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DEATH - Individual Thought Patterns - In Human Form (2001-08-24 03:18:20)

スラッシュ・メタルの美しさの一つの完成形だと思います。複雑な展開を一分の隙も無くこなす演奏陣はホント圧巻です。アンディ・ラ・ロック、ジーン・ホグラン、スティーヴ・ディジョルジオにチャック・シュルディナー。この4人の達人に畏敬の念を捧げます。
チャックにはちゃんと病気を克服して前線復帰してもらいたいものです。


DEATH ANGEL ★★ (2004-06-15 21:44:00)

復活記念書き込み。
スラッシュメタル全盛時代にも異彩を放っていた孤高の存在だったDEATH ANGEL。新譜はまだ聴いてないけど、かなり高評価なようで、聴くのが楽しみです。
9月のTESTAMENT、OVERKILLとの来日も非常に楽しみです。まさかDEATH ANGELを観れる日が来るとは想像も出来ませんでした。


DEATH ANGEL - Act III ★★ (2001-07-11 23:06:00)

大学生になったばかりの頃、毎日通学の電車の中で聴いていたアルバム。スラッシュにしては歌えるVoだな~っって程度の印象しかないバンドでしたが、このアルバムで一気に曲にバリエーションが増え、“歌えるスラッシュ"から“カッコイイHMバンド"へと転身をとげました。その後のツアーでのバス事故と、ORGANIZATIONとバンド名を変えてからの凋落ぶりは見てて悲しいものがありました。散り際のはかなく美しいアルバムでした。


DEATH ANGEL - Act III - Veil of Deception ★★ (2003-05-08 17:32:12)

DEATH ANGELの新機軸となるはずだった「ACTⅢ」収録のこの曲、90年当時かなり聴きまくりの1曲でした。
アコギの調べと朴訥とした語り調のVo、そして後半の転調と、それまでのスラッシュ路線とは一線を画す曲でした。
いや~今聴いてもいいな、これ。


DEATH ANGEL - The Art of Dying ★★ (2004-07-04 11:29:00)

これは間違いなくDEATH ANGEL!
ちょっとひねくれたリフも独特の歌い回しも以前のままのDEATH ANGELそのものです。さすがに現代的な要素も入っていますが、先入観無しで聴いても一発でDEATH ANGELとわかる個性はそのままです。
13年前の前作「ACTⅢ」はそれこそ何十回も繰り返して聴いた思い入れのある作品だったので自分の中でかなり美化されてますが、その次にくるアルバムとして非常に納得のいく1枚です。
こういうまさに「スラッシュ」然した作品が現在どう評価されるのかはわかりませんが、かつてのスラッシュ全盛期にハマりまくったオールドスラッシャーとしては彼らのこの帰還はうれしい限りです。
これは9月のLiveが楽しみだ!


DEATH ANGEL - The Ultra-Violence ★★ (2002-08-25 03:50:00)

87年発表の彼らの1st。
なんつっても1曲目が“Thrashers"ですからねー。非常にテクニカルでスリリングな演奏を聴かせてくれますが、今改めてきくとやっぱり音質がかなりキツいかな…。当時いっぱいいたB級スラッシュとは音質は同レベルでも曲展開の巧みさ・演奏技術の確かさで一歩抜き出ていたように思います。(初めて聴いたのは3rd「ACTⅢ」より後でしたが)
圧巻は10分を超えるタイトル曲⑤“The Ultra-Violence"。この長さでインストですからね。でも途中でダレずに長さを感じさせずに聴かせてしまうから大したものです。


DEATH ANGEL - The Ultra-Violence - The Ultra-Violence ★★ (2002-08-25 03:54:52)

10分を超えるスラッシュ・インスト。このハイテンションをこの時間維持出来てるのがすごい!このまま歴史に埋もれて消えていってしまうには惜しい曲だと思うのでここに残しておきます。


DEEP PURPLE ★★ (2003-04-25 16:17:00)

横レスですが、CM業界に携わる者としてちょい補足を。
TV-CMであるアーティストの楽曲を使用する際には様々なコストが発生します。
カバー曲であればその曲を使用するためには楽曲使用料を支払う義務が生じます。
従って、使用側(今回はグ○コ)がこの使用料を支払わずに(つまりはアーティストサイドに無断で)“Smoke On The Water"を使用している場合は法律違反ということになります。
きちんとした手続きを踏んでいる場合は、アーティストサイド(これはアーティストサイドだったり所属事務所だったり様々ですが)にCMの企画内容なり使用意図なりを説明するはずです。
今回の場合も「アーティストを冒涜している!」という批判をよく聞きますが、ちゃんと手続きを踏んでいると仮定するならDEEP PURPLE側の了承を得ている、ということです。そうなるとこの曲を使用した企業(この場合はCMを担当した代理店も含む)だけを責めるのは筋違いだと思いますよ。理由がジャパンマネー(笑)だったかどうかは別にして、あの企画での楽曲使用にGOサインを出したバンド側にも責任があるハズです。
ちなみにカバーでなく原曲を使用する場合は、上記の楽曲使用料の他に莫大な原版使用料がかかり、有名曲であればあるほど、原曲を使うにはお金がかかります。(某自動車メーカーの“愛しのレイラ"なんていくらかかっていることやら…)
まあ個人的にはあのフレーズを聞いたことによって、少しでもDEEP PURPLEの音に触れる人が増えるんならそれでいい気がしますが。音楽の入り方なんて人それぞれだし、それに良いも悪いもないと思いますが。
とは言っても、あの「♪プップップー」じゃそれも望むべくも無いかも…。


DEEP PURPLE ★★ (2003-04-26 08:57:00)

蛇足ですが…
CM制作サイドは、ロックファンのことなんて考えてないと思いますよ。
受け取り方がどうであれ(肯定的であれ否定的であれ)ここまで皆さんが興味を持たれた時点でCMとしては成功だと思います。ここでいう成功とは、広告効果として商品が売れる、ということでなく、CM(商品)認知度が高まる、ということで。
それこそ企業の思うツボです。DEEP PURPLEの曲を使う意図?“有名な曲で耳に残りやすいフレーズだから使った"っていう以外に無いような気がします。


DEPARTURE - DEPARTURE - THE WAY YOU SHOW YOUR LOVE ★★ (2003-04-05 01:59:35)

いやー美しいメロディです。
それをこの哀愁に満ち溢れた歌声で歌われた日には、もう涙だだ漏れです。
特にサビのメロディの悶絶度はかなり高いです。
名バラードに認定!


DESTRUCTION - The Antichrist ★★ (2001-11-09 01:07:00)

久しぶりに聴きました、DESTRUCTION。
昔はちょっとキツイな~って思ってたシュミーアのVoも、以前よりアグレッションが増してるにも関わらず、全然オッケー。うーん、デス声の慣れってコワい…。
内容はあくまでもスラッシュ!ここまでアグレッシブにリフを叩きつけられるとホント気持ちいいわー。そしてこのダミ声!しかもタイトル「THE ANTI CHRIST」ですよ!?古き良き時代のスラッシュメタルが現代のいい音で聴けることの嬉しさが実感出来る1枚。
それにしてもこの人たち、いまだにガンベルト巻いてるのね…。


DESTRUCTION - The Antichrist - Thrash 'til Death ★★ (2002-09-25 12:00:36)

「死ぬまでスラッシュ」!!
まさにタイトル通り!もはや何も語るまい…。頭がもげるまで振ってください。


DGM - Dreamland ★★ (2001-11-14 10:47:00)

前作「WINGS OF TIME」とはVoが違うため、かなり変わった印象があります。新Voティッタ・タニは、前任者の線の細めのハイトーンとは異なり、熱く力強い歌唱を聴かせてくれて、その分楽曲のテンションが上がったと思います。前の人もヘタな人じゃ無かったけど、このVoチェンジはプラスになったかも。
楽曲はそんなに複雑な作りではないけど趣がプログレ・メタル風(なんじゃそりゃ?)な気がします。先日NEWアルバムを出したPOVERTY'S NO CRIMEやVANDEN PLUSに近い音楽性だと思いますが、それにしちゃあGがやたらネオクラ・フレーズをキメてくれるし、バロック調なアレンジをさりげなく付け加えるKeyが、バンドをありがちなプログレ・メタルでなく様式プログレとでもいうべき方向に向かわせてる気がします。しいて言えばSYMPHONY Xに近いのかな?特に⑤“Reason To Live"は曲の持つ緊張感とそのHM的なアプローチが似ていると思います。
そう、「ネオクラ化したDREAM THEATER」というと誉めすぎだから、「初期ATHENA化したSYMPHONY X」っていうと誉めてんだかなんだかわからないですね(笑)いや、かなりかっこいいですよ。


DIO - Holy Diver - Rainbow in the Dark ★★ (2002-05-16 22:13:43)

冒頭のシンセの入りもよし、キャッチーで分かりやすいメロディもよし。ディオが歌いさえすればそこには名曲が生まれたんです。この頃は…(泣)


DIO - The Last in Line - We Rock ★★★ (2001-08-02 21:01:43)

この曲を聴いても血がたぎらないのなら、あなたはメタラー失格です(笑)と言ってしまいたくなるほどの名曲です。
とにかくロニーの歌唱がすばらしい。
またこの路線でやってくれ~~~~!!!!


