気に入ってもらえたみたいですね、内心ホッとしました。このCDをC3さんにお勧めしたのは一番JUDASに近い内容を誇っているからです。随所にJUDASッポイメロディが聴き取れますよね。 その要因はGがD.SCARRATに変わって、非常にモダンでブリテッシュな要素を持ち込んだからだと思います。彼の加入後の3枚のアルバムは本当に若返ったんじゃないか、と思うほど生き生きとして溌剌としたパワーに漲っています。 ちなみに昨年SAXONとJUDASはイギリスで一緒にライブを演った模様で、そのタイトルが「DENIM AND LEATHER MEET THE METAL GODS !」ですよ。感涙もののタイトルではありませんか!
何故この曲がC3さんに受けたのかなぁ、と思って考えていたのですが、多分KINGDOMCOMEの「LOVING YOU」のようなタイプだからではないでしょうか!?僕にとってこの曲はオジーファンが「DREAMER」を聴いた時、「GOODBYE TO RAMANCE」を思い出すのと一緒で、「ROCK THE NATIONS」に収録されている「NORTHEN LADY」を思い出します。 ちなみに「NORTHEN LADY」ではかのエルトンジョンがピアノを弾いています。 音楽的迷走もいい糧になったんですね。
80年発表の2ndで、日本ではこっちが先にリリースされた。 1stはオーソドックスなハードロックだったが、本作はMOTORHEADを想起させるような暴走ナンバーがひしめきあっている。代表曲としては、未だにプレーしている“Motorcycle Man"、“747"、“Wheels of Steel"の3曲が挙げられるが、僕は昔はよくライブテイクが出回っていた“See The Light Shining"、キャッチーな“Suzie Hold On"、また暴走ライブのラストを飾った“Machine Gun"なども負けず劣らず大好きだ。ま、詰まるところ全曲いい(^。^) ジャケットデザインもこれはシンプルだけど秀逸、NWOBHMを代表する1枚であることを僕が保証します。
彼らも歴史の長いバンドだけにどのアルバムから入るか戸惑うと思うけど、僕ならこれをまず聴いて欲しい。ルドルフのカッテングが素晴らしい「Black out」、その後の彼らの代表的な作風となる「Can't live without You」、「You give me all I need」等非常にとっつき易い。 個人的にはベスト盤で聴きかじって早分かりするような行為は嫌いなので、作品毎にトータルでそのバンドの作品を理解して欲しいと思います。
79年発表の6TH。 僕はこのアルバムと同じ曲順で入っていた“MONSTERS OF ROCK"のオムニバスライブ盤から入ったくちなので、最初の2曲に関しては全く違和感も駄作感もない。“Loving You Sunday Morning"って聴き始めは退屈に感じたけど、今では大好きな1曲なので嫌わずに聴き続ければ好きになれるかも知れない。 あとはハードな“Love Drive"哀愁漂う“Holiday"がお勧めです。どうちらかというと案外いいじゃん、ってレベルの作品だと思います。
85年発表の実質2枚目のフルレンスアルバム。 曲の詰めの甘さというか未熟感というか、今イチ傑作とは言い難いんだけど、このバンドが持っているポテンシャルは十二分に聴き取れる、そんな印象の作品だ。 アルバムタイトルの“Brave The Storm"のサビなんかは爽快感に溢れているし、哀愁漂う“Reflection"、“Was I Wrong?"はその後の名曲群を予感させるし、CDには収録されている“Behind Closed Doors"もめっけもんのいい曲だ。 SHYは決して順風満帆の活動を今までしているわけではないし、過去に輝かしく売れた実績はないが、常に高品質なメロディアスハードな作品をファンに提供してくれている。売れて欲しい、という気持ちは常に持っているが、彼らには今後も高品質な作品を届けて欲しい、という思いの方が強い。そうすればいつか陽が当たる事を信じ、これからも変わらず彼らを支持していくだろう。SHY?大好きだよ!
2011年発表の8TH。 7年ぶり、そしてVoの交代と不安材料が多々あったが、1曲1曲の仕上がりは素晴らしく、それまでのSHYのクオリティを十分保った力作だと思う。荘厳な“Land Of A Thousand Lies”で幕を開け、SHYらしい中盤の“Pray”、“Only The Night”、“Live For Me”あたりは非常に心地良く聴ける。若干終盤は印象が薄いが、全体的には余裕の及第点で特に思い入れの無いメロハー好きには安心しておすすめできる作品だ。