。 他の曲もANGRAらしいリズムとメロディの心地よい融合が楽しめます。来日公演直前の発表なんだから、どうせなら“Number Of The Beast"のカバーも入れてくれればよかったのに…と思いましたが。 いやーライブが楽しみになってきた!
このアルバム聴いて、すごい興味をもちました。結構複雑なことやってるな~って。でもスラッシュとは思わなかったなぁ。コバーン・ファーのVoがすごいハマっててそこが気に入ったので、遡ってOMENのアルバム(確か海賊盤でめちゃ高かった!!)を聴いてみたものの、なんかあまりピンと来なかったなあ。そして次の「SET THE WORLD FIRE」も全く違うバンドになってしまっていてこれまた悲しかったなあ。
発売当時、前作までの個性有りまくりのスラッシュ路線からのあまりの逸脱に、「軟弱化した!」と決め付けてました。が、後に名曲が多いアルバムと再評価するに至りましたー。 確かに一聴して耳に残るのは“Phenix Rising"“Sounds Good To Me"といったソフト路線の曲ですが、“No Zone"のような正統派の曲や最後にかましてくれた狂気の1曲“Brain Dande"といった佳曲もあり、聴き応えのある1枚。
前作の正統派HMとスラッシュのいいトコを凝縮したような作風から一転、ハードコア色をぐっと強めていわゆるクロスオーバー的な要素でスラッシュの進む新たな方向性を示した1枚だと思います。メロディの質が前作が良く練られたものだとすると、今作に収められているのは非常にぶっきらぼうです。その突き放したような雰囲気を上手く消化して自らの個性としているのがスゴイ!スラッシュメタルの四天王と呼ばれたり、スラッシュメタルの一つのオリジネイターたる存在になるきっかけになった1枚です。とにかく音のボトムが個性ありすぎ。ここまでザクザク歯切れのいいリフを連発するバンドはそうはいなかったはずです。 “Caught In The Mosh"“Indians"は名曲でしょう!個人的には“N.F.L."も思い入れがありますが…。
ANTHRAXは4thの「STATE OF EUPHORIA」の頃までは、何を言われても「おいおい、オレらはANTHRAXだぜ!!」と半ば冗談っぽくいなしてきたイメージがありましたが、このアルバムでの彼らは本気の「怒り」の表現をしてきたように思いました。発表された90年という時代もあってか、全体が怒りに満ちた雰囲気を持っています。 冒頭から6~7分の曲を連発し、そのどれもが怒気をはらんだアグレッシブな曲で、聴き手に息をつかせる暇を与えません。それまでにあったおふざけ的な要素を排除して本気のアグレッションを叩きつけた1枚です。 ただしその攻撃的なテンションが高すぎるのと、一切の妥協無しに怒りの表現をしている点から、それまでの彼らにあった「スラッシュなのにとっつきやすい」というANTHRAXならではの個性を消してしまった1枚だと思います。名盤とは思いますが、ANTHRAX初心者の方は他のアルバムから先に聴いた方が無難かもしれません。
ANTHRAXの最高傑作!というと語弊があるかもしれませんが、個人的には一番好きです。単なるスラッシュメタルではなく、ジョーイの上手いVoもあって、正統HMとしても名盤だと思います。あまりに特徴的なスコット・イアンのザクザクゴリゴリしたリフは耳に心地いいです。`ジャッジャカッジャカ'っていうリズムが耳残りがめっちゃいいんですよね。この一枚がボクのHM観に与えた影響はかなり大きいです。 ③“Madhouse"、⑧“Medusa"はHMとしての名曲、⑨“Gung-Ho"はスラッシュメタルの超名曲です。最近のANTHRAXを聴いてミクスチャーっぽくて敬遠してる人がいたら騙されたと思って聴いてみてください。⑦“Armed And Dangerous"なんてかなり正統派な曲だと思いますよ。
Oh! So They Claim~♪ジャーンラジャラジャララ~ って続きますよね。 基本的に私はアルバム単位でオススメをしています。アルバムを購入すれば聴いてもらえると思うので。 そんなことはさておき、初期ANTHRAXのアンセムともいえるこの1曲。オススメじゃないわけがありません! この切れ味鋭いリフを存分に味わってください!
