83年発表の2nd。 デビュー作ではむしろ日本でしか売れなかったのか?というファンの猜疑心を持たせてしまったが、本作が堂々アメリカでブレイクしたので、日本のファンとしてはホっと胸を撫で下ろした一枚。 僕個人としても当時ブリティッシュ志向で暗めで疾走感のあるサウンドばかり聴いていたので、カラっと明るいアメリカンハードロックもいいなぁ~、と結構愛聴してたと思う。 聴き所としてはやはり今や代表曲となっている“Rock In America"、続く“Rumours In The Air"、シングルヒットした“Sister Christian"、そして個人的には一番好きな“When You Close Your Eyes"だ。 NIGHT RANGERなら断然これから聴いて欲しい!
83年発表のデビュー作品。 この当時北欧出身のバンドが稀有だった事もあり、衝撃のデビュー作として日本ではもてはやされた。ラジオでも“In The Future To Come "、“Seven Doors Hotel"等はヘヴィーローテーションしていたように思う。完成度でいくと2nd以降のほうが圧倒的に上だとは思うが、個人的に愛着があって今でも聴くのは本作のほうだ。 今年は暖冬だけど、冬になったら思い出したように引っ張り出して聴いてしまいます。 ところで、当時ライバルと目されていたTRASHはその後どうなったんでしたっけ?これ聴いてると、ついでに思い出しては気になってしまう僕なのでした・・・・
91年に日本で出た文字通りのヒットシングル集。 彼らは80年代中盤に人気を博したイギリスのグループで、ここに収録してあるのも誰もが聴いたことがあるようなヒット曲ばかりだ。最も有名なのがバラードの“True"。この曲はこのイギリスのムーブメントの中でもとても重要な一曲であったように思う。だけど、個人的には最も好きなのは“Only When You Leave"。ダンサンブルで押しの強いナンバーなので、TO/DIE/FORあたりがカバーするとハマると思う。昔、高嶋(兄)が何かの番組でこの曲を歌っていたが、やたら上手かった記憶がある。俺より上手くこの曲を歌えるヤツは俳優さんかよ!?ってショックを受けたな(笑) 80年代のイギリスに興味のある人は聴いてみては?
06年発表の3rd。 何故かB誌ではまだレビューされていないが、遂に待望の3作目のリリースだ!前作では若干ギターワークに不満があったが今回は飛躍的に改善されていて、非常に魅力的なソロを聴かせてくれるのがまず嬉しい。もちろんVOは圧倒的に上手いし、曲調もさらに王道・正統派路線を堂々と行く申し分のない出来だ。 今回はコンセプトアルバムとの事で、全体の統一感もあるし、何せ曲そのものが素晴らしい。正にCⅡC節の“Who Am Ⅰ To Be"からスタートし、シングルカット出来そうな“Heal You"、からヘヴィな中盤3曲は圧倒的な存在感を示す。ラスト2曲も虚無感を伴いながら美しいメロディが印象的だ! 印象としては、WHITESNAKE+METALLICA+SENTENCED=CⅡCな感で、個人的には今年初めての90点超え作品!来月のB誌でのレビューが楽しみなところだ。是非レビューは大野さんにお願いしたいな(笑)
84年発表の3rd。 おそらく彼女の最大のヒットになったであろう作品で、当時は見事にメジャー化したなぁ、っと感心した記憶がある。特に彼女の代表作になった“The Lucky One"、“Self Control"の出だしの2曲は強烈なインパクトがある。加えて、その後の大人の女性路線の前触れでもあった“Will You Still Love Me Tomorrow"はそれまでになかったしっとりとした魅力を感じさせてくれる。 今でも、たまに引っ張り出して聴いてますね、この作品。
06年遂に念願のCD化で、先日購入しました♪ 曲順、内容はレコード盤と全く一緒なのですが、1曲最後にボーナストラックが収録されています。購入前の人には種明かしして申し訳ないのですが、これはRAINBOWの演奏で、61年にシュレルズが大ヒットさせたナンバー“Will You Still Love Me Tomorrow"です。元々はしっとりとしたバラードなんですが、誰かさんが歌うとコテコテに脂ぎった風味になるところはご愛嬌と言ったところでしょうか(笑) それはともかく、オールドファンにも若いファンにも聴いて欲しい作品ですので、見つけ次第即購入でお願いします!
