04年発表の通算6枚目。 前作を聴いた時も感じたのだが、ひょっとしてこのバンド、DIOを狙っているんじゃないかと思う。ジャケットなんかは何となくDIOの“THE LAST IN LINE"の雰囲気に近いし、収録曲には“Egyptica"なんて“Egypt(The Chains Are On)"を想起させる曲まである。 で、結果どうよ?って事になる訳だが、前作よりは確実に成長し「いい作品」に仕上がっている。曲単位で聴くと“Avalon"、“Awakening"、The Flame Will Never Die"辺りがいい出来だ! このバンドの良いところはやはりVoの上手さと印象的なメロディの曲を作れる事。今回グッと正統派様式美サウンドにさらに近づき嬉しい限りである。あとは似たような曲調と曲の長さが全体を通して聴いた時、欠点として浮かび上がってくるので、もっと全体的にアクセントをつけていければ、とんでもない名盤を生み出す可能性がある。 04年の必聴作品になって欲しい、って感じです。
83年の記念すべきデビュー作品。 グラハム作品の中では、個人的には一番聴く機会が多いのがこれで、名曲の目白押しである。 ポップな“Island In The Sun"、劇的な展開をみせる“Jet To Jet"、“Hiroshima Mon Amour"、“Too Young To Die"、そしてラストを飾る“Suffer Me"と代表曲のオンパレードだ。 未聴の人には大推薦の名盤、是非押さえておいて欲しい!
03年日本でリリースされた5枚目。 これですよ、これ!僕が最も苦手にしているサウンドは(笑) 徹頭徹尾劇的疾走、って僕に言わせればピコピコ耳障りなシンセとパタパタウルサいドラムにひっくりかえるヴォーカルがのる曲って訳される。本当に苦手だ。 で、個人的趣向を極力外して聴いてみると、なんだかこのバンド煮詰まっているんじゃないか?っと感じる。とにかく似たような曲が多く、変化に乏しい。最後までダラダラした印象だ。 結局この手の作品って“KEEPER OF THE SEVEN KEYS PART Ⅱ"で一端の頂点を極めてしまっているため、全てがその下で蠢いているようにしか、僕には聴こえない。 ファンの方には大変申し訳ないが、ここから未来が見えません・・・・ たぶん2~3枚目あたりの方がいろんなアイデアが盛り込まれていたのではないでしょうか。 キツい書き込みになり、申し訳ない。
最近WILDFIREのCD買ったんだけど、そこはかとなくTYGERS OF PAN TANGに似ているのよね。まぁ、その他MAIDENやTANKっぽいところもあるから、いかにもNWOBHMなんだろうけど、そう思って聴けば聴くほど、“SPELLBOUND"がいかに完成度の高かった名作だったか、って事に気付かされる。 何をかっこいいかって感じることは世代によって違うと思うけど、このVoとGは不変のかっこよさではないでしょうかね。
GUNS&ROSESの大成功を受けて、悪ガキ風のロックンロールバンドを探せ!って感じで登場したのが彼ら。 割とドスの効いたVoに小気味のいいロックンロールがのる。バイクに乗っているような“Motor"、サビが印象的な“Call Of The Wild"、ZODIAC MINDWARPのような“Backseat Mama"等聴いていノってくる様な佳曲が多い。ただし全体的には結構引き摺るようなヘヴィなテイストも強かったりする。日本ではその刺青だらけの風貌が嫌われたのかあまり人気にならなかったが、音楽的には聴き所の多い良作であることは確かです。
03年発表のミカエルのプロジェクトの1st。 彼の良さって日本で例えると、つんくやポルノグラフィ・サザンのようにどこかで昔聴いた事あるようなコテコテのメロディラインに自身の持つ良質なポップ感覚を生かしていく所にあるように感じている。 だから今回もプロジェクトとは言え基本ラインは洋楽懐メロ路線はいい意味で相変わらず、って印象だ。 まるでSHYの曲のような“Again And Again"、スティーブ・マンが得意そうな“Break The Chains"、そしてミカエルのお得意コテコテナンバー“The One"、“I Never Let You Go"、“Going Home"っと彼のファン、又は一般的な良質な洋楽ポップが好きなファンなら満足のいく楽曲が並ぶ。 ただプロジェクト名からも今回一発って雰囲気があるのがちょっと残念かな。 今年の中で言うと、PRIDEには及ばないがこれも上出来なメロディアスハードで、その手のファンは必聴の一枚でしょうね。
“LAW OF THE BLADE"に続き03年国内2枚目となったのがこの作品。 ジャケットも含めてこのアートワークはMAIDENのエディのあのストーリーを思い出すなぁ~、と思ったら案の定思い切りMAIDENなイントロから始まり、ダルマさんのように転げそうになった(笑) 分かり易い奴らだ。ただ全体的にはACCEPT色が強く、今度は「ウドのように歌え!」って言われてるんだろうなぁ、これまた分かり易い。 前回は魅力的な疾走ナンバーがあったが、今回は一本調子でイマイチ。逆にミドルテンポの“Breaking Glass"、“Eye Of The Storm"辺りはいい出来である。 じゃあ年内2枚出た中でどっちがいいの?って聴かれたら、僕は“LAW OF THE BLADE"の方が好きかな。あっちの方がSAXON,JUDAS路線だもんね。こっちはMAIDEN,ACCEPT路線が好きな人が気に入る作風だと思うよ。た・だ・しどっちもB級だよん(笑)
一度この作品については書き込んだ記憶があるんだけど、消えてしまったみたいなんで、もう一回書き込むことにしましょう。 褒めれば典型的なアメリカンスラッシュ、悪く言えば、無個性で誰が演奏してても同じじゃないかと感じるのが本作。元気のないTESTAMENTのような“Beginning Of The End"から始まり、HEATHENの方がいいなと思わせる“The Pack"で終わる。 要するに何の変哲もないラーメンのような印象しかなく、アピールするものがないのだ。ただラーメンが好きな人には安心感があったりする(笑)微妙ですね、非常に微妙な作品です。
DOKKENの中では最も気に入っているのが本作。 全体的なバランスの良さがまず高ポイントで、全く弱点が見えて来ないほど隙のない仕上がりになっている。オープニングナンバーらしい“Kiss Of Death"、コマーシャルな“Burning Like A Flame"、“Dream Warriors"かっこいいインストナンバー“Mr.Scary"と聴き所満載である。必聴の一枚と言えるだろう! で全く関係ないが、友人0とビデオを借りに行った際、3流スプラッター映画のパッケージにジョージリンチにそっくりな人物が写っていて、友人0がひと言 「なんかコイツ、ジョージリンチに似てねぇか?危険なC級ビデオだよな~、う~ん、まさに危険なジョージ(情事)ってとこか(笑)」 あまりのしょーもないギャグに吹き出してしまった思う出をこれを聴くと思い出します(笑)
01年発表のデビュー作品。 2ndがいたく気に入り、後追いでこの作品を聴いてみましたが、やはり2ndと比べると聴き劣りしますね。全体的にはいい出来ではあるんだけど、こじんまりとしていて、あまり印象に残る曲がない。ちょうどHELLOISEを後追いして“A Time And Place For Everything"を聴いた時と感想がダブります。 てことは、バンドは確実に成長した訳で、素直に喜んでいいんじゃないかなぁ、っと思っています。それにしてもこのバンド、今日(03年09月21日現在)で500位台のバンド検索状態ってあまりにも興味を持たれていない事が寂しい感じがします。