03年発表のオリジナルメンバーによる再結成第一弾。 最初聴いた時はあまりに退屈で、3回連続で途中で寝た。ただ懲りずに聴いてみると、さすがはベテランなだけあって安定した力は発揮している。ガッツ溢れる“Running Scared"、そのままSAXONの曲のような“Seen The Light"、それまでの集大成を意味する“Songs Of Victory"とまあ標準的なレベルはクリアをしている印象だ。 あまり多くを期待して買うと落胆するが、そこそこ長く聴けそうな感じがする。 まあ、このバンドに関わった人たちの男の渋い気概のようなモノをファンがどれだけ受け止めてあげられるかで評価は違ってくるんだろうな。 ただサウンド的には元気のないSAXONのようで、複雑な寂しさがこみ上げてくるね。
何だか最近彼らの事を思い出すことが多いのです。 新作をリリースしたRIOTⅤのメンバーが元彼らだったり、ここから派生したジャックスターのバンドの元メンバーだったり・・・・・。 そして今週よく聴いた西城秀樹の「ブルースカイブルー」を聴いてると、彼らの”A CRY IN THE NIGHT”に何となくハシゴしたくなったり・・・・・・。 何だかインスパイアされたクラッシックのモチーフが同じだという論争があったようななかったような・・・・、てな事をぼんやり思い出したりして。 VIRGIN STEELEが俺を呼んでいる!・・・・・のかな(笑)
レコードが実家にあるため確かではないが確か2ndだったと記憶している。 STORMWITCHの欄でも書き込んだが、とにかくここはVoと作曲能力が思いっきり足を引っ張ってくれている。例えるなら押しの弱く音痴なカイハンセン(彼自体も上手くないと思うが・・・)のようで、最後まで聴くとやっと終わったか、と胸を撫で下ろしてしまうほどだ。ただやりたい方向性は非常に魅力的で“Guardians of the flame"、“A Cry in the city"あたりはいい方向に結果がでていて満足できる。でも8割はまるで滝に打たれるかの如く我慢をして聴かないといけない。今はCDで飛ばせるからその辺は楽になりましたね。
88年発表のデビュー作品。 男性上位のこの世界ではなかなか女性だけのバンドはブレイクしにくい。そんな中、このバンドは期待がかなりできたいいバンドだった。 ルックス、楽曲共ハイクオリティで今聴いても結構聴ける。 代表曲、“Edge Of A Broken Heart"は本当にいい曲だし、メロウな“Cryin'"、爽快な“Cruisin'"などバラエティにも富んでいる。 ただ日本人は元々自分達が童顔なので、端正な美人は日本受けしないんだよなぁ。ロシアの小生意気な少女風のデュオの方が何だかんだ言って受けるんだよなぁ。気後れするのかな(笑)
まだマイナースラッシュバンドだった頃の本作はとにかくノイジーで本当にマニア向けのサウンドを聴かせてくれる。「Fuck off and die」、「To The Death !」あたりは猛烈に突っ走るスラッシュナンバーで僕には非常に心地良かった。この妙なアルバムタイトルで結構知ってるファンも多いと思うが、意外に書き込みが少ないんですね、というかVOIVOD自体が少ない。この作品以降はドンドンサウンドそのものが進化したバンドですが、好きなんですよねVOIVOD・・・
VOWWOWの中で最も気に入っているのがこの作品。 “Go Insane"から“Shot In The Dark"への流れで一気にテンションがあがり、広がりのある“Running Wild"でいい落ち着に流れを持ってくる。中盤のメロディアスな名曲“Nightless City"をいいアクセントにしてラストのこれぞ人見元基の真骨頂“Pains Of Love"で感動のフィナーレを迎える。 この作品も出来ればCDを買い直したいんですけど、みなさんが嘆いているようになかなか見つかりませんね。 僕も再発を強く希望します!
88年発表の5TH。 個人的にはテンションが高く、鬼気迫る情熱が迸るⅢが一番好きだけど、本作は逆に精神的に落ち着いて聴ける「いい作品」だと思う。“Helter Skelter"や“Rock Me Now"が示すように、より幅広い層を意識しての曲作りをした結果がこの音なのだと思う。ニール・マーレイが作詞面でかなり貢献しているので、彼の意見もこっち方向にかなり強かったんじゃないかな。ただ、起承転結とかメリハリを好む日本人にはちょっと退屈に聴こえたのも事実。最後まで特に盛り上がるでなくサラ~、っと聴こえてしまうのが少々残念な気がする。 お奨め曲としては“You're The One For Me"、“Fade Away"です、手に入る機会があったら聴いてみてください。
女性Voドロペッシュをフューチャリングした独産のパワーメタルバンドがWARLOCK。 サウンドは同時期活躍したACCEPTに酷似している。ドロのVoもノドをつぶすんじゃないかとこちらが心配してしまう程、力みまくっているが、曲調にはバッチリあっている。 整合感では次作の「TRUE AS STEEL」のほうが上だが、荒々しい勢いといい意味でのマイナー臭さが残っている本作の方が個人的にはお気に入り。ライブ映えしそうな1、たたみかけるような勢いのある3、ラストのパワフルなバラードの9がお勧め。
2000年発表の2nd。 “My Love”が夜のニュースのエンディングか何かに使われていて、いたく気に入ったので当時買ってみた。全16曲はさすがに食傷気味になるが、全編さわやかで非常に耳障りがいい♪ 収録曲の中では前述の“My Love”、“I Lay My Love On You”、フィルコリンズのカバー“Against All Odds”、壮大なバラード“Angel's Wings”がお気に入り。今でも夏前には不思議とひっぱりだして聴いている事が多く、色褪せない魅力のある作品のうちのひとつですね。
