いいバンドだったのに、何故か短命でしたね・・・・ 能天気ソングもあるし、アルバムの中にはちょっと退屈な曲もあったけど、CRY FOR FREEDOMとかLADY OF THE VALLEYとかWHEN THE CHILDREN CRYとかBROKEN HEARTとかTELL MEとか、そこらのバンドじゃ到底作れない名曲があったのに。 ただ、彼らはライヴがちょっと・・・・ マイク・トランプのヴォーカルはホニョホニョ言っててなんだかごまかしてるみたいだし、ヴィト・ブラッタのギターも結構ラフだったので、観に行ってちょっとガッカリした記憶があります。 でも、スタジオ盤はどれも一聴の価値があるので、メロディック・マニアの人たちには強烈プッシュしたいです。
なぜ駄作? 「フォリナーになりやがって」って批判も意味不明。STONE COLDは確かに「WAITING FOR A GIRL LIKE YOU」に似た雰囲気を醸し出してるけど、それ以外の曲のどこがフォリナー?「DEATH ALLEY DRIVER」みたいな曲をフォリナーがやる? 「TEARIN' OUT MY HEART」はライヴ・ヴァージョン(ライヴ・ビデオ「LIVE BETWEEN THE EYES」での)の方が圧倒的に好きだけど、それ以外は非のうちどころがありません。ボビー・ロンディネリも「顔がでかい」とか「遠近法を無視してる」とかいう批判にもめげず(?)貢献してるし。
初めて聴いた時はあまりのANTHRAXらしくなさに愕然として、何ヶ月か「SOUND OF WHITE NOISE」は聴きませんでした。 でも、改めて聴いた時にこの曲のカッコよさに気づいて、「これもアリかな」と。それ以降、「SOUND OF WHITE NOISE」は「AMONG THE LIVING」と同レベルの愛聴盤となりました。
デイヴィッド・リンチ監督の「ブルー・ベルベット」をヒントに作られた曲です。 デニス・ホッパーが「Don't you fuckin' look at me!」と言ってカイル・マクラクランをボコボコにブン殴るシーンが印象的ですが、そのフレーズが歌詞に使用されています。 この曲を引っ張っているのは、チャーリー・ベナンテのハイ・センスなフィルです。スコット・イアンのリフやジョーイ・ベラドナの歌唱力もさることながら、所々で切り込んでくるチャーリーのフィルが、この曲のレベルを1段階アップさせていると思います。
なんでこのアルバムが入ってないんでしょうか? MEAN STREAK、MIDNIGHT IN TOKYO(ALCATRAZZのオハヨートーキョーと同類曲と思わないでくださいね)、HANG 'EM HIGHなど、必殺チューンが収録されてるのに。 「EARTHSHAKER」「BLACK TIGER」も超名盤だけど、このアルバムもそうでしょ?
ROCKIN' THE PARADISEって、フロリダのユニバーサル・スタジオのビートルジュース(ミュージカル)で以前歌われてました。替え歌でしたけど。メイン曲の扱いで、観客も大盛り上がりで、「アメリカではSTYXってビッグだったんだな」と感じた瞬間でした。 で、このPARADISE THEATREですが、各曲のクオリティーが物凄く高く、しかもバラエティー豊かです。聴きやすいのにエキサイティングで、しかも心に沁みる。 ずーーーーっと聴き続けるアルバムです。 だからこそ、この後の「KILROY WAS HERE」は痛かった・・・・・
日本盤よりも英盤の方が好きです。 「CRYING IN THE RAIN」で始まるんじゃなく、やっぱ「STILL OF THE NIGHT」でズギューン、ドドオーンと始まらなきゃ。 それに、日本盤には収録されてない「LOOKING FOR LOVE」ってパワー・バラードもホント名曲なんですよ。「IS THIS LOVE」みたいなどこにでもあるようなバラードよりも全然いい。 とは言っても、「IS THIS LOVE」もそこらのバンドじゃ到底作れない、平均点はるかに超えてる曲だけど。 WHITESNAKEのアルバムの中で、「SLIDE IT IN」のリミックス盤と同じぐらい好きです。
いいアルバムだと思います。 ジョン・ロードがジョー・リン・ターナー脱退後に「彼が作る曲は"I Wanna Be Jon Bon Jovi"と聞こえた」みたいなことをインタビューで言っていた記憶がありますが、それを言うならこのアルバムに入ってるCall Of The Wildの方が「SLAVES AND MASTERS」のどの曲よりもBON JOVIっぽく聞こえるんですけど・・・・サビの部分が「She Don't Know Me」みたい。 ま、それはともかく、Spanish ArcherとかHard Lovin' WomanとかBad Attitudeとか、いい曲入ってます。 このアルバムを切り捨てちゃうのは、とっても惜しいです。 たぶんリッチーが「あのアルバムは嫌いだ」って言ってることに影響を受けてる人が嫌いになってると思うんですが、違いますかね? このアルバムが嫌いな人って、「WHO DO WE THINK WE ARE?」とか「FIREBALL」とかも嫌いじゃないですか?
