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KUZUさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 401-500
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KUZUさんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 401-500

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RATT - Out of the Cellar - Lack of Communication (2003-11-16 13:40:30)

収録アルバムの、LPのB面初っぱな。ちょっと世の一般ピープルを皮肉混じりに歌い飛ばしそうな詞も、耳を引いた気がします。ヘヴィーでクールなギターリフ、躍動感のあるこのリズムパターン、キャッチーさのブレンドは、後の彼らの名曲群の基礎になっていると思います。
情感を徹底的に排除して(と彼らは思っていないかも知れませんが、そう聞こえることが逆にがCoolと思いました)、淡々と歌いながら、曲エンディングでの、スティーブン氏の爆発するシャウトが格好いい。
この曲は、このアルバムでの、僕のお気に入りのトップ3に入ります。大好きな曲でした。


RATT - Out of the Cellar - The Morning After ★★ (2003-11-16 13:28:49)

アルバムの中では異彩を放っていた疾走曲。イントロのギターが滅茶苦茶格好いい、イントロで勝負有り、ハート鷲掴みな所に、淡々と詞を紡ぐVoと、メロディアスだけどちょっとやっぱりひねくれたメロディーをクリアに綺麗に疾走するバッキング、Coolでした。
聴く人みんなに即効性の有る曲だと思います。


RATT - Out of the Cellar - You're in Trouble ★★ (2003-11-16 13:18:08)

彼らならではのちょっとひねくれた妖しいメロディーラインが、かっちりした几帳面な乾いた乾いたリフに乗って、クリアなサウンドで響き渡る気がします。初期の彼らの魅力が詰まった良い曲と思います。


RATT - Dancing Undercover - Body Talk ★★★ (2003-11-16 13:12:57)

この曲の収録されたアルバムは、彼らのアルバムで一番好きでした。この曲は彼らのキャッチーさと正統派然としたソリッドなリフの調和が印象的です。爆発力のあるサビがガツン!と来ます。若さと勢いと、成熟しつつあった彼らの大人の味も混ざり合った、Coolな忘れたくない曲です。
映画のBGMでも使われてましたよ、たしか。ちょっと退廃的なその場面と、この曲の出足のカッチョいいリフが、良くマッチしてました。


BLACK MAJESTY - Sands of Time ★★ (2003-11-14 01:51:00)

心躍る正統派のHMに、ようやく久々に出会えた気がします。種も出尽くしたこの分野でも、さほどスピードに頼らない、クラシカルテイストも薄い、今時珍しくKeyが随分少ない、KAMELOTほどシアトリカルでもない、だけどこんなに感動的な、けれん味のないHMって、やろうと思えば出来るんだ!このアルバムも全く天晴れ。
系統としては、まさにHAMMERFALLと同系統。メロディーが解りやすくて、そしてHeavy。コーラスにかなり気を遣っていて、どの曲もサビは、印象的なメロディーとクリアなコーラスが耳に良く残ります。流麗な部分より、メロディックでもタイトな部分が耳に残る、ツインリードのユニゾンが心地よいです。で、テンションが最初から最後まで全く落ちません。良いバンド、素晴らしい一枚と思います。


CONCEPT - REASON AND TRUTH ★★ (2003-11-14 01:14:00)

実質彼らのデビューアルバムになると思います。イタリアのANGRA、クラシカルフレーバーありの、かなり凝った展開と疾走感が持ち味。このアルバムでは、2つのストーリーを収録しているとか。気になる人は追ってみてね。
とにかく、メロディーが綺麗、で、どのパートもかなりテクニカルっぽい。個人的にはKeyにびっくり!!「あれっ、イェンス・ヨハンソンがヘルプしてるの??」と思うくらい、SONATAでのイェンスのプレーにそっくり。
そして展開力。リズムチェンジと転調を組み合わせた、巧みな場面展開。突っ走るパートと、叙情的なアコースティックパートを組み合わせて、陰影をつけている。転調は、強引さとさりげなさが場面によって使い分けられている。
Voはちょっと線の細い、クセをちょっと取ったアンドレ・マトス風。あまりクセ無く歌ってるところは、透明感のあるメロディーの上に凄くクリアで爽やかな、印象もあり。ただ、一旦クセが全開になると、相当好き嫌いの差が出てきそうな気がします。
あと最後に、Sweet Dreamsの収録は、ハッキリ言って蛇足。


