ドラッグに溺れていたクラプトンがRAINBOW CONCERTでシーンに復帰してから翌年に発表されたソロ通算3作目。 スタジオ作としては4年振り2作目という事で世間に相当期待された中での発表だった。 肝心の内容は傑作に値する出来で、一曲一曲とても味わい深い大人な曲がズラリと並んでいる。 超有名曲I Shot The Sheriff、心の染みる優しいバラードのLet It Grow、唯一のブルース・ロックのMotherless Children、 大人な雰囲気のBetter Make It Throught Today・・・。 作品全体を通して聴くと非常にゆったりした、落ち着いた作品です。 DEREK & THE DOMINOSやCREAMとは全く逆で、ギターで聴かせるのでなく、この頃から歌で聴かせるクラプトンになっています。 ジャケットも一度は見たことがあると思います。 確かこの作品を録音したスタジオの住所がそのまま題名としてつけられていたと記憶していますが、 最近はデラックス・エディションで再発されていますので、興味のある人は是非。
本当にシンプルなロック・アルバムです。 今聴いても最高に渋く思わず笑ってしまうような音が満載。 1stにして名盤です。 Can't Get Enoughのようなアップテンポのロックや、 Don't Let Me Down等のいやらしいバラード、どれを取っても最高の出来です。 私もFREEよりBAD COMPANYのほうが好きですね。 FREEの軽いのに説得力のある曲調も好きですが、BAD COMPANYのほうがしっくりきます。
TEN YEARS AFTERの中では駄作とか言われている作品らしい。 しかし古き良きブルース・ロックを基としたロックンロールはいつ聴いても渋くてかっこいい。 ジャケはサイケっぽくなってるけど、内容は全然違うし、ヒットしたタイトル曲を含め、 全体的に聴き易いと思うし、何がいいかってギターの音がいい。 バンドとしてのグルーヴ感は無いに等しいけど。
またしても8年後に発表された4枚目。 この作品でもトム・ショルツの独壇場と言わざるを得ない。 しかし、そこはさすが完璧主義者。 昔から変わらないボストン・サウンドをここでも期待を裏切ることなく聴かせてくれる。 初期のボストンにも通じるものがあるLivin' For Youや爽快なI Need Your Love、 哀愁感じるSurrender To Me、澄み通るようなMagdalene等、内容は素晴らしい。 特に中間部分に収録されているWalk On Medleyは何回聴いても飽きないほどの出来。 新時代にトム・ショルツが見せ付けた完璧さはそう簡単に追い越せる物ではないなと再認識させられた。
BON JOVIを世界的にブレイクさせた作品。 有名所ではLivin' On A PrayerやYou Give Love A Bad Nameあたりでしょうか。 実によくできている作品で、捨て曲一切無しの名盤です。 Let It RockからWild In The Streetsまで一気に楽しませてくれます。 ちなみに、本国アメリカではジャケットが過激ということで地味なものに差し替えられましたが、 日本ではそのまま使用したというBON JOVIらしくない話でも興味をそそらせますね。
題名が長いことでも有名だと思います。 この頃のTHE BEATLESは実験的要素のモノを試していた為、今作は非常にバラエティに富んだ内容になっています。 そして、全体的にサイケ&プログレ色が強いですね。 世界初のコンセプト作品というだけで超重要作品なのに、 架空のバンドを描いたコンセプト、楽曲の質の高さ、演奏能力はどれをとっても超一級品。 不屈の名曲A Day In The Lifeでも分かるように、 ポールとジョンの作曲能力がお互いを上手く生かしていて、正に革命。 未だに多くのアーティストに影響を与えている、革命的名盤です。 A Day In The Lifeの最後に流れる意味不明の音は、 当時のレコードを逆再生するとポールは死んだと聴こえるという噂があります。 ビートルスはライヴ活動をしてなかったので、メンバーの安否は不明な点が多かったのでしょう。 ジャケやメンバーの配置によってもポール死亡説が全世界に流れました。
元RAGE AGAINST THE MACHINEのバッキング組と元SOUND GARDENのクリス・コーネルが組んだ新バンドの1st。 基本的に、RAGE AGAINST THE MACHINEと変わりはないけど、よりヘヴィになって70'sに通じるモノがあるリフが説得力あります。 トム・モレロの代名詞の変体プレイもここではあまり目だたず、終始普通のプレイをします。 私自身、70年代に通じるモノがあり非常に聴きやすく、楽しめた作品でした。
ゲフィン時代に発表された、AEROSMITHの代表作。 全体的に今までの流れを殺さず、イキイキとしていると思う。 曲自体も非常にバラエティに富んでいて、完成度は非常に高い。 かの有名な3大バラードを丸ごと収録しているし、Eat The Rich、Livin' On The Edge等名曲のオンパレード。 そして最後のインスト曲、Boogie Manが全体を締めるという完璧な流れ。 この曲のおかげで色々な曲が収録されている今作を見事に綺麗に丸く収めている。 初めて聴くには贅沢な一枚だと思う。
物凄く地味な作品だけど、全米で400万枚も売れた代表作。 当時の音楽事情を考えるともの凄いセールスですね。 プレイ自体はこれといってテクニックが優れているわけではありませんが、独特のグルーヴ感がたまりません。 THE BLACK CROWESなりのブルース・ハード・ロックが炸裂しています。 当時L.A. METALブーム、グランジ等の真っ只中でしたが、60&70年代にある古臭さが90年代になって再び出てきたことは本当に嬉しいことです。 私自身90年代最高のロック・アルバムはこれといっても過言ではないくらい影響を受けました。 完成度や音質的には次作に劣るものの、間違いなく彼等を代表する名作です。
実質的ラスト・アルバムとなってしまった今作は、ジョン・ポール・ジョーンズの色がもの凄く前面に押し出されている。 感動的なバラードのAll My Love、ジミー・ペイジお気に入りのIn The Eveningが目玉。 それ以外にも曲は粒揃いで、楽しく聴けます。 この頃のレッド・ツェッペリンは本当に落ち着いてるなと思える程、安定した作品になってます。