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JOHANSSON - The Last Viking ★★ (2001-08-11 00:49:00)

イェンスにアンダースのヨハンソン兄弟、そんでVoがヨラン・エドマンでGがマイケル・ロメオと、北欧マニアには堪らない1枚。そこで聴ける音楽はもうまさにTHAT'S北欧!THATS'ネオクラ!という感じです。もう各人がその分野で名を馳せたヤツらの集まりなので、安心して聴けます。ロメオのGも、SYMPHONY Xでのプレイは一聴して彼とわかるのですが、ここではその凄まじいまでの個性的プレイは影をひそめ、バンドに合せた旋律をソツなく弾いてます。驚いたのはヨラン・エドマンのVo!こんなに上手かったんだ!と思いました。ソウルフルでありつつ、要所ではすばらしいハイトーンを聴かせてくれます。この人のVoがいいと思ったのは「Eclipse」以来だなあ。
どんな凄腕キーボーティストが現れてもボクの中のKeyヒーロー(笑)はイェンスなので、彼のプレイはここでも安心して聴けます。あえて言うなら、「Enigma Suite」クラスの緊迫感に溢れたインスト曲が欲しかった!
北欧メタルファンは未聴なら是非!必聴盤です。


JOHANSSON - The Last Viking - Forest Song ★★ (2002-05-16 22:09:30)

これはかなりの名曲!
イントロのチェンバロフレーズ聴いただけで失禁しそうです(笑)
この曲をありきたりなネオクラシカル曲に留めなかったのは、ヨラン・エドマンのVoによるところが大きいのでは?ソウルフルでややハスキー声で、情感たっぷりに歌い上げていて、ただ高い声が出るだけのハイトーンVoとは深みが違いますよ。
マイケル・ロメオも、自分のバンドではないからか、SYMPHONY Xほど自己主張しまくりでなく、程好いクラシカルテイストを加えてくれています。


JOSHUA - The Hand Is Quicker Than the Eye - November Is Going Away ★★ (2002-06-20 00:50:38)

その昔大量にもらったLPの中にあった心に残る1曲。
物悲しいバラードです。落ち葉舞い散る晩秋とかにタイミング良く失恋とかしたらその時にぴったりな曲です。
でもこのアルバム、ジャケトットがあまりにバカバカしくて、この曲とあわせて考えるとちょっと興醒め…。


JUDAS PRIEST ★★ (2001-11-24 10:42:00)

YOSIさんの文章、非常に興味深いです。まさにおっしゃる通りだと思います。
ボクはリアルタイムで聴いたJPの最初のアルバムは「RAM IT DOWN」でした。当時立派なスラッシャーだったボクにとっては物足りない内容に感じたんですとね。その後の「PAINKILLER」で受けた衝撃は前作での印象とのあまりの違いに驚愕した、って感じでした。そこから過去のアルバムさかのぼって聴きましたが、その時の印象は、「時代時代で全く違う音楽性をやっているんだなー」でした。初期の作品なんてホントRockn'Rollですよね。やはり個人的には「PAINKILLER」「SCREAMING FOR THE VENGENCE」「DEFENDERS OF THE FAITH」あたりのHM的要素が濃いアルバムが好きですが、それぞれの時代の曲にそれぞれそれに見合ったいい曲を提示してきたバンドだと思います。だから新しく出るアルバムが前作と違うことは当然だと思うし、逆にそうでないと新しいアルバムを買う楽しみが減ると思うんですよね。あまりに同じ音楽性が続くと、内容が予想出来すぎて購買意欲が減退しますから。そういう意味ではJPは「次の(アルバム)展開が読めない」バンドであり、そこが魅力のひとつだと思います。
当然「JUGULATOR」はこれまでのJP史上最大の変化(Voのチェンジ)があったアルバムなので当然色々なファン層を持つこのバンドにとっては、確かに賛否両論ある作品だと思います。音像があまりにヘビーな方向に行きましたよね。ボクはJPがヘビーな方向に進んでいくことには否定的ではありません。いつまでも第2のPAINKILLERを求めてていても仕方ないとも思っています。あれだってもう10年以上前の作品ですからね。でも個人的には復活後の2作はやはり正直言ってあまり入り込めないです。これまでのJPの名曲には必ず「ドラマ性」があったと思うんです。そのドラマの表現方法はそれぞれの時代にあったもので、「PAINKILLER」のようにヘビーでアグレッシブな表現だったり、「SAD WINGS OF DESTINY」のように情緒的な表現だったりしました。つまり「その時代にあったいい曲を提示する」ことが「JPの名曲」だったと思うんですよね。近2作では、方向性は時代にあったものなんだけど、「これだ!」っていう名曲が見当たらないところがもったいないと思います。新しい要素を取り入れることに執着し過ぎていて、それが曲の良さにまで昇華し切れていないんです。この方向性で進むのであれば、この方向性で、「変化に否定的な人たち」を圧倒するような名曲で驚かせて欲しいです。リッパー・オーウェンズの実力は折り紙付きなのですから、「ライブでリッパーが歌う昔の曲は良かった」っていう声が聞こえてくるようではダメなんじゃないでしょうか。
理屈のいらない圧倒的な名曲を今の方向性でもいいのでだしてくれれば最近の否定的な意見なんて吹っ飛ぶと思います。次作に期待!


JUDAS PRIEST - Demolition - Bloodsuckers (2001-08-02 20:41:46)

アルバムでは否定的な発言しましたが、これは中々いい曲ですよ。特にリッパーの金属的なスクリームには痺れました。それでリフがかっこいいですね。JUDASってこんなにリフによった曲書くバンドでしたっけ?
これが21世紀のJUDASとして正しいのかどうかは別として、先入観無しで聴いてかっこいい曲ですね。


KAMELOT ★★ (2003-03-01 13:35:00)

ついに…ついにKAMELOT来日決定!!
詳細はオフィシャルサイト http://www.kamelot.com にて。
6月に大阪1日、新宿リキッドルームで2日間のようで、カップリングに関してはTBA(To Be Announced)なので期待して待ちましょう。ちなみにフランスのパリ公演はSONATA ARCTICAとのカップリングなんすね。
Live盤を聴く限りでは彼らのライブアクトとしての実力も相当のようなので、これは是非とも見ておかねば!


KAMELOT ★★ (2003-03-05 01:22:00)

B!誌によると、カップリングはなんとDREAM EVIL!
昨年10月の来日公演も記憶に新しいですが、これはまた楽しみな組合せだ!


KAMELOT ★★ (2003-06-13 03:21:00)

昨日見てきました。
ロイは歌神です。


KAMELOT - Epica ★★ (2003-03-01 02:06:00)

どうやら6月に初来日公演が決まったようです。こりゃ見逃せない!
前作「KARMA」はあまりの完成度の高さに驚かされましたが同路線ながら引き続き高品質なアルバムを世に送り出してくれました。
「KARMA」は1曲1曲は独立していながらもアルバムトータルでの流れを非常に感じさせてくれるアルバムでした。対して今作はゲーテの「ファウスト」を題材にしたコンセプトアルバムでありながら、逆に1曲1曲の個性がが前作よりも際立っているように感じました。「FOURTH LAGACY」以降の路線は踏襲しつつ、色々な新しい要素を盛り込み、それが楽曲に際立った個性を与えているあたりが凡百のバンドとの違いを感じさせてくれます。
同時期に発売されたSONATA ARCTICAのアルバムが色彩にあふれたフレスコ画だとすると、このアルバムの印象は水墨画って感じでしょうか。一聴すると単調に聴こえるんだけど、微妙に隠された濃淡のつけ具合が堪らなくツボなんですよね。ロイ・S・カーンの“大人の夜"を想起させるセクシーな歌唱がその濃淡を演出するのにかなりの役割を負っているのは間違い有りません。が、疾走曲だと若干パワー不足なのは否めないかもしれません。ま、些細で重箱の隅をつつくようなことですけどね。
連続して名盤を送り出してくれていますが、同路線の作風が続いているので、次作あたりで新機軸を打ち出して欲しい…ってのは贅沢過ぎますかね。個人的にはどんなに素晴らしくても何作も同じ方向性だと飽きてしまうので…。なんてことも書いてしまいましたが、今年になってからのアルバムではダントツに気に入っています。間違いなく“買い"です!
HIGASHIさんのいう「ドラえもんでいうと出来杉くん」説、確かに!(笑)いかにのび太が愛されるキャラであろうと、出来杉くんが評価されない社会はおかしい!!


KAMELOT - Epica - Lost & Damned ★★ (2003-03-01 02:25:20)

「EPICA」の中では1番のお気に入り。
期待感を煽るイントロ、そこに切り込んでくるGメロディのかっこいいこと!そして何よりも歌メロが始まるとその裏で奏でられているのはバンドネオン!新たなジャンル、“タンゴ・メタル"の誕生か!?と思わせますが、いざ聴き通してみるとよく出来たKAMELOT印の疾走曲になってるのが凄い!
このあたりの一筋縄ではいかない展開にこそ、このバンドの魅力をかんじますね。


KAMELOT - Eternity ★★ (2001-11-18 04:21:00)

最近のKAMELOTがヘビーローテしてたので、かなり久しぶりに彼らの1st聴いてみました。確か硬質なHMだったような…。
聴いてみて思い出した!Voがアンドレ・マトスもびっくりの超裏返しクセのある人だった!曲調はドラマティックさを縮小したSAVATAGEにジェフ・テイト風のVoが乗る、というイメージだけど、このジェフ・テイト風が一癖あるなー。普通に歌えば硬質なハイトーンVoなのに、音程外しながら不愉快に裏返る歌唱法は、正直言って生理的に受け付けられない類のモノでした。発売当時(5年くらい前?)はクセがあるなー程度にしか思わなかったけど、あれから耳が肥えたのかな?まあ個性的といえばそうなんだけど、かなり好き嫌いがわかれるタイプです。曲も近作のようなドラマティックさ・大仰さはなく、ひたすらダークで淡々とした硬質なHMが展開されてます。要所にかっこいいGフレーズがあるのが聴き所かな?この頃はこのバンドがあんなおお化けするとは夢にも思わなかったもんだ…。
興味のある方は今と聴き比べてみると面白いかも。


KAMELOT - Karma ★★ (2001-08-13 00:00:00)

いやー、甘く見てました。ロイ・S・カーン。実はKAMELOTも、そしてロイが以前いたCONCEPTIONも、質は高いものを提供してくれるものの、あと一歩絶賛するに至らないもどかしさを感じてました。
なんなんだ、この完成度の高さは!!ドラマティックで劇的に展開する楽曲に乗る、極上のVo!こりゃたまらん!疾走曲での壮絶ハイトーンから、“Don't You Cry"で聴ける心の奥のセンチメンタル中枢(笑)を鷲掴みするような切ないウィスパー系の歌唱まで、とにかく幅が広い!ロイってこんなにエモーショナルだったっけ?個人的Vocalistランキングでかなり上位にノミネートです。
そしてバックの演奏もまたタイトで隙がありません。ホントに北米のバンドなの?こんな高品質なアルバムが日本盤出てないなんて信じられないっす。
はっきり言って現時点での2001年度ランキング1位アルバム。
オススメ!