REOの2ndです。まだ泥臭い音像だった頃です。 エンディング近くで絶妙の盛り上がりを見せる「Like You Do」。 メンバーで唯一HRが好きだったゲイリー・リチラース作の「How The Story Goes」。 ドラマティックな「Golden Country」。 「Hi Infidelity」とか「Wheels Are Turnin'」の産業ロック系の音を想像すると裏切られますが、HM/HRマニアにとっては、この頃のアルバムの方が好まれるかも知れません。 ※ ごめんなさい。これ書き込んだ後で、アルバム・タイトルを間違ってしまっていることに気づきました。正しくは「GOLDEN COUNTRY」ではなく、「T.W.O.」です。
1曲目の「Loving You Sunday Morning」がつまらない曲なので、曲順を変えて聴くといいです。 「Loving You...」は3曲目以降に下げて、「Another Piece Of Meat」から聴きましょう。 このアルバムのバラードといえば「Holiday」ですが、イントロがLYNYRD SKYNYRDの「Simple Man」に似ている「Always Somewhere」も名バラードです。 「Lovedrive」、「Can't Get Enough」のような疾走曲も良いですし、レゲエ風味の「Is There Anybody There」も良く出来てます。 「Coast To Coast」は、盛り上がりの全くない単調なインスト。 つまり、「Loving You....」と「Coast To Coast」以外は全て名曲ということです。
タイトル曲だけSABBATHっぽい音作りで、グレン・ヒューズの声を合っていない印象があります。 でも、他の曲は非常に高品質。「IN FOR THE KILL」や「NO STRANGER TO LOVE」なんて、グレン・ヒューズがヴォーカルだったからこそ名曲になったんだと思います。 個人的には「IOMMI」よりも格段に楽しめます。 ただ、もう少しベースの音が前に出てた方が、僕の好みには合ってたんですけど・・・・
IAN GILLAN名義ではなくてGILLAN名義なんですけど、GILLANが登録されてないのでこっちにいれちゃいます(僕にはアーティスト登録の権限ないし)。 GILLANのアルバムで一番気に入ってるのがこのアルバムです。 スピーディーなWHAT'S THE MATTERで始まり、ミッド・テンポのBLUESY BLUE SEA、ポップなYOU'RE SO RIGHT、オドロオドロしいイントロとピアノが印象的なDEMON DRIVERなど、良い曲が目白押し。 個人的にはCAUGHT IN A TRAPだけちょっと今イチ。 ヤニック・ガーズも大活躍してます。 再発された時はボー・トラが何曲か入ってたけど、それは不要でした。いかにもアウトテイクって感じの、つまんない曲ばっかでした。でも、本編は本当にいい出来ですよ。 これ、入手可能?もしかして廃盤?まさか!
