ドラッグに溺れていたクラプトンがRAINBOW CONCERTでシーンに復帰してから翌年に発表されたソロ通算3作目。 スタジオ作としては4年振り2作目という事で世間に相当期待された中での発表だった。 肝心の内容は傑作に値する出来で、一曲一曲とても味わい深い大人な曲がズラリと並んでいる。 超有名曲I Shot The Sheriff、心の染みる優しいバラードのLet It Grow、唯一のブルース・ロックのMotherless Children、 大人な雰囲気のBetter Make It Throught Today・・・。 作品全体を通して聴くと非常にゆったりした、落ち着いた作品です。 DEREK & THE DOMINOSやCREAMとは全く逆で、ギターで聴かせるのでなく、この頃から歌で聴かせるクラプトンになっています。 ジャケットも一度は見たことがあると思います。 確かこの作品を録音したスタジオの住所がそのまま題名としてつけられていたと記憶していますが、 最近はデラックス・エディションで再発されていますので、興味のある人は是非。
20世紀最後のHRモンスターが同時にリリースした一つ。 衝撃のデビュー作以来、沈黙だったが、待ったかいがある大作。 この作品は両方聴かないと意味がない。 このⅡは、Ⅰに比べて静かで、おとなしめの曲が目立つ。 その代表がCivil WarやKnockin' On Heavens DoorやEstranged。 どの曲も長めだけど、決して飽きない。 だけど、彼等の代表曲You Could Be Mineは浮いてる気もしないでもない。 欲を言えば、ⅠのNovember RainとDon't CryをⅡに、 ⅡのShotgun BluesとYou Could Be MineをⅠに入れて欲しかった。 そしたらロック・ベストとバラード・ベストになっちゃうかぁ~。
最新ベスト盤。 BEST OF THE BEASTが廃盤になったため、ベストはこれだけ。 名曲は収めているが、大曲は一切収録されていない。 そして初期のアイアン・メイデンからは収録されていないにも関わらず、 ブレイズ・ベイズリー時代からは収録という意味深な構成。 メイデンをかじりたい人にはうってつけだが、 聴き込みたいならオリジナルを薦めたい。
ローリング・ストーンズとビートルズが意識された感じの古くて心地よいロックな一枚。 別にどの楽器が目立っているわけでもないのに、新鮮さ斬新さはピカイチ。 後半部分だらける気持ちもわかるが、聴き所豊富な一枚。 純粋なロックもでき、歌で聴かせるバラードもできる、新人とは思えない内容。 彼等の代表曲となるAre You Gonna Be My Girlは聴いていて爽快。 間違いなく2002年のハイライトになった作品の一つ。
実質的ラスト・アルバムとなってしまった今作は、ジョン・ポール・ジョーンズの色がもの凄く前面に押し出されている。 感動的なバラードのAll My Love、ジミー・ペイジお気に入りのIn The Eveningが目玉。 それ以外にも曲は粒揃いで、楽しく聴けます。 この頃のレッド・ツェッペリンは本当に落ち着いてるなと思える程、安定した作品になってます。