KAMELOT - Karma ★★ (2001-12-26 06:28:00)

上でも書いてますが、おそらく本年度のベストアルバムになるだろう1枚です。
このアルバムは何が素晴らしいって、楽曲の充実にほかなりません。確かに1曲のインパクトとしては「THE FOURTH LEGACY」に収録されていた“Until The Kingdom Come"、“Nights Of Arabia"、“The Fourth Legacy"といった曲の方が上だと思います。事実、ボクは必ずお気に入
りMDに曲を抜き出して聴くタイプなんですが、このアルバムの曲は入れていません。なぜならこのアルバムから取り出して他の曲の間に入れて聴くと魅力が減退するからです。つまり、アルバムの収録順に聴いてこそそれぞれの曲が相乗効果でよく聴こえるんです。それだけこのアルバムの質が高いってことだと思います。久しぶりにアルバム単位で聴きまくった1枚です。
これはボクだけが感じることなのかもしれませんが、このアルバムでのロイ・S・カーンの歌唱の素晴らしさは彼のこれまでの参加アルバムの中でも群を抜いて艶っぽいと思います。前作でも「おっ、化けたな」と思ったんですが、アルバム単位で聴くと楽曲によってのばらつきがあるように聴こえるんですよね。
とにかく今年の一番のオススメであるのと同時に、一生愛聴し続けるであろう珠玉の一枚。


KAMELOT - Karma - Don't You Cry ★★ (2001-11-03 23:33:37)

疾走するばかりがドラマティックじゃない!とばかりにロイが切々と歌い上げる絶品のバラード。1枚のアルバムの中にこういう曲があるのと無いのとで全体としてのバランスが全然違ってくると思う。
パワフルな歌い方をしても、そしてこの曲のように哀愁漂うささやくような歌い方をしても、それぞれに質の違う色気を加味出来るロイの歌唱力に脱帽。


KAMELOT - Siége Perilous ★★ (2001-11-15 03:50:00)

ロイ・S・カーン加入後の最初のアルバムにして、バンドとしては3rdにあたるアルバム。
聴いた最初の印象は、「CONCEPTIONみたいだな~」でした。若干ハスキーながら妙な色気を秘めたロイの歌唱が、ダークな曲調の正統HM曲に乗る、というスタイルはまさにCONCEPTIONそのもの。そして受けた印象でもっとも共通してたのは、「楽曲の方向性も演奏も曲の質も高くVoも上手いのに、これといった曲が無い」という点でした。そう、ダークでミドルテンポの曲調がずと続くため、単調になりがちで何度も聴く魅力に乏しかったんです。
その後のアルバム『THE FOURTH LEGACY』『KARMA』での充実ぶりに最近聴き直しているんですが、じわじわと効いてくるアルバムだなーと再認識。確かに「これだっ!!」っていうキラーチューンはないんですが、逆にアルバムとしての統一感はあります。近2作と比べるとやや物足りない感もありますが、現在に至るまでの過程を知ることが出来る意味では聴いて損はしない1枚だと思います。


KAMELOT - The Fourth Legacy ★★ (2001-10-13 02:46:00)

しばらく「KARMA」がヘビーローテしてたので久しぶりに聴き返しましたが、やはりかなりクオリティ高いですね。“UNTIL KINGDOM COME"は確かに名曲だと思います。ロイのVoは相変わらず素晴らしいの一言ですが、最う新作と比べるとなんかまだ奥の手を隠してるような唄い方に聴こえてしまいます。気のせいかな?
KAMEROTは確かにロイが加入してメジャー感出てきましたが、初期の頃からこれだけのクオリティを書いてきたトマス・ヤングブラッドはもっと評価されてしかるべき人だと思います。
それにしてもホントいいバンドですね。


KAMELOT - The Fourth Legacy - Nights of Arabia ★★ (2001-11-04 01:30:41)

タイトル通り、中東風の雰囲気を持つ曲。イントロの“Desert Reign"からの展開も見事。
特に疾走してるわけではないけど、曲調はまさにドラマティックの一言に尽きます。ロイの声質もあってか、エスニックな香りがプンプンしてるけど、あくまで正統HMとしての魅力満載です。


KAMELOT - The Fourth Legacy - Until Kingdom Come ★★ (2001-11-03 23:39:53)

アルバムの終盤に来てもう一度の見せ場を演出するドラマティックな疾走曲。シンフォニックなアレンジが見事なほどにマッチングしていて、そこが装飾だけのエセ・シンフォメタルと1枚も2枚も役者が違うことを主張してます。
確かにライブのオープニングを飾るにはぴったりの曲ですね。ボクもお気に入りMDの1曲目に使ってました。


KING DIAMOND - Conspiracy ★★ (2001-10-20 02:51:00)

“陰謀"と銘打たれたヘンな邦題、そしてジャケットで白目を剥くあのキング・ダイアモンド御大。常識的な人であればまず敬遠するであろうファースト・インプレッションに満ち溢れた1枚です。
だが聴いてびっくり、内容は彼ならではのおどろおどろしい、ホラーな印象の楽曲がこれでもかと続きます。が、彼の作品の中では比較的楽曲がコンパクトにまとめられていて、非常に聴きやすいです。よく彼の歌唱が話題になりますが、あのウラ声が無ければ曲としての魅力も半減すると思いますけどね。ダークでありながら美しくそして激しく展開していくそのメロディはまさに激情の一言に尽きます。


KREATOR - Extreme Aggression ★★ (2002-10-06 02:45:00)

高校生の頃よく聴いてた1枚。ミレ・ペトロッツァのデス声スレスレの潰れVoを聴いて、こーゆーのを“デスメタル"っていうんだぁー、と一人早合点してました。当時としてはかなり凄い声でしたよ、これ。
それはさておき、頭から最後まで一気に駆け抜ける疾走感はかなり爽快。スラッシュはやはりこうでなきゃ!切れ味鋭いリフと細かく刻まれるリズムが心地よいっす。確かにSLAYERの「REIGN IN BLOOD」に近似性は感じます。
まさに“Extreme Agression"な1枚。


KREATOR - Terrible Certainty - Blind Faith ★★ (2001-08-24 03:13:49)

速い!とにかく速い!ボクの知る限り最速のスラッシュ・メタルです。(もっと速いの知ってる人いたら教えてください)そこにミレ・ペトロッツァのわめきダミ声が乗ったこの曲を聴いたときはさすがにスラッシュ大好きだった高校生時のボクも「なんじゃこのキ○ガイみたいなVoは!?」と思いましたが、時が流れてデスメタルに慣れまくった耳で聴くとすごいメロディックVoに聴こえてしまうからあら不思議(笑)慣れって恐い。
この曲聴かずにスラッシュ語ることなかれ!と思ってます。


KRUX - Krux ★★ (2003-09-25 10:54:00)

ライフ・エドリングのバンド、Voがマッツ・レヴィンという、個人的に名盤アルバム1枚のみ残して消えたABSTRAKT ALGEBRAをいやでも思い出させます。Gがコレ方面での猛者、マイク・ウィードか元(?)ENTOMBEDの人に代わってますが…。
音的にもCANDLEMASS、ABSTRAKT ALGEBRA直系のダークで重く引きずるようなサウンドです。まあライフ・エドリングのバンドだったら当然か。個人的には「ドゥーム」というと初期SABBATHやCATHEDRALを思い浮かべるので、あまりこの手の音楽をドゥームと思ったことはないんですけど、世間的には「ドゥーム」とカテゴライズされるような音楽性です。
アルバム的には同じようなテンポの曲ばかりなのでちょっとダレます。このバンドなりの速い曲が1曲でもあれば印象違うんですけどね。CANDLEMASSの“Dying Illusion"やABSTRAKT ALGEBRAの“Shadowplay"みたいな曲が…。
相変わらずマッツのVoは情熱的で素晴らしいので、様式がかった暗く重い曲が好きな方ならば一聴くの価値あり。


LABYRINTH ★★ (2001-11-15 03:51:00)