DIONYSUS ★★ (2003-05-19 17:23:00)

ジョニー絡みのバンド(NATION、DIONYSUS)になるとDUSTY-TRAILさんが登場しますね。それとSTORMWINDのところでも発言されていらっしゃるようなので、ちょっと書いてみます。
このDIONYSUSとSTORMWIND、北欧のバンドという以外に関係は無いのかもしれませんが、個人的には非常に繋がる2バンドなのです。それは、
「世界一好きなヴォーカリスト(トマス・ヴィクストロム)、世界一好きなギタリスト(ジョニー・ウリーン)がそれぞれ在籍するバンドなのに、それぞれが別の要素(G、Vo)において決め手に欠けるため、最高!とは言えない」
という悲しい点です。
正直な気持ちを言えば、どちらのバンドも評価は出来るんですが、どうしても絶賛に致りません。このまま両バンドとも中途半端で終わるなら、いっそ合併してお互いの弱点を補完し合って欲しい!と切に願ってしまうのです。でもやはり音楽的イニシアティヴはジョニーが持ってて欲しいので、トマスがDIONYSUSに加入する方がなお可(笑)
と、単なるバカなファンの1願望でしかないのですが、実現したらそれはそれは素晴らしい曲が出来上がりそうなのに…。
最近DIONYSUSのHP覗いてなかったので(っていうか一時閉鎖されてませんでた?)その“Paradise Land"なる曲、未聴です。それを聴いて次作に夢を馳せることにします。


DIONYSUS - Sign of Truth ★★ (2003-04-08 23:32:00)

DIONYSUS…このバンドのアルバム、新譜感想に書いただけで満足しちゃってたな…。
北欧メタルの権化、NATIONの元Gであり、個人的には最も神に近いネオクラシカルの体現者(笑)であるジョニー・ウリーンの新バンドです。「WITHOUT REMORSE」以来、約8年振りの音源、発売の1年以上前から期待して待っていました。
メンツ的にも豪勢ですよね。元SINERGYのDr、STORMWINDのKey、同じく元NATIONのB、それにVoがルカ・トゥルッリのソロでも歌っているオラフ・ヘイヤー。ある意味スーパーバンドと言っても良いかも。
ジョニーのバンドと聞いて真っ先に期待したのは、やはりNATIONのような北欧的透明感とネオクラシカル・スピードメタルの融合したスタイルの音楽。その期待は当たらずも遠からず、ってとこでしょうか。ところどころで煌くジョニーらしいGフレーズも聴けるし、KeyとGのさりげないバトルもあるし、楽曲の方向性もほぼ期待通りです。でも何故か手放しで喜べないもどかしさが残るんですよね。
まずは「WITHOUT REMORSE」の“See Them Fall"のような必殺のキラーチューンが見当たらなかったこと。あんな名曲を簡単に作れと言っても難しいでしょうが、8年もあったんだから、もうちょ
っと瞬殺されちゃうようなインパクトが欲しかったっす。
それと、オラフ・ヘイヤーの歌唱。個人的には苦手なタイプのVoです。決して下手とかじゃないんだけど、NATIONのアイザッックと比較すると、色気というか艶に欠ける気がします。何ていうか…直線的なハイトーンVoですよね。彼がドイツ人ということもあり、歌メロがジャーマン系の雰囲気を持っているんですよ。思いっきり北欧なバックの演奏+ジャーマンな歌唱という一見凄そうな組合せが、実は中途半端で全体像の焦点をボヤけさせているような気がします。
期待していたがために若干厳しくなってしまいましたが、彼らのポテンシャルを考えると、もっと凄いのが作れる気がしてならないのです。
何にせよ、次作を楽しみに待っています。期待してるよ!


DRAGONFORCE - Valley of the Damned ★★ (2003-05-08 17:49:00)

個人的な感想でしかないんですが、久々にB!誌のF木氏と意見が正反対になりました。
元を正せば兄弟バンドであるDRAGONFORCEとPOWERQUEST、比べるなら個人的には圧倒的にPOWERQUESTに軍配が挙がります。
あえて「買え!」のコーナーでけなすこともないんですが、皆さんの前評判があまりに高かったので期待しすぎたのかも。
とにかく第一印象は、「ショボい典型的なB級メロスピだな~」でした。
まず音の分離がわるい。疾走パートとか速いのはわかるけど、体の奥まで響くような速さじゃないんですよね。さら~って流れちゃう。Voもショボいし、他の色んなメロスピと比較して突出してるのはがむしゃらな疾走力だけか。
HEAVENLY、DRAGONLANDを聴くと感じる「好きなんだけど気付かざるを得ないショボさ」、こればかりが耳についてしまいました。
方々のサイトで盲目的に崇められてるアルバムをけなしてしまいましたが、こう意見もあるということで。
フォローじゃないけど、いい素質持ってるので次に期待。


DRAGONLORD - Rapture ★★ (2002-02-10 02:32:00)

TESTAMENTのエリック・ピーターソンが中心となったプロジェクトです。メンバーはほぼ現TESTAMENTのメンツと一緒ですが、Keyがいるのでかなりシンフォニックです。
ただし、北欧のシンフォ・ブラックと比較すると、メロディの質がちょっと違うように思いました。あくまでも“アグレッシブなスラッシュ"にシンフォ的な味付けをした感じで、完成度はかなり高いです。
あと、ロゴとかジャケットがかなりかっこいいです。どうやら1枚だけのプロジェクトで終わらずにまたアルバム制作するようなので、次も期待です。過去にスラッシュに心惹かれた経験がある人ならばかなりオススメ!


DREAM EVIL - DragonSlayer ★★ (2002-06-12 01:57:00)

HAMMERFALL等のプロデューサーとして知られるフレドリック・ノルドストロームがG、Keyを担当する正統派HMバンドのデビュー作。
実はバンド名とジャケット、それっぽいアルバム名につられて購入したんだけど、かなり高品質な1枚でした。テクのある演奏陣、表情豊かでハリのあるVo、そしてナイスなプロデュースと、マイナス要素が見当たりません。ゲッ、しかもよくみたらDrが元MERCIFUL FATEのスノーウィ・ショウだ!この人は北欧暗黒様式系にたまに顔を出す名手なので安定したリズムを刻んでくれます。
楽曲はこれでもかと正統派な曲が並び、捨て曲らしきものはありません。系統としてはAT VANCEやKAMELOTにも通じる、“上手いVoがいるテクニカル正統派HM"です。
どうやら7/3にかなりナイスなボーナストラックを足して日本盤出るらしいので興味を持たれた方はそちらをお待ちになってみてください。トホホ。


DREAM EVIL - DragonSlayer ★★ (2002-07-04 07:36:00)

7/3に日本盤発売されました。なんと、買い直してしまいました!
目当てだっらのは③“Dragonheart"。期待していただけあって中々の名曲。どうもこの曲にはIN FLAMESのイエスパーが作曲で関わっているそうな。恐るべしフレデリック・ノルドストローム人脈。
その他にも輸入盤とは曲順もかなりというかほとんど入れ替わっているので、アルバム聴いた印象は若干変わりましたね。輸入盤の方がちょっと勢いがある流れになってるかな?それと“Losing You"のカラオケはいらないなぁ…。
派手な装飾とか凝ったアレンジはそんなに無いけど、純粋に楽曲の良さとシンプルながらメリハリのある楽曲、そして魂のこもった渾身の歌唱が聴ける名盤です。


DREAM EVIL - DragonSlayer - In Flames You Burn ★★ (2002-06-12 02:07:31)

メロディの使い方が絶妙。
疾走しまくりの曲ではないけど、味わい深い1曲です。
最近2曲目がいい曲のアルバムが多いのは気のせいかな。


DREAM EVIL - DragonSlayer - The Prophecy ★★ (2002-06-12 02:05:32)

憂いを湛えたメロディが美しく疾走する名曲!
確かな演奏と上手いVo、そして良質なプロダクションの結晶ですな。
サビのメロディがもう一息!ってとこで盛り上がり切らないのが唯一惜しい。


DREAM THEATER ★★ (2001-08-29 01:36:00)

高校生の時に1stを聞いたときは、まだHM歴短かったのと、プログレってよくわかんなかったので、「それなりにかっこいいバンド」の一つでしかありませんでした。それから3~4年たって2ndの「IMAGES AND WORDS」を聴いてとにかく衝撃を受けましたね。当時はMETALLICAの「METALLICA」の後ということもあって巷にヘビーな音像をもつバンドは多くいましたが、このバンドはそのどれとも異なる異彩を放ったバンドでした。
そのHMらしさの象徴たる重さ・激しさ、複雑な曲展開、そこに乗るキャッチーでわかりやすいメロディ、感情移入過多ともとれる熱い熱いVo、そしてこの複雑な楽曲をいとも簡単に演奏してしまう楽器パート…。これらが高い次元で理想的に融合したのがこのアルバムです。これ以降増えたフォロワーや、そして自分達でさえも容易に越えることの出来ない金字塔を打ち立ててしまったと思います。その後1stを聴き返して改めてすごいバンドですごいアルバムだったと再認識しました。
その後、「AWAKE」、「FALLING INTO INFINITY」「METROPOLIS PT2 SCENES FROM A MEMORY」を発表しますが、どんどん深遠な世界に入っていき、敷居が高くなってしまったように思います。1st、2ndの頃にあったキャッチーさが減ったように感じるんですよね。音楽としては常に高いレベルの作品を提示してくれているとは思いますが、正直言って気軽に楽しめない作品が多いです。(評判いい「METROPOLIS2~」もいいアルバムだとは思うんだけどどうも入りこめない…)
「IMAGES AND WORDS]は15年のHM/HR歴の中でBEST3んび入るほど聴きこんだし気に入ってるアルバムです。自らが作った高いハードルを越えることが出来るかどうかがこのバンドの唯一にして最大の課題だと思います。
それだけ孤高のバンドなんだよなぁ…。


DREAM THEATER ★★ (2002-04-19 03:26:00)

ボクはDREAM THEATERのライブは3回行っています。(初来日、2回目、Change of Seasonsリリース時)とにかく楽器パートの演奏技術の高さとパフォーマンスのインパクトは凄いですよ。一部で言われたジェイムズのライブパフォーマンスの低さも全く感じませんでした。ただ、インストゥルメント部分が多いDTの楽曲では、ジェイムズは舞台袖に引っ込んでしまうことが多かったですね。ただしそのことを気にする余裕もないほど、演奏部分で惹きつけられるライブです。ジョン・マイアングのBプレイなんてホント鳥肌モノにカッコいいです。ちょうど彼ら今来日して全国回ってるんですよね。現メンバーでの最新作以外の楽曲聴いてみたかったなー。


DREAM THEATER ★★ (2002-05-07 01:46:00)

C3さん、DT気に入って頂けたようで何よりです。
でも29はC3さんやYOSIさんにとってのJUDASのように、DTを信奉しているかというと実はそうでもないんですよ。
確かに「IMAGES AND WORDS」は恐らく世界一好きで最も多く聴いたアルバムです。でも特定のアーティストにのめりこむタイプでないのか、気に入った作品をリリースしてくれなければ、結構アッサリ切り捨てちゃいます。だって聴きたいのは「そのアーティストの作品」ではなくて、「優れた素晴らしいアルバム」なんですもん。
だからといってDTは「I&W」だけが素晴らしくて後はクズです、なんてさらさら思っていません。彼らもJPのように、常に進化しながら新しい方向性を提示してくれていると思います。発表当時は否定的だった「AWAKE」も今では素晴らしい作品だと思ってます。
実はプログレっていうジャンルはあまり得意ではなく、DTが“RUSH meets METALLICA"と評されていてもいまいちピンときません。でも彼らの提示している音楽の複雑さ、表現しているテーマの深遠さ(これは個人的には実はあまり興味ないんですが)、そして何よりもそこに乗るメロディの明快さが、各アルバム、そしてライブに行く度にビンビン伝わってくるので、言葉だけでは説明のできない凄さがDTの魅力だと思います。
つい最近来日したばかりなので、次はいつかわかりませんが、是非一度ライブに行くことをオススメします。座って黙って聴こうが騒ぎながら聴こうがどうでもいいんです。彼らの創造する音楽に身を委ねることの快絶さを知ることが出来ると思いますよ。


