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POWER QUEST - Wings of Forever ★★ (2003-04-13 00:12:00)

追記
DRAGONFORCEって元DRAGONHEARTのことか。
半年ほど前、mp3.comで正にタイトル曲“Valley Of The Damned"DLして既聴でした。
アルバムを聴くことがあったらDRAGONFORCEのとこに書きます。
場違いな発言失礼しました。


PRETTY MAIDS ★★ (2001-09-05 02:12:00)

思ったよりこのバンドの書き込み少ないんですね。ボクはこのバンド大好きです。
確かに“Fortuna~Back To Back"は衝撃的だったし間違いなく彼らの代表曲ですが、あの1曲だけでPRETTY MAIDSは語れないですよ。1枚のアルバムの中に疾走曲・バラード・ポップな曲、ヘビーな曲が同居し、そのどれもが高水準な曲だから、アルバム通して聴いてても飽きさせないです。そしてロニー・アトキンスのVo。これはこの上ない個性ですよね。ラフでダーティでありつつ、エモーショナルでメロディックという、ある意味HMを歌う上で理想的な声質だと思います。好き嫌いはあると思いますが…。
どのアルバムがオススメかと問われれば、反則ですがBEST盤かも。PMの魅力がぎっしりつまってます。そこから気に入った曲の入ったアルバム遡ってもいいと思います。個人的には“Sin-Decade"“Yellow Rain"“Twisted"等がお気に入りです。これらの曲も曲調みんな異なります。それだけ楽曲のバラエティが豊富です。
これからも王道のHMを追求していってくれぃ!!ワシはついてく!


PRETTY MAIDS - Future World ★★ (2001-12-28 03:48:00)

語りましょう、語りましょう(笑)
PRETTY MAIDSについて語れ!でも書いてますが、このバンドの代表曲である“Fortuna~Back To Back"は確かに名曲中の名曲であるのは間違いありません。が、あの一曲のイメージだけで語られてしまうのは勿体無い!
この2nd(デビュー・ミニを入れると3枚目)は、煌びやかなシンセを大胆にフューチャーした、これまた傑作HMアルバムになっています。典型的なPM的疾走曲の“Future World"、メジャー感に満ち溢れたポップな曲“Love Games"、静かなアルペジオからアグレッシブな曲への静から動への展開が見事な“Yellow Rain"などバラエティに溢れた名曲が目白押しです。この楽曲のバラエティの豊富さ、歌メロのキャッチーさ、そして絶妙のリフワーク、HMバンドとしては理想的なKeyのアレンジと、PMの魅力がまさに高い次元で開花した1枚です。さすがに裏ジャケのメンバー写真見ると時代を感じずにいられませんが、カラフルなジャケットに象徴されるように、非常に色彩に溢れています。15年近く前の作品ですが、曲はまるで古く感じません。やっぱりロニー・アトキンスの声は最高!That's HMボイス!


PRETTY MAIDS - Spooked ★★ (2002-07-17 01:34:00)

実はPRETTY MAIDSのアルバム中最も好きなのはこれだったりします。位置的には結構地味なアルバムですが、余計な装飾の無いストレートでソリッドなパワーメタルが多彩な表現でまとめられた1枚です。
このアルバムの特徴はGリフが多彩で、1曲毎の表情付けが見事な点ですね。疾走曲(といってもあくまでPM的ですが)からバラードまで、アルバムとしての流れを断ち切ることなく、それぞれの曲に個性を与えています。
彼らの代表作である“Fortuna~Back To Back"は確かに名曲ですが、彼らの魅力はあの1曲で表現し切れません。明快な歌メロと、主張しまくりのメロディッックなリフにこそ彼らの真の魅力があると思います。「正統派のメロディックなパワーメタル」が好きであればこの1枚はかなりアピールすると思います。是非聴いてみてください。


PRIME TIME - The Unknown ★★ (2002-10-05 02:52:00)

元NARITAのヘンリク・ポールセンが中心に結成されたバンドの1st。VoがELEGYの初代Vo、エドワード・ホーヴィンガ、KeyがROYAL HUNTのアンドレ・アンダーセンということで注目を集めましたね。
アンドレ参加ということでネオクラ調バリバリなのを想像しましたが、参加メンバーがそれぞれのバンドの個性を少しずつ持ち寄って作りました、的な音作りになっとります。
まずエドワードのVoがELEGY時代のような硬質なハイトーン一本槍でなく、どこかトニー・ハーネルを彷彿させるちょっとハスキーかかった声でポップ・キャッチーな歌メロを歌っています。でも③“The Unknown"みたいな直球勝負の疾走曲でこそ彼らしさが生かされている気もするけど…。アンドレはそんなに弾きまくらずにバンドの一員に徹してるって印象っすかね。ヘンリクのGは…NARITAで特に意識してなかったから…こんな感じじゃなかったっけ?
プロジェクト的な色合いが強いグループだと思ってたけど、3枚もアルバム出していたとは驚き。なんせこの1枚しか聴いてないもので。こんなThat's北欧なタイプのアルバムが97年当時は結構新鮮だったかも。


QUEEN - A Night at the Opera - The Prophet's Song ★★★ (2003-10-04 23:01:42)

QUEENの曲ってあまりに色々なタイプの曲があって一言で言い表すのが難しいけど、ドラマティックさで言ったらこの曲はかなりなもんです。
“Bohemian Rhapsody"とはまた一味違う感動があります。


QUEEN - Innuendo - Innuendo ★★★ (2002-02-16 01:38:44)

この曲がQUEENの最高傑作だと思います。ほとんど後追いだった他の名曲と比べて、唯一オンタイムで体験できたからというのもありますが、フレディの死とイメージ的に重なるので思い入れも深いです。
そんな感傷を抜きにしても、このオペラティックで複雑な曲展開はQUEENならではでしょう。ブライアン・メイのお得意のギターオーケストレーションも炸裂してるし、途中のフラメンコ調スパニッシュギターも最高です。
本当の名曲とはこーゆー曲を指すんだろうなーと思います。


QUEENSRYCHE - Empire ★★ (2002-02-19 00:44:00)

こ~いちさんと同じく個人的には思い入れの少ないQUEENSRYCHE。なぜかジェフ・テイトのVoは苦手だし。でもこのアルバムはリアルタイムで学生時代聴きまくってました。“Silent Lucidity"が売れ線狙いとか言われてたけど、よいものはよい!彼らならではの近未来的な(ってゆうか今聴くと普通のデジタルエフェクトだったりするけど)音はそれまでは無機的なイメージだったけど、このアルバムで大分有機的になって感情を感じられるようになった気がします。
十分に実験的でありつつ、実は非常にオーソドックスな音楽性に回帰しての好盤です。


RAGE - Unity ★★ (2002-09-09 21:10:00)

RAGEも何枚か聴いて作風に変化が感じられなかったので、「新作が出てもあまり気にしないバンド」の一つでした。でも何故か本作は非常に「気になった」ので購入。これはスゴいアルバムじゃないか!?
ピーヴィーが歌えばそれは間違いなくRAGEであり、本作もその例から漏れることはない。しかし、前作から参加のヴィクター・スモールスキのテクニカルなGフレーズが彩りを加え、「一筋縄でいかない」HMが展開されています。同じ頃に同系統(?)のIRON SAVIORの新作を購入してよく聴き比べてましたが、個人的にはこちらに軍配が上がるか。ピーヴィーのVoは唯一無二の個性を放ち、ダミの入った力強いその声は目まぐるしく時にネチっこいバックの演奏に埋没することなく「RAGEとしての個性」を主張します。こういう個性的な声は他バンドとの差別化を図る際の強い武器になりますね。そして前述したヴィクターのGプレイが素晴らしい!MIND ODYSSEY時代から彼のテクニカルで個性的なプレイには一目置いてましたが、RAGEに加入することでバンドにここまで華を加味することになるとは想像出来ませんでした。このピーヴィーの声、ヴィクターのGプレイという2枚看板を掲げることで、RAGEは他のパワーメタルバンドと一線を画す存在になったと思います。
オススメ曲は②“Insanity"。歌メロの粘着質な部分と演奏の複雑な部分の妙な組合せが気持ちいいです。これはほとんどの曲に当てはまるけど、歌メロがメジャー感に溢れているのがいいですね。⑪“Unity"はタイトル曲のインストですが、DREAM THEATERの“Under The Glass Moon"の前半部分を彷彿させるテクニカルで隙の無い展開はかなりツボにはまりました。これもヴィクター主導と思われるシンフォアレンジも心地よく、なかなかの名曲ですよ。
まさに本年度の“隠れた名盤"です。これは隠したままにしてはいけない!


RAINBOW - Rising - Stargazer ★★★ (2001-07-10 03:33:06)

今だにこの曲を越える名曲に会ったことがない!と言えるほどの超名曲!ホントこれを聴かずに死んだら可哀想です。そして死ぬ前に一度でいいからこれをリッチーとロニーがライブで演ってるのをみてみたい!


REPTILIAN - Castle of Yesterday ★★ (2002-03-15 04:25:00)

基本はMAJESTIC脱退組によるバンド。ある意味RISING FORCEの脱退組が結成したTALISMAN的な存在かも(笑)
Voがヨナス・ブルームとあって、MAJESTICの1stに近い印象かな。音楽性はほぼ同路線ながら、ネオクラ観の微妙な違いからかややマイルドな印象。攻撃的なHMというよりは、ややレイドバックした印象はあるかも。本来あまりイメージ的に結びつかないはずのネオクラシカルとハスキー声の絶妙な絡みつきがなんとも心地よい。
なんか「これだ!」っていうインパクトには若干欠けるかも。突き抜けた感は無いけど、ネオクラ優等生なイメージ。個人的には④“Skeleton Scales"的な儚く美しいインストは◎。押し付けがましくなくてやや控えめな和服美人な感じがして。


RHAPSODY OF FIRE - Legendary Tales ★★ (2001-07-17 01:42:00)