最近、所有CDのデータベースを作り始めました。そこでこれを機に、全てのCDに個人的点数を点けているんですが、改めて自分の好きなバンドの方向性がわかってきました。「疾走」「ボーカル」「演奏力」「メロディ」「アグレッシヴさ」等の要素が必要なのは勿論、それら全ての要素に関しても楽曲の方向性にしても「緩急の自在さ」という要素がまさに必要不可欠であることに気付いたんです。アルバム1枚が全部疾走曲だと聴いてて疲れるし、かといってミドルテンポの曲ばかりではダレる。それは楽曲のバラエティの多さっていうことかもしれませんが、攻撃的な楽曲の中にハッするような美しいバラードがあったりするとその他の曲も際立ったりしませんか?そういったシナジー効果も含めて、1枚のアルバムの中に「楽曲の緩急」があると、素直に「いいアルバムだな~」って思えるんです。
前振りが長くなりましたが、このLABYRINTHって、そんな「アルバムの中の楽曲の緩急」は勿論、「1曲の中での緩急」の付け方が抜群に上手いと思うんですよね。そういった意味で、個人的には「メロスピ」っていう単純な枠には収まらずに広い意味での魅力に溢れたバンドです。
まあ確かにケチをつけようとすれば欠点もあります。まず、改善されつつあるとは言ってもまだ甘いプロダクション、サビに来てこちらの期待以上には盛り上がってくれないメロディなど…。でもそれは理想を追求していけばキリが無いわけで、かなり高いレベルに到達してるバンドだと思います。特にVoのロブ・タイラントはその歌唱の幅の広さ、色気、情感の込め方では個人的にロイ・S・カーンと並んで2トップをはってます。
3rdの方向性がちょっと予想の範囲を出ていなかったので、次作での大爆発を期待します。


LABYRINTH - No Limits ★★ (2002-01-12 09:12:00)

記念すべきLABYRINTHの1stアルバム。Voは現RHAPSODYのファビオ・リオーネがジョー・テリーという名前で参加しています。
基本的な路線は現在と変わらないのですが、個人的にファビオ・リオーネの歌(というよりは声)が苦手なので絶賛は出来ないですね。楽曲の組み立て方もまだ若干の甘さを感じます。1曲1曲にドラマ性を持ち込もうとするあまり、ほとんどの曲が、静かな始まり→徐々に盛り上がっていく、という展開をしていくため、アルバム通しての印象が散漫になりがちです。まあそれが後々のこのバンドの展開の持っていき方の上手さにつながっているけど。
とは言ってもこれが良質なメロディ、疾走感をもった1枚であることは間違いないです。


LABYRINTH - Return to Heaven Denied ★★ (2001-07-17 02:01:00)

LABYRINTHの2ndはちょっと苦手なファビオ・リオーネから、前任者と比べてはるかに柔軟度の高い歌唱力をもつロブ・タイラントにチェンジして、バンドとしての格が1段も2段も上がりました。よく比較されるRHAPSODYですが、確かに曲の練りでは向こうの方が上です。でもアルバム単位で聴くと、RHAPSODYってちょっと疲れないですか?このLABYRINTHも1stの頃は(Voが同じだったからかもしれませんが)ひたすら突っ走る若さあふれるバンドでしたが、この2ndになって全体的な緩急のつけ方が上手くなったと思います。特に⑩NEW HORIZONSはあまりの完成度の高さにびっくりしました。98年のボクのBEST TUNEです。RHAPSODYは全パートが(Voも含めて)一丸となって攻めてくるイメージですが、LABYRINTHはもう少し個々の音像がハッキリとしていて、各パート毎のメロディがきれいに聴こえます。特に⑩のソロの部分などマジで震えます。
人脈や同じイタリア出身、そしてシンフォニックなスピードメタルをやってるということでよくRHAPSODYと比較されますが、ボクは少しジャンルが違うように思います。LABYRINTHの方がより純粋なHMにシンフォニックな味付けをしてるのに対して、RHAPSODYはよりクラシック的な要素を表現する手段としてHMという手法を用いている、というイメージです。
これはハッキリ言って個人的な趣味でしかありませんが、2つのバンド比べるのであれば、ボクはLABYRINTHです(ただしこの2nd以降)。あっ、もちろんRHAPSODYもイイバンドだしいいアルバムだしてます。この2バンドに対する長ったらしいボクの意見読んでちょっとでも興味持った方がいれば是非両バンドとも聴いて比較してみてください。双方ともスバラシイばんどなので損は絶対にしません!!
あー、すっきりした。


LABYRINTH - Return to Heaven Denied - New Horizons ★★★ (2001-08-02 20:36:55)

曲のタイプの印いっぱい点け過ぎました(笑)それくらい色々な要素のある完成度の高い曲だと思います。
ドラマを期待させるイントロ、ロブ・タイラントの伸びやかなVoの裏で疾走しまくるかっちょいいリフ、そして細かいですが4'04"から始まるなんとも言えない展開が…悶絶モノです。
でもSONATAとかと比べるとサビのメロディがいまいち煮え切らない感じもするなぁ。
でも好きっス。


LABYRINTH - Sons of Thunder ★★ (2002-01-12 09:38:00)

3rdともなると、音質の方はだいぶ気にならないようになってきました。
曲の作りにも以前より余裕のようなものを感じます。個々の楽曲もかなり練られていて、ロブ・タイラントの歌唱も前作より自然に溶け込んでいる気がします。
と、確実にレベルアップしてるに関わらず、個人的名盤の2ndに及んでいない気がするのは、必要以上に高い敷居を用意して待っていたからかな?予想範囲内での向上だったから、前作のような衝撃が得られなかったのかも。しかし絶対に損はしないヨーロピアン・シンフォニック・スピードメタルの好盤。
疾走感抜群の“Save Me"を1曲目に持ってきたほうがアルバムの構成上よかったのでは?(それにしても邦題「救出」って…)


LABYRINTH - Sons of Thunder - Save Me ★★ (2001-08-06 22:32:34)

典型的なLABYLINTHの曲。
静かなイントロから徐々に盛り上がって、お約束っぽいけどかっちょいい疾走曲に展開していきます。この手の音を出すバンドは多いけど、LABYLINTHの優れているのは緩急のつけ方かすごく上手いこと。押すところは押しまくって、引くべきところは引く。
こういう曲歌わせたらやはりロブ・タイラントは最高です。Voが足引っ張ってるネオクラ・様式美系バンド多いけど、この人がジェフ・スコット・ソートみたいに渡り歩いて歌ったら化けるバンドってありそう。


LILLIAN AXE - Poetic Justice - The Promised Land ★★★ (2002-03-06 22:51:53)

彼らのアルバムは本作しか持っていないのですが、とにかくこのバラードの美しさには感動しました。いわゆるマイナーキーで切々と歌われるもの悲しい曲なんですが、サビでの転調とそこに続く泣きのGソロ…。個人的には“She's Gone"“Long Gone"と並ぶバラードBest3に入る曲なのです…。


LILLIX - Falling Uphill ★★ (2003-10-04 22:46:00)

確かにHMとは縁の無い音楽ですね(笑)
そんな些細なことはさておき、女声POPとしての質は高いですね。
メロディの良さもさることながら、コーラスワークがすごい好きですねー。このコーラス、誰かに似てるんだけどそれが誰か思い出せない…。
アヴリルは真剣にアルバム通して聴いた事は無いので比較は出来ないけど、質として段違いの差があるとは思えません。要は売り方の問題だと思いますよ。
質の高さがそのまま売上枚数に比例したらいいんですけどね…。


LIONSHEART - Lionsheart ★★ (2001-07-12 01:32:00)

これは超のつく名盤ですね。これを聴いた後、GRIM REAPERとONSLAUGHTも買いあさりました。評判悪いこれ以降のアルバムですが、頑張って買って聴きましたが、やはり…(ノーコメント)。


LOST HORIZON - Awakening the World ★★ (2001-08-13 03:35:00)

うおおおおおおおーーーーーっっっっっ!!!!!
って叫びたくなるバンドです。なんて男クサイんだぁぁぁ!!
実はMANOWARって、そのHMに対するアプローチは好きだし、曲によってはすごい感情依移入が出来るんだけど、アルバム単位で聴くと体力消耗して疲れちゃうのでちょっと苦手でした。このLOST HORIZONはそのMANOWARの精神をボクの理想通りに再現してくれたバンドです。特に③“Sword In The Metal World"はまさにMANOWARのいいエッセンスを取り入れて、そこに絶妙なメロディとエリック・アダムスより幅広い歌唱(だと思う)を乗せた名曲だと思います。
他の曲もライヴ映えしそうな曲ばかり。一緒に叫びたくなるサビ多いもんなぁ。祈・来日!今、ライヴ見てみたいバンドNo.1です!


LOUDNESS - HURRICANE EYES - Rock 'n Roll Gypsy ★★ (2001-07-10 03:15:26)

ボクの中のラウドネスはこの曲です。これとS.D.I.かな。マイク・ヴェセーラもまあいいけど、やっぱニイちゃんでしょ。


MAJESTIC - Abstract Symphony ★★ (2002-03-15 04:04:00)

脅威のネオクラ鍵盤奏者リチャード・アンダーソンの(と言い切ってしまおう!)バンドのデビュー作。何が凄いって徹底したネオクラシカルな楽曲群と、それを高度なレベルで再現してくれるプレーヤー達の凄さ。特にこれが初お目見えだったリチャード・アンダーソンは「世界にはまだこんな人が隠れてたのね…」と思わせてくれた逸材。
音楽性、楽曲のタイプは確かにイングウェイによって確立されたいわゆる「ネオクラシカル様式メロディックメタル」です。旋律、ソロのあちこちに先人の影響が見え隠れするのも事実。でもその楽曲・メロディの質が高いのもこれまた事実。これを「パクリだ!」と切り捨ててしまうのは簡単だけど、それでは高品質な音楽の1つを聴き逃してしまうことになります。正直、最近の弾き癖まみれの本家よりも新鮮で楽しめましたしね。
だからってバンド内でのワンマン振りや言動の過激さ(ビッグマウス?)までパクる必要はないと思いますヨ…。


MAJESTIC - Abstract Symphony - Crimson Sun ★★ (2001-07-09 13:51:33)

パクリのフレーズが多い等のうわさもチラホラ聞きますが…。単純にこの曲はかっこいい!本職のインギーやロイヤルハントが最近あまりパッとしないので、彼らにも頑張って欲しいです。