DREAM THEATER - Awake ★★ (2002-02-06 02:14:00)

正直を言えばこのアルバム発表時、「IMAGES AND WORDS」の続編を期待していたので肩透かし気味に感じたのは事実です。どんなに曲が複雑でもダークでヘビーでも、“明快な歌メロ"があってそれをジェイムズ・ラブリエが絶唱してくれればそれで満足してたかもしれない。でもこのアルバムでは、そのラブリエのVoまでもがダークで起伏に乏しく感じてしまったため、緊張感に欠ける印象がありました。でもボクもそれなりに年を重ね、今作の魅力が前よりは理解できるようになったみたいです。(笑)
以前のようなスリリングな展開は影を潜め、プレイ自体もテクニカルというよりは深遠な世界を構築するための役割に徹しているといった趣です。単に即効性が無かったみたいで、後になって効いてきました。アップテンポで疾走感のある曲が無いのも影響したかも。⑤“Voices"、⑪“Space Dye Vest"などは前作が“動"を主題にしていたとしたら、“静"を表現した名曲だと思います。
聴けば聴くほどに良さが滲み出てくるスルメのような1枚。


DREAM THEATER - Falling Into Infinity ★★ (2002-05-10 00:40:00)

う~ん…実はこのアルバムの位置付けには困ってるんですよね~。
音楽としては間違いなく素晴らしいんですけど、DREAM THEATERのアルバムとして考えると、どうしてもHMとしての緊張感に欠けるというか…。ハッキリ言ってボーカルオリエンテッドな作品じゃないですか?でも個人的にはこのメロディはジェイムズの持ち味を生かしきっていない気がするんですよ。これは感覚的でしかないので上手く説明できないんですけど。
でもDTには定石が存在しないんですよね。個人的には「IMAGES AND WORDS」で完成された曲展開とメロディの融合が理想なんだけど、毎回アルバムで提示してくる内容が違うのがこのバンドの特徴だと気付きました。
そう考えるとこのアルバムの位置付けも自ずと見えてきそうなんだけど、どうにもつかみどころがないなぁ、というのが正直な意見です。恐らくこれはC3さんの言うように、「肩肘張ってない」のであって、「緊張感に欠ける」のではない、と思えるようになってきました。ん…でもどこかで無理やりそう思い込ませようとしている自分もいるなぁ…(笑)


DREAM THEATER - Images and Words ★★ (2002-01-13 00:17:00)

恐らくこれまでの人生の中で最も多く聴いたであろうアルバム。
正直言って1stを聴いた時の自分はまだ音楽的に耳が未熟だったため、良さがあまりわからなかった。雑誌等の評価は高かったものの、周囲の友人達と「どこがスゴいのかな?」などと言っていました。
そしてこの2nd。聴いた瞬間に衝撃が走りました。なんというバランス!メロディ・HM的な攻撃性・演奏技術の高さ・わかりやすいキャッチーな歌メロがこれ以上ないくらい絶妙なところで融合していて、アルバム最初から最後まで一瞬たりとも緊張感が途切れることがない!
①“Pull Me Under"⑥“Under A Glass Moon"では、HMとしての攻撃性・ヘビーさ。②“Another Day"⑧“Learning To Live"では、切なく叙情的な歌唱とさらにそれを煽る美しいメロディ。そして超名曲⑤“Metropolis-Part1"ではすべての要素が正に最高レベルで結合した珠玉のナンバーです。これまで彼らのライブには3回行きましたが、初来日公演が最も印象に残ってます。このアルバムの楽曲をいとも簡単に再現するのを見てホント腰抜かしそうになりました。
DREAM THEATERのアルバムでどれが最高作かと問われれば、間違いなく本作を挙げます。ジェイムズ・ラブリエの歌唱が一番活かされてるのがこのアルバムだと思います。まもなくリリースされるNEWアルバムでは彼の歌唱がかなりフィーチャーされてるらしいので、期待しています。まだこのアルバムを越える1枚には出会ったことがありませんが、これを越えることが出来るのは彼らだけだと信じています。


DREAM THEATER - Images and Words - Learning to Live ★★ (2002-05-10 01:01:43)

冒頭から複雑な変拍子の連続ですが、メインメロディが非常に優しく、複雑な曲展開を全く複雑に感じさせません。ジェイムズのVoだけを追っていると非常にソフトでマイルドな曲ですが、その裏で鳴っている音を耳で追っていくと「君たちは何故そんな大変なことをそこでやってんの!?」と突っ込みを入れたくなるような曲です。構成も複雑で、起承転結がまるでわかりません。転転転傑!って感じです(笑)
でも実は全DREAM THEATERの楽曲の中で最も好きなジェイムズのVoはこの曲だったりします。叙情的な曲だけに感情の込め方が素晴らし過ぎます!


DREAM THEATER - Images and Words - Metropolis, Part I: The Miracle and the Sleeper ★★★ (2001-07-21 01:37:31)

最初聴いた時はそんなにすごいと思わなかったんですけど、初来日公演で見た時に体がリズムについていけなくて「なんじゃこりゃ、めちゃスゴイ曲だったんだな~」と気付き、死ぬほど聴き込みました。これだけヘビーで複雑な展開をもつ曲なのに何度聴いても飽きさせないのはやはりメロディがすばらしいからでしょう。途中全くダレることも無い緊張感の持続かスゴいです。そしてこの曲をほぼCD通りにライブで演奏してしまうこの人たち…。スゴすぎます。


DREAM THEATER - Metropolis Pt.2: Scenes from a Memory ★★ (2002-06-19 03:06:00)

アルバムとしてのトータルの出来はとてつもなく高品質で、文句のつけようがない。ただし、「曲」としてのイメージが全く残らない…、そんな感じの1枚です。
2ndの超名曲“Metropolis Part1 The Miracle And The Sleeper"の続編にあたるストーリーに基づいたコンセプトアルバムですが、元々コンセプトアルバムって苦手なんですよね。似たような雰囲気の曲を何となくSEでつないでいっちょアガリ!ってイメージで…。個人的には楽曲単位で聴きたいので、アルバム1枚通して聴くことを強要されるコンセプトアルバムは趣旨から少し外れた存在だったんです。でも見事にこのアルバムはその思いをブチ壊してくれました(笑)
まずそこかしこに聴いたことあるフレーズが散りばめられてること。こりゃ反則だわ。そして時に深遠に、時に情熱的にと見事に表情を使い分けるジェイムズの演じる役割の多彩さに感動。さらに一瞬たりとも気を抜くことを許さない張り詰めた緊張感に満ちた楽曲。すごい、スゴイ、凄い!
でもこれはあくまでアルバム1枚を通して聴いたことが前提になっており、どれか1曲を抜き出すと、見事なまでにその魅力は半減します。連さんのいう「名曲無き名盤」というフレーズ、かなり同感です。まあこのようなコンセプトアルバムはそれこそアルバム1枚で1曲みたいなもんで、曲単位で語ろうとすること自体がナンセンスですけど。
これはまさに「聴く映画」です。ポップコーンとビールを持って、1時間強の彼らの世界に身を委ねましょう。


DREAM THEATER - Six Degrees of Inner Turbulence ★★ (2002-02-06 22:58:00)

第1印象は「最高峰の技術至上主義者たちによる史上最高のインプロビゼーション」でした。プログレ・メタルというと、丁寧に構築されたメロディを複雑な展開美の中に織り込んだ、ある意味「計算され尽くした」ものだと思いますが、このアルバムはそれとは対極の位置にある1枚だと思います。計算された構成というよりは、5人の天才たちのその場その場での攻めぎ合いの結果、という印象でした。
とにかくボーナストラックを含めても全7曲、110分の2枚組という圧倒的なボリューム、そしてその長さを感じさせない緊張感の持続が驚異的です。disc1とdisc2で方向性が違うようにとらわれがちですが、このアルバムの中で唯一にして最も叙情的なタイトルトラックが40分を超える大作であり、単純にそれが既成のCDという枠組みの中に納まりきらなかったというだけのことと認識しています。このハイライトとも言える部分が独立したことにより、攻撃的で即興的なdisc1、叙情的でコンセプチュアルなdisc2という印象を強めているのかもしれません。
前置きが長くなりましたが、冒頭の①“The Glass Prison"のイントロからこれまでのDTには無かった凄まじいまでのアグレッションを発散させています。これはdisc1を通じての印象になりますが、ジェイムズのエフェクトをかけた声も含めて「AWAKE」時のダークさに当時を遥かに凌駕する攻撃性をプラスした感じです。ただし淡々と美しいフレーズを重ねるケビン・ムーアのKeyと、熱くエネルギッシュに縦横無尽に駆け回るジョーダン・ルーデスのKeyの演じる役割がまるで異なるため、トータルでの印象は「AWAKE」とはだいぶ異なりますが。DREAM THEATERのHMバンドとしての攻撃性がこれまでで最も表れていると思いますが、聴き終わった後で心に残る印象的なメロディ/フレーズが非常に少ないのも事実です。ただしジェイムズのVoも含めて各楽器パートの演奏の凄まじさは過去最高だと思います。このあまりにも混沌とした音像の中で、それぞれがお互いを殺さずに個性を主張出来ている点がとにかく凄いです。
そしてdisc2に移るとこれがまた心機一転、「METROPOLIS Part2 SCENES~」を彷彿させるような一つの物語を長編のシンフォ大作です。DREAM THEATERがこのようなシンフォニックなアレンジを表現してくるのは意外でした。誤解を恐れずに例えるなら、冒頭のシンフォニックなインストパートなどBAL-SAGOTHのようだと思いました。勇壮なメロディがシンフォニックアレンジを伴って疾走するサマは新世代のHMバンドのようです。この曲は丁寧に構成を考えた叙情的な長編物語で、もはや曲というよりは、メロディを伴った物語といった感じです。これを中だるみさせずに一気に聴かせてしまう彼らの実力に今さらながら驚きました。
いまだに「IMAGES AND WORDS」の再現を求めてやまない者にとってこのアルバムは必ずしも期待通りの作品ではありません。が、これまでのどのアルバムとも異なる新たな方向性を提示してきた彼らの未来を見据えた姿勢には頭が下がります。一
聴しただけではわからない奥の深さを冗長と感じるか深遠と感じるかでこのアルバムの評価は分かれると思います。個人的には手放しで大絶賛のアルバムではありませんが、現在の彼らの最も表現したいことが具現化した作品だと思います。HMアルバムとしての彼らの最高傑作は「IMAGES AND WORDS」であるという考えに変化はありません。が、彼らの提示する作品は毎回異なるジャンルでの「最高作」なんじゃないかとこの作品を聴いて思いました。まだアルバム出たばかりですが、このアルバムを聴きこむ楽しみと、次のアルバムに「今度こそ」と期待する楽しみの2つができました。こんなバンドって他にないと思います。偉大なりDREAM THEATER。