CONCEPT - REASON AND TRUTH - ELEGY OF TRUTH (2003-11-14 00:13:54)

凄く爽やかな出足。いきなり爽やかに、メジャーキーで疾走。Voのハイトーンも、サビの手前まで、かなり映えてる。転調もあり、リズムチェンジも多い、ただのメロスピではなくって、展開力が有るんだぞ!と言いたげな曲。
それにしても、サビの歌メロと歌い方、何とかならないのかなあ・・・もっとあっさり歌えなかったんだろうか、何度聴いても、ここだけが残念。抑揚が有りすぎてキツイ!盛り上がるべきところで、盛り下がっちゃうんだもん(T_T)


CONCEPT ★★ (2003-11-14 00:02:00)

ああー、Voはですね、彼らのサイトに行けば、その姿がバッチリ拝めます。
http://www.conceptsymphony.com/
天は二物を与えず、と言う言葉があるとすれば、Voの人にはまさにそれ。歌心「だけ」を神は彼に与えたんでしょう。僕はこの歌は、結構気に入っちゃってます。マトスよりマシかな、いや、「どっちもどっち」!?
かなりの完成度ですねー彼ら。たしかにまだポテンシャルはありますが、かなりデビューアルバムは、凄くハイクオリティー。イタリア産のANGRA、いやANGRAほどクラシカルではなくって。ANGRAよりも相当プログレッシブな気がします。


CONCEPT - REASON AND TRUTH - DEATH OF REASON ★★ (2003-11-13 23:52:56)

緩急自在の展開の中に、リリカルでもの悲しいメロディーが溢れる曲。ピアノやアコースティックギターの艶のある音色が、分厚いサウンドの中にきらり光る気がします。Voはやや細さを感じるモノの、なかなか情感を感じることが出来ます。アンドレ・マトスさんよりも、ちょっとクセを取った感じかな。バッキングも展開の多い、転調を多用していても、あざとくなく、わざとらしくなくて、さりげない所が心憎いですね。
彼らの展開力が光る曲。彼らが単なるメロスピバンドでは無いことは、この曲を聴けば解ります。


SEVEN SERAPHIM - Believe in Angels ★★ (2003-11-13 22:48:00)

出身地はおそらく北欧と思われるGroupの、デビューアルバム。Scarlet Recordsからの輸入盤です。
耳の肥えたリスナーは、もしかしたら1曲目で「うわっ、インギーのコピーか!?」と引いてしまうかも。でももう少し聴き進めてみると・・・彼らならではの独特の展開や、先輩達にはない優しいメロディーが満載でした。Voはいい味だしてます、MANIGANCEの人がグラハム・ボネットさん風に歌っている感じ、透明感と、ちょっと細さもあるモノの頑張ってるハイトーンが印象的。Guiterはインギーの影響を受けてはいるモノの、彼ほど手数が多くはなく、フレージングと音色に色濃く影響を受けています。keyも手数よりは、バッキングのスペースを埋めて、雰囲気作りに貢献してます。
このアルバム、やっぱりネオクラ風味もある優しいメロディーが命。また、安易にメロスピ風に突っ走らなかったのは正解。メロディー・構成・アレンジに磨きを掛けて、自分達を出せれば、次作はもの凄く楽しみ。1stでこの出来はなかなか立派、がんばって!かわちさんあたりには、掴んで欲しい一枚かな(^^)


DRAGONLAND - The Battle of the Ivory Plains - Ride for Glory (2003-11-12 23:44:40)