MAJESTIC - Trinity Overture ★★ (2002-03-15 04:11:00)

ほ~ら、やっちゃった。イングウェイばりにメンバーを一新してのセカンド。イングウェイさえいれば基本的な路線は変化しないのと同じく、このバンドはリチャード・アンダーソンさえいれば普遍なのだ!逆に考えるとハイレベルなネオクラ曲を様々なVoやGで楽しめるプロジェクト(失笑)ってことで…。事実、楽曲の質はまるで落ちてないし、そのパクリ具合もまるで後退する気配無し!けなしてるんではなくて、個人的にはフレーズの拝借等には寛大なので、良いものは良いとして非常に楽しめます。さすがに①“Entering The Arena"のあまりに露骨な“Rising Force"ぶりはちょっと閉口しますが。
新Voも上手いけど、前任のヨナス・ブルームのハスキー声は好きだったので(というかこのバンドの個性の一つだったのに…)、ちょっと残念。まあ脱退組みのREPTILIANがいるからいいか。


MANIGANCE ★★ (2002-08-11 03:22:00)

もうじき日本盤出ますね。個人的には「ANGE OU DEMON」は去年のKAMELOT「KARMA」に匹敵する衝撃がありました。恐るべく完成度の高い1枚だと思います。
やはりフランス語の歌詞に多少の違和感はありますが、そこがこのバンドの一つの個性に昇華しています。言語の違いなのか曲展開の不思議さなのかはわかりませんが、メロディの展開の仕方がかなり独特で、聴き手の予想をかなり裏切る展開するのがミソです。そういった意味でかなり新鮮でした。
楽曲はあくまでもテクニカルでメロディックな質の高いHMで、各パートの演奏技術もかなりしっかりしています。そして個人的にはこのVoのDidier Delsaux氏がかなり気に入りました。表現力・声域・声質と文句なしです。世の中まだまだ隠れた実力者はいるんだなーと思い知らされました。
最近はこのMANIGANCEも含め、ANOREXIA NERVOSA(超ド派手シンフォブラック)、PENUMBRA(男女混声ゴシック)等、フランスのバンドが熱いです。近年のメタル新興国イタリア・スペインに続けといわんばかりに高品質なバンドが続々現れてきます。個人的にはこれからフレンチ・メタルに注目していってみようっと。


MANIGANCE - Ange ou démon ★★ (2002-05-23 13:02:00)

ここしばらくかなりの頻度で聴いてマス。
はっきり言ってスゴいです、このバンド。楽曲の質・演奏の上手さ・Voの上手さが凄いレベルです。そして音質のよさも特筆です。こりゃ日本盤出るな、間違いなく。それだけ完成度の高いアルバムですよ、これ。
プログレッシブというほど複雑ではないと思うけど、かなり展開が激しく各楽器の技術が高いためにプログレメタル風の印象はありますね。Gのソロ、リフのところどころに聴けるフレーズにはかなりの才能を感じました。要所で差し込んでくるKeyの使われ方もかなり効いてます。
そして一番の収穫はこのVo!めちゃ上手い!!歌唱の上手さと、歌メロのかっこよさはロブ・タイラントに通ずるものがあります。高音の伸びもこれまた素晴らしい。歌詞は全てフランス語ですが、違和感は全くありません。逆にそのソフトな発音がこれまた一つの個性になってると思います。
⑤“Ange Ou Demon"は悶絶必至のスピードチューン。名曲!


MANIGANCE - Ange ou démon - Ange ou démon ★★ (2002-05-17 23:20:21)

こいつはたまらん!!
高い緊張感を保ちながら美しく複雑なメロディが疾走しまくります。
手数の多いDr、流麗なソロとしっかりしたリフを見事に構築しているG、めちゃ気持ちいいツボを突きまくってくるテクニカルなKey,そしてありきたりなハイトーンではなく艶もあり感情移入たっぷりの美声Voが歌い上げるメロディが加わって、HM的テンションの高い名曲に仕上がっています。
とにかくサビのメロディとそれを歌い上げるVoが見事で聴き惚れますわ~。こりゃかなりなキラーチューーンです。


MANIGANCE - Ange ou démon - Ange ou démon ★★★ (2002-08-11 02:56:44)

聴き込んでいるうちに☆3つに格上げ!
本年度Best Tune候補だっ!


MANIGANCE - Ange ou démon - Dernier Hommage ★★ (2002-08-11 03:09:11)

疾走曲だけでなく、こういったミドルテンポ気味に展開していく曲も魅力的。Gの構築するメロディ・リフがしっかりと印象付けられている感じがします。
それにしてもこのバンドの歌メロは本当に不思議な展開をしますわ。


MANIGANCE - Ange ou démon - En mon nom ★★ (2002-08-11 03:02:22)

アルバムの冒頭を飾る曲。
ドラマを期待させるイントロのシンセに続いて聴こえるのは…フランス語。違和感は無いと思っていたけど、よく聴くとやはり英語とは違いますね。「トァ」とか最後が上がり気味に抜ける発音なんですよね。でも違和感といっても不快な類のものでなく、逆に新鮮に聴こえます。
曲調は特に疾走!というわけではないけど、適度なドライヴ感とボトムのしっかりした音作りとテクニックに満ちた演奏、何よりも表現力たっぷりのVoと聴き所満載。


MANIGANCE - Ange ou démon - MESSENGER ★★ (2002-08-11 03:06:09)

原曲は聴いたことありませんので比較は出来ないですけど、全く違和感無くアルバムに溶け込んでいます。
サビのメロディが非常にキャッチーで耳残りがいい曲です。疾走感も十分で、アルバムを締める曲としての役割もきっちりこなしてますね。


MANIGANCE - Signe De Vie ★★ (2003-03-01 02:38:00)

昨年1stを聴いた直後からずっと探してたMANIGANCEデビューミニ、何と“REMASTER 2003"として再発される運びとなり、無事に聴くことが出来ました。そしてこれがまた期待以上の出来!
「5年も前だし、意外にショボかったりして…」なんて思ってましたが、そんな思いは杞憂におわりました。名盤「ANGE OU DEMON」と同路線のテクニカルでメロディックな正統HMです。Voの印象が違うけど、①“Sans Fard"のリフの組み立て方なんかは往年のPRETTY MAIDSの疾走曲のようです。1stフルよりも、HMとしての純度は高いと思います。
楽曲はそれほど複雑でもなく、その分Voの実力が突出しているような印象があります。その結果、「ANGE OU DEMON」と比較すると歌詞がフランス語であることがより顕著にわかりますね。それによって幾分アクの強い作りになってるかもしれません。洗練度なら1stフルの方が上かも。それよりも5年も前からこれだけ個性的な音を出していてくれたことが嬉しいです。
これで益々、次の音源聴きたくなってきた!


MANTICORA - Darkness With Tales to Tell ★★ (2002-02-17 23:43:00)

某専門店の“BLIND GUARDIANやGAMMA RAYを聴いてる場合じゃない!"との謳い文句につられて購入しました。
タイプ的には2nd~3rdの頃のBLIND GUARDIANに近いのかな?Voがちょっと苦手なタイプ。上手い・ヘタじゃなくて声質的な問題ですが。疾走のスタイルがメロディを伴ったものでなくちょっと強引な気もしますが、そのパワーで押し切る姿勢は男臭くてヨイ。そしてさりげなく配されるピアノの調べが堪らなくヨイ!特に④“Dragon's Mist"の間奏部分での疾走しながらのピアノ・ソロはかなり悶絶。
個人的にはメロディが若干弱いのとVoが苦手なので絶賛には至らずも、疾走の仕方がかっこいいのでまあよしとしよう。次で化けそうな気もします。


MANTICORA - Darkness With Tales to Tell ★★ (2002-02-19 00:41:00)

うわっやはりKUZUさんもそう思いましたか!
じゃあ思い切って昨日書けなかったこと書いちゃいます。
「これってデスVoだったら超かっこいい疾走メロデスだったんぢゃ????」
失礼しました…


MASQUERADE - Masquerade ★★ (2001-11-24 18:04:00)

北欧の代名詞的なイメージのあるバンドです。TNTに近い音楽性で、ポップな曲からハードな曲までバラエティに富んだ楽曲が並びます。⑤“Ride With The Wind"なんてTNTの“Tonight I'm Falling"にあまりに雰囲気似てますが、(本家と比べるとサビのメロディが若干弱いのが惜しい!)コーラスワークがその他のバンドと比べると上手くて、聴きどころの多い1枚です。
このバンドのアルバムはこの1枚しか聴いたこと無いんですが、確か方向性変えてヘビー方向に走ったんですよね。今のご時世だからこそこの頃の音楽性でアルバム出してくれないかな。


MASTERPLAN ★★ (2003-01-26 12:20:00)

扱いはパーマネントメンバーです。
一度はマイケル・キスクが「全曲レコーディングで歌ってもいい」と言ったのに、パーマネントなメンバーを望んだバンドが、それが可能なVoを探してヨルンに行き着いたようです。実際ARK、MILLENIUMは脱退してますし…(残念!!)BEYOND TWILIGHTはあれこそプロジェクト的な匂いがしますけど、パーマネント扱いなんですか?
Vo候補がラッセル・アレン、マイケル・キスク、ヨルン・ランデだったなんて、何て贅沢な…。


MASTERPLAN - Masterplan ★★ (2003-01-25 22:15:00)