DREAM THEATER - When Dream and Day Unite - A Fortune in Lies ★★ (2002-05-10 01:25:51)

なんだかん言ってもDREAM THEATERの歴史はこの曲から始まったのです。
LIVE盤のジェイムズの歌唱が素晴らしいのは当然として、チャーリー・ドミニシが歌っても素晴らしいのは曲自体の出来が良いから!ハッキリ言ってこの曲の派手なKeyで始まるイントロ、そしてそこから矢継ぎ早に展開していく様は凄まじいインパクトがありました。
確かに改めて聴くと高音が特に苦しく聞こえるけど、曲の魅力を損ねるまでにひどい歌唱じゃないと思いますよ。


DREAMTALE - Beyond Reality ★★ (2002-06-26 22:43:00)

鳴り物入りで本邦デビューとあいなったこのバンド、中々の逸材です。
新譜感想でひょうすべさんも書いていらっしゃいますが、SONATAなんかよりもHEAVENLYを連想させられました。
クサいメロディを伴って疾走する楽曲スタイルは新人としてはかなりの出来だと思います。でも…全体的に垢抜けないイメージが払拭出来ません。おっこれから…ってところでメロディが盛り上がり切らない。それと野暮ったくてちょい音程の不安定なVoにもよるかな…。ミニアルバムは聴いたことないから比較は出来ないけど、Voだけを比べるなら2曲でリードVoをとってるマルコ・ヒエタラの方が遥かに安定感もあり魅力的。女性Voはこの手の躁タイプの正統HMをアルバム一枚で歌うには実力不足な感じかな。個人的には1曲目のインストが長すぎて焦らされ過ぎるのもHEAVENLYと一緒(笑)オカズやアレンジは結構魅力的なんだけどね。
と若干否定気味に書いてしまいましたが、十分に魅力的なバンドです。将来を期待して一票って感じっす。


DREAMTIDE - Here Comes the Flood ★★ (2001-11-24 09:44:00)

FAIR WARNINGの魅力はトミー・ハートの最高のVoと、ヘルゲ&ウレのコンビの作り出すメロディの美しさだと思ってたので、解散は残念でした。そしてトミーのSOUL DOCTOR聴いて、「これがやりたかったんだったら解散も仕方が無い」と思いましたが、このヘルゲのNEWバンドはこりゃまたFAIR WARNING直系のすばらしいメロディックHRじゃないですか!
個人的には楽曲の充実度・メロディのすばらしさはFWの1stと同じくらいのクオリティがあると思います。テンポ・曲調が同じような曲が多い気もしますが、ヘルゲは自分の魅力を表現する方法を良く自分で解釈してるなーと思います。個人的には③“Come With Me"なんて思わず顔がにやけてしまうような名曲です。
Voもこの手の音楽を表現するには十分な実力の持ち主だと思います。まあ心のどこかに「この曲をトミーが歌ったらな…」と思う気持ちもありますが。
間違いなく名盤の仲間入りできるアルバムだと思います。


EDENBRIDGE - Arcana ★★ (2002-01-09 00:07:00)

約1年振りに出された2nd。
前作では女性Vo、サビーネ嬢のややソフトな歌唱もあって、正統HMであるのにイマイチ煮え切らないイメージが払拭出来なかったけど、パワーアップしてきた感があります。楽曲の方向性は1stとそんなに大幅に違いませんが、アレンジが丁寧になって、細かいところまで良く考えて作られてるなーという印象があります。そして何よりサビーネ嬢の歌唱が明らかに上手くなってます。表現法に幅が出てきました。陳腐な表現になってしまいますけど、なんか癒し系な感じですけど、それだけに留まらない“何か"を感じさせてくれます。
個人的にはもう少しHMの攻撃的な側面を表現した楽曲があるとアルバムに芯が通った気もしますが、これは彼らならではの個性になっていってると思うので、この路線でがんばってほしいですね。


ELEGY - Forbidden Fruit ★★ (2001-11-18 04:37:00)

なんとバンドの中心人物、Gのヘンク・V.D.ラーズが脱退してしまい、パトリック・ロンダットが加入して作られたアルバム。もはやELEGYはイアン・パリーのバンドと化してしまったのか?でもアルバムが高品質なのでオッケー。
そんなバンドをとりまく不穏な動きとは裏腹に、バンドとしては最高傑作の作品じゃないでしょうか?ヘンクのあの特徴的なGがあってこそのELEGYだと思ってたけど、テクニカルなGが弾きまくりの曲をイアンが歌えばなんかもうそれはELEGYって感じになってますね。
逆にこれまで付きまとっていたバンドの変なマイナー臭さが抜けて、一気に垢抜けたイメージです。1曲1曲に漂うメジャー感がいいですね。個人的には①⑤⑧がオススメ。
テクニカルでメロディックなHMが好きな人なら買って損しないどころか得する1枚。ELEGY聴くならこれからでいいんじゃないでしょうか?


ELEGY - Forbidden Fruit - Elegant Solution ★★ (2001-11-18 04:43:21)

テクニカルでありつつ、途中のリフが重々しくていいですね。あくまでも正統HM曲でありつつ、1曲の中に色んな要素を入れ込んでるあたりに、バンドの許容量の深さがあると思います。いろいろやってもつまらなくならないのはメロディがいいからなんだろうな、と実感。


ELEGY - Labyrinth of Dreams ★★ (2001-11-18 04:29:00)

彼らの記念すべき1st。
QUEENSRYCHEタイプとも言うべく、テクニカルでありつつ非常に魅力的なメロディを持ち合わせた正統派HMを聴かせてくれます。メインソングライターでもあるGのヘンク・V.D.ラーズは、一聴して彼とわかる不思議で特徴的なGフレーズを聴かせてくれますが、これとエドワード・ホーヴィンガの驚異的ハイトーンVoがこのバンドの個性になってました。
音の作りがやや軽いですが、今聴いても十分に魅力的なアルバムです。サビがキャッチーな曲が多いしね。


ELEGY - State of Mind ★★ (2001-11-18 04:23:00)

結構好きだったハイトーンVo、エドワード・ホーヴィンガが脱退して、何とイアン・パリーが加入した最初のフル・アルバム(バンドとしては4th)。
基本的な音楽性はそのままに、とにかく楽曲のメジャー感が増した!テクニカルでメロディックな正統HMの好盤を出していたものの決定打に欠けていたバンドに新たな方向性と可能性があることを知らしめた1枚ですね。イアンのVoは、前任者のハイトーン一辺倒の歌唱(これはこれでかなり好きだったけど)とはことなり、柔軟性に富んでいて、どのようなタイプの楽曲も見事に歌いこなしているので、アルバム1枚の中での緩急が出てきました。アルバムの前半がややおとなしめなので、1曲目にガツンとスピードチューンを持ってきたらもっと作品として締まった気もしますが、テクニカルなHM好きな人なら必聴の1枚です。


ELEGY - State of Mind - Shadow Dancer ★★ (2001-11-18 04:40:05)

なかなかの疾走曲。個人的にはこの曲でアルバム始まった方が作品が締まった気がします。メロウなVoだと思っていたイアン・パリーが前任者を凌駕する勢いのハイトーンボイスを聴かせてくれるのもいいですね。


EMBRACED - Within ★★ (2001-08-06 21:54:00)

新しくこのCDのトピック作ろうと思ったら、もうすでにありました(笑)。こんなマニアックなCD…と思ったら定ちゃんさんとKUZUさんだったんですね(笑)。
このCDは友人の激誉めで買ったんですけど、超掘り出しものでした。ゴシックっぽいデスメタルと言うよりはデスメタルっぽいゴシックメタルっていうイメージです。わかりづらいかな…。
この手のバンドに珍しく、生ピアノが結構が頻繁かつ効果的に使われてて、そこが結構高ポイント。この手のバンドでKey2人って珍しいです。スピード・アグレッションの要素はほとんど無いですけど、神秘的で美しいデスゴシっす。
B!誌では77点ですか…。気付かなかった訳だ。音楽としての質は高いし、確かにシンフォニク・メロデスファンにはオススメです。でもそれってやっぱり「マニア向け」なのでは?(笑)


EMERALD RAIN - Perplexed in the Extreme - Numb (2001-08-06 22:55:50)

なんかハードポップバンドっていうイメージ強かったですが、中々かっこいメタル曲だと思います。ベースラインとかVoの唄い方とか、なんかIRON MAIDENぽいと思うんですけどどーでしょうか。(MAIDEN好きの後輩に聴かせてこう言ったら思いっきり否定された)
メロディがいいので聴いてて飽きないです。


EMPEROR - Prometheus: The Discipline of Fire & Demise ★★ (2001-12-31 15:03:00)

今年オススメする最後の1枚です。
EMPEROR、実はこれまで敬遠してました。何曲か聴いたことはあったけど、あまりの暴虐さというか、音の凄まじさに「アルバム1枚聴くにはなー」と思ってました。北欧の真性サタニック・ブラック・メタルっていいイメージ無かったんですよね。そのため巷で好評価のこのラスト作の4thも、何度かレジに持っていきかけたものの、結局他のアルバムを優先して聴かず終いだったんですよね。いや、この傑作を危うく聴き逃すところでした。
曲展開の見事さと構成力の素晴らしさが抜きん出ています。デス声も耳が痛くなるほどのゲロゲロ声じゃなく、かっこいい部類のデス声ですよね。この音楽性を表現するにはこれしかない、って感じの声で、「普通声で歌ってたらもっといい」なんていう評価は出そうにありません。荘厳さを演出しているシンセもこれ以上ないくらい効果的に使われてます。1曲1曲に壮大なドラマがあり、攻撃性・構成美・展開美がすごく高いレベルで融合してるなーという感じです。展開も構成もすごく複雑なのに、その複雑さが難解な表現にならずにある意味聴きやすいアレンジがされてるのがすごいです。
上で定ちゃんさんが映画のサウンドトラックのようだと表現されてますが、確かにそうですね。音楽性が音楽性なだけに、全ての人にオススメできる作品ではないですが、デスメタル・ブラックメタルというだけでこの手の音楽を敬遠されてる方にも是非オススメしたい1枚です。
個人的にはこのドラマティックさは「究極の暗黒オペラ」と呼ぶに相応しい!