今さら、との感もありますが、イタリアン・メロディック・メタルの先駆けとなったこの一枚は登場した時のインパクトたるや凄まじいモノがありました。IRA TENAXからWARRIOR OF ICEの流れをパワーロックトィデイで聴いた時、深夜に関わらず友人に電話(携帯持ってなかったから自宅)をかけて、「いますぐFM聴け!」など言っていた記憶があります。もちろん発売と同時に即買いました。これまで、“ドラマティック"“シンフォニック"と形容されてきたバンドはたくさんいましたが、正にこのバンドを表現するために存在する言葉です。前後してLABYRINTHの1stも聴いていましたが、曲の完成度(一曲一曲の緻密な作りは圧倒的に勝っている)、ジャケのそれっぽさ(イングウェイのTOLIROGYかと思った)、演奏力の高さと、ホントすごいバンドが現れたと大喜びしました。
ただ…正直言うと、ファビオ・リオーネのVo,あんまり好きじゃないんですよね…。決してヘタじゃないし、曲調にはピッタリだと思うんですが…。だって…カイ・ハンセンに似てないですか?GAMMA RAY、初期HELLOWEENのファンの方、申し訳ありません、カイのVo生理的に受け付けないんです。良く聴くと全然音程の安定度とか高音の伸びとかレベルが違うんですが、声質とか歌いまわしとかがどことなくそっくり…。
まあ、少し否定的に書きましたが、このアルバムが超のつく名盤であることは間違い無しです。


RHAPSODY OF FIRE - Power of the Dragonflame ★★ (2002-05-07 02:14:00)

正直言ってテンションの高さとあまりの濃密さに少々辟易していたRHAPSODY。「RAIN OF~」を聴いた時、次のアルバムを買うかどうか悩んだんですよね~。1stからの格段の進歩を感じられなかったので。
と・こ・ろ・が、今作で完全にぶちのめされました。御託を並べる隙も無いほど楽曲が緻密であり劇的であり大仰であり、あまりにドラマティックだからだ!自ら「HOLLYWOOD METAL」を名乗るだけある、素晴らしい内容だ。はっきり言ってこれまでのRHAPSODY観を180°変えられました。凄いバンドですよ。相変わらずファビオのVoは苦手だけど。好き嫌いは別にして、この音楽性には彼の声じゃなきゃダメなんでしょうね。
でもこのアルバム中、何が一番好きかというと①“In Tenebris"(つまり導入のイントロ部分)なんですよ。こんな私はRHAPSODYファン失格でしょうか…。


RHAPSODY OF FIRE - Rain of a Thousand Flames ★★ (2001-11-10 01:56:00)

ここまでくると、もはやHMというよりは大作映画のサントラって感じですね。シンフォニックなHMよりはアグレッシブな映画音楽の方が近い気も…。
正直いうと実はボクはRHAPSODYに対してそんなに深い思い入れはないんですが、ここまでやってくれると認めざるを得ませんね。これはすでに「RHAPSODY」というジャンルです。HM的な緊張感があまりに続きすぎるのも疲れるけど、逆に途中に語りのパートとかが多くて、ちょっと中だるみな感じも否めませんね。そのヘンのバランスが難しいのかも。
アルバムとしてのイメージばかりで曲ごとの印象が薄いです。


RING OF FIRE ★★ (2002-02-21 23:12:00)

2/21渋谷ON AIR EASTのライブに行ってきました。このライブ、DVD用にビデオ収録していたので、いずれ商品化するのかも。
Gがトニー・マカパインと知らずに行ったので思いがけない収穫でした。あの滑らかな運指を目前で見れたのは良かった!ヴィタリのKeyというかピアノもやはり素晴らしかった。でもちょっと太り過ぎじゃないか!?思いっきり二重アゴになってたゾ。あとBのフィル・バイノがめちゃカッコ良かった!躍動的であり、音のボトムもすごいしっかりしてたし。Drのバージル・ドナティも堅実でトリッキーなプレイを披露してくれたけど、ドラムソロはちょっと冗長だったかも。そしてマーク・ボールズのVo!!凄過ぎ!!1曲目からあの超絶ハイトーンが炸裂で、最後まで衰えないのが凄かった!フェイクするどころかアルバムより高い声で歌ってるトコもあったし…。生で聴くとやっぱり違うなぁ。
曲は近2作から満遍なく選曲されていて、観客の反応もなかなかでした。でもやはり盛り上がったのはアンコールでの“You Don't Remember、I Never Forget"~“Magic Mirror"のイングウェイ・メドレーだったけど。その前にはMAESTRO ALEX GREGORY時代の“Fairytale Won't Tell"のピアノアレンジver.も聴けて貴重だったかも。
そしてマークの実力をかいま見たのがオペラ歌唱。ヴィタリのKeyソロの後に一人で舞台に登場して見事に歌い上げてくれたんだけど、オペラの知識ないので何ていう曲だったのかわかりません…(泣)どなたかご存知な方いたら教えて下さい。


RING OF FIRE - The Oracle ★★ (2002-05-10 00:45:00)

バンド形態になってのマーク・ボールズの2作目。RING OF FIRE名義えでは1作目になります。
ソロ1枚目はGがトニー・マカパインで、Keyがヴィタリ・クープリというスーパーバンドの様相でしたが、Gがジョージ・ベラスという知名度では地味目な人に代わり、ちょっとインパクトが弱まったかな。
実は発売当初、新譜感想で褒めちぎったことがあったんですが、今では大分印象が変わってます。ネオクラシカルらしさは満点なんだけど、ちょっとメロディが弱いように感じますね。十分に及第点ではあるんだけど、このメンツならもっと凄い曲が作れそうって感じが否めない…。
改めてこのアルバムを薦めようと思ったのは、LIVEを見てこのアルバムの曲が非常に生き生きと輝いていたから。LIVE映えするんですよね。それはGがトニーだったからか、マークの生Voが素晴らしかったからか…。


RING OF FIRE - The Oracle - Face the Fire ★★ (2001-08-02 20:37:33)

本篇ラストのこの曲はGとKeyのユニゾンリフが聴いてて気持ちい曲。途中ちょっとダレるところもあるけど、この全ての楽器が高い演奏レベルで一緒に疾走しまくるのはいいですね。
でも曲単位で聴くとマークのVoが少し一本調子に聴こえるのが惜しい。


RIOT - The Privilege of Power - Dance of Death ★★ (2001-07-09 13:42:06)

インパクトでいうとRIOTはやはりTHUNDERSTEELなんだけど、今はこっちの方が好き。やっぱりトニー・ムーアでしょ!この人今何やってるんでしょ?
いい曲でかっこいいけど、ホントSEがジャマ(笑)


RIOT - Thundersteel - Thundersteel ★★★ (2002-05-12 05:04:57)

HMには本当に心から素晴らしいと思える曲が何曲も存在しますが、これまで15年くらいHMを聴いてきて、この曲を聴いた時ほど衝撃を受けたことは未だにありません。これよりも良いと思える曲はありますが、あまりにインパクトのあるイントロ、そしてトニー・ムーアの驚異的なハイトーンVoを聴いた瞬間に、全身の血が沸騰するかと思いました。マジで!
RIOTを聴いたことがない方、そしてこの曲を聴いたことがない方、あなたは人生で一つ損をしていますよ。RHAPSODY?SONATA ARCTICA?若くて勢いのあるバンドもいいですが、この曲を88年に出してた彼らを凄いと思いませんか?
まさに必聴の超名曲!!


RIOT V ★★ (2002-05-07 01:18:00)

初RIOTは「THUNDERSTEEL」、次は「THE PRIVILEGE~」でした。つまり、歴史的にはどうかと思いますが、個人的にはRIOT=トニー・ムーアなのです。彼の歌唱は一本調子だとか機械的だとかライブでヘタとか色々言われましたが、当時のバンドが持っていた攻撃性、有無を言わせぬ突撃性を表現するにはもってこいでした。だから彼の脱退は非常に残念でしたね。その後、イングウェイのバンドのオーディションを受けただの、ジョーイ・タフォーラとバンドを組んだだのという噂を聞きましたが、一向に表舞台には上がってきません。今は何してるんだろーなー。
したがってゴマ時代(ガイ・スペランザ、レット・フォリスター)は全て後追いですが、一度の解散前・後で音楽性が一変してますよね。再始動後は明らかにHM度が高くなっています。これはトニーの驚異的な声があったからこそだと思います。
マイク・ディメオのソウルフルな歌唱も悪くないですけど、ちょっとソフト過ぎるんですよね。だから「NIGHTBREAKER」の“Nightbreaker"のように“Thundersteel"的な曲を必ずアルバムに何曲か入れてますが、トニー在籍時程の緊張感に欠けていると思います。マイクのVoスタイルではトニー在籍時の2枚のような音楽性は続けられなかったのでは?と思います。それで、近作のようにややレイドバックしたHR風の音楽性に変わっていったんじゃないかと…。
今の方向を否定する気は全く無いのですが、心では「トニーが辞めずに続けていたら…」と思います。少なくともボクは聴いた瞬間の衝撃度では“Thundesteel"を超える曲に出会ったことはありません。それだけガツンと心に残っています。
彼らの不遇時代に関してはあまりよく知りませんでした。ちょっとこれまでと違う聴き方で初期の作品を聴き直してみようかな、と思います。


RIOT V - The Privilege of Power ★★ (2002-05-16 21:47:00)

最近なぜかこのHPをにぎわしているRIOTですが、このアルバムもいいですよね。
名盤「THUNDERSTEEL」の次のアルバムということもあり、楽曲の系統は似ていると思います。が、ホーンセクションを入れたり、曲間をSEでつないだり(これがまた長くて不評だと思うけど)と、アレンジ部分で実験的な要素を持ち込んでいます。
そんなアレンジ面での変化が取り沙汰されてましたが、楽曲の質でいうと、前作に引けを取らない出来だと思います。特に“Dance Of Death"のような疾走曲での緊張感・テンションの高さは筆舌に尽くしがたいです。その他の曲も確かにテクニックに裏打ちされた名曲揃いです。
RIOTの歴代Voではトニー・ムーアが一番好きなので、この路線のままいって欲しかったなぁ…。(マイク・ディメオは最初Keyとしてバンドに加入したんじゃなかったっけ?)


RIOT V - The Privilege of Power - Dance of Death ★★ (2001-07-09 13:42:06)

インパクトでいうとRIOTはやはりTHUNDERSTEELなんだけど、今はこっちの方が好き。やっぱりトニー・ムーアでしょ!この人今何やってるんでしょ?
いい曲でかっこいいけど、ホントSEがジャマ(笑)


RIOT V - Thundersteel ★★ (2001-08-02 21:30:00)

やっぱりRIOTはサンダースティーーールだぁぁぁぁ!!
この曲を始めて聴いた時の衝撃を越える曲に出会ったことがないです。
この曲をまだ聴いたことがない人はすぐにこのCD買ってください。
とにかく理屈なんかいらない。
一時期あまりに聴き過ぎてお腹一杯になったけど、やはりRIOT最高作!
トニー・ムーアよ、どこいっちゃったの?