06年発表の2nd。 僕はメロスピが苦手なので、聴きはじめた頃は少々印象が悪かった。特にVoはパワー不足で聴き取りづらいので、トホホ感を倍増させたが、よくよく聴いてみると結構これはこれで中身の濃いいい出来なのである。雰囲気としてはリトルANGRAで、しっかりとしたテクニックに各楽曲ともなかなかいいメロディラインを持っている。今回の中では勢いのある“Medusa"、EXCITERやHELLIONのような初期パワーメタル風の“Guide Of Dead"がお気に入り。 今後の成長次第ではANGRAのトップクラスのフォロアーになる可能性も秘めてるバンドではないでしょうか?あとはVoを何とかして欲しいかな、やっぱ。
88年発表の7th。 彼らのオフィシャルサイトのアルバム人気投票ではTOP3に入っているのも納得の充実した仕上がりだ。特に冒頭の2曲“Commercial Dynamite"、“Taking The World By Storm"はキャッチーにしてコンパクトな佳曲で、この作品を聴こうという気にさせてくれる所が嬉しい。その後は6~11分台の長い曲が続くが、全く曲の長さなど気にならない。プログレ的というよりは初期DEEP PURPLE的で、やはりそこら辺にこのバンドの血筋を感じずにはいられない。英国の懐かしいハードロックの香りがここにはあるんだな。 ところで、ジャケットの右上に超合金のマジンガーZのロケットパンチと思しきモノが撃墜されてんるんですけど、それって僕が小学生の時に失くしたヤツ?道理で何処にもないはずだ、イギリスまで飛んでってたのね(笑)
06年発表の2nd。 前作が大ヒットすると、どうしても二番煎じだとか、無理な方向変換をして期待を大きく裏切ることが多いが、これは正真正銘の前作を凌駕する名盤だと思う。とにかく一曲一曲実によく練り込まれているし、最後まで緊張感を落とすことなく高いレベルを維持している点はさすがの一言! 昨年のAFTER FOREVERの“REMAGINE"と同様に今最も気に入っているのが本作、このジャンルのトップランナーとして見事な作品をリリースしてくれて大満足の1枚だ。 お気に入りは“Call Me When You're Sober"、“Weight Of The World"、“All That I'm Living For"。個人的な今年のお気に入りベスト3内には間違いなく入ってくるでしょう!
06年発表の2枚組ライブ作品。 CD①は初期のマイナー曲を中心にしたマニア向けな選曲になっている。スポーツチームで言うならレギュラー組を外してリザーブの選手がズラッと先発しているような感じだ。昔からのファンなら、この曲のライブテイクが聴けるとは!ってな感じで、楽しめるし、実際“Warrior"、“To Hell And Back Again"なんかはなかなかカッコいい。ラストのレギュラー組3曲はさすがの一言だ。 CD②は最新作からのテイクを中心にした「今」のSAXONを堪能できる一枚。やはり曲順としてはこの出だしの方がしっくりくる。“Lionheart"がオープニングの方がいい。メドレーは相変わらず上手いし、選曲という面ではCD①よりこっちの方がいいと思う。 2枚を通して感じるのはやはり非常にラフな作りにする事で、生々しい「有りのままの」SAXONを今回表現している点。飾り気のないその無骨な彼らの姿勢こそ漢を感じさせるのです。渋いね~、“SAXON Is My Life"って感じですよ、ファンとしては♪
85年発表の2nd。 僕にとっての初SLAYERがこの作品で、結構思い入れがあり気に入っている。出だしの呪文のようなイントロはどうかと思うが、“Hell Awaits"は非常にインパクトがあったし、“At Dawn They Sleep"も強烈だ!ただ、大作主義なこの作品は後から思い出してみると曲が必要以上に長く、冗長な印象を残してしまうのはちょっと残念な気はする。ま、そこら辺が改善されたのが次作な訳だから、聴き比べてみるとSLAYERの成長がよくわかって良いと思う。SLAYERファンならこの作品も押さえて欲しいところだ。
05年発表のベスト盤。 なかなか当時の作品を改めて探すには厳しい70年代のバンドにおいては嬉しい一品である。HMサイドの人間ならよくカバーで聴いたことのある楽曲も多く収録されていて、とっつき易い。 代表的な“Fox On The Run"、“Action"、“Set Me Free"あたりは本当にいろんなバンドにカバーされているので、これを機会に原曲を聴くのも乙なもんでしょう。 たまには温故知新もしなきゃね!
88年のデビュー作品。 当時はZEPに似すぎている、と随分批判の多かった作品だけど、僕個人としてはZEP自体をそんなに聴いたことがなかったので、全く先入観なく聴けて、普通にいい作品だと思った。逆に元STONE FURYのレニーが脚光を浴びてラッキー、っていう感じだったかな。 楽曲的にはヘヴィーな“Living Out Of Touch"、名バラード“What Love Can Be"、力強いメロディが印象的な“Hideaway",“shout It Out"あたりがお奨め。今でもたまに聴きたくなる、そんな作品ですね、僕にとっては。
僕もロージーさんと一緒で、雑誌の高評価につられて“INTO THE PANDEMONIUM"を当時買ったが、全く受け付けなかった苦い経験がある。それ以来、「シンフォニック」っと雑誌に書いてあると自然に回避するクセがついてしまった・・・・ で、今回もまた高評価(笑) 「あつものに懲りてナマスを吹く」?、イヤ待てまた返り討ち?悩んでます(笑)