地元の映画館でジャッキー・チェンの「サイクロンZ」という作品と同時上映されていた、バイクレーサー:平忠彦の一年間を追ったドキュメンタリー作品「TOP DOG」。 映画本編は取り立てて褒める部分の無いB級のドキュメンタリーだったが、BGMとして流れていたA1「TOP DOG~REACHING FOR THE SUN」とB1「RUN FOR YOUR LIFE」には大いに惹きつけられた。即サントラ盤(LP)を購入したが、ジャケ裏を見て初めて日本人の作品である事がわかってビックリ。今思うと、私の邦楽嫌いを払拭してくれたバンドだったわけです。それにしてもメイク・アップの松澤浩明と河野陽吾の2人は凄いソングライターなのだとつくづくそう思う(ちなみに山田信夫もバックVOでサポート)。少々乱暴な表現かもしれないが、本作は様式美路線のメイクアップだと思っています。中間英明のギター殺法よりも、一曲毎の楽曲の高い完成度を堪能するのが本スジです。それにしてもCD見つからないね。
MTMレーベルの中ではダントツのNO.1。カナダのシンガーソングライターであるスタン・マイズナーは、84年にアルバム「DANGEROUS GAMES」でデビュー。86年にセカンド「WINDOWS TO LIGHT」、92年にサード「UNDERTOW」という具合に自身の作品を発表する傍らで、ダービー・ミルズやリー・アーロンなどに曲を提供したり、映画の音楽を手掛けたりしています。このアルバムは、そんなスタンマイズナーが10数年に亘って書き溜めた11曲を作品化したものです。三枚のソロ・アルバムでは自らがVOを取っていますが、本作ではピーター・フレデットなる人物を起用しています。これが大正解。ちなみに②は映画「13日の金曜日8」(だったと思う)にも使われています。カール・ディクソン、エディ・シュワルツ、スティーブ・ドーフ、フレッド・モリンなど錚々たる顔ぶれが競作陣として名を連ねており、当然ながら捨て曲などありません。特に⑥以降の盛り上がり方は尋常じゃないです。路線としては同じカナダのティム・フィーハンやスタン・ブッシュ、ジョン・パーなどに近いですが、とにかく未聴の方には一度聴いて頂きたいです。
賛否両論ありますねぇ・・・。個人的には「SOMEWHERE IN THE NIGHT」が入っていないのが納得行かないです。でも今はコレでしかVOW WOWのサウンドは聴けませんからねぇ・・・・・。レガシーとは若干選曲が異なっています。こちらのほうが曲数は多いですが、あちらにはディスコグラフィーやフォトブックが付いてますのでファンなら両方持っていて損はないかと思います。