彼らはなかなかいいNWOBHMの最後の申し子的なバンドでしたね。残念ながらNWOBHMが一気にトーンダウンし、LAメタルが隆盛を極めた頃に登場したのであまり注目をされませんでしたが、“NIGHT OF THE BLADE”は今聴いても欠点は多いけど、魅力的なアルバムだと思う。 新作もこの延長線なら買い!でしょう。随分外見は変わったけど、また登場してくれた彼らに感謝です。
アルバムのタイトルトラック。 典型的なNWOBHMの疾走ナンバーで、完全に下火になっていた時代の最後の打ち上げ花火のような曲。 ドッケンの「THOOTH AND NAIL」、ブラックアンドブルーの「I AM THE KING」等とともに当時よく聴いてました。アルバムもまあまあの出来で期待してたんだけどなあ。
最近WILDFIREのCD買ったんだけど、そこはかとなくTYGERS OF PAN TANGに似ているのよね。まぁ、その他MAIDENやTANKっぽいところもあるから、いかにもNWOBHMなんだろうけど、そう思って聴けば聴くほど、“SPELLBOUND"がいかに完成度の高かった名作だったか、って事に気付かされる。 何をかっこいいかって感じることは世代によって違うと思うけど、このVoとGは不変のかっこよさではないでしょうかね。
87年発表のデビュー作品。 ACCEPT解散を受けての本作だったので、多くのファンはACCEPTの幻影を期待しての購入だったと思うけど、その期待は裏切られることなく、徹頭徹尾ジャーマンメタルしている。 ある意味、ACCEPTの核はここにあるのではないかとさえ思わされる充実振りで、“Go Back To Hell"なんかは感涙モノのACCEPTぶりだった。ただそれだけには終わらず、“They Want War"なんかのメランコリックな新しいバンドとしての一面も覗かせてくれる。これはなかなかの名盤だと思う。 彼らには失礼だけど、僕は短命に終わるのかな!?っと当時思っていたが、紆余曲折しながらも、バンドとしてはどんどん充実しているようだ。 新作も評判いいので、またこのバンド聴き直してみようかな、って懺悔もこめて最近思っています。
KEISHOUさん、レスありがとうございます。 どうやらバーニーもフィルもファンには評価されているみたいですね、ホッとしました。2人はGRANDPRIXを離れた時期は別々でしたが、結果としてURIAH HEEPに加入し、今まで活動をしてくれてるんで内心すごく嬉しいんです。ファンからもちゃんと評価もされている、との事ですので、今度機会があったら“WAKE THE SLEEPER"でも聴いてみたいと思います。
日本ではDEEPPURPLEの陰に隠れてしまったのか、あまり話題に上らない彼ら、実は僕も彼らについては相当後追いなんですけど、一番好きなのがこの作品。 オープニングの“Look at Yourself"のHENSLEYのプレイを聴いただけでもその凄さがわかる。確かに後追い世代の僕にとっては古めかしく聴こえる音ではあるんだけれど、それを差し引いてもこの時代にこれだけレヴェルの高いHRがあった事を知っただけでも儲けものなのである。 現在は元GRANDPRIXの2人が加入し、僕的には親近感が湧くバンドになっているので、今後も応援していきたいですね。
08年発表の21th。 聴く前に想像した以上にはるかにテンションが高く、現役バリバリ感があり圧倒された一枚。オープニングナンバーの“Wake The Sleeper"なんてRIOTの“Narita"ばりの緊張感とスピード感で押し捲り、本当にビックリした。その後もどんどん70年代のハードロック色を強くしたようなナンバーが続き、本来ならカビ臭い感じがしそうなモノなのにそんな空気は全く無く、むしろ生き生きとしたエネルギーで満ち溢れており嬉しい限りである。 バーニーのVOは相変わらず正確なピッチを刻んでいるし、フィルの作曲面での貢献は絶大で、この二人の存在感は素晴らしい。たださすがにオリジナルメンバーのミックの存在感は別格で、ギタープレーの充実振りはよそ事を考えるような余裕を与えてくれず、真剣に聴き入ってしまう。 個人的には“Wake The Sleeper"、“Overload"、“Tears Of The World"、“What Kind Of God"がお気に入り。いや~恐れ入りました。
89年に発表された日本のアニメかなんかのサントラだったと思う(サントラは買ったけど本編を観てないので忘れました)。この頃妙にチョロチョロ頑張っていたリーハートによるNWOBHM人脈を寄せ集めて作られた作品。バンドが曲を担当するのではなく、いろんなバンドのメンバーが入り組んで一曲を仕上げているので、そのバンドらしい曲というのは正直なところない。唯一の聴き所はポールディアノの歌う「Danger on the street Ⅱ」で、やはり彼はこのムーブメントの中では重要な人物であることを再確認させられる。一種の同窓会のノリなので、部外者にはツライでしょうね。
80年のモンスターズオブロックの模様を収録した作品。 RAINBOW,SCORPIONSが各2曲、SAXON,APRILWINE,TOUCH,RIOTが各1曲収録されていて、メインはやはりコージ、グラハムが競演しているRAINBOWで、1曲目の「STARGAZER」は必聴もののど迫力である。「ALL NIGHT LONG」のオーディエンスとの掛け合いも新鮮な感じがしてGOOD! その他のバンドもいい出来で大満足なのだが、惜しむべきはこの時出演していたJUDASのナンバーが入ってない事。確かレコード会社の関係で収録できなかった、と記憶しているが今となっては入ってて欲しかったな。
06年遂に念願のCD化で、先日購入しました♪ 曲順、内容はレコード盤と全く一緒なのですが、1曲最後にボーナストラックが収録されています。購入前の人には種明かしして申し訳ないのですが、これはRAINBOWの演奏で、61年にシュレルズが大ヒットさせたナンバー“Will You Still Love Me Tomorrow"です。元々はしっとりとしたバラードなんですが、誰かさんが歌うとコテコテに脂ぎった風味になるところはご愛嬌と言ったところでしょうか(笑) それはともかく、オールドファンにも若いファンにも聴いて欲しい作品ですので、見つけ次第即購入でお願いします!
84年発表の6TH。 当時大ヒットしたこの作品だが、最近になってCDで初めて全編聴いてみた。確かにシングルヒットした超有名曲“Jump"、“Panama"、“Hot For Teacher"は安心して聴けるし、大ヒットも納得の名曲だと思うが、その他にこの曲もいいなぁ~、とかこんな名曲も他にあったの?的な再発見は残念ながら僕にはなかった。全部で30分程度っていうのも今の時代のCDの長さに慣れてしまうとちょっと物足りない気もする。 ただ僕の主戦場はNWOBHMだから馴染めないだけなのかも知れないし、世間一般的に名盤と呼ばれる事には何ら異論のない一枚でした。
89年発表の彼らの4th。 良い曲が多い割に代表曲がない、っと酷評されることがある彼らだが、この作品などは名曲が目白押しの名盤である。元ACCEPTのハーマンらしい重厚な“Don't Tell No Lies"、“Never Satisfied"、哀愁もあり、キャッチーな“On The Loose"、軽快なHRナンバー“Power Strikes The Earth"っとバリエーションもあるし、内容も濃い!どんなにアメリカ風味に仕上げようとしてもハーマンのズッシリしたギターがドイツのバンドであることを強烈にアピールしているところに好感が持てる。一口にジャーマンメタルっといってもいろんなタイプのバンドが存在していたんだな、っと改めて思い知らされる作品です。