2/21渋谷ON AIR EASTのライブに行ってきました。このライブ、DVD用にビデオ収録していたので、いずれ商品化するのかも。 Gがトニー・マカパインと知らずに行ったので思いがけない収穫でした。あの滑らかな運指を目前で見れたのは良かった!ヴィタリのKeyというかピアノもやはり素晴らしかった。でもちょっと太り過ぎじゃないか!?思いっきり二重アゴになってたゾ。あとBのフィル・バイノがめちゃカッコ良かった!躍動的であり、音のボトムもすごいしっかりしてたし。Drのバージル・ドナティも堅実でトリッキーなプレイを披露してくれたけど、ドラムソロはちょっと冗長だったかも。そしてマーク・ボールズのVo!!凄過ぎ!!1曲目からあの超絶ハイトーンが炸裂で、最後まで衰えないのが凄かった!フェイクするどころかアルバムより高い声で歌ってるトコもあったし…。生で聴くとやっぱり違うなぁ。 曲は近2作から満遍なく選曲されていて、観客の反応もなかなかでした。でもやはり盛り上がったのはアンコールでの“You Don't Remember、I Never Forget"~“Magic Mirror"のイングウェイ・メドレーだったけど。その前にはMAESTRO ALEX GREGORY時代の“Fairytale Won't Tell"のピアノアレンジver.も聴けて貴重だったかも。 そしてマークの実力をかいま見たのがオペラ歌唱。ヴィタリのKeyソロの後に一人で舞台に登場して見事に歌い上げてくれたんだけど、オペラの知識ないので何ていう曲だったのかわかりません…(泣)どなたかご存知な方いたら教えて下さい。
上の連さんと同じく、「GUTTER BALLET」「STREETS A ROCK OPERA」「EDGE OF THORNS」の3枚が好きです。「HANDFUL OF RAIN」以降の作品も悪くはないんだけど、決定的な魅力に欠けるのは否定できないなぁ…。 クリス・オリヴァはギタリストとしてもメロディメイカーとしても傑出した才能を持っていたと思います。それが最も魅力を発していたのがこの3枚じゃないかな。 全編を通して、クリスの素晴らしいGプレイが散りばめられてます。これほど感情の込められた音色は他には知らないです。個人的には世界一好きなギタリストですね。 現在はジョン・オリヴァがKey、Vocalsとして復帰してます。スタジオ最近作では彼が歌ってますが現在のVoはDamond Jiniyaという人みたいです。 個人的にはJUDASを脱退したティム・オーウェンズが加入したら面白いかな、と思ってました。
確か昔のB!誌のQUEENSRYCHE特集で取り上げられてましたね。 やたらテクニカルというかひねくれたメロディ展開をしていく、一筋縄にいかないバンドです。 QUEENSRYCHE特集で取り上げられてはいたけど、特に共通性は感じられません。曲調は複雑で、激しいリズムチェンジを繰り返しながら不思議な音空間を作っていきます。Voもハイトーンというかなんというか…微妙な声ですね。浮遊感のある捉えどころのない声で、線が細いと思わせたり、かと思うと堂々としたハリのある声を披露したり、表情が曲によって微妙に異なります。近いのは、PAVROV'S DOGのデヴィッド・サーカンプかRUSHのゲディ・リーかといったところでしょうか。 そしてもう一つの特徴がこれまた捉えどころのない不思議な歌メロ。これは最近ではMANIGANCEが近いものがありますね。MANIGANCEは聴き手の予想を裏切る展開をするけど、このSECRECYは予想というか、理解不能なメロディ展開をしていきます。ここまで不可思議な要素に満ち溢れながら、それらが合わさると、何とも言えない不思議なカッコよさになってるんですよねぇ~。あくまでもHMであるし。ある意味、DREAM THEATERの「WHEN DREAM AND DAY UNITE」に近い音楽性かもしれません。
たしか91年頃の作品。何よりもこの作品が「IMAGES AND WORDS」以前の作品だったことを評価したいです。結構耳残りのいい(キャッチーではない)メロディを乗せてヘビィかつ複雑に展開していく曲調、これはまさに「I&W」以降に雨後の筍のごとく現れた星の数ほどのバンド達の用いた手法にほかならない。これをこの時期にこれだけ高いレベルで具現化していたバンドがいたということです。(QUEENSRYCHEのフォロアー、という説もある) この曲は歌詞が単なる数字の羅列というのに興味をそそられます。そんなに違和感無く耳に入ってくるけど、英語を母国語とする人が聴くとどうなんだろ?