2回目のリフレインから、GとKeyのバトルやユニゾンの辺りは、彼らの受けた影響がモロに出てる気がして(初期METALLICA、'Ride The Lightnig'のエンディングを彷彿しました)、それでもとにかく若さと激情が迸ってる感じがします。
このアルバムの中では、一番好きな曲。この荒削りな所こそ、このアルバムの売り。


DRAGONLAND - The Battle of the Ivory Plains - World's End (2003-11-12 23:30:16)

彼らのアルバム、後半のハイライトの曲。ドラマティックにメロディアスに疾走する、彼らの真骨頂が楽しめます。
ただ、アルバム前半に見られる彼らならではの、クセのある曲中の展開が、この曲については抑えられて、随分シンプルな印象。サビの爆発力も抑えめ。彼らにとっては「ただの」疾走曲なのでは、やはり行儀の良い曲。速くてシンプルな曲が好きな人には、堪えられないとは思います。


THUNDERSTONE - Thunderstone - Like Father, Like Son (2003-11-12 23:19:22)

良い曲で速くてそこそこ格好いい、サビの辺りのユニゾンも決まってる。だけど、突き抜けた何かに欠ける気がするのは僕だけ?行儀の良い曲っていうのかな。なにか引っかかるモノが有れば、もっと印象に残った気はします。


SEX MACHINEGUNS - 『マシンガンズの集い』ザ・ベスト - みかんのうた~ライブ~ ★★ (2003-11-12 22:59:01)

この曲、ラジオで聴いて一発で好きになっちゃったよ。ポンジュースって本当に命の水だよなあ!バッキングは飽くまでも正統派疾走メタルで、めっちゃ格好いい。


REDEMPTION - Redemption - Window to Space ★★ (2003-11-11 02:51:41)

静かな出足から、急激なスピードアップ、12分間の間に多くの奔放な展開、パワーメタルパートに切り込んでくるメロディが可憐。VoはDREAM THEATERの1stで歌っていた彼に雰囲気が近いけど、もっと太くって良く伸びるハイトーン。
リフに重みがあって、アップテンポ気味で手数が多いところは、SHADOW GALLERYの雰囲気に近いかも。良い曲ですよ。12分間、案外あっという間だったかも。


HELLOWEEN - Rabbit Don't Come Easy - Don't Stop Being Crazy ★★ (2003-11-10 22:35:08)

こういうタイプの曲も、Master of The Ringsから綿々と続けられてくると、これももはやアンディでは無くてHELLOWENの味にしても良いかと思います。メロディアスで、前向きな感じなのに、とてもHeavy。僕は、It's a lie! It's a lie!の所がたまらなく好きです。もしかして、このアルバムで僕が一番好きな曲かも。


TORCH ★★ (2003-11-02 00:42:00)

RIOTのThundersteelも、実は結構「良い線」行ってると思います>ジャケット(T^T)


LABYRINTH - Labyrinth ★★ (2003-11-02 00:07:00)

凄くソリッドな感じがします。必要以上にキーボードが主張するでもなく、エコーも抑え気味で、中音域を膨らませたサウンドと思います。オラフが居なくなった分、(オラフのアイデアが全く無くなっている訳ではないと思いますが)みんなが智恵を寄せ合って、方向性を絞り込んで出来た音、と思います。勢いは、Return To Heaven Deniedを越えてる気がします。
やはり、疾走感と強いメロディーのある曲が好きになります。僕は5曲目が凄く気に入りました、間奏も良いですね。5曲目とのコントラストが魅力の6曲目、出足の1曲目も良いですね。ロブもかなり頑張ってますね!ギターワークはソロよりも、バランスと格好いいリフに集中している気がします。
一撃必殺の曲というより、アルバム全体のまとまりは流石。良いアルバムと思います。


TORCH - Torch ★★ (2003-11-01 00:26:00)