RIOT V - Thundersteel - Thundersteel ★★★ (2002-05-12 05:04:57)

HMには本当に心から素晴らしいと思える曲が何曲も存在しますが、これまで15年くらいHMを聴いてきて、この曲を聴いた時ほど衝撃を受けたことは未だにありません。これよりも良いと思える曲はありますが、あまりにインパクトのあるイントロ、そしてトニー・ムーアの驚異的なハイトーンVoを聴いた瞬間に、全身の血が沸騰するかと思いました。マジで!
RIOTを聴いたことがない方、そしてこの曲を聴いたことがない方、あなたは人生で一つ損をしていますよ。RHAPSODY?SONATA ARCTICA?若くて勢いのあるバンドもいいですが、この曲を88年に出してた彼らを凄いと思いませんか?
まさに必聴の超名曲!!


RITUAL CARNAGE - The Birth of Tragedy ★★ (2002-07-18 00:21:00)

日本のバンドと知らずに買って聴いていました。某地獄でかかっていて即GETしてしまったのです。
懐かしい感じすらする突撃スラッシュ。この攻撃性の高さ・テンションの高さは尋常じゃないです。Voもデス声というよりは良き時代(やな言い方だな~)のスラッシュ声でいいですねー。ちょっと歌い方のバリエーションが少なくてどの曲でも似たように聴こえてしまう点はありますが…。飾り気の無いストレートなスラッシュメタルを久しぶりに楽しみました。
インナーを読んでたらMIX&録音が八王子…。すんごく身近に感じられて親近感沸きました(笑)


ROBBY VALENTINE - The Magic Infinity - No Turning Back ★★ (2001-10-20 02:41:12)

分厚いコーラスに包まれながらこれでもかとドラマティックに展開していく様が気持ちいい名曲。コーラスワークが明ら様にQUEEN風なのはご愛嬌。メロディは彼ならではの美しいもので、彼の魅力がギュッと濃縮されたような曲です。


ROUGH CUTT - Rough Cutt ★★ (2003-10-01 17:31:00)

とにかくポール・ショーティノのVoに尽きる。
当時HM/HRというジャンルでここまでソウルフルな歌唱は類を見なかったんじゃないでしょうか。定ちゃんさんの書いてる通り、特に楽曲が派手なわけでもなく特にテクニシャンが在籍してるわけでもないのに、ここまで印象に残ってるのは凄い。
改めて聴き直そうとしたんだけど、LPしか持ってなかったので現在の環境では聴けません。根気よくCD探してみようかな…。


ROYAL HUNT - Eyewitness ★★ (2003-05-29 13:02:00)

上手いんだけどミスマッチ、D.C.に比べると色気が無い…とあまり思い入れが持てなかったジョン・ウェスト加入後のROYAL HUNT。
今回の新作も事前情報に一切触れず、何枚かCD買う時に“何となく"一緒に買った1枚でした。
すいません、「ROYAL HUNTはもう終わったバンド」なんて思ってたことを心から反省します!
上のオカケンさん同様、いい意味でかなり裏切られました。まず、ジョンのVo、これまでで最高です。感情の込め方や声のハリが、過去2作やARTENSION、自身のソロ作と比較にならないほど素晴らしいと思いました。JKのギターもこれまでになく弾きまくりで、そこが今作のポイントになってると思います。それと楽曲も、初期の頃の雰囲気とギターオリエンテッドのHRの融合みたいな方向性で、これがまたいいんです。個人的には前作?「MISSION」では“Surrender"くらいしかいい曲無いなーなんて思ってましたが、今作はフック満載!な印象です。
世間では「PARACDOX」が最高傑作って言われてるのかな?個人的には「MOVING TARGET」が最高作と思ってます。聴きこみの絶対量がこの3rdには追っついて無いけど、それに比肩し得る名盤ではないかと。


ROYAL HUNT - Moving Target ★★ (2001-10-16 01:39:00)

同じく最高傑作だと思ってます。なんと言っても曲がいい!
特に“TIME"はボクが個人的にHMという音楽に求めている要素のほとんどが濃縮された超のつく名曲です。
次の「PARADOX」もいいのですが、個々の楽曲の粒が揃っているということでこちらをオススメします。
それにしてもD.C.は不思議なVoだ。歌の上手さだけならジョン・ウェストの方が上な気もしますが、個性の強さ・艶ではD.C.が勝ってると思います。今でもあの声を想像してしまうもんなぁ。


ROYAL HUNT - Moving Target - Time ★★★ (2001-10-03 01:52:11)

アンドレのKeyがピロピロ弾きまくり、そしてそこにD.C.の個性的な声が乗るROYAL HUNTの王道の曲。
個人的には彼らの曲の中では一番好きですね。D.C.の声は歴代3人のVoでは最も個性的だったので、RHのVoとしてのイメージは彼が一番強いです。
この手の曲で、リフのメインがKeyっていうのはあまり聴いたことがなかったので新鮮だったのと、その音色・リフの展開具合がボクのツボにはまりまくったのでお気に入りです。


SADUS - A Vision of Misery ★★ (2003-09-25 11:16:00)

まさに聴き所はスティーヴ・ディジョルジオのウネリまくるベースにありますね。
DEATHの「INDIVIDUALTHROUGH PATTERNS」で彼のベースに衝撃を受けて、このアルバム探し出しました。
曲調とかは特に個性がある感じではないけど、スラッシューデス端境期の隠れた秀盤。とにかく「速い!」ってのが当時の感想でした。
確かスティーヴ氏は現在ICED EARTHにも籍を置いてるはず。


SANCTUARY - Into the Mirror Black ★★ (2002-02-16 01:06:00)

久しぶりにCD引っ張り出して聴きました。発表当時かなり気に入って聴き込んだのをふと思い出したので。
不思議な音楽性ですね、リフはスラッシュにも通ずるかなりアグレッシブなものなのに、アルバム全体のイメージはもっと淡白な感じなんですよ。普通のHMバンドがその感情(怒りだったり悲しみだったり)を外に向けて発散しているのに、このバンドはそれらの激情を全て自らの内側に封じ込めるかのように表現しています。個人的にはこの感覚は初期のU2に通ずるものがあるんですが、多分誰も感じないと思う(笑)
ワレル・デインの呪文のようなVoは上手いんだか下手なんだか判断に苦しみますが、音楽性に合っていることだけは確か。音楽的にはダークで深みのある正統HMって感じですが、結構クセが強いです。聴いた後味はスッキリしないけど、たまにはこういうのもいかがでしょうか?


SANVOISEN - Exotic Ways - Under Permission (2001-10-03 01:43:56)

超ハイトーンボーカリストを擁するSANVOISENの1st収録の曲。Voの声質からも、QUEENSRYCHEっぽいですね。ごくまっとうな正統メタルって感じです。
アルバム全体のトーンは結構淡々としていて、音の軽さもあって正直盛り上がりにかけるきらいもありますが、曲単位で聴くとところどころに魅力的なフレーズが聴けます。
この曲はアルバムの中ではかなり速い曲ですが、特に疾走系の曲ではありません。が、Gのメロディがかなり変わってて面白いです。「え?曲のここでこんなフレーズはいるの?」みたいな不思議な感覚があります。アルバム名の通り、エキゾチックなフレーズが要所要所に散りばめられてて、そこがこのバンドの個性になってると思います。リズムも変拍子っていうほど複雑でもないですが、捉えどころの無い感じが面白いっすね。そしてこのVo!特にサビの部分はすげー!って思える高音で唄ってます。確かギリシャ人Voだったハズ。まだ存在するのかなー、このバンド。


SAVATAGE ★★ (2003-10-01 16:49:00)

上の連さんと同じく、「GUTTER BALLET」「STREETS A ROCK OPERA」「EDGE OF THORNS」の3枚が好きです。「HANDFUL OF RAIN」以降の作品も悪くはないんだけど、決定的な魅力に欠けるのは否定できないなぁ…。
クリス・オリヴァはギタリストとしてもメロディメイカーとしても傑出した才能を持っていたと思います。それが最も魅力を発していたのがこの3枚じゃないかな。
全編を通して、クリスの素晴らしいGプレイが散りばめられてます。これほど感情の込められた音色は他には知らないです。個人的には世界一好きなギタリストですね。
現在はジョン・オリヴァがKey、Vocalsとして復帰してます。スタジオ最近作では彼が歌ってますが現在のVoはDamond Jiniyaという人みたいです。
個人的にはJUDASを脱退したティム・オーウェンズが加入したら面白いかな、と思ってました。


SAVATAGE - Edge of Thorns ★★ (2001-10-13 03:22:00)

SAVATAGEで一番好きな曲は“GUTTER BALLET"です。ドラマティックで美しいこの曲はHM史に残る超名曲だと思います。が、アルバムで一枚挙げるとなるとこの作品ですね。
全編に渡って故クリス・オリヴァの歌うようなGが散りばめられていて、それがまた曲調とマッチしていて化学反応を起こしていました。当時の新Voザッカリー・スティーブンスの歌唱法・声質がジョン・オリヴァと似ていたため、Vo交替はそんなに劇的ではありませんでしたが、とにかく主役はクリスのギターって印象があります。リフがめっちゃ歌いまくってますよね。個人的にはSAVATAGE=クリスのGなので、彼の事故死は本当に残念でなりません。R.I.P。


SAVATAGE - Edge of Thorns - He Carves His Stone ★★ (2001-07-15 08:17:31)

SAVATAGE得意の、静から動への展開が見事な曲。特にこの曲はリフがすごく印象的で、Voのメロディよりも耳に残ります。ギタリストでないボクにも一聴してクリス・オリヴァとわかる、美しく流麗に曲中を縦横無尽に走り回るGソロは、これが彼の遺作であることも含めて心に突き刺さります。


SAVATAGE - Gutter Ballet ★★ (2002-06-19 03:07:00)

クリス・オリヴァの泣きまくり、歌いまくりのギターがとにかく素晴らしい。その一言に尽きます。
アルバム全体のトーンはあくまで“静"だと思います。ジョンのVoは時に情熱的に感情を迸らせることもありますが、楽曲からはどことなく冷たいような淡々としたイメージが強いです。ここまで静のトーンでありながら非常にドラマティックで、他に類をみない傑作だと思います。
中でも②“Gutter Ballet"は個人的にはHM史上最もドラマティックな1曲だと思います。静かなピアノから入って徐々に盛り上がっていく様はまさに感動の一言。


SAVATAGE - Gutter Ballet - Gutter Ballet ★★★ (2001-07-09 14:11:18)

前半の静から後半のドラマティックな部分までの展開が堪らない。クリス・オリヴァの絡みつくようなギターワークが今では一際美しく聞こえます。


SCARLET ROSE - PRIME ★★ (2001-07-13 00:13:00)