B誌のレビューにもあった通り、マークのGに関してはこちらの方が魅力的なメロディを奏でている。トニーのVoも相変わらず伸びやかで素晴らしい。アップテンポで明るい曲調の“When I come home"、美しいバラードナンバー“Look to see"、サバスのカバー“Neon knights"等いい出来の楽曲が結構収録されている。がしかし最大の疑問、「このバンドはどういった音楽性を追求したいのか?」の答えが僕にはこの作品から聴こえてこない。TNTでもなく、RIOTでもなくWESTWORLDでなければならない2人が求める音楽性が僕にはわからない。ここを明確にしないとバンドとしての魅力がファンにアピールできないと思います。作品の出来としては2002年に聴いた新作の中では中の中といった印象が強く残るのもそのせいかも知れません。
不覚だったな~、このバンドをリアルタイムで見過ごしていたなんて。“POWER AND PAIN”のジャケットはよく輸入盤のコーナーで見かけていたけど、完全にスルーしてた。 最近聴いて、あまりにもツボで笑いが止まんないんだよね(笑)こんなところにもEXCITERみたいな愛くるしいバンドが居たのか!って感じ。今度“POWER AND PAIN"買ってニヤケまくろっと(笑)
80年発表の3rd。 ちょうどWHITESNAKEの初期のモノが聴きたいなぁ~、と思っていたところにナイスタイミングで一挙6作品が再発。この作品についてはベスト盤でほとんどの曲を聴いていたけど、改めて収録通りに聴くとそのバランスの良さに驚嘆する。有名度でいくと“Fool For Your Loving"なんだろうけど、僕はどうしても“Blindman"の方がジーンっときてしまう。 学生の頃よりも大人になってから聴いて良かった、って思える良盤でした。
97年に7年振りにリリースされた本作は、前2作までの自身のメタルバブルがはじけたせいなのか、どちらかと言うとソロ作品に近い作風に仕上がっている。 まるでマイケルボルトンな“Don't Fade Away"でスタートした時は、オーイっとちょっとコケかけたが、全体を通して聴くと、許せるレヴェルの楽曲が並んでいる。前作が駄作だったので、7年かかったとは言え、こっち側に再び舵を取ったのはいい方向性だと評価している。 この中では“Take Me Back Again"がそのタイトル通り原点回帰を一番感じられてお気に入りです。ソウルフルな熱唱がやはりこの人には似合ってますね。
87年発表の彼らの代表作。 前作に顕著になったアメリカナイズトされた音楽性をさらに押し進め、商業的にも大成功を収めた作品。初期の“渋い"、“地味"なイメージを払拭し、“派手"、“豪華"なイメージを見事にサウンド的にもビジュアル的にも体現できたところに成功の秘訣があったのだろう。 その象徴が“Still Of The Night"であろう。 本当によく聴いた作品なのだが、当時も今もやはりあまりにもアメリカのチャートを意識しすぎた“Give Me All Your Love"と“Is This Love"は解せない。ビリー・スクワイアじゃないんだから!って何度突っ込んだとこか。 まあ最後はボヤキになったけど、名盤中の名盤、時代を象徴する作品であることは間違いない。
83年発表のデビュー作品。 初期MAIDENやTANKあたりの音楽性を基調にしたいかにもNWOBHMな一枚。特に良くもなく、かと言って酷い曲もない割と安心して全体を通して聴けるのが嬉しい。MAIDEN調の“Violator"から始まり、TANKっぽい“Victim Of Love"、“Search And Destroy"に続く。そして何故かサイモン&ガーファンクルの名曲スカボロフェアの歌い出しで始まる“If I Tried"(結構いいアクセントになっている)"と起伏に案外富んでたりする。 バンドとしては上手いんだかヘタクソなんだかわかりずらいポール・マリノの声が個性を演出していてユニークな感じがする。マニアックなサウンドが多く、後追いしづらいNWOBHM勢の中では比較的とっつきやすい。まあまあかな。
今最も気になっているのがWOLF(SWEDEN)の新譜だ。 先月号のB誌のマイケル・アモットのプレイリストでは堂々のA①で新譜“THE BLACK FLAME"が登場。今月号でもブルーベルレコードの広告には“文句なし!"の文字が躍る。 そして最も気になるのが日本盤の発売があるかどうか。来週輸入盤店に行く予定なので、ついつい買って、来月B誌買ったら日本盤でレビューが載ってるなんてお間抜けさんになってしまわないだろうな。~ん~、気になる(笑)
09年発表の5th。 この作品、聴き始めた頃は結構不満があって、緩急が乏しいとかイントロのインパクト不足じゃないかとかいろいろ思った。ただ好みにハマっているバンドの強みか、聴き馴染んでくるとやっぱりいいだな、これ。 思いっきりJUDAS PRIESTな“Speed On"、“Love At First Bite"、丸っきりMAIDENな“Curse You Salem"、“Mr Twisted"、本作の中では最も気に入っている“Whisky Psycho Hellions"と凄く居心地がいいだなぁ~、田舎の空気吸ってる感じで。 まだ完成度の低いPRIMAL FEARって感じのレベルなんで、なんとか一皮向けて本格的に化けて欲しい逸材。こういう思いっきりブリテッシュヘヴィメタル路線のバンドって大切にしたいな。