あっははは!Voは良かったですね。実は僕の高校時代、当アルバムのリリース当時のMusic Life誌にレビューが載っていて、★★★★ついてました。スウェーデン出身で、ワイルドな風貌と、好レビュー。大学生になるまでずっと覚えていました。彼らの2ndがB!でこき下ろされても、ずっと執念深く、このアルバムを探していました。
そして、ついに某中古屋でGet!! 喜び勇んで、針を落とすと・・・なんと、耳を疑わんばかりのB級サウンドのオンパレード。或る意味、B!のレビューも「納得」して、聴き終わったときには、疲労感満載でした。これもまた良い思い出でした・・・


LOST HORIZON - A Flame to the Ground Beneath ★★ (2003-10-31 00:57:00)

導入やアウトロに、かなりスペーシーな効果音を配しています。サウンドは前作同様、透明感がありながらも攻撃的で熱くってHeavy。ダニエルの超絶Voも健在。
ただ・・・何度か繰り返し聴いてはいるんですが、曲の中のパーツはきらっ!と光るものが有るんだけど、一通り聴いた後で、1stのように強烈にこびりつく、曲単位でのインパクトに欠ける気がします。これは単に、「疾走感がないから、では無い」のは明白です。本作で彼らが安易に疾走感に走らない、スピード以外の本質で勝負を掛けたのは良く解ります。でもその割には、曲全体のバランスが取れてないのかな、と言う気がしなくもありません。メリハリに欠ける、とでもい言うのかな、全編メインディッシュ、で、お腹が一杯。
本作は僕もそこそこ気には入っていますが、僕の中でのインパクトは1stを越えてはいなさそうです。


ASIA - Alpha ★★ (2003-10-30 22:49:00)

Don't Cryのイントロは、当時CMにも使われていて、僕が通っていた高校でもこの曲をモチーフにした創作ダンスが発表されるなど、或る意味僕の周りでは「現象」でした。楽曲はとにかくコンパクト、キャッチー、隙のない展開、そして哀愁溢れるウェットンのVoが乗れば、ASIAでした。コンパクトさとキャッチーさは、1stよりもさらに磨きがかけられている気がします。インテリジェンスに溢れているけど、物凄く判りやすい曲ばかり。涙が溢れるような曲、元気が出る曲、いつまでも心に残る、素晴らしい曲がぎっしり詰まってますね。
当時は聴き捲りました。友人や好きな人に、いっぱい紹介しました。高校時代の甘酸っぱい思い出が詰まった、忘れられない作品です。


ASIA - Aria - Summer (2003-10-30 02:32:32)

エッジの効いた、ドラムとベースの軽快なビートと、爽やかなアコースイティックギターが心地よい、メロディアスでコンパクトなナンバー。夏の思い出、ノスタルジックっていう感じの雰囲気は良く出てる気がします。ちょっと古めかしいハードロックな音にしたんだねきっと、この曲だけ。でも、Bメロの後ろの、ジェフのキーボードは優しくて彼らしい。
1st~3rd命の人が聴いたら卒倒するかもね。「こんなのASIAじゃないーー!!」ってね(^^)


ASIA - Aria - Desire ★★ (2003-10-30 02:24:29)

僕も、ARIAでのDesireのコーラスにくらくらっと来ました。収録アルバムの中では、このもの悲しいリフレインは琴線を刺激してくれます。Jeffのキーボードも、タペストリみたいで、彼ならではのちょっと高い音を中心にした、(音を形容するのにちょっと変かも)ひらひら、したような感触、初期の味も結構残してくれてる気がしました。
あと、Aメロでの詞の乗せ方が、FOREIGHNER 'JukeBox Hero'にちょっと似てる。懐かしくもあり、でもそれって良い意味で耳に引っかかるかも。


ASIA - Aria ★★ (2003-10-30 02:11:00)