CURSE THE GODS、ETERNAL BAN、LIFE WITHOUT SENSE、CONFUSED MINDは、もっと演奏が上手ければスラッシュ史に残る名曲だったと思います。 かなり簡単なことしかやってない(のにヘタに聴こえる)ドラムや、CONFUSED MINDのイントロ静かな部分でモタついてるベース。アラを探せばキリがない。 でも、この頃のDESTRUCTIONは、一発で彼らと分かるオリジナリティーがありました。 特にギター。ランディー・ローズの音を意識しているのはミエミエだけど、丸コピじゃなくて更に金属的な音作りをしたのは偉いっ! ツイン・ギターになってドラマーが交替して、音楽的にも技術的にもハイ・レベルになったRELEASE FROM AGONYよりもこっちの方が好きです。
最初から最後まで、まったく退屈しない1枚。 確かに「息をつかせぬ」という感じではないので、音楽にスリルを求める人たちには駄作と評価されてしまうでしょう。でも、「良質の音楽」を求める人にとっては、必携です。 このアルバムを否定するのは、「Raign In Bloodは速くていいけど、こんな遅いSLAYERは聴きたくない」としてSouth Of Heavenをバッサリ切り捨てた、守備範囲がとてつもなく狭い人たちと一緒だと思います。 音楽を聴いてどう感じるかは人それぞれだから、このアルバムを「つまらない」と思う人のことをとやかく言う気もありません。でも、正直「このアルバムを良いと感じることが出来て、俺ってラッキー」とは思います。 そうそう、「IN ROCK」の25周年記念盤に入ってた未発表曲の中に、Make Your Moveのフレーズが使われてる曲がありますね。そんな時期から使ってたフレーズを焼きなおして作った曲だったんだなぁ・・・・
名曲の有無で言えば、Take It On The Runが収録されているHI INFIDELITYと、Can't Fight This Feelingが収録されているWHEELS ARE TURNIN'だと思います。 でも、曲が粒揃いなのはこのアルバムです。エレピのソロが印象的なI'll Follow YouやバラードのSweet Time、ハードなStillness Of The Nightなど、捨て曲がほぼないアルバムになっています。 「捨て曲が1曲もない」でなく「ほぼない」なのは、タイトル曲Good Troubleが、ちょっと弱いという印象なんですよ・・・・・
RAINBOW(ヴォーカルはJLT)でHM/HRの世界に足を踏み入れ、リッチー(とロジャー)がいたバンドとしてDPを後追いで聴きました。 RAINBOWが演った「SMOKE ON THE WATER」と「WOMAN FROM TOKYO」の一部を除けば、初めて聴いたDPのアルバムが「IN ROCK」(イギリス盤)でした。 「SPEED KING」の最初のパワー・コードでオッ!となり、ジョン・ロードのハモンドで静かになって聴き入っていたら、再び本編でドカンと来て、もう失神。 アルバム全部が衝撃の連続で、最後まで飽きることなく聴きました。 DPで一番好きなアルバムです。 この後に聞いた「MACHINE HEAD」は、コンパクト過ぎて入り込めなかった。 「LIVE IN JAPAN」も、HIGHWAY STARとCHILD IN TIME以外はちょっとマッタリしてる感がある(個人的には)。 ということで、DPの最高傑作は僕にとっては「IN ROCK」。 ちなみに、SPIRITUAL BEGGARSを聴いてると、たまにこのアルバムを思い起こします。
GORGARのイントロがMETALLICAのRIDE THE LIGHTNINGにそっくり。 HOW MANY TEARSのおとなしくなったところのギターが、MSGのSYSTEMS FAILINGのイントロに(音まで)そっくり。 音が荒い。ヴォーカルが今イチ。イモっぽい曲がある。 ダメダメなところを挙げればキリがないけど、でも気に入らずにいられない。 そんなアルバムです。この疾走感は、今のHELLOWEENには望めないでしょう。 この頃とキスク時代のHELLOWEENから影響を受けたバンドもかなり多いと思うけど、デリスになってからのHELLOWEENがあまり影響力を持っていないように感じてしまうのが、ちょっと寂しいところです。起死回生の一発を出して欲しいですね。 カイ・ハンセンがヴォーカルだった頃の曲でベストなのは、GUARDIANSとJUDASかな。HOW MANY TEARSは、歌唱力で言えばキスク・ヴァージョンがいいけど、キスクが歌うとちょっとマッタリしちゃうから、やっぱハンセン・ヴァージョンが一番いいでしょう。
TSの絶頂期は前作「STAY HUNGRY」ですが、音楽的な絶頂期はこのアルバムだと思います。参加ゲストも豪華で、ブライアン・セッツァー(ストレイ・キャッツ、ブライアン・セッツァー・オーケストラ)、アリス・クーパー、ドン・ドッケン、そして何とビリー・ジョエルまでもが参加しています。 ちなみに2曲目「Leader Of The Pack」のオリジナルはシャングリラスというオールディーズの人たちの曲で、AEROSMITHがカヴァーした「REMEMBER(WALKIN' IN THE SAND)」も彼女たちの曲。TSのプロモ・ビデオは何だかチャチかった(車がガケから落ちるシーンの運転手が、人形だと丸分かり)。 アナログ盤は、マンホールが開いてディー・スナイダーが出てくるという変形ジャケでした。懐かしいな・・・・