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真夜中の紅薔薇 / NURSERY RHYMES (Usher-to-the-ETHER)
SETTE COLORI (Usher-to-the-ETHER)


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真夜中の紅薔薇 / NURSERY RHYMES
チャイコフスキーの「白鳥の湖」を思わせる、世界レベルのクサメタルバンドでも滅多に辿り着けない境地に達したクサいメロディで、華麗に、可憐に駆け抜けるクサメタラー殺しの超名曲。決して長くはない演奏時間内に、しっかりと劇的なドラマを完結させる、ストーリーテリング力も素晴らしい。…でもこの仮面、ジョジョのアレと比べると、どうも弱そうな気がするんですが(笑)。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2009-11-12 21:52:33)


SETTE COLORI

2007年発表の1st。
最近少女病を初めとして、シンフォな音像とゴシック/トラッドをベースとしたクサメロ、
更に語りを交えた劇(場)的な展開を武器とする、いわゆる「SOUND HORIZONフォロワー」が
多く現れ始めている印象がありますが…ここまで徹底しているアーティストはなかなかいないでしょう。
語りパートの語り口や口調、ヴォーカルの歌い方、そしてどうぞ二次創作なり妄想なりして下さい、
なケレン味たっぷりな世界観に至るまで、Aramaryさん在籍時のSOUND HORIZONへの
リスペクトに溢れてます。SHファンとしては、もう聴いてて嬉しくなってくるくらい(笑)。
しかし、真に凄いのは、そのリスペクトを表現できるだけの実力があることでしょう。
SH自体右に出るものがいないくらい、クサい歌メロを書く才能に恵まれたアーティストですが、
彼女たちも全然負けてませんね…。一時間を越えるアルバムですが、「クサくない歌メロがない」
というくらいクオリティ高く、クサメタラーなら長さを感じず聴けるはず。
ヴォーカルも、多少素人っぽい不安定さがありますが、特に高音部にAramaryさんに通じる
浮世離れした雰囲気があって、ファンタジーの語り部として申し分のない魅力があると思う。
…2ndではこれまたSH的なライトなメタル要素や、MAPLE LEAF的な繊細な情景描写、
ダーク・ゴシック的な陰鬱さ、あからさまなメタ志向な世界観も盛り込み、更にこのジャンルの
いいとこどりと言える音楽性になってますが…SHの「Chronicle 2nd」以上に台詞が
多くなり、その分クサい歌メロが割を食ってるので、クサメタラーがまず手を出す音源としては、
溢れるほどのクサメロが詰まっているこの作品か、史上最大風速を達成するレベルでクサい
「真夜中の紅薔薇」が入ったミニ「Nursery Rhymes」がお勧めです。

Usher-to-the-ETHER ★★ (2009-11-12 21:46:00)