これは驚きました・・・なんと、本当に全曲、素晴らしいメロディーに彩られた、高品質なメロディック・ハードロック、またはAORがぎっしり詰まっています。僕は最近インターネットラジオで耳にして、誰だろうと思ってタイトルを見たら、ビックリ、ASIAってこんなに優しい音を出すようになったんだ!? そのすぐあとに、Shopに発注していました。やまねこさんのご意見はまさにその通りと思います。
Voの感じが誰かに似てる、と思ったら、ボブ・カトレイの味に近いかも。情感たっぷりで、中高域の力み方なんてそっくり。サビのコーラスはこれまた分厚くって爽やか。全体的にソフィスティケイテッドされて、都会の癒しの音と言う趣です。1st、2nd辺りの初期のインテリジェンスを求めると、肩透かしです。過去は過去でおいといて、優しく美しいメロディーに溢れた、心地よいエッジも持ち合わせている、ASIAのこのアルバムを楽しみませんか!?
僕もやはりこのまま「ASIA:過去のバンド・音」として扱われ、この素晴らしいアルバムが埋もれていくのは、余りに惜しいと思います。


GRIM REAPER - See You in Hell - See You in Hell (2003-10-29 02:37:26)

ああーpv、僕も良く覚えてるよ。シンプルなドラムキットと、バスドラにバンドのロゴが入ってて、キックの度に、光ってたなあ(^^)
シンプルで良い曲でした。See you in hell, my friend!の連呼は、一発で頭に入りましたから。あ、このバンド、チェックだ!と思いました。それにしても、このバンドが良く、この曲でビルボードのチャートアクションで健闘したなあ、と思います。ずば抜けた名曲とは言えない気がしますが、記憶に残る曲、と言う気がします。


SAVATAGE - Fight for the Rock ★★ (2003-10-29 02:27:00)

>これを買わずしてSAVATAGEは語れない!
とは思いません。


SAVATAGE - Hall of the Mountain King ★★ (2003-10-29 02:24:00)

名作 'Gutter Ballet'の伏線になったアルバム。全体にダークさと、この後に色を強めて行くであろうドラマティシズム、Prelude To Madnessの「ちょっと借りちゃいました!」的なクラッシック曲のアレンジが耳を引きます。タイトルトラック、ちょっとキャッチーなStrange Wings(レイ・ギラン氏:故人 が参加)、Beyond The Doors Of The Dark、疾走するWhite Witch等々、ダークでメロディアスな曲がぎっしり。クリスも、ここぞとばかり、メロディアスに弾き捲ってます。
後に出るアルバムほど、メロディーの爆発力は感じませんが、僕は当時気にいっていました。それにしても、その後の「大変身」を、ここでは到底想像できませんでした・・・。


SAVATAGE - Handful of Rain ★★ (2003-10-29 02:05:00)

クリス亡きあとの作品。ジャケットの印象通りの音。やっぱりアレックスのヘヴィーでクランチーなギターワークが、それまでのSAVATAGE風ドラマティシズムと融合して、それまでにはないリフの力強さがメロディーとダークさを引き立てて、絶妙な味わいを出してると思いました。ザッカリーもかなり頑張ってると思います。SAVATAGE作品群のなかでは、実はこれが一番好きだったりします。Chance、ア・カペラの重なるところが、熱くて悲しい、本当に良い曲。


DGM - Hidden Place ★★ (2003-10-27 23:39:00)

前作の、クラシカル風味も有りの、プログレッシブメタルなサウンドを引き継ぎながらも、本作はよりプログレッシブ風味を前面に出しています。展開は一筋縄ではいかなくて、転調、変調子がびしびし出てきます。前作にはあった、パワーメタルに通じるシンプルなリフで、1曲全部塗られている曲が、本作には見あたりません。ただ、曲展開に○○みたい、という印象は、前作より薄れたようです。ディエゴのGuiterはジョン・ペトルーシとインギーを足して2で割った感じ。ただ、彼の手癖フレーズはそれなりに彼らしさになりつつあります。
即効性という意味では前作の方が上とは思います。でも曲の魅力は本作の方が光って見える気がします。一聴してすぐしみこむ魅力と、何度か聴いていると解る魅力が、見事に同居しています。メロディーはめまぐるしく展開するモノの、やはり端々で親しみやすいと思います。展開は思わず「はっ!」と身をを乗り出す不思議さも備えています。2曲目、3曲目、6曲目、8曲目は特にお奨め。なかなか、力の入ったアルバムと思います。