ズバリ!名盤でしょう!
このアルバムがその他大勢のメロディックスピードメタルと大きく差別化を図れているのは、
ヨルン・ランデがVoをとっている
という1点に尽きると思います。
これまでにも彼自身のソロアルバム、ARK、MILLENIUM、BEYOND TWILIGHT等でも聴けましたが、ここまで正統派のパワーメタル曲は歌っていませんでした。やはり凄い!っていうかヤバいっすね、この歌唱力は。
ローランド/ウリの作る曲も、かなり高品質であるものの、凡百のボーカリストがこれを歌っていたら、これほどまでの作品には仕上がらなかったハズです。それだけ、ヨルンの歌唱がこのアルバムを1ランク上に引っ張り上げてると思います。
HELLOWEENの「KEEPERS~」の2枚が素晴らしいのは、キスクのその後のHM界に多大な影響を与える結果となるほどインパクトのある素晴らしい歌唱と、キャッチーでスリリングな楽曲が奇跡的に出会ったことで生まれました。楽曲があれでもカイが歌ったらあんなに化けなかったろうし、逆にキスクが歌っても生きてくる楽曲じゃなければあれほどの作品にはならなかったはずです。
このMASTERPLANのデビュー作は、あの奇跡に限りなく近いポテンシャルを持つ1枚だと思います。このアルバムをキスクが丸々1枚全て歌う可能性もあったと思うと聴いてみたかった気もしますが、新たなカリスマVoヨルンをメインに据えてのこの布陣で聴けたことを良しとします。
キスクとヨルンのデュエット曲④“Heroes"は中々の曲ですけど、なんか中途半端な印象。あえてキスクを意識させる曲は必要無かったと思いますが…。


MEGADETH ★★ (2002-04-06 00:21:00)

demise of Megadeth is sad“MEGADETHの消滅は悲しいが…"というくだりがあるので、ムスティンが解散(=脱退?)について明確に言及している点は否めません。
正直言って最近のMEGADETHの音楽性にはあまり賛同できないんだけど、これまでの作品には敬意を表します。それに最新ライブ作の「RUDE AWAKENING」は視聴したかぎり、相当クオリティの高いライブアルバムだと思ったので、残念な限りです。
でも彼の文章を読む限り、前向きな印象をもったので、復活してくれることを信じて待ちましょう!


METAL CHURCH - The Dark ★★ (2001-10-20 02:59:00)

マイク・ハウのVoも個性的で嫌いじゃないですが、個人的にはデヴィッド・ウェインの方が好みです。このアルバムは彼らの作品中、最もHMの攻撃的な一面が強調された一枚だと思います。その緊張感にあふれた音の洪水の中でしっかりと主張できて説得力のあるVoは貴重だったと思います。音楽的にはスラッシュに近いとおもいますが、彼の声がMETAL CHURCHの正統派HMバンドとしてのアイデンティティになっていたと思います。


METALLICA - Kill 'em All ★★ (2001-08-04 23:28:00)

音質はさすがに悪いが、とにかく荒々しく、スピード感にあふれ、そして若さにあふれている作品。“Whiplash"はボクの中でスラッシュメタルの代名詞的な曲です。あんな単純なコードだけでここまで心というか血に響く曲が作れるっていうのが凄いです。
ビデオ「CLIFF'EM ALL」に収録されてるライヴ映像の中でジェイムズが、「最初はこのアルバムのタイトルは『METAL UP YOUR ASS』(お前のケツをメタル攻め)だったんだぁぁ~~~!!」と叫んでるのがちょー笑えました。うん、そのタイトルの方がインパクトあって好き(笑)。


METALLICA - Master of Puppets - Damage, Inc. ★★ (2001-07-12 01:16:12)

METALLICAで最も速く最も激しい曲ではないでしょうか。ボクにとっての“スラッシュメタル"とは、「ANGEL OF DEATH」、「WHIPLASH」とこの曲です。本当の意味でMETALLICAがスラッシュしてたのはこの曲が最後ではないでしょうか?(MASTER OF PUPPETSの最後の曲ということで)


METALLICA - Ride the Lightning ★★ (2001-08-04 23:21:00)

METALLICAで一番聴き込んだのは「MASTER~」です。一番好きなのも「MASTER~」です。でもこのアルバムもそれに近いくらい聴き込んだし、好きです。
「MASTER~」がある種の貫禄のようなものを感じさせる作品であるのと対照に、この作品からはまだアンダーグラウンドっぽい荒々しさや、勢いが音に現れてると思います。冒頭の2曲なんて今聴いてもブッ飛びます。
この頃と現在のバンドを比較するのはナンセンスなのでしませんが、METALLICAがまだメジャーでなかったからこそ作れた作品だと思います。今のMETALLICAからはバンドとしても人間としても余裕のようなものが感じられるので、こんなギリギリの緊張感を持った作品はもう作れないでしょう。


MICHAEL SCHENKER GROUP - The Michael Schenker Group - Lost Horizons ★★ (2002-07-02 00:05:42)

この曲は初期MSGの中では一番好きです。後期は…聴いてない(笑)
この曲を聴いて「泣きのギター」ってのがどういったものか知った気がします。メロディの持つ哀愁具合も最高。
ちなみにMEMENTO MORIというマニアックな北欧のダークメタルバンドがカバーしてますが、そっちも中々です。メサイア・マーコリンが歌ってマイク・ウェッドがG弾いてるので…(わかり難くて申し訳ない)


MILLENIUM - Angelfire ★★ (2001-09-11 00:55:00)

確かに隠れた(?)名盤ですね。
EYEWITNESSがいいバンドだったので当然期待して買いましたが、その期待を損ねることの無いすばらしい内容でした。イメージ的にはTENやTNTに近いかな?透明感のある美しいメロディを美声Voが丁寧に歌い上げている、っていう感じですかね。かといって普通のハードポップバンドではなく、適度なハードさも持ち合わせていて、その絶妙なバランスがたまんないですね。
3rdが昨年末頃、ヨルン・ランデが参加して話題になってましたが、個人的にはこの2ndの方が好きです。確かにヨルンと比較するとあそこまで幅広くないですが、決して音楽性を損ねることなく、というよりはむしろ楽曲の質を高めています。ヨルンとは若干タイプが違うので、比較すること自体が無意味かもしれませんね。
Voのトッド・プラントはどこに行ってしまったのでしょうか。彼ほどの実力の持ち主であれば、色んなバンドから声かかりそうだけどなー。


MILLENIUM - Hourglass ★★ (2002-02-10 03:01:00)

元々美しいメロディを絶妙のアレンジとトッド・プラントの上手いVo、テクニカルでメロディックなラルフ・サントーラのGで彩った極上のHRだったのに、Voがヨルン・ランデに変わってさらにバンドのメジャー感が増した気がします。前任のトッドも相当歌が上手い人だったのでどちらが気に入るかは好みの問題ですね。キレイよく伸びるにハイトーンが武器だったトッドと、どんな音域でも力強く歌い上げることの出来るヨルン…甲乙つけがたし。
①“The Power To Love"は爽快でパワフルなドライブ感に溢れた名曲。④“No More Miracles"は物悲しいメロディをポジティブに歌った名バラード。その他の曲も捨て曲は無しってところですかね。
ヨルン・ランデのVoに触れるなら本作からっていうのがヘンな先入観を持たずにいいんじゃないでしょうか。


MIND ODDYSEY - KEEP IT ALL TURNING ★★ (2001-09-11 01:03:00)

近作ではDREAM THEATERに影響されたかのようなテクニカルなHMをやっていますが、この頃はまだ疾走ピロピロHMをやってました。それにしてはGがかなりテクニカルだなーと思ってました。そうですね、初期ELEGYに雰囲気似てたかも。特徴的なVoの唄い方・声質からか、B級クサさが拭いきれず、っていう印象強いです。そんな中でも⑤“Fire In The Sky"なんて当時はガッツポーズものの疾走曲でしたが。今聴くとやっぱり少し足りないかな…。でもELEGYやLABYRINTHあたりが好きな人にはオススメです。中古CDショップで安く売ってたら試しに聴いてみてください。


MISHA CALVIN - Evolution ★★ (2001-07-14 04:47:00)

その昔輸入盤で「元サバスのトニー・マーティンが~」っていうメモが付いてただけで買ったCD。特にネオクラってわけじゃないけど、メロディアスで正統なHM。全10曲中Vo入りが8曲あり、そのうちの5曲がトニー・マーティンで、残りの3曲が現ELEGYのイアン・パリーが歌っているという豪華版です。この当時(92年くらいかな?)イアン・パリーって知らなかおったので、「なんじゃ、トニーよりもこっちのVoの方がウメェじゃねえか!!」っていううれしい誤算もありました。これをB!誌で藤木氏が「すげえ掘り出し物!」って書いてるのみて、「んだよ、オレの方が先にこいつら見つけたのに!」と意味の無い憤慨をした記憶があります。
…ここで確認のためB!誌の昔のレビュー読んだら、なんかほとんど同じこと書いてるね、これ。まあいいや、とにかく全曲ともクオリティは結構高いので、中古CDショップとかで安く売ってるの見つけたら買ってみるのもいいかも。損はしないと思います。


MOONSORROW - Voimasta ja kunniasta - KYLAN PAASSA ★★ (2004-06-13 10:09:10)

ダークで物悲しい民謡チックなメロディが撒き散らされながら疾走していきます。
哀愁を帯びながら、その実スゴい勇壮という、不思議な雰囲気です。北欧、フィンランドということで醸し出せるこの独特の雰囲気、かなりハマります。
ちなみに曲名のaの部分には全てウムラウト(?)がつきますが、表記出来ませんでした。念のため。


MYSTERY - BACKWARDS ★★ (2001-08-11 01:12:00)

元CROSSFIREや元OSTROGOTHという、その手のマニアが聴いたらヨダレ垂れそうな肩書きのメンバーによるバンドの2nd。なんと、プロデュースはHAREM SCAREMハリーとピートです。音もHAREM系のメロディアスなハードロックです。
これがいいんだなぁ。何がいいってとにかくメロディがいい。適度に湿り気があって、何とも日本人の心の琴線に触れてきます。Voの声質もまさにこの音楽性にぴったり。表現力があり、なんか聴いててホッと出来る声っす。
そうですね、夏の暑い中に車の窓を開けて、入ってくる蒸し暑くてまとわりつく風を感じながら大音量で聴くと気分出るかも(笑)アメリカンと違ってカラッとはしてないので。


