1991年発表の初期のライブ盤。非常に安定した演奏と整ったプロダクション。未発表曲が2曲あって、 "Trash in Tibet"がインスト、"Back to the Wall"がデビュー前の曲。"Trash in Tibet"の格好良さは 異常な程で、正統派メタル好きで反応しない人はいないであろう名曲。"Back to the Wall"も素晴らしい。 初期の彼らはメタル志向だったのが良く判る。シーンに隠れてしまって、非常に惜しい一枚。 当時のギタリストのウォルター・ピーチは実に素晴らしいプレイ。
熱心なAXXISファンなら感激モノ!超豪華ゲストによるメドレー! "Little Look Back" "Kingdom of the Night ""Flashback Radio"等の 名曲を、アンディ・デリス、デヴィット・リードマン、シュミーア(!)、 ドロ・ペッシュ、クラウス・レスマンが歌う。メロディの分かりやすさは、 ジャーマン随一かもね。やはりデヴィット・リードマンの巧さが際立つ。 シュミーアめっちゃ歌ってて気持ちよさそうw
英国出身を最大限に生かした作風は、他のテクニック偏重のプログレメタル バンドとは一線を画す素晴らしさ!ホント惚れ惚れするほど美しいメロディの宝庫! 2nd以来の復帰となるグリン・モーガンのヴォーカルも、マンネリ打破の一つの なり、なかなか聴かせる。ヘヴィなのにキャッチーな" Small Dark Lines" メロディの秀逸な"Stars And Satellites"はこのアルバムの白眉。 "Trust The Process"なんか非常にカッコイイし!"Lost In Translation"のプログレ感は たまらない!2枚組なのに、胃もたれ感なしに聴かせるのは凄いよ! ここ日本ではプログレメタルの人気は落ち着いてしまっている感があるが、 ベテランであるこのバンドは今こそ聴いて欲しい。安定感は半端じゃない!
2008年発表の2nd。女性Voヴェロニカ・フリーマンを擁するアメリカン・パワーメタル作品。 ジョージ・リンチ・クレイグ・ゴールディ・マンニ・シュミット(!)がゲスト。 (この後Grave Digger『Ballads of a Hangman』でヴェロニカがゲスト参加した経緯あり) アクセプトの『Balls to the Wall』カヴァー収録。
とレビューはこれくらいにして、現在手に入れられる1st+2nd+DVDの豪華ボックスSETの充実度は本当にスゴイですよね。 マニアは全員買わねばならん!と断言出来るくらい。当時のベイエリアメタルの熱狂が伝わってきます。ブックレットの タイトルが「RISE OR FALL~ベイエリアの伝説」。激動のバンドの歴史が綴られております。
9作目。彼らの作品を追いかけると、AC/DCだったりプリーストだったり聴いてるこちらが混乱してくるのだがw 実のところ彼らは凄く器用なんだな、と気付かされる。『音楽性を変えました』と主張してるかのようなタイトル には苛立たされるがw、80年代的アメリカンサウンドを見事にこなしている。しなやかかつ華やかです。 マーク・ストレイスの歌唱力が光っております。『Let This Love Begin』は本当に素晴らしい! 実際マニア諸氏は「Headhunter」に並ぶ名盤と推す声も多いそうで。何故かアラン・ホールズワースが9曲目で ゲスト参加しております。
ビルボード200での最高位は『Blessing in Disguise』の75位を抜いたと言うのですから、これは驚きですね! ちなみに『The Human Factor』はチャートインせず・・・彼らの『最も失敗したアルバム』だそうで(Wikiより)。 マイク・ハウの復帰を待っていたFANが多かったんでしょうね。かく言う私もその一人。作品の出来よりも、 彼のヴォーカルを聴いているだけで、今までの彼らへの思いがこみあげてきて・・・FANやってて良かった!