ENSIFERUM - Ensiferum ★★ (2002-05-07 02:22:00)

3月にようやく手に入れました。
第一印象は、「デスメタル化したBLIND GUARDIAN」です(笑)。曲展開がフォークというかトラッドというか、ファンタジックというか、どこか物悲しさを漂わせながら、その実すごい勇壮で男らしい(いわゆるバイキングメタルのフィーリングですな)ものなので、そこにBGとの共通項を見出せるんですよね。デスVoもそんなに聞き苦しい類のタイプではないし、クリアVoパートもあるしコーラスもあるしで、かなり聴きやすいです。メロディがしっかりしているのでその点もプラス。
かなり個性的で強烈な音を出してますね~。


ETERNAL TEARS OF SORROW - A Virgin and a Whore ★★ (2002-01-09 01:22:00)

それにしてもすごいバンド名ですよね。“悲しみの永遠の涙"ですよ!デスメタルなのに…。
2001年度に聴いたメロデスの中では群を抜いて素晴らしい出来でした。よくもまあこんなにメランコリックなフレーズ思いつくなあという感じで、次から次へと心を揺さぶる煽情的なメロディが洪水のようにあふれ出てきます。
これまではIN FLAMESの“Stand Abraze"とDARK TRANQUILLITYの“Punish My Heaven"の2曲がメロデス名曲の双璧だったんですが、ここに収録されてる③“Prophetian"もそれに匹敵する名曲に認定!このGフレーズ聴いて何も感じなかったら日本人じゃない!ってくらい狂おしいほどに日本人好みの旋律をつむぎ出してます。
惜しいのは個人的にイマイチなデスVo。「これでクリーンVoだったら…」なんて野暮は言いませんが、かっこいいデスVoってあるじゃないですか。例えばEMPERORのイーサーンとか元ARCH ENEMYのヨハン・リーヴァとか。そこが改善されたら2001年のBest3に入ったかも(ちと誉めすぎかも)


EVERGREY - In Search of Truth ★★ (2002-01-09 01:43:00)

ゴシカルでありつつも正統派なHMを聴かせてくれる1枚。イメージとしてはトニー・マーティン在籍時のBLACK SABBATHに近いかな?個人的にはかなり好きなタイプです。
曲調は徹底的にダークで耽美的でありつつ、メロディは美しいというアンバランスさが絶妙です。Voは絶賛するほど上手くはないんだけど、この力強く太い声質はダークな曲調にぴったりでいいですね。そしてこのサウンドの要になっているのが時に荘厳に、時にメランコリックに楽曲に彩りを加えているKey。なんとこのスヴェン・カールソン、EMBRACEDのKeyだったらしい!解散してしまったらしいが(残念!)、今はSOILWORK(!)にも籍をおいているそうな。この名前は覚えておいた方がいいかも。
あと個人的にはジャケットが好きです。TO/DIE/FORもそうだったけど、このモノトーンに若干ブルーとかパープルが混ざったような色合いに弱いんですね。その幻想的なイメージ通りの音楽性でした。


EXODUS - Fabulous Disaster ★★ (2003-04-09 00:38:00)

個人的に“ゼトロ"のVoはあまり好きではないけど、リフの歯切れの良さで言えばこのアルバムが一番好きかな。
確かに後半はちょいダレますね。そんなに曲もバラエティに富んでいるわけでもないし…。
とは言っても、ベイエリアを代表するこの音、埋もれて欲しくないなぁ。最近再発されたみたいだし。


FALCONER - Chapters From a Vale Forlorn ★★ (2002-03-20 03:33:00)

一発で気に入りました。
前身バンドであるバイキング・メタルの雄MITHOTYNは実は聴いたことが無かったのでイマイチ音の想像つかなかったんですが、いいじゃないっすか、これ!時に物悲しいフレーズを交えながら勇ましく展開する楽曲。なるほど、こういう展開をバイキングと形容するのは理解できますね。この特徴的なメロディは聴き様によっては結構クセのある気もしますが、魅力的であるのは確か。
そして何よりもこの個性的なVoはかなりいいですね!無理にハイトーンを搾り出すでもなく、中低音をベースにしながら、かなり男くさく力強い歌唱を聴かせてくれます。元SANCTUARYのワレル・デインをマイルドにして感情表現を過多にした感じです。なんか妙に説得力のある歌い方・声だな~。
後半になるにつれてHM度が低くなってくるのがちょい残念。でもこういう個性的なバンドは大事にしていきたいですね。


FIREWIND - Between Heaven and Hell ★★ (2002-06-17 23:30:00)

ガス・Gっていうギタリスト、凄い才能があるひとかも…。先日書き込んだDREAM EVILと同じGが在籍するバンドの1stです。
このFIREWINDってバンド、音楽性はテクニカルGがいる正統派HMなんだけど、フレーズやメロディの組み立て方に非常にセンスを感じます。
音を濁らさずに1音1音をハッキリ聴こえさせるその奏法は、数多の先輩ネオクラGと比較しても遜色ない才能じゃないかな?
この上手さは最近ではAT VANCEのオーラフ・レンクに匹敵すると思います。
そして特筆すべきはVo。ガナると確かにグラハム・ボネットぽいけど、クリーントーンもよく伸びるし、HMを歌うには理想的な声質だと思います。
非常にバランスの取れた好盤。


FIREWIND - Between Heaven and Hell - Destination Forever ★★★ (2002-06-29 01:43:16)

この曲凄い!
何がってGの弾きまくり具合と、何よりも80年代スラッシュメタルのようなザクザクした疾走リフが堪らなくかっこよくて悶絶!
ホントこのガス・Gってギタリスト上手いですわ。
とにかく個人的には0′20″から始まるリフが組み込まれてるだけでノックアウトです。歌メロもよいし、曲調にぴったりなVoも適度にガナりつつよく伸びる歌声を聞かせてくれてます。
曲が短くてあっという間に聴かせる勢いが凄い!まさに超名曲!


FORBIDDEN - Forbidden Evil - Follow Me (2001-09-11 01:29:34)

今となっては懐かしい限りのベイエリア・クランチの雄・FORBIDDENの1stアルバムのラストを締めくくる曲。
この曲はスラッシュではありつつもなかなかドラマティックに展開する名曲で、お気に入りテープの常連曲でした。ちょっとイントロが長すぎてのっけから多少ダレますが、いざ歌が始まるとその冗長さを吹き飛ばすかのように緊張感をともなって展開していきます。
いいバンドだったけど、90年代後半に復活してからはパッとしなかったなー。


FORBIDDEN - Twisted Into Form ★★ (2001-09-11 01:21:00)

今でこそFORBIDDEENなんてバンド名は「SLAYERのポール・ボスタフがかつて在籍してたバンド」としてしか見聞きしませんが、すげー好きでした。ARTILLERYやHEATHEN、LAAZ ROCKITらと同様に(といっても最近HM聴き始めた人にはわかりづらいかもしれませんが)ザクザク刻まれるクランチリフが重く疾走するそのスタイルはベイエリア・クランチなんて呼ばれてましたね。中でもFORBIDDENはVoが適度にハイトーンシャウトをおりまぜつつスラッシュ的に咆哮するスタイルが個性的で気に入ってました。
このアルバムは90年に出た2ndですが、1stよりも楽曲がそこそこテクニカルになっていて(ややMEGADETH的)、スラッシュとしての快感は若干減りましたが、メロディの導入が山椒のようにピリリと利いてました。ここでのポール・ボスタフのプレイは近作のSLAYERでのプレイやデス・ブラックの達人どもの凄まじいドラミングに慣れてしまった耳には特にスゴくは聴こえませんが、「さすが!」と思わせるフィルをところどころで聴かせてくれます。


FORGOTTEN TALES - The Promise ★★ (2002-01-20 22:54:00)

インナーのマネージャーのコメントを読むと、カナダのHELLOWEEN、STRATOVARIUSタイプのバンドの1st。
Voが女性なんですが、上手いですよ、この人。パワフルでありつつ、抑揚を上手くつけていて、一本調子になっていません。
Keyを含む全ての楽器パートがクサイメロディを撒き散らしながら疾走する楽曲スタイルは、Voが女性ということもあって、DARK MOORを彷彿とさせます。あそこまで匂ってきそうなクサさはないですけどね。そして暗くならずにあくまでも明快な歌メロはHEAVENLYをも彷彿させます。この2バンドの良いところを抽出して2で割って音質を若干チープにした感じです。カナダというとHAREM SCAREMやGIANT、EMERALD RAINのような美しいメロディを持つバンドが多いですが、そこに欧州的なHMの要素を持ち込んだらこうなるんでしょう。
ちょっと安っぽいジャケットがちょい残念。それにしてもドラムの人はメタラーらしからぬメガネをかけたインテリ風の若者です。そしてこのパワフルな女性Voが一番男らしさに溢れている点も微笑ましいですね。
美メロ・スピードメタルファンなら聴いて損はしない1枚です。


FORGOTTEN TALES - The Promise - Gates Beyond Reality ★★ (2002-01-22 09:08:47)

イントロのチェンバロが予感させる通りのバロック風味に溢れた曲。中間部のG、Keyのソロの応酬はモロにイングウェイの“Rising Force"を彷彿させます(笑)パクリでもなんでも、この手の曲は好きなのでオッケーです。曲が短いので一気に聴かせるところも良いのでは?


FORTUNE - Making Gold ★★ (2002-02-16 01:15:00)

透明感にあふれた美しいメロディ、官能的なKey、Gのフレーズ/音色、そして煮え切らない北欧Vo(笑)と北欧HMの魅力のほとんどを濃縮した1枚。メインソングライターであるKey兼Voのベニー・ズドベルグのいかにも北欧なセンスが見事に結実したアルバムで、エッジのきいたハードな部分は少ないけど、その分切なげである意味女性的な美旋律の宝庫です。個人的には⑤“Life Goes On"なんて美しいメロディとむせび泣くようなVoで悶絶です。彼はCLOCKWISE以降は何してるんですかね…。


FREEDOM CALL - Crystal Empire ★★ (2001-11-03 23:53:00)

メンバーに知った名前もいたことで、ある程度の先入観をもっていたんですが、その予想はいい意味で裏切られました。一言で表すならば、「初期GAMMA RAYがRHAPSODY的なシンフォ・アレンジを身に付けた」って感じでしょうか。概ねKUZUさんの意見と同じです。
メンツ的にも楽曲的にもまさにいわゆる“ジャーマン・メタル"そのもの。そこにイタリアンフレーバーをまぶしたっていうイメージです。最近のイタリアン・シンフォ系との大きな違いは、楽曲のそこかしこに、KEEPER~時のHELLOWEENが持っていた若干コミカルなメロディが感じられることでしょうか。今ではそういうのこそが個性でいいと思いますが。
Voの弱さは確かにちょっと残念ですね。こういう音楽性には、いわゆるハイトーン・ボーカリストではなく、もっと太く男クサいVoが似合う気もしますが。それでもVoのメロディラインや、楽曲そのものが持つメロディが非常に魅力的なので、聴いて損はしません!