隠れた名盤、2ndの「FOR THE SAKE OF MANKIND」と比較するとまだ荒削りな点が見受けられますが、彼らの魅力である“疾走しなくてもパワフルでドラマティック"という点では遜色無い出来栄えだと思います。 楽曲の粒が揃っていることもそうですが、このバンドの魅力は何と言ってもエリック・ホークの正にHM然としたVoでしょう!声量、表現力とも群を抜いた実力の持ち主だと思います。系統としてはブルース・ディッキンソン、ロニー・J・ディオ、カール・アルバートあたりと肩を並べるボーカリストだと個人的には思ってます。 10数年前の作品なのですが、昨年Metal Bladeから93年のLiveCDとの2枚組で再発されました(2ndも一緒に)。それと再結成して昨年のWacken Open Airにも出演したはずなのに、とんと噂を聞きません。新作でないのかなぁ…。
3rdにしてついに日本盤見送られたか?のATHENA。 毎回Voが違うので単純な比較は出来ませんが、前作はファビオ・リオーネが歌っていたため完成度は相当高かったけど、Voの線が細くなりちょっと質が下がった感はあります。それよりもプログレメタル風の作風から一転、疾走クサメタルバンドへと変貌を遂げてることの方が驚き。音質が悪くなったため、必ずしもステップアップした感じはしないけど、これはこれでアリかな。 特に①“TWILIGHT OF DAYS"はメロディもかなりなクサクサな疾走曲で、とても以前と同じバンドとは思えません。
こりゃスゴい!何がスゴいってゲストがスゴい!!! ゲストVoにNIGHTWISHのターヤ、EDENBRIDGEのサビーネ、NLACKMORE'S NIGHTのキャンディス・ナイト、そしてRHAPSODYのファビオ・リオーネ!!さらにゲストDrにSTRATOVARIUSのヨルグ・マイケル!!ここに並んだ名前をみただけで失禁モノ!! それぞれのゲストが、自らの所属するバンドのテイストを持ち寄ってアルバム作ったらこうなりました、的な作風ではあります。HMとしてのアグレッションにはやや欠けるきらいがあるけど、適度なシンフォアレンジと、個性豊かなゲストがそれぞれに持ち込んだ要素が見事に溶け合って、朴訥とした印象はあるものの全体としては統一感のある作りです。中盤のいかにもBLACKMORE'S NIGHT的なキャンディスの歌唱が実はこの世界観に一番あっている気もする…。ファビオはここでは元バンドのような大仰な歌唱はなりを潜め、やや控えめながらいい仕事してマス。 圧巻は3人の歌姫が共演した⑪“Promises Under The Rain"。非常に牧歌的な曲ですが、めっちゃなごみますね。さとう珠緒、井川遥、優香が共演したのと同じくらいの癒し具合(笑)で。 唯一の疑問は、このベト・ヴァスケスさん、あまり存在感を見出せない…(苦笑)
ワタクシも声を大にして言ってしまいます! BLACK SABBATHのアルバムの中で1番かっこいいと思います! トニー・マーティンってやっぱり歌上手いですよねー。最近何やってるんでしょう。さっぱり名前聞かなくなりましたね。 個人的には⑤~⑥~⑦の流れがすごい好きです。これがオープニングでも良かった。ロニーもいいけどSABBATH内限定であればトニーに軍配があがります。
第一印象では結構好印象でした。個人的には4th「SOMEWHERE FAR BEYOND」に近い印象でした。でも聴き込んでいくにつれ、なんかやはりここ数作に通ずるもどかしさが気になり出しました。そしてやっとそれが何だかわかりました。 ハンズィのVoパートのほとんどがクワイヤになってるから、聴いてて暑苦しい!!!! ってことなんですよ。本来BGの魅力の一つであったはずの勇壮なクワイヤは各所で効果的に使われてきました。ハンズィのVoは決して上手くはないけど、この音楽性には味として非常に合っていると思います。そこにゲストVoでカイ・ハンセンが絡んできたり、クワイヤを導入して効果的な演出をしてきていたのに、その演出効果に本家のVoが乗っ取られたイメージです。いや、決して悪くはないんですよ。ただメリハリがなくなってクワイヤ・コーラスの垂れ流しに聴こえてしまうんです。それがこれまた過剰なプロデュースの楽曲との相乗効果で、本来豪華で荘厳な楽曲の数々が、アルバム1枚を通して聴き終わるころにはクドく感じてしまうんですよ。その結果、個々の楽曲の輪郭がボヤけて、1曲1曲が際立ってきません。これが最近のBGに対する不満の原因だったと思うと複雑な思いです。だって彼らのそこが魅力だったのに…。 と否定的に書いてしまいましたが、決して楽曲の質は悪くないですよ。勇壮なメロディが分厚いコーラスを伴って展開していく様は「A NIGHT AT THE OPERA」の名に恥じない出来です。それだけにもどかしい…もどかしい!!!