5年くらい前に輸入盤で買ったCD。どーゆー経歴のバンドなんだかさっぱり分からない。女性Voと女性Keyがいる5人組。音楽的にはハードポップって言うんでしょうか?何曲かで披露している女声のツインVoのハモリが気持ちよくて愛聴してました。決してハードではないけど、なんかほのぼのする一枚。いいメロディがいっぱいあるんだけど、いまいち垢抜けきれないマイナーっぽさ(っていうかメチャマイナーだけど)が好き。確か96年の年末に買ったんだけど、「おっ、今年のNo1アルバムかも」って思ってた。同時に買ったDANTE FOXの1枚目(?)は比較されてほとんど聴いてもらえなかった(笑)


SECRECY - RAGING ROMANCE ★★ (2002-11-23 18:57:00)

確か昔のB!誌のQUEENSRYCHE特集で取り上げられてましたね。
やたらテクニカルというかひねくれたメロディ展開をしていく、一筋縄にいかないバンドです。
QUEENSRYCHE特集で取り上げられてはいたけど、特に共通性は感じられません。曲調は複雑で、激しいリズムチェンジを繰り返しながら不思議な音空間を作っていきます。Voもハイトーンというかなんというか…微妙な声ですね。浮遊感のある捉えどころのない声で、線が細いと思わせたり、かと思うと堂々としたハリのある声を披露したり、表情が曲によって微妙に異なります。近いのは、PAVROV'S DOGのデヴィッド・サーカンプかRUSHのゲディ・リーかといったところでしょうか。
そしてもう一つの特徴がこれまた捉えどころのない不思議な歌メロ。これは最近ではMANIGANCEが近いものがありますね。MANIGANCEは聴き手の予想を裏切る展開をするけど、このSECRECYは予想というか、理解不能なメロディ展開をしていきます。ここまで不可思議な要素に満ち溢れながら、それらが合わさると、何とも言えない不思議なカッコよさになってるんですよねぇ~。あくまでもHMであるし。ある意味、DREAM THEATERの「WHEN DREAM AND DAY UNITE」に近い音楽性かもしれません。


SECRECY - RAGING ROMANCE - NUMBERS?NUMBERS! ★★ (2001-07-11 21:57:34)

たしか91年頃の作品。何よりもこの作品が「IMAGES AND WORDS」以前の作品だったことを評価したいです。結構耳残りのいい(キャッチーではない)メロディを乗せてヘビィかつ複雑に展開していく曲調、これはまさに「I&W」以降に雨後の筍のごとく現れた星の数ほどのバンド達の用いた手法にほかならない。これをこの時期にこれだけ高いレベルで具現化していたバンドがいたということです。(QUEENSRYCHEのフォロアー、という説もある)
この曲は歌詞が単なる数字の羅列というのに興味をそそられます。そんなに違和感無く耳に入ってくるけど、英語を母国語とする人が聴くとどうなんだろ?


SECRET SPHERE - A Time Nevercome - The Brave ★★ (2001-07-09 13:48:22)

このバンドだったらこれが好き。手放しで絶賛できるレベルにはあと少し…。Vo、もーちっと頑張れば突き抜けそう。HOW MANY TEARSを聴いた時からそう思ってます。


SENTENCED - The Cold White Light ★★ (2002-07-21 01:18:00)

“自殺メタル"なんて呼ばれ方してますよね、このバンド。
ここで聴ける音楽は確かに悲哀や慟哭に近い感情は感じるものの、自殺や絶望とまではいかないかな。初期のころはそれこそ絶望的な負のイメージが強かったけど、もうちょっとポジティブな感じがしました。
TO/DIE/FORなんかにも通じる、明快なメロディを持つゴシック・メタルって印象です。Voもすでにデス声ですらないし、非常に聴き易い音楽性だと思います。ただしそこにのるメロディはあくまで物悲しく、非常にメランコリックです。音楽としての完成度はかなり高いと思います。


SERAPHIM - The Equal Spirit ★★ (2003-03-01 02:11:00)

ここのサイトでは一人だけで盛り上がっていたSERAPHIM、やっと書き込んでくれた方がいらっしゃいましたか!(喜)
ちなみに持っているのは恐らく台湾盤で、英語表記はほとんどありません。バンド名は六翼天使だし、アルバム名も「平等精霊」です。歌詞も全て漢字表記ですが、歌われているのが何語なのかは判別出来ません…。
内容は1stから同路線でリリース間隔が狭かったけど、着実に進歩が伺えます。ショボいデス声の割合が減っていい方に転んでます。そして何よりも女性Vo、Payの歌唱力がダントツにいいですねー。基本はNIGHTWISHのターヤ嬢を彷彿させる透明感のあるソプラノですが、それを時には浮遊させるように、時にはアグレッシブにと変幻自在な歌唱力を披露してくれてます。個人的には陰陽座の黒猫さんと並ぶアジアの女性メタルボーカル2トップって感じですね。
音質が軽い(特にリズム隊)のは前作同様ですが、まあ許容範囲でしょうか。
女声をメインに据えたHMとしてはかなり上質な作りのアルバムですが、リズムパターンに乏しいのが難点かな。とにかく疾走、疾走、また疾走!はっきり言って疾走過多です。疾走命のファンには堪らないかもしれないけど単調過ぎますね、ちょいと。歌メロとリズムが乖離してます。Drが楽曲の流れとか雰囲気を無視するかのようにこれでもかとばかりに2バスドコドコしてるのはちょっと…って感じっすよ。
以前新譜感想にも書きましたが、昨年のANGRAの台湾公演で前座を務めたり精力的にライブ活動してるようだし、地理的にも近いので日本にも来て欲しいですね。


SERAPHIM - The Soul That Never Dies ★★ (2002-04-21 04:23:00)

全国30万人(推定)のNIGHTWISHファンの皆さん、お待たせしました!(笑)
DARK MOORを擁するスペインのArise Recordsから、恐るべき刺客が放たれました。(勝手な想像)
Heavenの「NIGHTWISHからゴシックの要素を少なくしてより正統HM的な云々」という言葉に半信半疑ながら購入しました。
そして、まずは1曲目のクラシカルなイントロで悶絶、のっけのデスVoで狂乱、そしてターヤを彷彿させる麗しのソプラノボイスで昇天、って感じデス。
そしてこの美声の主のご尊顔を拝見しようとインナースリーブを見てさらにビツクリ!スペインにしちゃー彫りの浅い顔だなー、へーPayさんっていうのかー、ん?よく見りゃ横に李佩頴って書いてあるじゃーないかー!他のメンバーも皆アジア系だし…。もっとよく見るとスタジオやMIXは台北!?ってことは台湾のバンドってことではないか!いや別にアジアに偏見を持っているわけじゃないですけど、こんな北欧然とした内容のアルバムが沖縄のすぐ先の国から現れるとは思いませんでした。
内容は確かにゴシック要素の少ないNIGHTWISHといった感じです。メロスピ寄りのNIGTWISHといった方が近いかな。演奏もクラシカルなアレンジも良いし、そして何よりもPayのソプラノVoが声域、表現力ともかなりの実力の持ち主なんですよ(ただしところどころで音程の不安を感じるところも…)。これは掘り出しモノだ!
ただし、よく聴き込んで行くと、実は曲と歌メロが実はあまりマッチしてないんじゃないか…と思わせるところも多いですね。ターヤのような突き抜けるようなソプラノVoは、逆にあれくらいゴシック要素のある楽曲でこそ生きてくる気がします。楽曲も歌唱も悪くないのに、合わさるとどうも若干の違和感を感じるなぁ。
NIGHTWISH、そして29的には同タイプでかなりストライクなAFTER FOREVERと比較すると、ちょっと全体的にメジャー感が足りないかなー。それはトータルでの整合感に欠けるところなんだけど。でもこの方向性は大好きだし、同じアジア人として、彼らのことは応援したいですね。
1stでここまで質の高いアルバムを作れたんだから、次作はかなり期待できます。レーベルのくっさい雰囲気を取り込んで化けてきたらかなりの大物になる可能性アリ!
興味のある方は是非々々聴いてみてください!


SHADOW GALLERY - Tyranny - Act I: War for Sale ★★ (2001-10-18 02:13:45)

この曲はアルバム冒頭の気が狂ったように全パート弾きまくりの悶絶イントロ曲“STILETTO IN THE SAND"とセットにして聴くとまた格別です。複雑な曲展開とわかりやすい歌メロの組み合わせはDREAM THEATERの定石ですが、現在では彼らSGの方がとっつきやすいと思います。
特にこの曲は“テクニカル~"とかってイメージ無しで聴いても十分にカッコイイ曲だと思います。確かにソロ部分は複雑な展開していくけどね。


SHAMAN - Ritual ★★ (2002-06-21 01:47:00)

ANGRA脱退組によるNEWバンドの1st。
新生ANGRAが原点回帰して「REBIRTH」を送り出したのに対して、アンドレ・マトスは「HOLY LAND」「FIREWORKS」の後を継ぐであろう方向性で勝負してきました。ズバリ!民族性です。ブラジル特有のパーカッシブなところを強調しながら、あくまでHMバンドであることにこだわった感じがします。実際、このアルバムのHM的なテンションは曲にもよりますが結構高いです。その点はちょっと意外でしたね。
アンドレのVoは高音部では以前のような若干辛そうなところもありますが(それも味として楽しめるんだけど)、全体としては歌唱に幅が出てきました。
以前のANGRAのテイストも残しつつ、現在のANGRAとは違う独自の方向性は保てていると思います。いい意味でお互い切磋琢磨していければいいんじゃないかと…。
さすがにキコ&ラファエルのようなテクニカルGはありませんが、なかなか味のあるプレイを聴かせてくれます。個人的には⑩“Pride"がオススメ!


