06年発表の3rd。 何故かB誌ではまだレビューされていないが、遂に待望の3作目のリリースだ!前作では若干ギターワークに不満があったが今回は飛躍的に改善されていて、非常に魅力的なソロを聴かせてくれるのがまず嬉しい。もちろんVOは圧倒的に上手いし、曲調もさらに王道・正統派路線を堂々と行く申し分のない出来だ。 今回はコンセプトアルバムとの事で、全体の統一感もあるし、何せ曲そのものが素晴らしい。正にCⅡC節の“Who Am Ⅰ To Be"からスタートし、シングルカット出来そうな“Heal You"、からヘヴィな中盤3曲は圧倒的な存在感を示す。ラスト2曲も虚無感を伴いながら美しいメロディが印象的だ! 印象としては、WHITESNAKE+METALLICA+SENTENCED=CⅡCな感で、個人的には今年初めての90点超え作品!来月のB誌でのレビューが楽しみなところだ。是非レビューは大野さんにお願いしたいな(笑)
05年発表の2nd。 前作からVo以外は全員JON OLIVA'S PAINに変わってしまったので心配していたが、サウンド的には前作の延長線上でクオリティも高くホッと安心の仕上がりになっている。 このバンドの真骨頂であるSENTENCEDや初期WHITESNAKEにも通じる荒涼とした虚無感漂う楽曲は、その歌詞も含めて相変らず圧倒的な存在感があるのが嬉しい。立ち上がりのWHITESNAKEの“Blindman"の現代版“In This Life"、これぞCⅡCな“Faces In The Dark"、タイトルトラック“The Middle Of Nowhere"、静かなラスト“Lost"の後半3曲は聴き応え十分!中盤にアメリカンタイプの曲が3曲揃っててここら辺りが新境地で新鮮な感じもする。 ちょっと残念なのはGのリフの元ネタが分かりすぎて、もっといいG居なかったのかなぁ~、ってとこだけかな。でもまあ余裕の合格点クリアでさすが!って出来です、満足ぞ。
GUNS&ROSESの大成功を受けて、悪ガキ風のロックンロールバンドを探せ!って感じで登場したのが彼ら。 割とドスの効いたVoに小気味のいいロックンロールがのる。バイクに乗っているような“Motor"、サビが印象的な“Call Of The Wild"、ZODIAC MINDWARPのような“Backseat Mama"等聴いていノってくる様な佳曲が多い。ただし全体的には結構引き摺るようなヘヴィなテイストも強かったりする。日本ではその刺青だらけの風貌が嫌われたのかあまり人気にならなかったが、音楽的には聴き所の多い良作であることは確かです。
この頃は叩かれる作品が多いDチャステインだが、80年代後半はいいPOWERMETAL系の作品をリリースしていた。本作も熱気あふれる力作で、最後まで一気に聴かせてくれるのが嬉しい。POWERMETALの典型のような“Out of control"、“Don't play with fire"、“Praise the loud"“Metal forever"等は素晴らしい出来だと思う。ただこのバンド自体は怪しげで、どっちが本業なわけ?とファンに思わせてしまったのは残念でした。
05年発表の本邦デビュー作品。 B誌でも語られていた通り、アクセル・ローズやセバスチャン・バックの影響をモロに受けたVoスタイルで、今では珍しくなったLAメタル風の曲調をやっているスウェーデン出身の4人組のデビュー作である。 曲調はコンパクトでキャッチーにしてドライブ感もある。80年代を通り過ぎてきたファンなら懐かしいフレーバー満載だけど、さすがはスウェーデン出身なだけに、メロディーセンスはなかなかいい!LA.GUNS風の“Riot In Everyone"、BLACK`n'BLUEっぽい“Breakin' The Chain"、LEPS直系の“It's A Miracle"ラストにふさわしい“Back On Trakk"等非常に聴き応えがある。 ただ全体的に曲がコンパクトすぎて、あっと言う間に終わる感じで、もっと長く練った曲や今回はなかったバラードあたりを次作には入れて欲しい気がする。それとデイブの外見のキャラが他のメンバーと被っているのもマイナス。リーダーらしくその辺は差別化して欲しいところだ。 とは言え、将来的にはLEPSの“PYROMANIA"のような傑作を出すポテンシャルはあると思うよ!
昨日、TV番組で久々に彼女を観たけど、何か優しそうなおば~ちゃんっぽくていい雰囲気だったなあ~。ちょっとスーパーサイヤ人にも見えたけど(笑) でも、この人ってデビューした時の“Girls Just Want To Have Fun"なんてどこのヤンキーネーチャンっかって思うほど、ブチ切れキャラだったのに変われば変わるもんである。 でも“Time After Time"には感動した。円熟味っていいもんですね・・・
84年発表の衝撃のデビュー作品。 MTVを中心としたカラフルでゴージャスな時代の幕開けにふさわしい登場をしたのが彼女。全くヒトを食ったような雰囲気、一時代を作ったハリウッドスマイル等新時代の到来を強く感じさせられた。楽曲的には大ヒット曲“Girls Just Want To Have Fun"、メロウな“Time After Time"が特に気に入っている。洋楽女性ポップ史上でも上位に食い込んでくる名盤中の名盤です! 初来日した時“Are You Genki ?"っと煽っていた彼女は本当にキュートでした。
87年発表の再結成第2弾。 大物バンドの再結成となると、どうしても過去の遺産の幻影を求めるファンは多いと思うけど、これはいい意味でその期待を裏切った好盤である。 非常に洗練されたハードロックのムードが全編を覆い、楽曲のクオリティも高い。個人的には“Call Of The Wild"、“The Spanish Archer"、“Dead Or Alive"あたりがお気に入りだ。 彼らの場合、ハードロックのクラッシック、っと評される作品は70年代のものであるだろうし、歴史的にはそう評価されるのは当然だとは思うが、80年代後半に発表されたこの作品なんかも余裕を持って楽しみたいもんである。
92年発表の本作は前作、前々作の成功もプラスしてか貫禄の一枚に仕上がった印象だ。 最後まで一気に聴ける楽曲のクオリティの高さはさすがだし、特にバラードの“Have You Ever Needed Someone So Bad"は彼らのバラードの中でも最高級の出来だと思う。 ただ、前作に似すぎているため2番煎じ的な印象があるのもこれまた事実。そこらへんは難しいですよね、いろいろとさ。