この曲はアルバム冒頭の気が狂ったように全パート弾きまくりの悶絶イントロ曲“STILETTO IN THE SAND"とセットにして聴くとまた格別です。複雑な曲展開とわかりやすい歌メロの組み合わせはDREAM THEATERの定石ですが、現在では彼らSGの方がとっつきやすいと思います。 特にこの曲は“テクニカル~"とかってイメージ無しで聴いても十分にカッコイイ曲だと思います。確かにソロ部分は複雑な展開していくけどね。
結構テクニカルなギターが走り回るかっこいいHRです。 美しいジャケットから想像される通りの音楽性で、オーソドックスかもしれませんが、メロディが良いので聴き飽きませんよ。イメージ的には1stの頃のHAREM SCAREMが近いかも。中でも⑧“SPREAD YOUR WING"は美しいメロディの曲が好きな方ならば悶絶必至の名曲です。晴れた日に窓開けて大音量で聴きたいアルバムですね。
D.C.クーパーは稀有の個性を持つボーカリストだと思う。その彼がROYAL HUNTを脱退(クビ?)して参加したこのSILENT FORCEではいかにそれまでのイメージから脱却できるかが勝負だと思ってましたが、彼は見事にそれを成し遂げたと思います。 1stは実はリリースされたことを知らずに聴き逃していました(いまだに未聴)。SILENT FORCEとしては2ndにあたる本作ですが、いい意味で期待を裏切ってくれたと感じましたね。 まずD.C.の歌唱が、明らかにROYAL HUNT時とは違う!ロブ・ハルフォードを彷彿させる金属スクリームを交えたかなり硬質な歌唱法になっています。しかも元々持っている声の艶はそのままに!その説得力のある歌唱と相まって、哀愁を伴った高品質なメロディックな楽曲がヘビーメタリックに展開していく、かなり聴き応えのある1枚です。特に④“Promised Land"⑥“We Must Use The Power"という2曲のキラーチューンの存在が際立っています。元SINNERのG、アレックス・バイロットはSINNER時代はマット・シナーの影に隠れがちでしたが、本作では魅力的なフレーズをこれでもかとばかりに炸裂させていて良い感じです。 購入後1年を経て、何故か今ごろヘビーローテーションに…。おまけでMPEGでライブ映像も見れます。是非実際にライブが見たいぞ!祈・来日!
このバンドを初めて聴いたのは2nd「STARGATE」でした。特に前知識も無く、CDショップの売り文句とジャケットの“それ"っぽさに惹かれて購入しましたが、そのドラマティックな楽曲と技量のある女性Voはかなり掘り出し物でした。 そんな彼らに、Myフェイバリット・ボーカリストであるトマス・ヴィクストロムが加入するということで大喜びしましたが、彼を迎えての3rd「HEAVEN CAN WAIT」は楽曲が起伏の無いイマイチなものばかりで、せっかくのVoがまるで活かされてない!と憤慨したもんです。そして4th「RESSURECTION」でようやく彼の絶品の歌唱を活かせる楽曲を揃えてきましたが、ここでも手放しで絶賛するには至らないもどかしさを感じました。曲の雰囲気もプロダクションも徐々に良くなっているのに、これだ!っていうキラーチューンが無いんですよね。メロディは十分に魅力的なのに、楽曲単位でみると盛り上がりそうで盛り上がりきらずに終わってしまう…という中途半端さが気になります。あと、やっぱりGソロいまいちですよねー。トーマス・ウルフには作曲とリズムGに専念してもらって上手いリードGを一人加入させれば、絶品の北欧様式美バンドが誕生すると思います。ゲストでもいいからアレキシ・ライホでも弾いてくれないかな…。 彼らに対する期待の大きさは甚大なので、ホントに頑張って欲しいです。5thは4thの焼き直しのような内容だったので、今度はリリースの間隔空いてもいいのでこちらの予想を上回る作品を引っさげてきて欲しいですね。
