The Construkction of Light発表後の2000年のツアーにおけるライブ音源。CD3枚組み。 ダブルトリオからフリップ、ブリュー、ガン、マステロットという4人編成になっての初ライヴ盤という事もあり ダブルトリオ時代の曲に関しては若干の迫力不足を感じる場面もあるが、他は概ね素晴らしい演奏の聴ける作品だと思う。 Disc1、2がライヴの殆ど丸々を収録しており、Disc3がProjeKct Xにおける演奏をマステロットが切り貼り作業したモノとなっている。 このDisc3はよほどのクリムゾンマニアじゃないとちと辛いかな。
発売当時は前作BOUND TO BREAKとのあまりの落差に「え?何でこんなにポップになっちゃったん? これじゃ歌謡曲じゃん。」って思ったものだけど、徐々に好きになっていった作品ですね。 方向性としてはレインボーがジョーリンターナーを迎えた路線を狙っているのかな? GYPSY WAYS~LOVE IN VAINの流れはゾクゾクしますね。森川の歌唱も英三の直線的なVoとはまた 違った深みがあって○だと思います。
非常にノリのいいゴキゲンなライヴアルバムですね。VAN HALEN時代のWHY CAN'T THIS BE LOVE、 WHEN IT'S LOVE、RIGHT NOW、DREAMS等に加え、ソロ時代の曲、GIVE TO LIVE、THERE'S ONLY ONE WAY TO ROCK、そして勿論I CAN'T DRIVE 55も入ってます。最近の曲もLITTLE WHITE LIE、MAS TEQUILA等、全編にわたってノリのいい曲ばかり納められてるので理屈抜きに楽しめちゃいます。 熱いライヴの模様がビンビン伝わる好ライヴ盤です。
WHO ELSE!以降続いてる路線の一応の完結編、って事になるのかな?いや、次作もこの路線の可能性もあるからまだよくわかんないけど。 ここんところのベックの進化、多作ぶりには一体どうしちゃったの?って感じで、まだまだ創作意欲は衰えてないんだなぁ~と 驚くやら呆れるやら。でも、この路線はコレで3部作って事で終わりにしてもらって 次からはシンプルなバックにキレのあるベックのギターってスタイルも聴きたいなぁ~、なんて。
このアルバムに伴うツアーの来日公演を観た。凄まじくヘヴィで緻密な演奏はそこらのヘヴィメタルバンドが束になっても かなわない程に素晴らしいモノだった。殆どの曲が本作THE POWER TO BELIEVEと前作THE CONSTRUKCTON OF LIGHTから演奏され、 このメンバーだからこそ出せるグルーヴ感に満ちた統一感のあるライヴだったと思う。 90年代クリムゾンとして復活してから数々のプロジェクトシリーズでの実験を経て 発表された本作はかなり完成されたクリムゾンミュージックを聴く事の出来る一枚だと思う。
「A REAL LIVE ONE」は音が良くなかったですねぇ。今セットで売ってるやつは改善されてるんでしょうか? 対するこの「A REAL DEAD ONE」は初期の曲満載、THE TROOPER,PROWLER,TRANSYLVANIA,REMEMBER TOMORROW, SANCTUARY,RUNNING FREE,IRON MAIDEN・・・と否が応でも盛り上がります。
このアルバムの聞き所は何と言っても、スティーヴ・モーズ在籍時の POWER、IN THE SPIRIT OF THINGS からの曲のライヴ・ヴァーションが聞けるという事でしょう。 スティーヴ・モーズ、かなり弾きまくってますね。 One Big Skyってこんなにいい曲だったっけ?と思ってスタジオ盤聴き直してみたら、全然 違いますね。ライヴではかなりハードにアレンジされてました。 House On Fireなんて、おまえはエディ・ヴァン・ヘイレンか?それとも高崎晃か?って位、 鬼の様に弾き倒してます。 あの地味な IN THE SPIRIT~の曲がこんなに素晴らしく生まれ変わるなんて結局あのアルバム、曲は良いけどアレンジ、プロデュースが悪かったって事でしょう。
THE CULT はポジティヴ・パンクなんて言われてた頃から好きなんだけど、ゴシックの始祖みたいに言われた事もあったりして、何だか重くて暗いバンドだと思われている節もあるのでこの際言っておきたいのだが、この7年振りの復活アルバムはハッキリ言って、ピュアなハードロックです。 HM/HR指数で言うとあの傑作、ELECTRICに次ぐものがあると思う。 イアン・アストベリーとビリー・ダフィのコラボレーションがこんな最高の形で復活してくれるなんて、ほんと夢のような一枚。
いや~、コレはイイですよ。自然体っていうか、いい意味で肩の力が抜けてて、思いっきり和めますね。 まさか今の時代にこういうアルバムに触れられるとは。 7曲目のHere Comes That Feering なんて、世が世なら全米TOP10入りしてもおかしくない位の佳曲ですよ。 雑誌などの媒体でもプッシュされる事は無いと思うけど、こういう良質の作品が人知れず消えていくなんて・・・(せめて日本盤ぐらい発売して。)