SHEELA - BURNED DOWN ★★ (2001-10-18 01:48:00)

結構テクニカルなギターが走り回るかっこいいHRです。
美しいジャケットから想像される通りの音楽性で、オーソドックスかもしれませんが、メロディが良いので聴き飽きませんよ。イメージ的には1stの頃のHAREM SCAREMが近いかも。中でも⑧“SPREAD YOUR WING"は美しいメロディの曲が好きな方ならば悶絶必至の名曲です。晴れた日に窓開けて大音量で聴きたいアルバムですね。


SHIVA - Desert Dreams ★★ (2004-05-17 02:01:00)

最近とんと新規CDを購入しなくなっていたんですが、久々に買って久々に聴きこんでいるアルバム。
B!のレビューに半信半疑ながら買ったんですが、これはかなりの掘り出し物。
まず1曲目のイントロの攻撃的でエッジの利いたハードなギターリフに度肝を抜かれます。そしてパワフルな女性Vo。ドラムが打ち込みだったり、そこかしこにデジタルなエフェクトが施されてるんですが、そんな些細なことが気にならないくらい勢いでグイグイ引っ張られます。
メロデスにしてもメロパワにしても、どれを聴いても違いがよくわからなくなってきていた昨今、こんな個性的な音に出会えると嬉しいですね。似た音を出すバンドがパッと思いつきません。リフやリズムはRAMMSTEINなんかにひょっとしたら似てるかも。
個人的には3曲目“Unjustify The Truth"がかなりツボにはまりました。


SHY - Excess All Areas ★★ (2002-08-28 03:34:00)

SHYと聞くとこのアルバムの1曲目“Emergency"のイメージが強烈に残っています。トニー・ミルズの透明感に溢れたハイトーンVo、そして粒揃いの楽曲。英国ハードポップロックといってもブリティッシュぽい湿った感じは無く、どちらかと言うと北欧的な透明感に溢れています。定ちゃんの言う通り、TNTに似た感じはします。
87年当時、まだHMがシーンを賑わしており派手なLAメタルや新興勢力のスラッシュメタルに押されてあまり注目を浴びなかったアルバムかもしれませんが、15年経った今でもその優れたメロディは色褪せてません。F木氏じゃないけど、「良質のメロディが好き」ならば聴いて損はしません。復活アルバム「UNFINISHED BUISINESS」共々比べながら聴いてみるのもいいかもしれませんね。


SHY - Unfinished Business ★★ (2002-10-07 03:05:00)

いやーホント上でHIGASHIさんもおっしゃってるように、快心の復活作です。多くのバンドが「全盛期のメンバーで大復活!」を謳って当時の魅力に遥かに及ばない駄作を送り出し、またひっそりと消えていく中、SHYのトニー・ミルズを再び迎えての今作はまさに“あの当時"のままの魅力に満ち溢れたアルバムでした。トミーのSIAMも悪くなかったけど、やはりこのSHYの方がメロディの組み立て方が絶妙です。甘美な歌唱とキャッチーで耳残りのいいメロディが最高にいい!
TNT、FAIR WARNINGといったこの手のバンドが次々とシーンから姿を消していく中、忘れかけていたこのバンドのこの復活劇は大歓迎です。
聴いたらこういっちゃうよ~「Qoooooooo、最高!」


SILENT FORCE - Infatuator ★★ (2002-10-07 02:57:00)

D.C.クーパーは稀有の個性を持つボーカリストだと思う。その彼がROYAL HUNTを脱退(クビ?)して参加したこのSILENT FORCEではいかにそれまでのイメージから脱却できるかが勝負だと思ってましたが、彼は見事にそれを成し遂げたと思います。
1stは実はリリースされたことを知らずに聴き逃していました(いまだに未聴)。SILENT FORCEとしては2ndにあたる本作ですが、いい意味で期待を裏切ってくれたと感じましたね。
まずD.C.の歌唱が、明らかにROYAL HUNT時とは違う!ロブ・ハルフォードを彷彿させる金属スクリームを交えたかなり硬質な歌唱法になっています。しかも元々持っている声の艶はそのままに!その説得力のある歌唱と相まって、哀愁を伴った高品質なメロディックな楽曲がヘビーメタリックに展開していく、かなり聴き応えのある1枚です。特に④“Promised Land"⑥“We Must Use The Power"という2曲のキラーチューンの存在が際立っています。元SINNERのG、アレックス・バイロットはSINNER時代はマット・シナーの影に隠れがちでしたが、本作では魅力的なフレーズをこれでもかとばかりに炸裂させていて良い感じです。
購入後1年を経て、何故か今ごろヘビーローテーションに…。おまけでMPEGでライブ映像も見れます。是非実際にライブが見たいぞ!祈・来日!


SILENT FORCE - Infatuator - Promised Land ★★ (2002-10-12 01:37:48)

いやーこの曲いいですね!
楽曲も練られていて良いし、何よりD.C.の歌唱がいい!!ROYAL HUNT時代の自身の歌唱法と、ロブ・ハルフォードの歌唱を上手くミックスしたような感じです。
それがこの展開美・劇メロを持った曲と合わさってかなりの曲に仕上がってます。


SILENT FORCE - Infatuator - We Must Use the Power ★★★ (2001-11-09 01:16:18)

かなり満足させてくれた「INFATUATOR」の中で最も構成美・展開美・そしてメロディの魅力に満ち溢れた曲。適度な疾走感と、MANOWARばりに男らしく勇ましく展開する曲調に、なんともアンバランスなそして絶妙なD.C.の歌が乗る!失礼な言い方だけど、こんなマニアックな(?)バンドなのにこの曲のメジャー感はスゴイ!そしてまたGソロがいいんだ…。心に染みるね。
うん、名曲認定!


SILVER SERAPH - Silver Seraph ★★ (2002-01-13 09:42:00)

元MIDNIGHT SUNのVo、ピート・サンドベリが、MEJESTICのKey、リチャード・アンダーソンと組んだバンドのデビュー作。Drはピーター・・ウィルドアーっていうのも嬉しいですね。
とにかく1曲目“Aetermath"で悶絶!同名の曲がSILVER MOUNTAINにもありますが、こっちの方が遥かにレベル高いです!(時代的に当たり前)ただしMIDNIGHT SUNやMEJESTICを想像して聴くとちょっと拍子抜けするかもしれませんね。上記2バンドよりは少し時代的に古いタイプのHR/HM曲が多くを占めます。というか、モロにDEEP PURPLR的です。Keyの音色もネオクラシカルではなく、70年代っぽいオルガンサウンドがメインです。やはり個々の演奏技術が高いので、すごく余裕のようなものが感じられますね。
そしてピートのVoですが、この人はどんな曲を歌っても合いますね。個人的にはALIENでの透明感溢れる歌唱が好きなので、ここでも④⑩のようなしっとりしたバラードでの歌唱は絶品です。
北欧ファン、70年代HRのファンなら買ってみて損はしないと思います。


SINERGY - Beware the Heavens ★★ (2002-05-16 22:01:00)

このアルバムは衝撃的でしたね!
何がって、IN FLAMESのイエスパーとCHILDREN OF BODOMのアレキシが、デスメタルじゃない正統派のバンドでプレイする!という点が。メロデスを聴いて「これでVoがデス声じゃなければなぁ~」という葛藤を見事に粉砕してくれました。しかも超メロディ派デスメタルバンドのGである2人が!
正直言ってキンバリーのVoの印象は「まあまあ」でした。デス声じゃなくて曲の世界観を損なってないからいいや、くらいにしか思ってなかったんですよね~。(今ではそんなことないけど)
それよりもやはり楽曲の充実度が凄いですよ。これでもかというくらいの扇情的なメロディの洪水です。これは必聴盤です!!


SINERGY - Beware the Heavens - Swarmed ★★★ (2001-07-09 13:33:05)

ボクの99年のベストチューン。
アレキシとイエスパーが組んで正統派メタルをやるとこんなにカッコよくなるんだ~と感動しました。キンバリー嬢のVoはそんなに好きではないけど、曲がとにかくよいので許容範囲です。


SINERGY - Suicide by My Side ★★ (2002-01-28 01:10:00)

現在のSINERGYは1stの頃とはかなり別のバンドになってきている。
当初は、IN FLAMESのイエスパー・ストロムブラードとCHILDREN OF BODOMのアレキシ・ライホのツインGで正統派のHMバンドを組んで、そこにTHERIONのバックVoをやってた無名(に近い)女性Voが参加したという触れ込みだった。しかもBはシャーリー・ダンジェロ…。ある意味キンバリー以外はスーパーな面子(地域限定ですが…)が組んだプロジェクト的なバンドだった。そこからまずイエスパーが抜け、他のメンバーも入れ替わり、今ではキンバリーとアレキシのラブラブバンド(笑)と化しているが、その音楽性の根本的なところは変化していない。
変わったところはどこかといえば、キンバリーのVoである。1stでは今をときめくメロデスバンドのスーパーG2人の作るメロディ・楽曲の素晴らしさに助けられ(というより曲があまりに素晴らしくて)彼女のVoは特に気に入ったわけではなかった。イエスパー・アレキシがデス声でないVoのいるバンドでプレイする、という点のみに魅力を感じていた。がこの3rdでは、確かにアレキシのGプレイも素晴らしいが、主役は完全にキンバリーのVoである。よくパワフルな女性Voを指して“男顔負けの"という表現がよく使われるが、男女の性別なんて引き合いに出すのがアホらしいくらい、ここでの彼女の歌唱は素晴らしい。個人的に彼女の歌い方は、活舌がよくなく発声的に濁って聴こえるため、好きなタイプでは無かった。が、低音から高音までパワフルに良く伸びる声で非常に起伏に富んだメロディを見事に歌いこなしている。この彼女の歌唱力の向上が、SINERGYというバンドの格を一段上に引き上げた。
その他の部分でも、アレキシとローペによるツインリードは、イエスパー在籍時と比較しても遜色ない魅力的なフレーズを奏で、元TAROTのマルコ・ヒエタラの太いBも非常に心地よい。個人的にはR・J・ディオ風の見事な歌唱力を持つマルコにVoパートを振り分けてくれればさらに素晴らしいレパートリーが増えたのではないか、とも思うが…。
余計な装飾の無い、正攻法の正統派の1枚。


SINERGY - Suicide by My Side - I Spit on Your Grave (2002-02-21 22:30:46)

冒頭のカ~~~、ぺッッッ!!!は、
アレキシ・ライホです。
全員で試してみたら、彼のがダントツで良かったらしいですよ。


SINERGY - Suicide by My Side - Passage to the Fourth World ★★ (2002-06-25 02:24:01)

このアルバムでは最も疾走してると思います。
キンバリーのVoが上手くなってるせいもあり、聴き応え十分!