ボクのFavorite Vocalist、トマス・ヴィクスストロムが加入後2枚目となるアルバムに入っている美しいバラード。とにかく声のレンジが広くて、疾走曲からバラードまで無理なく歌える幅の広さがたまりません。特にこの曲はメロディもすばらしく、オススメです。トーマス・ウルフが書くメロディってすごい日本人ウケすると思う。さすが空手有段者。トマス獲得後の1枚目、HEAVEN CAN WAITがメロディの起伏が乏しくて不完全燃焼気味だったので、このアルバムに入ってる曲は基本的に好きです。もっとメジャーになって欲しいなぁ。
正月休みに結構聴きました。TENは1stが最高だと思ってましたが、それに匹敵するいい曲を揃えてきたなーというのが印象です。個人的には⑪“Outlawed And Notorious"はかなりな名曲の部類に入ります。TEN節の哀愁のメロディが炸裂!って感じでいいですよね。 ただ今作をもってヴィニー・バーンズは脱退してしまうそうですが、彼無しにTENは存続し得るのかな?これが彼らの最後の名作にならないことを祈ります。
93年頃の作品だからもう8年くらい前かな?当時としてはまだ珍しかった、女性Voをフロントに据えたゴシックメタルバンドの2nd(?)。 1st(カセットでしか持ってない!)での不思議な透明感・浮遊感を演出していた女性Vo、KARIが脱退して、2代目女性Voが加入してのアルバムだったのですが、Voの質うんぬんという以前に、曲が若干アバンギャルドな方向にいってしまい、正直面食らったイメージがあります。が、聴きこむとこれはこれで難解ですがアンニュイでゴシカルな雰囲気、怪奇映画のサントラ風な作りが、今晩のような雨の夜には非常に合います。ちょっと不協和音的に入ってくるGが耳障りに感じることもありますが…。 久しぶりにこのCD引っ張り出したのは、最近購入して結構気に入ったNOVEMBREの「NOVENBINE WALTZ」のケイト・ブッシュのカバー“Cloudbusting"を歌っているのがこのTHE 3RD AND THE MORTALの2代目の歌姫、ANN-MARI EDVARDSEN(読めない…)だったからです。不思議なところでつながってるんですね…。
最近になってやっと中古で買い直しました。テープでしか持ってなかったんで…。 とにかく陰鬱で物悲しく、荒涼としたところにポツンと取り残されたかのような雰囲気に支配されます。そこに流れ込んでくるKARIの歌声のなんと美しいことよ…。 この当時はまだ女声を取り入れたゴシックメタルどころかゴシックというジャンル自体がまだ確立され始めた頃で、この音楽性はかなり衝撃的でした。 ↑ロージーさん このバンド登録したの自分なんですが、この1stと次作(ミニアルバム)のアルバムの表記を見る限り、バンド名は「The 3rd and the Mortal」ですよ。
「TIME BOMB」を最後にU.D.O.とは離れてました。再結成ACCEPTもイマイチだったなーということで、ウドが再びU.D.O.を始動させていたこともなんとなく知ってはいたけど特にチェックしてなかったんですが…。 現時点での最新作のこのアルバムはいいですよ!もうかなりのオッサンのはずなのに、ウドの超ガナリHMヴォイスは不滅です!そして楽曲もこれでもかとばかりに正統派な、飾り気のないストレートなHMです。ステファン・カウフマンによる音作りはボトムがしっかりして各パートの分離が良いので、全体の印象が非常に高品質です。彼はDrが叩けなくなってGとして参加してますが、そのGパートが充実してます。(もしかしたらもう一人のGかもしれないけど)各所で聴けるソロパートのメロディの美しさはかなりなもんです。⑤“Dancing With An Angel"ではドロ・ペッシュとウドの美しいデュエットも聴けます。 JUDAS PRIESTにおけるロブ・ハルフォード、IRON MAIDENにおけるブルース・ディッキンソンと同列で語られて然るべきミスターHMのウドを応援していこうと思います!