BLIND GUARDIAN - Nightfall in Middle-Earth - Mirror Mirror ★★ (2003-10-26 23:47:55)

もし、ブラガをこの曲で初めて知ったのなら、僕も★★★つけていたかも知れません。メロディックで分厚く疾走する、彼らの持ち味全開な曲とおもいます。爽快な良い曲です。
ただ、この曲にはケルト臭をふんだんにまぶしてあります。また、その後のアルバムではそのケルト臭がやや希薄になっているのを見ると、この曲はまだ、ケルト臭と彼らの持ち味の融合を狙った、或る意味「試作」「通過点」なのかも。


DREAMTIDE - Here Comes the Flood - Come With Me ★★ (2003-10-25 13:54:54)

この曲はやはり、FAIR WARNINGの'One Step Closer'直系の曲と思います。ちょっとハスキーなVoも印象的。「トミーが歌ってくれたら」とは思わなかったです。FAIR WARNINGの1stから僕が探していたものを、この曲はそっと、でもハッキリ見せてくれた気がしました。
前奏から静かなひたむきさが伝わってくる。'Come with me ・・・to catch the rainbow'のドラマティックなサビは聴き所。2番目のサビのあと、come!の分厚いコーラスの連呼、間奏、激しくも悲しい旋律は琴線を揺さぶってくれます。ラストのスカイギターも泣いてます。でも、何故か凄く爽やかな後味なんです。Keyとコーラスのアレンジがそう感じさせてくれるんでしょうね。


FAIRYLAND - Of Wars in Osyrhia ★★ (2003-10-23 02:26:00)

僕もやっと手に出来ました。ああー上の方々が言うとおり、お手本通りです!また、女性Voの声質がまた、ファビオによく似てるではありませんか(というか、ファビオは中性的な透明感が魅力の声だけど)。
RHAPSODYは、僕も何故か、1st以外は聴いている内に飽きてしまうんだけど、このアルバムはそのRHAPSODYの1stにあった新鮮さが宿ってる感じはありますね。メロディーが綺麗で、クラッシックの影響を感る事が出来て、凄くよく練られてる感じがします。また、音の組立(keyの使い方とか)は、明らかにちらっと個性を出してる感じはします。弾き捲ってユニゾンの多いギターも結構良いです。これはMetalリスナー以外にもお奨めできるかも。


FAIRYLAND - Of Wars in Osyrhia - On the Path to Fury ★★ (2003-10-23 02:16:52)

歌メロの所はちょっと変わったテンポが耳を引きますね。リズムパターンや、スローパートのリコーダーの感じは「お手本通り」ですけど、全体的な感じは、結構インパクト有りますよね。疾走してる部分は文句無く美しいですね。


EUROPE - Europe - Seven Doors Hotel ★★★ (2003-10-22 23:24:38)

思い出の一曲ですね。高校のスキー交流会に、ウォークマン用カセットで聴き捲ってました。曲の背景を知らなかった僕は、やはり寒々とした景色と古城が目に浮かんできてました(^^ゞ


EUROPE - Wings of Tomorrow - Wasted Time ★★ (2003-10-22 23:17:55)

このリズムパターンでは、彼らの最高傑作にはいると思われます(1st収録のIn The Future To ComeやChildren Of This Timeと同系列の曲)。淡々と走る曲に、メランコリックなメロディーが乗る、北欧フレーバー満載の、コンパクトな一曲。1st収録の曲のプロダクションを大幅に改善して、音のキレが美しいメロディーを引き立ててると思います。名作と名高いアルバムの中で、僕はこの曲が一番好きでした。


