>ロージーさんへ こんばんわ。 INTO THE PANDEMONIUMはボクは盤が擦り切れるほど聴き込みました。 初期のMORBID TALESや後期のVANITY NEMESISのように純粋にメタルをしていないので物足りなさを感じるかも知れませんが、CELTIC FROSTの作品の中でも特に詩的でコンセプチュアルな作品だと思います。 特にTO MEGA THERIONあたりの分厚いサウンドに心酔したヒトは、アグレッションがトーンダウンしてると思うかも知れないですね。 初期で培った地を這うようなギター、霊的な霞んだコーラス、鬱々としたヴォーカルスタイルなど、他の作品にはない大きな魅力が満載ですよ。密かにスネアドラムの張りのある音と、祭儀的なイマジネーションを掻き立てるタムの音は、この音世界に非常にマッチしてます。 何と言ってもMesmerize、Sorrows of the Moonから感じられるカルトチックな雰囲気は最高です。それに続くレクイエムと副題の付いたRex Iraeも当時殆ど無かったゴシックっぽいアプローチで素晴らしいのです。 純粋なメタルサウンドというよりも、カルト色の強いアヴァンロックだと思ってます。APPOLLYON SUNの頃のトムが非常にインダストリアルになっているのですが、結構そのルーツもココで感じることができます。しかし、ドンカマが鳴ってるようなあの曲はチョイとハズしたかも知れないですね。 聴き手を選びますがコレは名盤と呼ぶに相応しいと僕は思います。是非聴き込んでみて下さい!
もはやボクの中では神の存在である。テクもさることながら、曲構成、空間系エフェクトや音素材へのコダワリがこれほどまでに貫かれたバンドもないぞ。そこから生まれるサウンドはダークでインテリジェンス。 変拍子バンドというととにかく複雑怪奇という印象を受けるが、このバンドは6拍子が2分割あるいは3分割できる特性を利用して楽曲を組み立てているトコロにポイントがある。音カズは同じハズなのにシンコペのつけ方や拍の取り方で複雑ながら流れるような曲展開をしているのである!! 加えてトリオ編成というユニットがカッコいいのだ! 作を重ねるごとに、スラッシュ色が薄れてより知的さを打ち出してきていると思う。コレはリスナーに更に地味な印象を与えたのではなかろうか。スラッシュ好きリスナーはきっと離れていったんだろうなあ。しかし、ボクは新作を出す度に新たな感動をおぼえたッス。特にGRINのインテリジェンスで貫禄あるサウンドはこのバンドが培ってきた「センス」を前面に打ち出した会心の作やと思うのである。 NO MORE COLORが出た頃、ボクは頑張ってコピーバンドを組んでみたが、足元にも及ばなかったッス。しかしながら、楽曲構成の面で非常に勉強になりました。とっても奥の深いバンドである。 ボクのバンド人生に最も影響を与えてくれたバンドであり、長年ボクが最も愛するバンドはコレであるッス。ごくごく最近、解散したと風の噂で聞いたが、コレほどまでに解散が残念なバンドもないッス。
>BLAZING BLAST Celtic FrostはCoronerと同郷スイスの先陣バンドなんですよ。 Coroner登場当時は、ヴォーカルスタイルからCeltic~を彷彿させるものがありました。 バンドスタイルは全く違いますけどね。 スラッシュファンはNo More Colorとその前作がツボでしょう。 No More Color以降は音へのコダワリとインテリジェンスな雰囲気がツボです。