86年発表の2nd。 同時期に出たANGELDUSTの“Into The Dark Past”と比べれば随分と聴き劣りするけど、この時代の空気感を伝えるには十分な作品だと思う。 前半の3曲までは期待以上の出来で高揚感も高まるが、中盤以降は併殺打の連発で何故そ~なる?っといちいち説教したい気分にさせる。ラスト2曲はそれなりに聴けるだけに余計に中盤が残念だ。 ゲスト登場のリッチの息子も超凡打で、あ~あ、ってため息が漏れるのはもうご愛嬌のレベル♪ まあ、多くを期待しないで聴けば、スラッシュの原型が好きなファンなら楽しめると思う。 それ以外のファンはスルーしても問題なし(笑)
12年発表のリレコーディングされた3曲の新曲を含むベスト盤。 個人的に数年前から彼らの過去の名曲を改めて聴き直したかったので、非常にタイムリーな発表となり、悩まず購入した。当時も感じていたけど、健康的で溌剌としたハードロックナンバーが多く、彼らを入り口にさらに激しいHMへのめりこんでいったファンは案外多かったのではないだろうか。 誰もが知っている“Working For The Weekend”は当時を代表するナンバーだが、今聴いても明るくて爽快な印象は変わらない。“Queen Of The Broken Hearts”は大ヒットはしなかったけど、何故かEPを当時買ったので、個人的には思い入れのある1曲だ。そして新曲の“No Tomorow”もまさに上記の2曲の路線で素晴らしい出来栄えだと思う。 概ね満足なんだけど、“Hot Girls In Love”はもっとシンプルにまとめて欲しかったかな。
2000年発表の2nd。 “My Love”が夜のニュースのエンディングか何かに使われていて、いたく気に入ったので当時買ってみた。全16曲はさすがに食傷気味になるが、全編さわやかで非常に耳障りがいい♪ 収録曲の中では前述の“My Love”、“I Lay My Love On You”、フィルコリンズのカバー“Against All Odds”、壮大なバラード“Angel's Wings”がお気に入り。今でも夏前には不思議とひっぱりだして聴いている事が多く、色褪せない魅力のある作品のうちのひとつですね。