SINERGY - To Hell and Back - Gallowmere ★★ (2002-06-25 02:19:55)

この曲はサビ部分のメロ進行がかなり耳を引きます。
言葉を叩きつけるようにテンポよく配置していく歌い方も見事。
そしてアレキシ&ローペのツインリードが気持ちいい!
アルバム中盤の隠れた名曲って感じかな…ってライブでもやってたから隠れてないか(笑)


SKID ROW - Slave to the Grind - Wasted Time ★★★ (2001-10-06 02:50:21)

この曲がSKID ROWの代表作か?と問われれば間違いなくNO!と言うでしょう。でもこの曲がこのバンドでは一番好きな曲です。
静かな始まりから徐々に、盛り上がっていくサマは、かの名曲“STAIRWAY TO HEAVEN"を彷彿させます。バズのVoはエネルギッシュな曲を勢いで歌うのにも合ってるけど、実は彼のVoの魅力を生かしきった曲ってこれじゃないかなぁ。
お気に入りテープの最後をよく飾っていた曲でした。


SLAYER - Divine Intervention - Sex. Murder. Art. ★★ (2001-08-24 03:23:36)

個人的にはこのアルバムすごい名盤だと思います。他のスラッシュ四天王達が方向転換をしていく中、帝王が叩きつけたアルバムがこれでした。
この正にSLAYER印の激烈スピード・チューンを聴くとボクの首はパブロフの犬のようにガクガクと激しい運動を始めてしまいます。ポール・ボスタフすげぇ!


SOILWORK - A Predator's Portrait ★★ (2001-08-02 21:24:00)

実はARCH ENEMYの新作よりもこっちの方が好きかも。
定ちゃんさんの言うとおり、これは「メロディアス・スラッシュ」って言ってもいいでしょう。とにかく演奏レベルが高い!聴いてて体がウズウズしてきます。(ヘドバンしたくなる)
メロディとアグレッションの理想的な融合がここにあります。


SOILWORK - Natural Born Chaos ★★ (2002-05-12 04:56:00)

SOILWORKっていうバンドは、2nd、3rdを聴く限りでは「ARCH ENEMYタイプのデスメタルバンド」と思っていました。メロディの組み立て方、リズム隊のしっかりとした疾走スタイルのボトム、そしてそこに乗るかっこいいデス声が似てると感じたんで。
でもこの4thで一気に差別化というか、個性を押し出してきたように感じました。デス声と普通声の使い分けも意図がハッキリしていていいと思うし、リフが特徴的でスラッシーにザクザク刻んでくれるのが心地良いです。そして楽曲の多様化、大胆な美メロの導入など、バンドとしての格を一段上に上げるキッカケとなりうる名盤だと思います。これはすでにデスメタルという括りでは語りえない、“アグレッシブ・メタル"と言えます。まあ、個人的に期待していた元EMBRACED~EVERGREYのKey、スヴェン・カールソンにもっと前面に出てきて活躍してもらいたかった気もしますが。
個人的には⑦“Black Star Deciever"がお気に入り。
こういうメインリフが重く歯切れが良いバンドは大好きです。


SONATA ARCTICA - Silence ★★ (2001-11-15 03:48:00)

若手のホープ、SONATA ARCTICAの2nd。な~んて説明は不要なほど、人気のあるバンドの人気の1枚です。以下は全て個人的な意見です。
結構衝撃的だった1stに比べると、方向性も楽曲の質も変わらず、「期待通り」な1枚だと思います。ただしボクにはあまりに「期待通り」過ぎる1枚でした。最近のメロディック・スピードメタル・バンドの中では楽曲の質・演奏の確かさ・メロディの煽情力の高さ等では頭一つ抜き出るほどクオリティの高いアルバムを2枚続けて出してると思います。これは上で定ちゃんさんも述べているんですが、長年HMを聴いてきているとちょっとレベルが高いくらいでは衝撃的な出会いになり得なくなってしまうんです。そういった意味では、1stはその登場感が衝撃でしたが、この2ndは衝撃度が大幅に少なくなった分だけ評価少し下がります。
音楽的なクオリティに関しては全く問題ないです。個人的には他のバンドの影響は感じさせつつもそんなに露骨ではないと思うし、何より何曲もキラーチューンがあるのがいいですよね。ただし人気曲“San Sebastian"は個人的には名曲ではあっても超名曲ではないです。なんか明快過ぎて…。
まあなんと言っても彼らの最大の魅力は明快な歌メロだと思うので、そこに磨きをかけて次のアルバムは、もっと楽曲に幅を持たせて欲しいです。疾走感もいいけどそこだけに頼らないドラマティックさが表現できるようになるともっと魅力が増すと思います。そのためにもVoはもう一頑張り欲しいですね。


SONATA ARCTICA - Winterheart's Guild ★★ (2003-04-07 13:45:00)

以前「SILENCE」に、“次は疾走曲に頼らないドラマティックな曲を~"なんて書き込んでいたんですが、それに近い作風のアルバムを出してくれたと思います。が…
前言撤回。
疾走しまくりのところが彼らのアイデンティティだったとすると、彼ららしさに欠けた作品と言うことになっちゃうのかな。疾走しまくりの若さに溢れたところが魅力の一つだったので、この落ち着き方は微妙。相変わらずの高品質作品なんだけど、前2作と比較するとちょっともどかしさが残る作りかも。
…と思っていましたが、先日のライブを見てまた評価が一変。
イマイチ乗り切れなかった楽曲が、1st・2ndの中に織り交ぜられると、俄然輝き始めるんですよ。
以前の若さに任せた力づくの疾走ではなく、無理の無い範囲でのマイルドな疾走というか…。
改めて3rdを聴き返すと、Voも自らのレンジ内で無理なくハイトーンを伸びやかに歌っているし、Gのフレーズの組み立て方も以前より丁寧になっているろ思います。
ただし、印象に残るメロディは作を重ねるごとに少しずつ減っているような気がします。(ライブでも1stの曲が最も印象深かった)
次作もメロディに磨きをかけて帰ってきて欲しいですね。


SPELLBOUND - Breaking The Spell - Crack Up The Sky (2001-12-24 01:15:50)

アップテンポの曲にダーティでラフでありつつ、どこか艶のある歌唱を聞かせるVoが乗る、いわゆる北欧のイメージとはかけ離れているけどかっこい曲。声質がアルジー・ワードに似ていて、曲調が激しめのリフ主体のロックンロール調なため、TANKに似ている気もします。
いいメロディがあって、類型的ではあるけど、どこか惹かれるるんだよなー。


STORMLORD - At the Gates of Utopia ★★ (2003-10-04 23:21:00)

あれー確かこのアルバム書き込んだと思ってたんですが。と調べたら、発売当時の新譜感想にのみ書いてました。最近また聴いてたので改めて…。
音楽的にはシンフォニックなデスメタル(ブラック?)ですが、上でKUZUさんも書いてらっしゃるように、リフの刻み方や音のベースがスラッシュメタルに聴こえるんですよね。シンフォスラッシュ+デス声って感じです。
とにかく楽曲を盛り上げるKeyの使い方やシンフォニックなアレンジが上手いです。このあたりの大仰さはRHAPSODYに通じるものもありますね。
そして破壊的な美しさはフランスのANOREXIA NERVOSAにも近いです。


STORMWIND ★★ (2002-01-21 01:16:00)

このバンドを初めて聴いたのは2nd「STARGATE」でした。特に前知識も無く、CDショップの売り文句とジャケットの“それ"っぽさに惹かれて購入しましたが、そのドラマティックな楽曲と技量のある女性Voはかなり掘り出し物でした。
そんな彼らに、Myフェイバリット・ボーカリストであるトマス・ヴィクストロムが加入するということで大喜びしましたが、彼を迎えての3rd「HEAVEN CAN WAIT」は楽曲が起伏の無いイマイチなものばかりで、せっかくのVoがまるで活かされてない!と憤慨したもんです。そして4th「RESSURECTION」でようやく彼の絶品の歌唱を活かせる楽曲を揃えてきましたが、ここでも手放しで絶賛するには至らないもどかしさを感じました。曲の雰囲気もプロダクションも徐々に良くなっているのに、これだ!っていうキラーチューンが無いんですよね。メロディは十分に魅力的なのに、楽曲単位でみると盛り上がりそうで盛り上がりきらずに終わってしまう…という中途半端さが気になります。あと、やっぱりGソロいまいちですよねー。トーマス・ウルフには作曲とリズムGに専念してもらって上手いリードGを一人加入させれば、絶品の北欧様式美バンドが誕生すると思います。ゲストでもいいからアレキシ・ライホでも弾いてくれないかな…。
彼らに対する期待の大きさは甚大なので、ホントに頑張って欲しいです。5thは4thの焼き直しのような内容だったので、今度はリリースの間隔空いてもいいのでこちらの予想を上回る作品を引っさげてきて欲しいですね。


STORMWIND - Resurrection - Seven Seas ★★ (2001-07-11 22:44:50)

ボクのFavorite Vocalist、トマス・ヴィクスストロムが加入後2枚目となるアルバムに入っている美しいバラード。とにかく声のレンジが広くて、疾走曲からバラードまで無理なく歌える幅の広さがたまりません。特にこの曲はメロディもすばらしく、オススメです。トーマス・ウルフが書くメロディってすごい日本人ウケすると思う。さすが空手有段者。トマス獲得後の1枚目、HEAVEN CAN WAITがメロディの起伏が乏しくて不完全燃焼気味だったので、このアルバムに入ってる曲は基本的に好きです。もっとメジャーになって欲しいなぁ。


STORMWIND - Stargate ★★ (2001-11-18 04:22:00)

彼らの2ndにあたるアルバムで、Voは女性です。
いわゆるネオクラ風味の様式美系HMに女性Voというスタイルは、過去の女性VoHMバンドと比較しても遜色ない出来栄えでした。HELLION、SAHARA、ZED YAGOなど、結構好きでした。この女性Vo(アンジェリカさん)は純粋にパワフルなハイトーンをメインに、結構幅広い歌唱を聴かせてくれて、その曲調のミステリアスとあいまってすごく魅力的でした。
アルバムを通して聴くと、曲が全体的に似たような雰囲気のものが多く、これといったキメ曲に欠ける点が惜しい!⑤“Time Won't Tell"は疾走リフが心地よい様式系の名曲です。惜しむらくはこの女性Voのビジュアルが一切ないこと。存在自体がミステリアスなままとは…。それと⑥“Sakura Opus"は“さくらさくら"をアレンジしたインスト曲だけど、そのヘナチョコなアレンジが曲を台無しにして、さらにアルバムの流れを断ち切ってしまってると思う。
とはいってもダークでミステリアスなHMを上手いVoで聴けるアルバムってことでオススメです。


STRATOVARIUS - Dreamspace - Shattered (2001-10-06 02:45:02)

初期(ティモ・トルキVo時代)の中では一番好きな曲です。
改めて聴いてもティモのVoは音程は不安定だし、線も細いし、あまり誉められたもんではないですが、この曲は勢いがあったのでそれでゴマかしちゃえ!!みたいな開き直った感じがしていいですねー。
この頃はまだ大作志向でもなく、わかりやすい楽曲が多かったですね。その分、音質も良くないし、若い頃って感じが微笑ましいッス。