NAPALM DEATH ★★ (2001-10-13 02:33:00)

You suffer,...but why?
NAPALM DEATHの曲の中で最速・最短・最笑の曲ですね。
この歌詞が聴き取れるかどうかで学生時代に無意味な激論をかわしたことあります。この頃の方がインパクトありましたねー。


NATION ★★ (2001-11-10 02:23:00)

おおおっっっ!!!21世紀になって1年が経とうとするこの時期にNATIONについて語ってくれる方がいらしゃったとは!
超名盤「WITHOUT REMORSE」とそれなりに名盤「CHASED BY TIME」の2枚のアルバムのみを残してその後音信不通になっていたNATION…。実はその主要メンバーが新たに組んだバンド(すみません、名前忘れました…)がレコーディングに入ったとかアルバムを出すとかの情報をどこかで聞きました。(誰から聞いたんだっけな?)確かベンド名が読めなかったので、辞書で調べたら、ギリシャ神話かなんかの神様の名前だった…ということのみ記憶してマス。中途半端な情報ですんません。
よく伸びるハイトーンをメインに味わい深い歌唱を聴かせてくれるVo、北欧テイストにあふれ、かつ適度なヘビーさ・疾走感を持ち合わせた多彩な楽曲群、そしてツボを押さえたフレーズをこれでもかと自在に弾きまくるG、シンフォニックというには足りないけど、大仰になり過ぎない装飾が心地良いアレンジなど、今聴いても全く色褪せないその音楽性は、スウェーデンのマイナーなバンドととして終わるにはもったいないくらいのメジャー感に溢れてました。
さすがに最近は忘れ気味でしたが、B!を買うたびにレビューにこのNATIONの名前を探したものです。最近出た「ABBA METAL」にその名を見つけて「オッ!」と思ったけど、既発の“Waterloo"だったし…。
最近HMを聴き始めた人には聞きなれないバンド名だと思いますが、今だからこそ聴いてもらいたいバンドですね。疾走曲に頼らなくても感動できる美がここにあります。全体のイメージが躁ですよね。
disk UNIONの中古売り場でたまにみかけます。見るたびに「ああ、このアルバムを売ってしまう人もいるんだな…」と妙に寂しく感じたりしてました。でも逆に見かけて激安で売られてたら間違いなく“買い!"ですよ!


NATION - Chased by Time ★★ (2001-11-10 02:32:00)

どうせなら1stのこちらもオススメしておきます。
超名曲“See Them Fall"級の一撃必殺のキラーチューンはありませんが、北欧独特の透明感にあふれた質の高い楽曲が多いです。HM的な要素は2nd「WITHOUT REMORSE」に比べるとややおとなしめですが、その分こちらの方が泣きの要素が多いです。⑤“Way Of Love"はVoラインの美しさは悶絶ものですよ。


NATION - Chased by Time - Way of Love ★★ (2001-11-10 02:37:57)

1st収録の哀愁と泣きのメロディが洪水のように押し寄せてくる曲。もの悲しい旋律を奏でるGと、そのメランコリックさに拍車をかけるようにドラマを演出する感情移入たっぷりのVo。こういった隠れた名曲は、隠されたままにしていてはイケナイ!
北欧の白夜とかオーロラとかのイメージのジャケットから想像する音楽性そのものな名曲。


NATION - Without Remorse ★★ (2002-01-14 23:46:00)

もうこれってば6年も前の作品なんですね。これがたとえ今リリースされたとしても全く古さは感じないハズ。2枚しかアルバム出していませんが、その2枚ともすばらしいアルバムです。
1stはどちらかというと北欧ならではの透明感・憂いのメロディに溢れた1枚でしたが、この2ndは透明感・哀愁の度合いはそのままに、HM的な要素を強めてきました。特に冒頭の超名曲①“See Them Fall"でいきなりKO!このメロディの洪水がそのまま疾走していくような曲は、そのインパクトたるや凄まじいものがありました。
そしてGのジョニー・ウリーンが奏でるフレーズの美しいこと!これはテクニックもそうですが、メロディセンスが良くないとここまで心を惹きつけるソロは弾けないでしょう。近年のイングウェイのGソロよりも感動できます。
近く、このジョニー・ウリーンが参加しているバンド、DIONYSUSがアルバムを出すみたいなので非常に期待してます!


NATION - Without Remorse - Dont Need to Come ★★ (2002-05-10 01:35:41)

うんうん、この曲もいいですよね!
“See Them Fall"が本格的様式美疾走曲だとしたら、この曲は北欧叙情疾走曲って感じですかね?(書いてて自分でもよくわかんなくなってきた)
とにかく明快でわかりやすいメロディが気持ちよく疾走していく曲ってことで◎!


NATION - Without Remorse - See Them Fall ★★★ (2001-07-10 03:19:34)

そうですね、この曲は学生の最後のころかなりヘビィローテーションしてました。このバンドのVo結構好きなんだよなあ。ありきたりなハイトーンだけじゃなくて艶があるっていうか。Gもかなりテクがありますよね。B!誌・藤木氏の今年の展望にも何回か登場してましたが音沙汰無いですね…。


NEMESIS ★★ (2003-10-04 23:53:00)

うーん、比較に出しちゃうと失礼かもしれないけど、大人気(?)のDRAGONFORCEよりも断然こっちの方が好きなんですよね。
具体的にどこが?って言われると難しいんですけど、こちらの方がアレンジが凝ってたり、Voが特徴的だったりするところなんです。後は疾走とパワーのバランスがいいところかな。
マニアックなバンドですが、DRAGONFORCE、DRAGONLAND、HEAVENLY等が気に入った人なら聴いてみて比べてみるのも面白いですよ。
よく見たらバンドのロゴの端に“CZ"(チェコ)の表記が…。愛国心があってなんかいいですね。


NEMESIS - Goddess of Revenge ★★ (2003-10-04 15:00:00)

珍しくチェコ出身のメロディックスピードメタルバンド。
夏前にHeavenの宣伝文句とジャケットにつられて購入したんですが、どうやらHot Rockin'から日本盤が出るようなので、オススメしておきます。
音楽的にはDRAGONLANDやDRAGONFORCEなんかと同じような感じの、いわゆる“疾走クサメタル"ってヤツですね。玉石混合のこの手のバンドの中で玉と石の境界って非常にわかりづらいんですが、このバンドは“買い"じゃないかな、と思います。
音質は正にB級でショボいけど、メロディの質やアレンジの仕方なんかはA級と言っても過言ではないでしょう。何よりKeyの使い方が上手くて、ピアノの音の入れ方とかが絶妙です。Voも線は細いながら音域は広いし、哀愁がかった声質も個性的でいいと思います。絶賛は出来ないですけどね。
プロダクションさえ良ければ次作で大化けしそうです。上記バンドの好きな方なら聴いて損はしないですよ。


NEMESIS - Goddess of Revenge - Heaven's Fall ★★ (2003-10-04 15:09:57)

アルバムのハイライトとともいうべき疾走曲。
イントロからとにかく全パートが豪華に疾走していくんですが、それがサビで弾けるように明るいメロディに展開していくところが素晴らしい。
この明快な感じはHEAVENLYの“Still Believe"に通じるモノがありますね。


NEMESIS - Goddess of Revenge - Queen of Fate ★★ (2003-10-04 15:04:41)

とにかくAメロでGとKeyが裏で強烈に疾走して行くところがかっこいいですね。
サビが弱い(っていうかどこがサビかわかりづらい)のちょっと残念。


NIGHTWISH ★★ (2001-11-18 04:53:00)

最近、彼らのオフィシャルHPを見ていたら、ベーシストが脱退して、しばらくはマルコ・ヒエタラ(元TALOT~現SINERGY)が加入するみたいです。実はTALOTでの彼のディオ風の見事な歌唱すごい好きだったので、NIGHTWISHであのターニャ嬢の極上ソプラノボイスと絡むところを想像するだけで堪らないです。あーライブを見てみたい!!


NIGHTWISH ★★ (2003-07-23 03:47:00)


NIGHTWISHを観に行くために、8/2のSWEDENでのフェスティバル“GATES OF METAL"のチケットを入手して準備してたのに、仕事で泣く泣くキャンセル…。
こうなったら日本に来なくても意地でも観に行ってやる!