GAMMA RAY - Heading for Tomorrow ★★ (2001-08-06 22:23:00)

「Heading For Tomorrow」って鬼塚のテーマ曲じゃなかったでしたっけ?(記憶があいまい…)
カイがHELLOWEENを辞めてまでやりたかった音がここにあります。本当なら多くのファンが「PINK BUBBLES GO APE」に求めたであろう音楽はこれだったんじゃないでしょうか。
でも、タイトル曲は「HALLOWEEN」「KEEPER OF THE SEVEN KEYS」と同じくらいの長さの曲ですが、いかんせん本家と比べると中ダルミしてますね。


GAMMA RAY - Insanity and Genius - Tribute to the Past ★★ (2001-11-17 01:10:31)

この曲のイントロはインパクトありましたね。確かRIOTの「NIGHTBREAKER」を買いにいったはずなのに、店でかかったこのイントロを聴いて、即GAMMA RAYに浮気しました(笑)
この金切り声のようなラルフのVoも個性的で、辞めてしまったことが未だに悔やまれます…。


GARY MOORE - After the War - After the War ★★ (2002-06-20 14:24:09)

この曲、その昔PURE ROCK(日曜深夜にやってた、セーソク氏がVJをつとめたHM番組)でビデオクリップを見て、「かっこいい!でも顔が怖い!」と思った記憶があります。
でも確かにいい曲ですね。


GRAVE DIGGER - The Reaper - The Reaper ★★ (2001-10-14 02:57:15)

この曲がヴァージンでかかってて、即アルバム購入しました。復活ACCEPTに求めていたことを彼らが体現してくれるとは思いませんでした。まさにウドのようなダミ声Vo。ザクザクと疾走するリフなあのダミ声が乗ってパワフルにドライブする様は快感です。


GRIM REAPER - Rock You to Hell - Rock You to Hell (2001-07-15 08:25:07)

LIONSHEARTで美声を聴かせたスティーブ・グリメットがいたバンドの3rdの冒頭の曲。非常にわかりやすいいい曲。そんなにスゴイ曲でもないけど、ある意味教科書的な一曲だと思う。


HALFORD - Crucible ★★ (2002-06-30 01:55:00)

「HALFORD」というアーティストに対してのアティテュードによって、まったく捉え方の変わってくるアルバムだと思う。
個人的にはJUDAS PRIESTというバンド、そしてロブ・ハルフォードというボーカリストに対して特に大きな思い入れがあるわけではないので、純粋に1アーティストの新作として捉えています。もちろんJPもロブもこれまでに発表してきた作品には敬意を持ってますし、偉大な人達だと思ってますよ。
上は否定的な意見の人が多いですけど、個人的にはかなり楽しめました。実は「RESSURECTION」はそんなに入り込めなかったんですよ。ロブが正統HMに帰ってきた!ということは嬉しかったし評価出来たけど。楽曲があまりに過去の方向を向いていたので。
そして本家JPはといえば、現代風のモダンなHMに歩みよってメタリックで攻撃的な作品を出してくるものの、個人的には曲調・メロディに魅力を感じられないでいました。
そこで出たこのHALFORDとしての2ndは、ある意味前作「RESSURECTION」と今のJPを足して2で割ったような音楽性だと思います。十分にメタリックでありながら適度にモダンでもあり、中々のメロディがある。そのバランスが絶妙さが個人的にはツボですね。
まあ確かに駄曲無しのアルバムとは言えないし、音質も思ったより良くないけど…。個人的には往年の名曲“Painkiller"を彷彿させる④“Betrayal"がかなりツボです。
上手いVoでソリッドなHMが聴けるアルバムということでオススメ!


HARDLINE - Double Eclipse ★★ (2001-08-11 00:58:00)

遅ればせながら、祝復活!ということで…。
唯一のアルバムですが、ここで聴けるのは極上のメロディアス・ハードロックです。9年前の作品ですが全く古さを感じさせません。FAIR WARNINGくらいは評価されてもいいバンドだったと思うけどなぁ。
それよりも…なんと、ボクが持ってるアルバムは輸入盤でした。上で皆さんが絶賛してる“Love Leads The Way"なる曲、聴いたことありません。不覚…。新作出る前にもう一枚、日本盤を買わねば…。


HEATHEN - Victims of Deception ★★ (2002-11-23 17:23:00)

クランチーでザクザクしたリフが気持ちよく疾走していき、そこにパワフルで表現力のあるVoが乗るというスタイル。当時(90年頃)ベイエリア・クランチと評されていたスタイルですが、その末期に出されたこのアルバム、ムーブメントの最後を締めくくるに相応しい1枚でした。
曲調はスラッシュとパワーメタルのちょうど真ん中をいくようなスタイル。刻まれるリフやリズムは明らかにスラッシュのそれだけど、ボトムの音像を厚くして力強さを強調しているため、分厚く重厚感のあるつくりになっています。Gもなかなかテクニカルでした。
いやー最近こういうバンドあまりいないですねー。


HEAVENLY - Sign of the Winner ★★ (2001-12-26 06:41:00)

いいじゃないですか、他のバンドの焼き直しと言われたって!
個人的には他のバンドからの影響は露骨に感じるものの、それらの先輩バンドを凌駕するであろう勢いがありますよね!特に気に入っているのはコーラスワークの格好良さ。やや貧弱なVoを補って余りある魅力を発散してます。コーラスがこんなに効果的に感じたのはBLIND GUARDIAN以来かも。
以前新譜感想でも書きましたが、魅力の一つが疾走に疾走を重ねるその楽曲スタイルだと思いますが、疾走曲に頼らずに魅力的な曲が書けるようになった時にこのバンドは化けるんじゃないでしょうか?勢いで突っ走っていられるうちはいいけど、それだけではすぐに飽きられてしまうと思います。
頑張れ、HEAVENLY!応援するぞ!


HEAVENLY - Sign of the Winner - Still Believe ★★ (2001-11-10 03:41:02)

聴いてるだけでうれしくなってくる、ゴージャスで必要以上に大仰な曲。全編を分厚いコーラスが彩ってるので、ちょい弱いVoも十分に補われてます。Voが一人で歌っているパートはやはり若干気になりますが…。それよりもサビのコーラスはライブで皆で叫ぶこと間違いない、オーディエンス参加型のいい曲ですよ。メロディが非常に耳に残る気持ちのいい躁型の疾走曲。
B!の点数だけ信じると大したことなく感じるかもしれないけど、このメロディは買いですよ!


HEAVENS GATE - Livin' in Hysteria - Gate of Heaven ★★ (2001-08-06 22:48:05)

もう説明の必要も無いくらい、かっこいい疾走曲。
イントロ聴いただけで血が騒ぎます。
もう10年前の曲なのに全く色褪せてないのがすごい。


HELLOWEEN ★★ (2001-08-15 02:47:00)

思い入れの深さではこのバンドはトップクラスです。
順番でいうと、一番最初に「KEEPER~Ⅱ」を高校生の時に初めて聴いて、とにかく衝撃を受けました。「こんなすげーバンドあったんだぁぁぁっっ!!!」
「ジャーマンメタル」の代名詞ともなったその疾走曲の爽快感、憂いと哀愁さえ漂う楽曲に乗るポップな歌メロとのアンバランスの妙、長尺の曲でも全く飽きさせない構成力、そして何よりもマイケル・キスクのVo!絶品の歌唱が乗ってこそこれらの楽曲の魅力も増すってもんです。ここまでの要素がつまったアルバムはもう作れないんじゃないか?とまで思ってしまいます。
個人的な意見ですが、ボクにとってはHELLOEEN=キスクです。アンディ加入後のHELLOWEENも音楽的に嫌いじゃないですが、もう別バンドだと思ってます。アンディの違和感だいぶ薄くなったし、曲の質もアルバムの質も高いです。が、やはり「KEEPER Ⅰ・Ⅱ」の頃の魅力には遠く及びません。アルバム出れば必ず買います。でも92年の「PINK~」時のツアーでキスク在籍時のライヴ見れたのをいい思い出に、ボクの中のHELLOWEENは幕を閉じています。(「CAMELEON」はさすがにダメでした)いい思い出です。だからもう無理にこの頃を追い求めることは辞めました。
「最初に出会ったものが最高のものだった」
これがボクのHELLOWEENに対する思いの全てです。
ボクが死ぬ時に棺おけに入れてもらう予定の(笑)BEST MDの最後の曲は絶対に“How Many Tears"です!(ただしキスク ライヴver.に限る。カイver.も、ブートCDで聴いたアンディ ライヴver.もNG)


HELLOWEEN - 1989-05-30: Pumpkin Fly Free Tour '89: Tokyo, Japan ★★ (2002-05-13 02:29:00)

同じくこのブート持ってます。
何よりも選曲が素晴らしいの一言に尽きます。この際、音質なんて多少のことは目をつぶります。客席録音ってことで、臨場感はやっぱりスゴいですね。
Liveでの“Halloween"、“Keeper Of The Seven Keys"を聴けるだけでかなりの価値があると思います。現ラインナップでは絶対にヤラないでしょうからね。
Liveでもアルバムと同じ歌唱が出来るキスクはホントにいいVoですね。
やはりHELLOWEENはこの頃が最高だったなーという懐古趣味に走ってしまう1枚。(2枚組だけど)


HELLOWEEN - Helloween - Victim of Fate ★★ (2002-11-24 01:38:19)

カイ・ハンセンのVoが大嫌いになった元凶の曲(笑)
何せキスクver.を先に聴いていたので、demmyさんも書いてらっしゃるサビの部分が、カイのはお経にしか聴こえなかった(笑)
どう贔屓目に見ても、カイが歌い続けていたらHELLOWEENの今の地位はなかったでしょう。
そのキスクの方を聴いて、改めてかっこいい曲だと思いました。
ちなみにこのキスクver.、「THE BEST、THE REST、THE RARE」に入ってます。
(守護神伝・完全版にも入ってるんでしたっけ?持ってないのでわかりませんが)


HELLOWEEN - Keepers Live - How Many Tears ★★★ (2001-07-09 13:24:14)

このHPだとHELLOWEENはEAGLE FLY FREEが人気みたいですが、ボクはHELLOWEENと言ったらこれ!!キスク在籍時のライブでこの曲を生で聴いた時の感動は忘れられません。HMの魅力全てが凝縮された名曲だと思います。


HELLOWEEN - Pink Bubbles Go Ape ★★ (2002-05-28 22:57:00)

