1994年作。 BLACK MARK PRODUCTIONからのリリースで、ジャケもショボく、アンダー・グラウンドな香がするが、中身はスピーディかつメロディアスなスラッシュである。そしてデス声。 いわゆるメロ・デスの範疇に入るだろうが、別の見方(聞き方)をすると、デスラッシュともとれよう。結構カッコいい!!
美しくグラマラス、そしてタフなR&Rを聴かせてくれたGIRL。 この作品は、GIRL解散後10年以上も経ってからの発売となった。 LOVE IS A GAMEとDO YOU LOVE MEの2曲を除いて、18曲の未発表曲が収録された、GIRLファン(もしくはフィル・コリン・ファン)には応えられない内容になっている。 おすすめ!!
ROUGH CUTTには、過去にJAKE E LEE(後にRATT、OZZY OSBOURNE等)や、JUAN CROUCIER(後にRATT等)、WARREN DE MARTINI(後にRATT等)がいたのだ。 そういう意味でも、興味深いバンドである。 LA'S HOTTEST UNSIGNED ROCK BANDSという(多分オムニバス?)アルバムで、JUANとJAKE在籍時の曲がROUGH CUTT名義で入っているらしい。
ランディの後任にバーニー・トーメ(ex IAN GILLAN BAND,TORME)やブラッド・ギルス(ex NIGHT RANGER)を起用したときには、ほんと驚いたね。ブラッド・ギルスの方はライヴ音源が一つ残っているけど、悪くないというより、見事にはまっていた感じである。 その次にOZZYが起用したのが、ジェイク・E・リー。 よくこんないいギタリストを発掘もしくは起用してくるなぁと感心させられたものだ。 しかも、ブラッド・ギルスとアームの使用をめぐっては正反対のタイプのギタリストであったから、驚きでもあった。 ジェイクの登場により、アーム無しのテクニカル・フレーズをみんなこぞって編み出したものだ。 話しを作品に戻すと、楽曲としても名曲BARK AT THE MOONをはじめ、今までにないキャッチーな曲が聞ける。新しい息吹を吹き込んでもらってサウンドが若返ったかのよう。GOOD!!
俺の場合、何も考えず、ボォーとしたい時に時々ドゥーム系のCDを引っ張り出す。 こういう、ドゥームの創始者のようなバンドの場合は、最近の若いバンドに比べるとヘヴィさに欠けるところもあるが、結構奥の深いものがある。 SAINT VITUSもまた、サバスに比べると若いバンドということになるかもしれないが、創始者手的な存在であることは確かだし、この作品もドゥームの教科書的なものであろう。1987年作。