2002年にこんなアルバムが出ていたなんて知りませんでした。 WSがアメリカのGEFFEN RECORDに残したスタジオ音源のほとんどを網羅したコンプリート盤です。 SLIDE IT IN[US MIX]~WHITESNAKE~SLIP OF THE TONGUEの三枚を曲順を一切変えずに そのまま丸ごと収録しています。 UK盤のみに入っていた曲と、GIVE ME ALL YOUR LOVEのシングルVer、HERE I GO AGAINのラジオヴァージョンなど、全35曲の二枚組。 日本で発売されたSLIDE IT IN[AMERICAN REMIX Ver.]に収録されていたNEED YOUR LOVE SO BADの地味ヴァージョンが入っていないので厳密に言うとコンプリート盤とはいえませんが、そんなこと気にする人は少数派ですよね。 アルバム一枚分の価格で産業メタル時代のWSを総括した好企画。 ジャケもいい感じ。 リマスターもされています。
2ndアルバムのセールス不振を理由に 健闘虚しくキャピトルから「クビ」を宣告されたバンドが 新たにメガフォースとの契約を勝ち取るキッカケになった作品。 元々彼らの地元でのみ、という極めてローカルな範囲で、 しかも当初はカセット・テープでしかリリースされなかった特殊な作品です。 1995年にようやくCD化が実現。その内容なのですが、まさにメジャー発の 「NIGHT OF THE CRIME」と「RIGHT BETWEEN THE EYES」の中間的なサウンド。 もっと分り易く言うと、セカンド路線のサウンドでVoがジェリー・ハリソンと言った感じ。 とてもマイナー発の音源とは思えないほどのハイクォリティぶりです。 メジャーが食指を伸ばすのも当然ですね。