NIGHTWISH - Angels Fall First ★★ (2001-08-03 00:52:00)

かのNIGHTWISHの1st。
2nd以降と比べるとやはり若干質が落ちるかな、と言う点は否めません。
が、ここでもターニャ嬢の美しいオペラティックな歌唱は十分フューチャーされていて、その手の好きな人にはアピールすると思います。2nd以降のパワーメタル然としたアグレッションはまだ前面に出てなく、曲調はどちらかというとシンフォニックなゴシックメタルといった趣です。何曲かで出てくる男性Voはかなりガックリきます。弱々しくて全くターニャ嬢に対抗出来ておりません。この路線で続けてたらブレイクしなかったかも。
でもこれはこれで結構好きです。


NIGHTWISH - Century Child ★★ (2002-06-30 02:49:00)

「大人になった」「落ち着いた」という評価は、誉め言葉にもなるし、その逆である場合もある。彼らの場合はどっちだろうか…?
2nd「OCEANBORN」は個人的にほぼ理想に近い音楽性でした。クラシカルさ、シンフォニックさ、ダークでミステリアスな曲調、素晴らしいとしか言い様の無いターヤのソプラノVoが、見事に高い次元のHM的な緊張感のなかで結びついていました。3rdの「WISHMASTAER」も同様の路線で彼らの実力を再確認させてくれました。そして4thにあたるこの「CENTURY CHILD」ですが、基本的な路線は変わらずですが、いくつか変化はあります。まず一つは、歌唱力抜群のBプレイヤーマルコ・ヒエタラの加入。これまでの中途半端なデス声でなく、正統派である意味男声オペラティックでもあるマルコにVoパートを振り分けることにより、楽曲の幅がかなり広がったと思います。ただ、マルコのVoってもっと野太いディオ系の歌唱だと思ってたけどちょっと違ってた…。そしてもう一つはターヤのVoの表現法に以前よりも表情が出てきたこと。ソプラノ一本槍の歌唱から、緩急織り交ぜた歌唱を交えることにより、楽曲の表情がより明確になってきたと思います。
2nd~3rd、3rd~4thへと作を重ねる毎に少しずつ作風をマイルドにしていってますが、2ndと4thを比べると差は歴然です。2ndの頃にあった、ピーンと張り詰めたHM的な緊張感の高さは姿を消し、ミドルテンポ中心のより“聴かせる"タイプの楽曲が多くなっています。中には⑨“オペラ座の怪人"のようなミュージカルとも言える曲もあり、より幅広い層に受け入れられる音楽性になってきたと思います。個人的にはこの音楽性だけでオールOKなんですが、もっと攻撃的で畳み掛けるような曲が何曲か欲しかった気はしますね。
このアルバムに伴うツアー後しばらく活動を休止するそうですが、その休止期間が彼らに与える影響がこれ以上“落ち着く"方向でないことを期待します。
“大人のNIGHTWISH"、とくとご賞味あれ。


NIGHTWISH - Oceanborn ★★ (2001-07-28 16:19:00)

ある意味理想の音楽をやってくれているのがこのNIGHTWISH。
このアルバム聴いたのが現時点での最後の衝撃だと思います。
これでもかと煽情的なフレーズが次から次へと続き、気が付くとあっと言う間に最後まで聞き通してしまいます。マジで棄て曲無し!それは最近珍しい。買ってきたCDからお気に入りの曲だけMDに抜いて聴くことが多いですが、このCDはしばらくステレオの中に入りっぱなしでした。
それとやっぱりターニャ嬢のVoが好き。オペラティックっていうよりほとんどオペラですな。元々そちら出身らしいし。容姿はなんとも微妙ですが(笑)
ヘビーでメロディカルでクラシカルな楽曲にオペラのソプラノが乗る。それはこれまでありそうで無かったボクの理想でした。
聴いてない人いたらマジで聴いてください。
このアルバムは言葉を選んで書こうと思って先送りにしてたんですけど、書いてみたらすごいありきたりな文章になりました。
邪道な言い方ですが、全曲オススメです。


NIGHTWISH - Oceanborn - Devil & the Deep Dark Ocean ★★ (2001-10-18 01:35:47)

2nd収録の曲では最もお気に入りです。アグレッシブなイントロに導かれて疾走する楽器パートの演奏も完璧!それに続くディープな男声とターニャの美しいオペラティック・ソプラノの対比がまた美しいです。凡百の男女混声バンドとは一線を画す仕上がりになってます。
ターニャ嬢のこの曲でのVoを聴いていると、本格的な声楽の受けた歌唱の多様さ・奥の深さを感じます。声の持ってるポテンシャルだけではここまで魅力的に聴かせるのは至難の技でしょう。それだけのメロディを作っているツォーマスも賞賛に値しますね。


NIGHTWISH - Once ★★ (2004-06-24 19:31:00)

フランスのCDショップに山積みにされていました。ヨーロッパでのこのバンドへの注目度の高さを再認識させられました。
前作までの流れから、ますますMetalからは遠のいていってしまうかと思いきや、逆にアグレッシブになったかのような内容にホント圧倒されました。冒頭の"Dark Chest Of Wonders"のイントロのリフが流れてきた瞬間にもうガツンとやられました。
中にはデジタルビートを導入したような曲もあり、EVANESCENCEあたりを想起させられる曲調もありますが、どんな曲をやってもNIGHTWISH印になってしまうようなオリジナリティを確立させたと思います。
益々バンドとしての格があがってきたNIGHTWISH、来日公演はまだ実現しないんですかね…。


NIGHTWISH - Wishmaster ★★ (2001-07-28 16:25:00)

引き続いて3rdのこちらもオススメです。
ただし2ndとの音楽的な差異はほとんどないので、次も同じ路線だとマンネリになってしまわないかだけが不安。それ以外に心配ごとはありません。とりあえずこの2枚だけですがホント聴いてて飽きない至高の2枚です。


NIGHTWISH - Wishmaster - The Kinslayer ★★★ (2001-08-06 22:40:29)

NIGHTWISHの中で最も好きな曲。
荘厳でアグレッシヴなイントロに始まり、ターニャ嬢の珍しく攻撃的でパーカッシヴなVoが印象的です。あのオペラヴォイスはキレイにメロディをなぞるだけでなく、こういう効果的な使い方もあったのね。


NOCTURNAL RITES - Afterlife ★★ (2002-07-31 15:34:00)

世間では「THE SACRED TALISMAN」が最高傑作とされ、本作「AFTERLIFE」は路線変更した駄作との批評が多い(そんなことないかな?)NOCTURNAL RITES。個人的にはこの路線大歓迎。
3rdまでのクサいメロディが乱舞する疾走スタイルの楽曲から一転、攻撃性と重さが増した作りになってます。この楽曲に前任のVoじゃ合わなかったと思うけど、力強く少しハスキーな声質の新Voはこの方向性にはぴったりでバンドとしては着実に進歩した作品じゃないかなー。
「モダン」で「重さ」が付加されると拒絶反応を起こされるバンドって多いけど、この場合って結構理想的な路線変更だと思う。そのバンドの持っていた良さを損なうことなく、新しい魅力を加味出来たと言うことで。個人的にはJUDAS PRIESTが復活後2作で失敗している要素に関して上手くいけた一例じゃないかなーと思ってます。
「SHADOWLAND」は発売延期されたので輸入盤で買っちゃおうかなー。


NOCTURNAL RITES - Shadowland ★★ (2002-09-13 19:55:00)

Voが交代して2作目、トータルでは5枚目のアルバム。
3rd「SACRED TALISMAN」の評価が高いですが、個人的なあのアルバムの評価は、言葉は悪いけど「限りなく質の高いB級メタル」です。クサいメロディが乱舞していますが、どーにもこーにも煮え切らないメロディが多くて、垢抜けきらなかったんですよ。それが前作「AFTERLIFE」から、煮え切らなかったメロディをギュッと煮詰めて濃度を濃くした結果、ついに本作でこれまで越えられなかった一線を越えた気がします。
前作の①“Afterlife"のように即効性の高い曲が前半になかったため、実は最初拍子抜けしていましたが、聴き込むにつれ後半の疾走曲の充実度にKOされました。やはりVoのジョニー・リンクドヴィスト(読み方自信無し)のハスキーで力強い歌声は魅力的!
ただ「クサメロ満載のNOCTURNAL RITES」としての個性は失われてしまったかもしれない…。高品質なメロディック・パワーメタルではあるけれど、より普遍的な音楽性になっちゃいましたね。バンドとしての格、アルバムのクオリティを上げるために個性が犠牲になってしまったのは仕方の無いことなのか…。
⑦“Vengence"はメジャー感・疾走感に溢れる名曲です。もっと前半に持ってくればよかったのに…。


NOCTURNAL RITES - The Sacred Talisman - Ride On ★★ (2002-06-29 01:44:15)

イマイチ煮え切らない声質ながら、その疾走感とメロディのクサクサ加減が堪らないNOCTURNAL RITES。彼らの作品で最もクサメタル度が高い3rdの中で、個人的には最もクサ疾走タイプなのがこの曲。
この哀愁漂いながら疾走していく様はまさに悶絶。


NORTHER - Dreams of Endless War - Victorious One ★★ (2002-05-17 23:59:58)

個人的にはアルバムで一番好きな曲です。
勇壮に疾走する楽曲と反比例するかのように哀愁たっぷりの歌メロが乗ってきます。その哀愁が吐き捨て型のデスVoで表現されてるのが美醜の対比となっていい感じっす。
それとメインリフの裏で泣いてるGのフレーズがたまらなくカッコイイです。デス名曲にエントリー!!


NOVEMBRE - Novembrine Waltz ★★ (2001-11-04 00:12:00)

秋を思わせる美しいアートワークに魅かれて購入してしまいました。(つまりジャケ買い)しかし、内容もまさにその美しいイメージそのもののゴシックでした。
同時期に購入したTRISTANIA「World Of Glass」と比較すると(すいません、ゴシックっていう以外の共通点ないんですが)あそこまで宗教の香りはしません。もっとシンプルというか、淡白なイメージです。ただしこちらはメインVoが男声なので、それなりの重々しさはありますがディープな暗黒世界ではないです。あくまでも耽美的な深みをもった楽曲を、低めだけど濁っていない男性Voが時にはうなるような咆哮も織り交ぜつつ歌い上げていきます。音像はそれなりに重いけど聴き終わった後の印象が意外にさわやかです。ただし全9曲中、5分台が1曲、6分台が5曲、7分以上が3曲と聴きごたえはありますね。
そんな楽曲のなかにあってケイト・ブッシュのカバー⑤“Cloudbusting"がめっちゃ自然に溶け込んでます。この曲はVoも女性です。
まさに秋にぴったりの1枚。そうか、秋の夜にゴシック・メタルっていうのは結構合うのかも…。


OBTAINED ENSLAVEMENT - Soulblight ★★ (2003-05-08 18:05:00)