STRATOVARIUS - Episode ★★ (2001-07-12 01:43:00)

輸入盤で2nd買った時からはまり、4thでVoが変わった時には大はしゃぎをしました。そしてさらにメンバーチェンジして最強の布陣になったのがこのアルバム。ヨルグの手数足数の多いDrは、メコンデルタのころからすげ~と思ってましたが、ここにきて疾走感が炸裂!!そして稀代の名Key、イェンスのクラシカルなフレーズがティモのGと見事に化学反応起こしてこれだけのすばらしいアルバムに仕上がったと思います。
ここにある意味ストラトの完成形があり、これ以降のアルバムは質は高いんですが、ボクには区別がつきません。このアルバムがぎりぎり学生と社会人の狭間で、これ以降のアルバムを聴きこめていないだけかもしれないんですが…。
それにしても定ちゃんさん、ボクの行く先々にすでに足跡を残してらっしゃいますね…。


STRATOVARIUS - Episode - Will the Sun Rise? ★★ (2001-07-11 22:04:28)

ボクの中ではすでに曲の区別がつかなくなってきているストラトですが、この曲はすごい好き。なぜって「RISING FORCE」に似てるから(笑)特にGとKeyのバトルは両曲でのハイライトじゃないですか?おっと、Keyは同一人物じゃないですか(笑)
っと、ちゃかしたように書いてしまいましたが、ホントこの曲は名曲だと思います。ライブで盛り上がりそうだしね。
そういえばストラトは初来日時のライブ見たけど、ティモとベースの人がデカすぎてちょっと怖かった(笑)


SUBWAY - Subway - Price Of Love (2001-10-03 01:46:06)

とにかくギターのリフとその音色がたまらなくカッコイイ!!どちらかというとドイツっていうよりはアメリカな感じの音作りですが、疾走感というよりはドライブ感が聴いてて気持ちがいいです。そしてVoのちょっとカスれた感じの湿り具合が適度にソウルフルでよしです。しばらく音沙汰無いですけどどーしてるんだろか?
それにしてもSUBWAY…。なんでこんなベンド名なんだろ?音楽性と全く関係ないと思うんだけどなぁ。このバンド名からは想像できない音だよなー。


SUPREME MAJESTY - Tales of a Tragic Kingdom ★★ (2001-11-24 18:21:00)

KUZUさんが新譜感想で書いていたの読んで購入しましたが、ここ3ヶ月くらいで買ったアルバムではかなり聴き込んでいる1枚です。モロに北欧テイストに溢れた1枚で、疾走曲のカッコ良さはSONATA ARCTICA、ポップテイストの曲はTNT、美しいバラードはMIKAEL ERLANDSSON、中東風の雰囲気を持った曲はTALOT(笑)と、バラエティあふれる楽曲を高い次元で揃えてきた1枚です。
この楽曲群を見事に色を変えて歌い分けるVoのヨアキム・オルセン(でいいのかな?)は中々の実力の持ち主です。声質がモロに北欧声なので、北欧マニアにもたまらない1枚です。そして何よりも、音の作りや楽曲の質が非常にメジャー感に溢れていて、「売れた輸入盤」で終わってしまうには勿体無い作品です。是非日本盤の発売を!多分B!誌で藤木氏あたりが絶賛してくれると思うんですが(笑)


SYMBOLS - Call to the End ★★ (2001-10-13 02:56:00)

VoがANGRAに加入して話題になってるみたいですね。このアルバム持ってて聴いてたんですが、VoのANGRA加入はB!誌で初めて知り、驚いているところです。
若干音質が良くない点を除けば、かなりクオリティの高いメロスピが展開されてます。Voは無理なく高音が伸びやかに出るタイプですが、声質的には類型的なハイトーン系って感じですかね。ちょっとファビオ・リオーネっぽいので、個人的には少し苦手なタイプです。実力は折り紙付きですが。
とにかく疾走曲でののスピード感がめっちゃ気持ちいいです。Voをとられて今後どうなっていくのかわかりませんが、是非いいNEW Voを入れて存続して欲しいですね。


SYMPHONY X - The Divine Wings of Tragedy ★★ (2001-11-15 04:04:00)

SYMPHONY Xの最高傑作だと思います。
冒頭のジャリジャリしたヘビーなGリフに驚いたものの、テクニカルでクラシカルなフレーズを散りばめ、ありそうで無かった「ヘビーなネオクラ」を体現した衝撃的な1枚でした。2nd『THE DAMNATION GAME』から加入したVoラッセル・アレンはここでは前作でのややおとなしめな歌唱とはうって変わって情感にあふれつつパワフルな歌唱で楽曲のドラマティックさに華を添えてます。そして何よりも楽曲の充実さが堪らないですね。
やはりリフの作りがしっかりと練られたものになっているので曲の土台がすごくしっかりしている印象が強いです。ラストの“Candlelight Fantasia"が物悲しいメロディを撒き散らしながらドラマティックに展開していく楽曲でお気に入りです。


TAD MOROSE - A Mended Rhyme ★★ (2002-07-13 02:53:00)

ダークでひたすらマイナー調の様式がかった楽曲、そして熱く情感溢れるパワフルで上手いVo。これが個人的に「北欧暗黒様式系」と分類しているジャンルです(かなり限定的/笑)そのジャンルの王道をいくようなバンドです。
これは3rdにあたり、Voがクリスチャン・アンドレンからアーバン・ブリードに変わっています。クリスのVoはかなり技術的にも声質的にもレベルが高いと思っていたのですが、それを上回るような素晴らしい歌唱を聴かせてくれます。
このジャンルに共通するのは曲調が似たような感じで、イメージ的にはツボなんですけど、キャッチーさにかけ、楽曲単位で長く楽しめないんですよね。逆に1枚のアルバムの中に1曲でも「これだ!」って思える曲があれば儲けもの、くらいに思っています。その意味では今作には①“Circuit Vision"、⑥The Dragon Tide"といった佳曲もあり、楽しめました。
でもやはり何回も繰り返して聴くには少し退屈かも。ただしVoの上手さは折り紙つきなので、それだけで聴いてみる価値はありかも…です。マニア向けかもしれないけど、一度ハマるとクセになりますよ(笑)


TANK - Honour & Blood ★★ (2002-06-19 23:55:00)

おっ、再発されたんだ!ちなみに持ってるのは今は亡きアポロンのやつです。
男の哀愁漂う曲調が疾走…というよりは突進してくるタイプですね。
アルジー・ワードのしゃがれ声も曲にはあってますな。
なんか不器用な人たちが(実際にはそんなことないんだけど)一生懸命やってるイメージがあって、聴く度に心が揺り動かされます。
①“The War Drags Ever On"は名曲ですよ~。


TANK - Honour & Blood - The War Drags Ever On ★★ (2002-06-19 23:59:14)

んー確かにかっこいい!そして男クサイ!!
この曲の良さってなんか文字にしづらいんだけど…。
男クサイっていってもMANOWARとはタイプが違います。
MANOWAR:軍歌
TANK:挽歌
ってイメージ(笑)


TANKARD - B-Day ★★ (2002-08-28 23:11:00)

ドイツ産、“大ジョッキ"というバンド名を持つ純スラッシュバンドの最新作。20th Anniversaryって書いてあるからもう20年選手なんですね。
大学生の頃、友人に何曲か聴かされて気にはなっていたものの、ほぼ10年手を出さずにいたんですが、店でかかったのを聴いて結局購入。いやーいいですねー、音こそ良くなっていますが、これは間違いなく80年代のスラッシュですよ。ザクザクゴリゴリしたGリフに絶叫Vo、スタスタDrとどこを切っても懐かしいスラッシュメタルの香りに満ちています。
まだこういう音を出してくれるバンドがいるってだけで嬉しくなってきます。頑張ってこれからもこの音楽性で続けていって欲しい!
個人的には⑧“Zero Dude"のリフまわしが最高に気に入りました。


TAROT - To Live Forever ★★ (2002-06-30 13:58:00)

ダークな曲調でありながら、メロディアスな正統HMを聴かせてくれたTAROT。
このバンドの売りはロニー・J・ディオを彷彿させる抜群の歌唱力を誇るマルコ・ヒエタラのVoだったと思います。
日本デビュー盤にして彼らの3rdにあたる本作は、北欧ならではの美しいメロディをパワフルなVoで聴けるかなりの好盤。曲ごとに表情を変えて歌い分けるマルコの歌唱はほんとかっこいいです。NIGHTWISH、DREAMTALE等のバンドが彼にVoを持たせようとするのもうなずけます。ただし、最近の彼の歌唱と、この頃の彼の歌唱はちょっと違います。以前の方が男クサく力強い歌唱法でしたね。今はやや粘着質というか、絡みつくような歌い方に変わってます。個人的には昔のディオっぽい方が好きなんだけどな~。
恐らく中古店で安く手に入ると思うので是非!