確かに人気無いですねぇ。
個人的には「CHAMELEON」は許容範囲外ですが、このアルバムまではOKです。
とは言っても発売当時はかなり期待外れというか、裏切られたイメージ強かったですね。
「KEEPERS Ⅰ・Ⅱ」とは全く別路線のポップ・メタルですが、キスクのよく伸びるメタルVoがまだ十分堪能出来るので、HELLOWEENのポップサイドを強調したものと考えれば中々の作品だと思います。
個人的には大仰な“Mankind"などは十分に魅力的な曲だと思います。
(でも“Mankind"いい曲だよね、と聞いてもあまりいい返事をもらえたことないなぁ…)


HELLOWEEN - Pink Bubbles Go Ape - Mankind (2001-08-02 20:39:49)

HELLOWEENの曲これだけ書き込まれてるのに、このアルバムからの曲これまで一曲も書き込み無かったんですね。
なんせ「KEEPER~Ⅰ/Ⅱ」の後に出たアルバムだったのでほとんどの人が肩透かしをくらったアルバムでしょう。発売延期とかで揉めてたしね。ボクは輸入版で早々と手に入れて人より先にガックリできました。
でも今聴くとそんなに悪くないかなーこのアルバムも。なかでもこの曲はある程度ドラマティックで大抑な楽曲に、少しポップめのメロディが乗り、それをキスクの伸びやかなVoが歌うといった感じで、KEEPERSの疾走系の曲とは趣が違いますがこれはこれでいい曲だと思います。万人に薦められる超名曲ではないとは思いますが。


HIGHLORD - Breath of Eternity ★★ (2002-09-03 04:39:00)

このバンドは初めて聴きましたが、彼等の3rdらしいです。
今作からVoが変わったらしいですが、中々魅力的な歌唱を聴かせてくれますね。HMバンドで歌う声としては十分に魅力的であり、実力も兼ね備えていると思います。
音楽的には特に目新しいわけではありませんが、シンフォニックでメロディックなHMをやってくれています。「~に似ている」といったことを言い出したらいくつか名前が挙がってしまいそうですが、個人的には最近聴いたこの手のバンドの中では完成度も高く、魅力的なメロディを多く持っていると思います。Voの上手さが個性の一つになっていると思うけど、なんかもう一つ足せると突き抜けられると思います。
⑪“Pegasus Fantasy"はアニメ「聖闘士星矢」の主題歌。こういうのもアリかと…(笑)


HIGHLORD - Breath of Eternity - Pegasus Fantasy (2002-09-03 04:22:20)

だはははは……大笑い!(失礼!)
聖闘士星矢の主題歌やんけ!サビの「セイントセイヤッッ!!」もそのまま。いやー懐かしい気分にさせてもらいました。Drがやたらパタパタしてアルバム中突出して音質が悪いのも笑って許せるくらい楽しませてもらいました。


ICED EARTH ★★ (2003-09-23 09:19:00)

今夏、彼らのライブを観に来欧する予定でしたが、Voマシュー・バーロウの脱退により公演中止…。
がっかりしてたんですが、JUDASを追い出される形になったテイム・オーウェンズが加入!前任者との歌唱スタイルの違いからあまり想像つかなかったけど、ドラマティック・スラッシュと言われた彼らにテイムの凄まじいVoが合わないわけがない!
それに個人的に大好きなギタリスト、ラルフ・サントーラまでが参加したらしいので、非常に楽しみなラインナップになりました。
これまでは実力がありながら日本では地味~な存在でしたが、一気に表舞台に上がってきそうですね。(ヨーロッパでの人気は凄いらしいです)
ニューアルバムが非常に楽しみです。


ICED EARTH ★★ (2003-10-18 03:48:00)

>5150さん
なぜかはわかんないけど、MILLENIUM、EYEWITNESS等で活動してた彼その人です。
とは言ってもWeb上でしか確認してなかったので、公式ページを覗いたところ、特に記述が見当たらないんですよねー。(見つけられないだけか?)
色々探してみたところ、間違いない情報だとは思うんですが。
参照↓
http://www.tartareandesire.com/bands/icedearth.html


ICED EARTH - Burnt Offerings ★★ (2003-09-23 09:29:00)

個人的にはICED EARTHでは一番好きなアルバム。マシュー・バーロウ加入1枚目、バンドとしては3rdになります。
前作は一本調子なVoがどうにも馴染めなかったので、ダーティだけど魅力的な声質を持つ彼の加入は願ったりでした。激しい咆哮から歌い上げるスタイルまで幅広い表現力を持つ彼の加入は間違いなくバンドにとってプラスになったと思います。
クリーントーンのアルペジオ→細かく刻まれる重いリフというジョン・シェイファー得意の楽曲スタイルはこの頃から健在で、1曲の中に緩急を付けるのが上手いですね。この1枚で、ICED EARTHは他に類似バンドが思い浮かばせない稀有の個性を完成させたと思います。
出だし3曲のドラマティックさとラストの16分におよぶ大作“Dante's Inferno"は圧巻。


ICED EARTH - Burnt Offerings - Diary ★★ (2003-09-23 09:32:00)

前半の語りの部分と後半の重く激しく展開していくパートの対比が美しい。
特に後半の疾走パートでのザクザク刻まれるスラッシーなリフが堪らない~。


ICED EARTH - Horror Show ★★ (2002-02-17 23:39:00)

ICED EARTHの魅力はやはり重厚なリフだな!と再確認。彼らもすでに音楽的な方向性は固まってきているので、特に新しい要素は見当たらなかったけど、決してマンネリとは感じさせないところがスゴイですね。音楽スタイルは一貫しながらもその根幹にある骨太なリフのアイデアが豊富なため、それぞれのアルバムに様々な彩りが加えられているからだと思います。
大元にあるスラッシュメタルの面影を残しながら、あくまでアグレッシブなパワーメタルである姿勢がいいですね。マシュー・バーロウの男クサイ咆哮もたまらなくカッコイイ!!このアルバムはタイトル通り、彼らのホラー的な側面が最も表されたアルバムです。1曲ごとに異なった主役がいて、それぞれの暗黒サイドを見事に表現してると思います。ライブが見てみたい!!


ICED EARTH - Night of the Stormrider ★★ (2003-09-23 09:38:00)

出だしの“Carmina Burana"を彷彿させる荘厳なイントロで悶絶。
ただ、個人的には冒頭のインパクトが強すぎてアルバム全体の印象は案外淡白なんですよね。
これは当時のVoがメリハリの無い歌唱をしていたのが原因かな。
ジョン・シェイファーの作る個性的なリフは既にこの頃から聴ける。完全な個性を確立する前段階の発展途上な1枚の印象が強いです。


ILLNATH - Cast Into Fields of Evil Pleasure ★★ (2003-04-05 01:55:00)

クレジットを見るに恐らくデンマーク出身のシンフォ・ブラックバンドです。
実は先日出張先のシドニーのCDショップでかかっていて、CRADLE OF FILTHの新作だと確信して店の人に聞いたら、このILLNATHという聞いたこともないバンドでした。「これは掘り出し物に違いない!」と思って買ってきたんですが、本日B!誌を買いに行ったdisc UNIONに山積みされてました。MCDと2枚組なところまで一緒じゃないかっ!(笑)
内容は、ホラー調を薄めにしたCRADLE OF FILTHってところでしょうか。アルバム全体を通して聴くと、Voの表現力の多彩さに気付くんですが、ところどころでの声質、歌いまわしがダニ・フィルスにそっくりなんですよ。あの個性溢れる喚き声が聴こえた瞬間、「あっ、CRADLE OF FILTH!」って思いましたもん。(ちなみに店内でかかっていたのは⑤“The Creators Biggest Pride")
演奏もタイトだし、音質もなかなかです。国内盤出るのも夢じゃない!?
⑥“Gloom Gathering"の様なシンフォニックで美しいインストを聴くと、このバンドのアレンジ力の高さがうかがい知れると思います。
そういえばこのILLNATHで満足しちゃってCRADLE OF FILTHの新作買ってないや…。


IMPELLITTERI - Screaming Symphony - Rat Race (2001-08-02 21:07:12)

クリス・インペリテリ=超早弾きのイメージありますが、ここ何年かは曲の良さとリフこそが彼の長所の気がします。
この曲もソロこそピロピロキ○ガイのように弾きまくってますが、メインのリフのかっこよさがあってのものだと思います。


IMPELLITTERI - Stand in Line ★★ (2002-03-10 05:33:00)

なんだかんだ言って結局聴いてるIMPELLITTERI(いまだにスペルがわからん!!)ですが、高校生の頃最初に聴いたこのアルバムが最もインパクトがあってそして最もお気に入りです。何しろこのアルバムがグラハムのVoを聴いた最初のアルバムですからね。
クリスのGは確かに速いんだけど、リフのよさにこそ魅力があると思います。タイトル曲はかなりな名曲ですよ。
今改めて聴き直すと、確かにALCATRAZZっぽい感じもしますね。メロディの骨の部分がしっかりしてるからじゃないかと思いますが。


IN FLAMES - Lunar Strain ★★ (2001-07-28 16:31:00)

「Stand Abraze」はマジで最高です。
メロデスの~っていう但し書き無しでも名曲です。
っていうかそんなにデスメタルを聴いてるって意識はないですね。
これを聴いて、そしてDARK TRANQUILLITYの「Punish my heaven」聴いていいな、と思った方、慟哭叙情デスの世界へようこそ。奥深くて楽しいよ(笑)


IN FLAMES - Reroute to Remain: Fourteen Songs of Conscious Insanity ★★ (2002-09-09 01:29:00)

通算6作目、ここにはすでに「北欧メロディックデスメタルの黎明期を代表するバンド」としてのIN FLAMESはもういない。SLIPKNOTらとツアーを重ね、いわゆる“ニューメタル"風の雰囲気をまとったエクストリーム・メタルとも呼べそうな1枚。
リフやメロディ重ね方、キャッチーで時にはポップですらある歌メロなどは間違いなくIN FLAMESのそれである。だが楽曲の根幹にあるのは、これまでの“叙情的な正統HM風の楽曲の上にデスVoが乗る"いわゆるメロデス的な代物ではない。よりコアで無機質な香りすらする新世紀のアグレッシブ・メタルである。“らしさ"こそ残されてはいるものの、今作に込められたアグレッションは、これまでとは比較にならないほど容赦がない。
本作は確かにこれまでに築きあげてきた彼等の魅力をあえてリセットしてしまったような印象もある。メロデスではないし、もはやデスメタルでもないかもしれない。しかし聴きこんでいけば、ここにあるのは紛れも無く「21世紀のHM」として高品質な作品であることを否応なしに自覚させられる。この変化を「バンドが世界的にメジャーになるため」のものとして否定的に捉えることは簡単である。でもそんな細かいジャンル分けや保守的な意見など吹き飛ばすくらい、本作のHMアルバムとしての完成度は高いと思う。アンダースのVoはこれまで以上にテンションの高い咆哮をあげているし、そういった意味ではデスVo嫌いの人は生理的に受け付けないかもしれない。でもあえて言いたい。「HMという音楽が好きであれば本作を聴くべきだ」と。こういった作品をジャンルでくくって通り過ぎてしまうのは勿体無い。
オマケで付いてくるポストカードはやはり不要だ。それに初回限定の特別パッケージもCDを収納する際に余計に場所を取って邪魔なだけ。


IN FLAMES - Reroute to Remain: Fourteen Songs of Conscious Insanity - Drifter ★★ (2002-10-05 03:22:59)

新世紀のIN FLAMESの代表曲になりうる1曲と思う。
とは言っても比較対照たり得るのは“Stand Ablaze"“Jotun"ではなく、SLIPKNOTの“People=Shit"あたりのような気もするが…。
とにかく殺傷力のある突撃リフと、かつての面影を感じさせる慟哭のメロディが秀逸。


IN FLAMES - Subterranean - Stand Ablaze ★★ (2002-06-29 11:59:10)

これはメロデス必聴曲!
と思ってたのはこれが発表された当時。さすがに今聴くと音質はペラペラだし、前半と後半であまりに曲調違うしで、かなりちぐはぐな印象は否定できません。
でもこの曲をあの時点で作っていたことは評価できるし、この曲が与えた影響はかなり強いと思う。
まあ少なくとも聴いて損する曲ではないので、試しにどうですか?