以前某店内で掛かっていて、アルバム名だけメモっといてアーティスト名がわからなかったんですが、つい先日同じ某店にて発見。ロゴだけ見てもバンド名読めないっちゅーの。
内容は一言で言うならシンフォブラックです。Keyが作り出す宗教がかった荘厳な雰囲気はかなり好き。メロディも哀愁漂いまくりで、このジャンルにしては聴きやすい部類の音だと思います。シンフォニックなだけでなく、しっかりブラストもキメてくれてます。
音質はお世辞にも良いとは言えないけど、作品の根本を壊すまでには酷くないので、まあ耐えられます。
CRADLE OF FILTHよりはDIMMU BORGIR、DIMMU BORGIRよりはCOVENANTやARCTURUS等に近い音楽性です。
ある程度聴き手を選ぶような音楽性ですが、興味のある方は見かけたら手にとってみて下さい。まあ、めったに見かけないと思いますけど(笑)


OMEN - Warning of Danger ★★ (2003-09-23 08:53:00)

いつの間にか渋いアルバムが登録されてる!
ANNIHILATORの2ndで歌っていたコバーン・ファーに惹かれて、彼が以前歌っていたというOMENを探しまくり、確か当時全世界的に廃盤・未CD化だったはずなのに中古屋で見つけて、エラい値段出して買った記憶があります。
Voのスタイルが期待していたモノじゃなかったので落胆した記憶がありますが、改めて聴くと男クサく、渋いメタルですねー。今の時代には古臭いかもしれないけど、80年代の良かった部分を感じられる1枚。


ONSLAUGHT - In Search of Sanity ★★ (2001-10-14 03:12:00)

何故このバンドにスティーブ・グリメットが加入したのかはわかりませんが、上手いVoプラススラッシュメタルという不思議な足し算がいい方に転んだ好例だと思います。タイトル曲などはかっちょいいパワーメタル曲だと思います。ただアルバムを通して聴くと曲の質にバラ付きがあって、特に後半はダレます。1曲1曲が長いのも飽きさせる要因かも…。あいかわらずスティーブのVoはすばらしいので、彼のファンなら一聴の価値アリ。


ONSLAUGHT - The Force ★★ (2002-09-22 12:30:00)

次作「IN SEARCH OF SANITY」でVoにスティーブ・グリメットが参加したことで注目されたこのバンドですが、実はこちらもなかなかの内容でした。Voはサイ・キーラーですが、この吐き捨て型のVoがスラッシュ然としていていい
発表された86年といえば、「MASTER OF PUPPETS」と同じ年であり、まさにスラッシュの王道のようなサウンドが聴けます。さすがに今聴くと音質は厳しいものがありますが、ザクザクゴリゴリしたリフは、スラッシュ好きにはかなり響くと思います。当時としては珍しく、英国のスラッシュバンドというのが一つの売りだったと思います。ま、ブリティッシュの薫りは全くありませんが(笑)


ORPHANED LAND - Mabool: The Story of the Three Sons of Seven ★★ (2004-06-15 18:32:00)

多様な民俗音楽的エッセンスを盛り込んだデス(ゴシック?)メタル。
これまでにあまり聴いたことの無いタイプの音楽性ですね。非常にエスニックな雰囲気を持っていますが、いわゆるアラビア音階ではなくどちらかというとインド風というか、東アジア的な香りがします。
上でkamikoさんも書いてますが、ピアノやアコギといった電気を通さない楽器が効果的に使われていて良い感じです。個人的には要所で差し込まれる女声がタマラナイっすね。特に④“A'salk"のようなアジア民謡っぽい歌い方なんか他のメタル系バンドでは味わえない気がします。
デスVoとクリーンVoが混在し、曲の作りも複雑なこのバンド、ジャンル分けは難しいですが、ある種のプログレとい言ってもいいのかも。


OZZY OSBOURNE ★★ (2001-10-06 03:15:00)

オジーの思い出はなんと言ってもザック在籍時の武道館公演。これで現役引退、っていう触れ込みだったので、金のない学生の時に相当無理して2日間見に行ってすげー感動したのにあっさり復活しやがってーって感じです(笑)
高校生時代に「BEST OF OZZ」っていうランディ時代とジェイク時代の曲が交互に入ったアルバムを聴いて一気にはまりました。そしてその当時の最新作だった「NO REST FOR THE WICKED」で完全にザックのGの魅力にはまりました。どうしてこうも次々とすばらしいギタリストが彼のもとに集まるのでしょうか。それぞれのスタイルは全く異なるのに、やはりあのオジーの稀有な声が唄うと馴染んでしまうところがスゴイ。
ランディ時代の美しい曲も華のあったジェイクの曲も好きですが、個人的には「NO MORE TEARS」が好きですね。ザック特有の引きずるようなリフでなく、あえてメロディをきれいに聴かせてくれるようなGワークがツボにはまりました。
当てつけってわけじゃないですが、これ以降の作品は聴いてません。ジョー・ホームズって評判そんなに良くなかったし。(っていうか唯一カリスマ性を持ち合わせてなかったGでしたね)まあ、オジーの場合は現役でやっててくれること自体が奇跡みたいなもんだから、もしまたザック連れて来日するんなら見に行きたいなぁ。ザックの低いポジションで股おっぴろげてギター弾く姿はカッコよくて今でも鮮明に残ってます。


OZZY OSBOURNE - Bark at the Moon - Centre of Eternity ★★★ (2001-07-09 14:04:50)

OZZYの中ではDIARY OF MADMANと並んで好きな曲です。SEはこうして使うべし!すべての要素がこの曲をドラマティックに仕上げてる。


OZZY OSBOURNE - Diary of a Madman - Diary of a Madman ★★★ (2001-07-09 14:07:50)

後半にウラで美しいメロディをさりげなくストリングス(ヴァイオリンかな?)が奏でていく…。ハト食ってる人がこんな曲歌ってるとは…と、後追いながら思いました。名曲。


PAVLOV'S DOG - Pampered Menial ★★ (2004-06-15 21:20:00)

このバンドのアルバムはこれしか聴いたことないんですが、Voのデヴィッド・サーカンプの特徴的な声は一度聴いたら忘れることは出来ません。甲高く、細かく震えるような声質はホント個性的です。特にファルセットで叫ばれると鳥肌たちます。ホントに。
曲調は上で皆さんが書かれている通り、叙情的でややプログレッシヴです。泣きのメロディたっぷりで、深遠なイメージのジャケット共々非常に絵画的な1枚に感じました。


PHANTOM - Cyberchrist ★★ (2003-09-27 01:18:00)

PHANTOM、懐かしー!と思って何故か今聴いてます。
最近こういう音出すバンドいないですよね。正に正統派パワーメタル。
重厚なリフに金属的なハイトーンスクリームが乗るといういわばお約束のスタイルながら、楽曲はどれも高品質でした。突き抜けた1曲が欲しかったなぁ。
ジャケットがJUDASを意識したとしか思えない奇妙な半機械獣人でちょっと笑える。


PINK CREAM 69 ★★ (2002-09-26 16:51:00)

個人的には未だに「アンディ・デリスのバンド」としてのイメージの強いPC69。
すでにデヴィッド・リードマンで出したアルバム数の方が多くなっているのに。
これも個人的意見の域を出ないが、歌唱力だけで比べれば明らかにアンディよりデヴィッドの方が上である。声域、表現力、文句なしだ。
なのに未だに残るアンディの印象。それはアンディ・デリスというボーカリストの唯一無二の声の個性ゆえである。それだけに、彼がHELLOWEENに加入してそれまでに無かったようなメタリックな歌唱を披露しようと、それは「アグレッシブなPC69」に聴こえてしまうのだ。
こんな話はするだけ無駄とは思うけど、HELLOWEENがPC69から旧友のアンディを引き抜くようなことをせずに、当時無名の名Vo、デヴィッド・リードマンを発掘していたとしたら…HM史は変わっていたかもしれない。そんなことを“Gone Again"を聴きながら考えてしまう秋の一日でした…。


PINK CREAM 69 - Electrified - Gone Again ★★ (2002-09-26 16:40:15)

心温まるピアノの旋律をバックに歌われるバラード。
H・Wさんも書いているようにデヴィッド・リードマンは本当に上手い。恥ずかしながらそのことに気付いたのはADAGIOの「SANCTUS IGNIS」を聴いた時だったけど。
安易にマイナーキーに逃げず、ポップで耳残りのいいメロディがとても心地よい。心が洗われるような1曲。


PINK CREAM 69 - One Size Fits All - Ballerina ★★★ (2001-07-11 22:55:45)

PC69の、というよりアンディ・デリスのBESTがこの曲だと思う。彼にはちょっと湿っててまとわりつくようなメロディを切々と歌い上げてもらった方が魅力が増すと思うんだよなあ。
現HELLOWEENのファンの方の神経を逆撫でするかもしれないけど、ボクにとってのアンディ加入後のHELLOWEENは“疾走するPC69"でしかないんです。それくらいPC69でのアンディのVoはインパクトがあったし、楽曲とすごいマッチしてたと思う。現HELLOWEEN、現PC69ともいいアルバムを出していると思うけど、ボク個人としてはアンディはPC69に戻ってこの頃のような曲を歌ってくれた方が魅力的なんだけどなぁ。なんかHELLOWEENでのアンディって無理してるイメージが払拭できない…。


POWER QUEST - Wings of Forever ★★ (2003-04-09 23:15:00)

いや、驚きました。まだまだ未知数のバンドが隠れているもんですねー。
こんな明快で高品質なメロディックスピードメタルがUKから出てくるとは…。と思ったらVoはARTHEMISの人なのね。でもこんなに上手い人でしたっけ?(失礼!)
系統としてはSONATA ARCTICAとかがかなり近いですね。っていうか、もしSONATAの「ECLIPTICA」よりも先に出ていたらこのバンドが時代の旗手になっていたかも!?っていうのは気のせいかな(笑)
確かに音のツメは甘いですね。ドラムがやたらにパタパタして軽く聴こえるし。
上で皆さん全員が挙げられているDRAGONFORCE、聴いたことないんだけど、同系統で高品質ならちょっと聴いてみようかな。先日のSONATAのライブに行ってからこの手の楽曲に弱くなってるかも(笑)