TEN - Far Beyond the World ★★ (2002-01-09 00:13:00)

正月休みに結構聴きました。TENは1stが最高だと思ってましたが、それに匹敵するいい曲を揃えてきたなーというのが印象です。個人的には⑪“Outlawed And Notorious"はかなりな名曲の部類に入ります。TEN節の哀愁のメロディが炸裂!って感じでいいですよね。
ただ今作をもってヴィニー・バーンズは脱退してしまうそうですが、彼無しにTENは存続し得るのかな?これが彼らの最後の名作にならないことを祈ります。


TESLA ★★ (2001-09-05 01:58:00)

今ボクの中で復活してもらいたいバンドNo.1ですね。あんなに生々しいロックをハードにドライブしながら聴かせてくれたバンド他に無いです。VAN HALENともGUNSともAEROSMITHとも違う、アメリカン・ブルーズ・ロックの個人的王道を行ってます。
まず、ジェフ・キースのあの声は反則でしょう!!ソウルフルなんて単純な一言で表現出来ない奥の深さがある声あーんど唄い方ですね。そしてブルーズベースでありながらソロやリフの端々に垣間見えるハードロック魂が痺れるツインギターが、他のバンドにはない、TESLAならではの個性でした。
中でもボクは「PSYCHOTIC SUPPER」が一番好きです。あの絶妙なバランスで成り立つ楽曲たちはかっこいいの一言に尽きます。中でも“Don't De-Rock Me"は個人的ランキングかなり上位(BEST10に入ってる)に入ります。
こういうバンドにこそ今のような不景気な時代にそれを吹き飛ばすアルバムを出してもらいたいです。


TESLA - Psychotic Supper - Don't De-Rock Me ★★★ (2001-07-10 03:49:47)

TESLAというバンドに持っていた“埃っぽいロックバンド"という偏見を見事に打ち砕いてくれた曲。途中のこれでもかというくらいの弾きまくりのソロ、耳じゃなくて体にキますね。運転中に聴くとテンション上がってきて危険です(笑)


THE 3RD AND THE MORTAL - Nightswan ★★ (2001-11-10 03:27:00)

93年頃の作品だからもう8年くらい前かな?当時としてはまだ珍しかった、女性Voをフロントに据えたゴシックメタルバンドの2nd(?)。
1st(カセットでしか持ってない!)での不思議な透明感・浮遊感を演出していた女性Vo、KARIが脱退して、2代目女性Voが加入してのアルバムだったのですが、Voの質うんぬんという以前に、曲が若干アバンギャルドな方向にいってしまい、正直面食らったイメージがあります。が、聴きこむとこれはこれで難解ですがアンニュイでゴシカルな雰囲気、怪奇映画のサントラ風な作りが、今晩のような雨の夜には非常に合います。ちょっと不協和音的に入ってくるGが耳障りに感じることもありますが…。
久しぶりにこのCD引っ張り出したのは、最近購入して結構気に入ったNOVEMBREの「NOVENBINE WALTZ」のケイト・ブッシュのカバー“Cloudbusting"を歌っているのがこのTHE 3RD AND THE MORTALの2代目の歌姫、ANN-MARI EDVARDSEN(読めない…)だったからです。不思議なところでつながってるんですね…。


THE 3RD AND THE MORTAL - Tears Laid in Earth ★★ (2003-10-04 16:25:00)

最近になってやっと中古で買い直しました。テープでしか持ってなかったんで…。
とにかく陰鬱で物悲しく、荒涼としたところにポツンと取り残されたかのような雰囲気に支配されます。そこに流れ込んでくるKARIの歌声のなんと美しいことよ…。
この当時はまだ女声を取り入れたゴシックメタルどころかゴシックというジャンル自体がまだ確立され始めた頃で、この音楽性はかなり衝撃的でした。
↑ロージーさん
このバンド登録したの自分なんですが、この1stと次作(ミニアルバム)のアルバムの表記を見る限り、バンド名は「The 3rd and the Mortal」ですよ。


THE GREAT KAT - Beethoven on Speed ★★ (2001-10-13 03:07:00)

クラシックのフレーズが色々取り入れられてますが、なんかどれも失笑モノというか…かなり強引にこじ入れてるって感じがして微笑ましいです。ベートーベンの運命とか、パガニーニの24のカプリースとか熊蜂の飛行とか…。それを確かジュリアード卒だっけ?のおねーちゃんが下着姿で狂ったように弾いてるのはある意味すごいです。スリーブの写真もみんなすげー。
音楽的には…かなりアバンギャルドに聴こえてしまうのはボクの修行が足りないのでしょうか。


THRONE OF CHAOS - Pervertigo - Pervertigo ★★ (2002-10-18 15:24:34)

いやーアルバム通して聴いたときは散漫な感じがして楽しめなかったんですが、楽曲単位ではなかなかいい曲ありますね。
特にこのタイトルトラックはほぼクリーンボイスで歌われており、メロデスですらないです。CoBとか聴いて「デス声じゃなかったら…」と思った人が聴いたら、これで逆にメロデスの魅力に気付けるかも。


TIME MACHINE - Evil ★★ (2002-05-16 22:31:00)

KUZUさんのオススメで購入しました。
これはいいですね!シンフォニックなアレンジと緻密なメロディ展開、そこに乗るややソフトながら艶やかなVo。このVo、声質がロイ・S・カーンに似てますね。あそこまでの色気にはちょっと足りませんが。
楽曲も静と動の対比がハッキリしており、メリハリが利いてて良いです。同じイタリアということもあり、ATHENAやDGMを連想させる音作りです。
ただ一つ難点を挙げるとすれば、規格外のCDケース。デカ過ぎ!CDラックに入りましぇ~ん。この1枚だけが飛び出してしまってます。こーゆーの気になるな~。


TIME REQUIEM - Time Requiem ★★ (2002-11-19 02:22:00)

聴いた瞬間にびっくりしましたよ!
…あまりに「THE DIVINE WINGS OF TRAGEDY」の頃のSYMPHONY Xにそっくりで。
速弾きのG&Keyがネオクラシカルフレーズを高速ユニゾンで縦横無尽に弾きまくり、若干ひねくれたようなテクニカルでダークな曲調、これまたテクニカルなリズム隊、パワフルな上手いVo、と言葉で羅列するとすごい魅力的ですが、ほとんどSYMPHONY Xそのものに聴こえちゃいます。彼らの新作といって聴かされたら間違いなく信じてましたね。
でもそれってつまり質としては限りなく高いってことなんですよ。
ネオクラ+プログレ風味ってことはSYMPHONY Xっぽくなるのは仕方ないとはいえ、オカズの入れ方とかまでがそっくりに聴こえるんですよね。
MAJESTICでは表現できなかったことをやっているとのことですが、これがオリジナリティのある音楽とも思えません。辛口に書きましたが、音楽としての質は素晴らしいんだから次はもっと「聴いたことの無いような音楽」をお願いしたいところです。


TNT - Intuition - Tonight I'm Falling ★★★ (2001-10-20 02:33:10)

北欧の透明感を最もわかりやすく体現してくれた超のつく名曲だと思います。分厚いコーラス、華麗なギターワーク、そしてポップでありながら透明感にあふれた、天まで届けとばかりに響くトニー・ハーネルの劇唱。女の子に「HMにはこんなキレイな曲もあるんだよ」っていう時によく聴かせてました。
そんな邪道な聴き方は置いといて、とにかくこれからもずっと聴いていきたい名曲です。


TNT - Tell No Tales - As Far as the Eye Can See ★★ (2001-10-20 02:26:27)

最近よくTNT聴きます。震えんばかりのVo、これでもかと溢れるメロディの洪水。特にこの曲は高校生の頃お気に入りでよく聴いてました。いいバンドでしたねー。トニー・ハーネルの熱唱はやはり心にささる!


TO/DIE/FOR - All Eternity - Together Complete ★★ (2002-05-12 05:12:07)

1st収録のこの曲、めっちゃいいですね!
ゴシック特有の重く耽美的な趣の楽曲で、PARADISE LOST風のVoスタイルなんですけど、そこに乗ってくるメロディがモロに日本人のツボをつくような哀愁漂う慟哭なんですよ!この奇妙なアンバランスさが心地よい、稀有な名曲です。
心の奥底にある悲しみを力強く搾り出しているような…なんともいえないメロディだなぁ。


TO/DIE/FOR - Epilogue ★★ (2001-10-03 01:42:00)

久しぶりにジャケ買いしたCDです。美しいじゃないですかー!こんなジャケットでゴシックのコーナーに置いてあったら買っちゃいますよ(笑)
音の方は冒頭の曲調・Voの声質的に真っ先に思い浮かべたのは、「DRACONIAN TIMES」の頃のPARADICE LOST。アプローチ的にも似てると思います。でもこのバンドの方がずっとポップで聴きやすいです。ゴシックでポップっていうとなんじゃ?っていう感じですが、イメージとしてはそれが妥当な表現ですねー。ジャケットから想像されるような重く荘厳な感じではないです。音は確かに耽美的な趣があるんですが、その手のバンドにしてはメロディがわかりやすいので非常に聴きやすいです。ところどころで聴ける女性Vo(LULLACRYのVoらしい!)も効果的だと思います。
アルバムの最後に収録されてるシークレット曲が“Epilogue"ってタイトル曲なんだけど、これが30分近く延々と同じフレーズを繰り返してるので気が狂いそうになりました。眠れない特に羊数える代わりに何回同じフレーズが繰り返されてるか数えると良く眠れるかも(笑)


U.D.O. ★★ (2003-09-27 00:42:00)

何かとACCEPTと比較されがちだったこのU.D.O.。
自分がHMを聴き始めた頃、ACCEPTは既に解散(もしくはウド脱退)していたので、ウドの強烈な声との出会いはこのU.D.O.の方が先でした。後追いで聴いたACCEPTがパンチなく聴こえるくらいHMとしてのインパクトが強いバンドでした。
特に4thの「TIMEBOMB」は確か当時“JUDASの「PAINKILLER」に対してのドイツからの返答"とか言われてて強烈な印象が残ってますね。
かたやJUDASにはロブが戻って世間を賑わしてます。がこのU.D.O.もACCEPT崩壊後また活動しているのに、アルバムは日本盤出たり出なかったり、初期の名作たちは廃盤…と正に正反対を行ってますね。悲しい限りです。
当時はメロディがいいのにウドの声が苦手って人多かったけど、今ならメロデス等で免疫が出来て受け入れられやすい土壌があると思うんだけど…ダメですかね?(笑)


U.D.O. - Man and Machine ★★ (2002-06-05 12:47:00)

「TIME BOMB」を最後にU.D.O.とは離れてました。再結成ACCEPTもイマイチだったなーということで、ウドが再びU.D.O.を始動させていたこともなんとなく知ってはいたけど特にチェックしてなかったんですが…。
現時点での最新作のこのアルバムはいいですよ!もうかなりのオッサンのはずなのに、ウドの超ガナリHMヴォイスは不滅です!そして楽曲もこれでもかとばかりに正統派な、飾り気のないストレートなHMです。ステファン・カウフマンによる音作りはボトムがしっかりして各パートの分離が良いので、全体の印象が非常に高品質です。彼はDrが叩けなくなってGとして参加してますが、そのGパートが充実してます。(もしかしたらもう一人のGかもしれないけど)各所で聴けるソロパートのメロディの美しさはかなりなもんです。⑤“Dancing With An Angel"ではドロ・ペッシュとウドの美しいデュエットも聴けます。
JUDAS PRIESTにおけるロブ・ハルフォード、IRON MAIDENにおけるブルース・ディッキンソンと同列で語られて然るべきミスターHMのウドを応援していこうと思います!


U.D.O. - Man and Machine - Network Nightmare ★★ (2002-06-29 01:42:37)

やっぱりウドはこうでなきゃ!
疾走というよりは、メロディが勢いを持って流れていく感じですね。
そういえばU.D.O.の名曲ってこういうタイプの曲が多かった!
ACCEPTとは違う、純度の高い正統派のHMです。
こういう曲を待っていた!男の哀愁漂うメロディがまた最高!