1992年の「SOMEWHERE FAR BEYOND」に伴うツアーの日本公演を収録したライブ盤。 ライブ盤だけど結構修正というか加工されているところが多く、臨場感にはやや欠ける気もするけど、かれらのライブの持つパワーというか魅力が伝わってくる1枚。“Valhalla"や“Lost In The Twilight Hall"ではカイのパートを観客が見事に再現してます。その他も全編みんなで歌える部分が多く、その勢いはハンズィがいなくても成り立ってしまいそうなほど(笑) そして何よりもこの時のライブ見に行っていたので、この歓声とかコーラスの一部に自分がいるかと思うとニンマリしてしまうのです。そんな個人的思い入れの強い1枚。
↑定ちゃんさんの言う通り、BON JOVIと言えば「SLIPPERY WHEN WET」です!!このアルバムはボクがHM/HR聴き始めるきっかけになった1枚であり、HR界と言わず全音楽の中でも永遠に語り継がれるべき超名盤です(ちょっと言い過ぎ) 今のBON JOVIは大人過ぎるというか年齢相応の落ち着いたアダルトなバンドになってしまいましたが、いかにも80年代のアメリカっぽい派手でメジャー感のある音作りは今では望むべくもないでしょう。逆に今の時代にこのアルバムが出てもここまで売れなかったかも。時代のニーズと彼らの表現する音楽がぴったり一致したからこその1枚です。 年寄りクサくなってしまいますが、声を大にしていいたいです。 「この頃のバンドは良かったなぁ~!!」 “Livin' On A Prayer"は高校生時のボクらの学園祭バンドのメインテーマ曲でした。
「ルイ14世」「エデンの秘密」(あえて邦題)といったHELLOWEEN系のいわゆるジャーマン路線の1st、2ndの存在を無視するがごとく出された3rd。それまで“HELLOWEENフォロアーの1バンド"としての評価に甘んじてきたこのバンドはこの3rdで起死回生の方向転換を試み、そして歴史の狭間へと消えていく…。 当時は「METALLICA」アルバムの影響もあり、あまたのバンドが“速さより重さ"へ拘った作風へ転換して次々に魅力を失っていったが、このバンドもそのうちの一つと言えるかもしれない。 確かにこのアルバム、それまでの2枚と違って、やたらミディアムテンポの曲が多く、全体的にメリハリが足りない。でも聴き込むと、速さと重さが絶妙のバランスで融合した首都高系疾走曲“Skyline Of The World"、リフが特徴的な“The Snake"など聴き所があり、CHROMING ROSEとしての先入観無しに聴けばそんなに悪いアルバムじゃない。 中古屋で叩き売られてたら、試しに手にとってみて下さい。案外掘り出しモンですよ。
CRADLE OF FILTH、DIMMU BORGIR、MEYHEM(いずれも当時)というブラックメタルの大御所バンドの面々による、ある意味スーパーなバンド(プロジェクト?)による1枚。 音楽的には、DIMMU BORGIRのナガッシュ(Vo)の吐き捨てるデスVoこそあれ、シンフォニックで荘厳なアレンジが施された楽曲はブラックメタルというよりはより正統HMに近いものです。当時ブラックメタルと言ってもCRADLE OF FILTHの「DUSK AND HER EMBRACE」しか聴いてなかったので、この2枚でいきなり「間違ったブラックメタル像」を植えつけられました。北欧の寒々しさやドロドロした悪魔的な雰囲気は残っているものの、クオリティの低さやアンダーグラウンドぽさは全く無く、非常に整合性のある音楽だと思います。 要所で使われる女性コーラスも効果的だし各パートの演奏技術の高さも特筆するものがあります。(DrはHELLHAMMER!)ジャケットの雰囲気も手伝ってかなりクオリティの高いHMアルバムに仕上がってます。 その後の活動状況はよく知りませんが(確かKOVENANTって改名してたような…)シンフォ・ブラックの走りだったこのバンド、後進に与えた影響は以外に大きい気がします。
DARK TRANQUILLITYの最高傑作は?と聞かれればボクは間違いなく「Punish my heaven」が入ってるThe Galleryを挙げます。が、思い入れはこちらのアルバムが上です。 貧乏な学生だった頃、CDはホントに吟味して買えるものを厳選して購入してました。そんなある日、某CD店でこのアルバムがかかってたのです。当時デス声に拒絶反応のあったボクは「げ、またデスメタルがかかってる」とだけ思ったのですが、その内3曲目の「A BOLT OF BLAZING GOLD」が流れ出しました。なんと、デス声とキレイな女声が絡んでる!今となっては使い古された感も否めないこの手法も、93年当時はメチャ新鮮でした。しかしお金のなかったボクは「Now Playing」にあるジャケットをよーく見て覚えたのでした。が、勘違いしてバンド名を「SKYDANCER」だと思ってしまったのです。その後どこに行っても“SKYDANCERっていうかっこ良かったバンド"に出会うことはありませんでした。 1年後くらいにB!誌に載ってるのを見つけ、無事に購入した時は涙出ました(マジ) で、内容は(ここまでひっぱりすぎ)トラッドの影響も感じさせる色んな要素のつまったアルバムでした。疾走曲あり、デスじゃない声もありで、すごい新鮮でした。久しぶりに聴いたらプロダクションそんなに良くないし、デス声と女声の絡みもちょっと唐突だな~とは思うけど、21世紀の今でも楽曲の魅力ではそんなに色褪せてないと思う。