IRON MAIDEN ★★ (2001-10-03 02:13:00)

このバンドで好きな曲を順に挙げると①Hallowed Be Thy Name ②Run to the Hills ③が同着でNumber of the BeastとAces High なので、アルバムなら間違いなく「Number Of The Beast」です。
Voは文句なしでブルース・ディッキンソンです。今考えるとポール・ディアノとブレイズ・ベイリーってタイプ似てると思うんだけど、ブルース加入後のドラマティックな正統HM調の曲を歌うには2人とも技術が無さ過ぎですね。スティーブが、初期の頃にあったポールの持っていたパンキッシュなエナジーを求めてブレイズを加入させたのは分からなくもないけど、どー考えても失敗だったと思う。
評価の高いブルース復帰後の「BRAVE NEW WORLD」は、個人的にはブルースが戻ったという事実以外にはそんなに特筆することは無いかなーというのが正直な感想です。ブルースのソロの曲の方が魅力的に聴こえてしまうのはMAIDENファンとしては残念な限りです。
JUDASがある意味問題作を引っさげて戻ってきたのとは対照的で面白かったけど、ここまで大所帯の編成になったんだから、これまでと同じじゃなくて、このメンツでしか出来ないようなぶったまげる何かが欲しいですね。


IRON MAIDEN - Somewhere in Time - Alexander the Great ★★ (2002-10-05 03:19:01)

ん?この曲が抜けてるとは!?
静かな始まりから徐々に盛り上がっていく様はかなりドラマティックで、個人的にはこのアルバム中、というよりI.MAIDENの全曲の中でもかなり好きな曲です。この曲はI.MAIDENにとっての“Achilles Last Stand"だと思うんだけどな~。
特にサビはかなり印象的で忘れられません。ま、ちょっと曲が長くて全くダレないとは言えないけど…。


IRON MAIDEN - The Number of the Beast - Hallowed Be Thy Name ★★★ (2001-10-03 01:57:02)

今さら書くのもなんですがとにかく超名曲です。
曲の中で起承転結を表現する際のお手本のような曲ですね。曲のことは皆さんがいっぱい書かれてるので、今さら陳腐な表現で紹介することはやめますが、ボクの中ではIRON MAIDENの最高傑作です。ブルース加入後最初のアルバムでいきなりこんな名曲を作ってしまったとかろがすごいですね。当時Voの交代でブルースを否定的に評価した人多かったそうですが、信じられないっす。どう考えてもポール・ディアノじゃあこんなドラマティックな曲は歌えねーだろ?!まあ彼には彼の長所もあるけど…。
ということでHMファンでこの曲未聴のかたいたら、とにかく聴いてください!人生で一つ損をしてますよ!!


IRON SAVIOR - Condition Red ★★ (2002-07-07 03:42:00)

このバンドって基本的には新人バンドというよりは、すでに名の知れた人たちが作ったバンドとして登場しましたよね。そのことはクオリティや楽曲の方向性を予測しやすいという利点はあるものの、逆にあまりに音が想像出来てしまうという諸刃の剣でもあると思います。
ピート・シルークやカイ・ハンセンという初期HELLOWEENに関わりのある人脈や、JUDAS PRIESTに影響されたという記述やカバー曲の選択などから音が想像出来すぎたんで、これまではこのバンドは素通りしてました。で、C3さんの大プッシュもありついに手を出した次第です。
率直な感想を言えば、「想像通り」のスタイルでしたが、楽曲の質や内容は「想像以上」でした。HELLOWEEN直系のタイプではないものの、疾走感、溢れんばかりに情感に満ちたメロディ、そして男くさくガナり気味にシャウトするピートのVoと、ジャーマンメタル的な要素はたっぷりで、特に驚くような新しい要素があるわけではないもののそれらのトータルでの質の高さには驚きました。メロディが印象的な曲が多いですよね。さらっと聴き流しちゃうのではなく、「あれ、これ何曲目だ?」と確認する回数が多かったし。
タイプ的にはSINNER+初期GAMMA RAYな感じ…ってそれじゃあPRIMAL FEARじゃねえかよっ!とツッコミが入りそうですが、そんな感じです。あとは「SPOOKED」の頃のPRETTY MAIDSっぽいかも!
“ジャーマンメタル"と聞いてすぐに思いうかぶHELLOWEENタイプではなく、“ドイツ出身の正統派メタル"って考えた方が音のイメージ沸きやすいですかね?高品質な正統メロディックHMの好盤です。
C3さん、誉め足りないですか?こんなんで許してやって下さい(笑)


IRON SAVIOR - Condition Red - Ironbound ★★ (2002-07-04 22:46:59)

そーですねー、飾り気の無いストレートで力強い曲ですね。
全てのパートが聴き手をぐいぐい前に前にと引っ張っていくパワーがあります。そしてパワー一辺倒でなく、ちょい哀愁漂う綺麗なGソロも耳を引きますねー。


JAMES LABRIE'S MULLMUZZLER - MullMuzzler 2 ★★ (2001-12-26 06:29:00)

最近また聴き直してます。
一言でこのアルバムを表現すると、「自分の思うように歌ったジェイムズ・ラブリエの歌はこんなにすばらしかったのか!」ということに尽きます。個人的には3rd以降のDREAM THEATERのアルバムでのラブリエの歌唱は、なんか抑圧された感じというか、彼の本領が発揮出来ていない勿体無い使われ方をしているな、と思っていました。それだけに、彼が自分の歌いたいように歌メロを作ったこのアルバムで、久しぶりに本領発揮!ってな感じです。
楽曲もDTほどではないにしろ、ほどほどのプログレッシブさをもった曲が多くを占めます。DTの場合は周りの演奏のレベルがあまりに高すぎるため、彼ほどの歌い手であっても演奏の中に歌が埋没してしまいがちです。だからこのアルバムのような適度なプログレッシブさがちょうどいいのかな、などと勝手なことを考えてしまいます。個人的には⑤“Stranger"はDT的なプログレッシブさ・HM的アプローチ・歌メロの素晴らしさが理想的に融合した名曲だと思います。(そして個人的には最もDTらしい曲だと思う)
3rd以降のDTに若干のもどかしさを感じているボクにとっては、彼が歌った作品中では「IMAGES AND WORDS」の次に好きな作品です。このラブリエからのメロディの要素を導入してこそ、DTはまた凄まじい作品を作ってくれそうな気がします。そうでない場合は是非このバンドを存続させて素晴らしい歌を聴かせ続けて欲しいものです。


JAVAN - SOMEWHERE IN THE NIGHT ★★ (2003-09-23 09:08:00)

以前実家に帰った時に、10年以上前に作ったお気に入りテープを発掘。そこに入ってた“Dreams"なる曲が誰の曲かわからず悶々としていたんですが、ついに発覚!
91年に輸入盤でのみ出てたこのJAVANでした。
当時高田馬場には、B!誌の輸入盤レビューに載ったモノをすぐに入荷するという、メタラーには重宝されるレンタルCD屋があり、これもそこで見つけた1枚でした。
この1枚しか情報も音源もないけど、これはいいですよ!
声域も声質も北欧的な上手いVoが歌い、適度にテクニカルなGが弾きまくり、煌びやかなキーボードが彩りを加える。これほど高品質なバンドが日本盤出なかったのが今でも不思議です。メロディに妙にメジャー感があり、感涙モノのバラードからハードドライヴな曲まで曲調も豊かで、埋もれてしまうには惜しい逸材でした。
今でも中古屋でたまに見かけます。80年代のゴージャスな音が好きな方は是非!


JAVAN - SOMEWHERE IN THE NIGHT - DREAMS ★★ (2003-09-23 09:10:52)

静かなアルペジオで始まり、哀愁を帯びたVoが切々と歌い上げるバラード。
サビにかけての盛り上がり方が凄まじいです。
そしてサビの絶唱!
正に埋もれてしまったバンドの埋もれた名曲。


JOE LYNN TURNER - Slam - Heart Of The Night ★★ (2001-11-17 01:05:35)

改めてジョーの歌はいいなあと実感しました。実は彼の声に触れたのはBRAZEN ABBOT以来かも。まったく衰えていないハリのある声は健在でした。特にこういうバラード系の曲では絶対的な情感の込め方の上手さが光りますね。
そんでこの曲もジョーの声質にぴったり。後期RAINBOWに似た雰囲気もあるので、この1曲のためにアルバム買っても損はしないと思います。


JOHANSSON - Sonic Winter - Enigma Suite (feat. Yngwie Malmsteen) ★★ (2001-10-20 03:18:23)

イェンスとアンダースのヨハンソン兄弟のバンドでの2nd収録の、イングウェイ参加のスリル溢れるインスト曲。
この緊張感を求めてた!近年のイングウェイのバンドでこれほど心を震わすインスト曲があっただろうか?特にイェンスのプレイは圧巻で、まさに凄まじいバトルを繰り広げています。
この曲を聴いて、イェンスのKeyフレーズはピアノで弾いた時にこそボクの心に突き刺さるんだと実感。最近のSTRATOVARIUSでのプレイもいいけど、この曲や、初期SILVER MOUNTAINでのプレイと比較すると、なんかまだ彼の実力をフルに生かしきれてない感じがします。