EPICA - The Phantom Agony ★★ (2003-10-20 00:01:00)

オランダのGothicグループの1st。メンバーの音の嗜好が相当多岐にわたってるのと、Voが本格的に声楽を学んでいる事から、既存の音とはちょっと違う感触を感じます。強いて似たタイプを探すとすれば、スイスのLACRIMOSA辺りに近いかも。また、メンバーでアルイエン・ルカッセン関連の音を気に入ってる人がいるので、同郷ですし、何らかの影響はあるカモです。
弦楽器と打楽器によるオーケストレーション、大仰なクワイアの導入、そしてこれまたドラマティックな女声Vo、ブラック風わめき声とDeath声の掛け合い、それらが大きな展開を持ち、クラッシックに相当インスパイアされたと思われる劇的なメロディーの上でシステマティックに絡み合っている様です。6曲目(Tacade Of Reality)のような激しく走る曲も、重厚さを湛えています。何か座り仕事の時にBGMで流すのもよし、集中して一音を大事に聴くのも良し、良いサウンドと思います。
気になるとすれば、歌詞のメロディーへの乗せ方かな。ただ文章を音符に「乗せているだけ」という感じがしなくもないです。英語圏で違和感無く売れれば、この心配も僕だけの杞憂に終わりそうですが、はたして・・・?


ROBBY VALENTINE - The Magic Infinity - Don't Make Me Wait Forever (2003-10-17 23:14:04)

悲しい、そうですね、とても暗い。Robby様がやると、表現される音一つ一つが繊細なガラス細工のよう。彼らのレパートリーで珍しい部類の曲とおもいます。


ROBBY VALENTINE - The Magic Infinity - I Need Your Love ★★ (2003-10-17 23:09:55)

彼の曲は殆どがメジャーコードが入ってるのに、この曲と、Don't Make Me Wait Foreverだけ、と言ってしまっても良いかな、ほぼ全編マイナーコード。美しくドラマティックで、もの凄く悲しい曲。疾走感で感情が迸しってる。彼らの曲でトップ3に入るくらい、僕が大好きな曲です。


SHAKRA - Rising ★★ (2003-10-17 02:21:00)

前作Power Rideに続く、これまた燃えさかるジャケット同様、熱い熱いハードロック/メタルTuneがぎっしり詰まった好盤と思います。いや、前作以上と思います。立て続けに耳に飛び込んでくる、メランコリックさとキャッチーさが同居した、インパクトのあるサビが、出るわ出るわ。また13曲収録(最後の曲はバラードのRadio Mix)なのに、気づいたら最後まで緊張感が持続してます。
やはりKeyは殆ど使われて無く、バラード位か、それ以外はまさに骨太でキャッチーなHR/HMサウンド。Voの声質はクセのないアンディ・デリス、またはロビン・マコーリーと言う感じ、骨太なサウンドに負けない強さを感じます(ロビンほど「一本調子」では無くって器用です)。ギターもはっ!とするフレーズをタイムリーにコンパクトに決めてくれて、アルバムの良いアクセントになってます。


ANDREW W.K. - I Get Wet - Party Hard ★★ (2003-10-16 23:48:38)

とことんまで楽しめ!!吐くまで飲め~な勢いが、凄く真面目に表現されてて、とてもイイ♪


PRETTY MAIDS - Future World - Yellow Rain ★★ (2003-10-16 22:39:12)

この曲が出た時って、プラトーンやフルメタル・ジャケットといった、それまでとは違った切り口のベトナム戦争映画が連続して封切られていた気がします。戦場の絵とドラマティシズムが重なり合う感覚が懐かしく想います。


MERCURY TIDE - Why? ★★ (2003-10-15 02:13:00)

2003年時点のANGEL DUSTのVoによるソロプロジェクトアルバム。アコースティックギターまたは優しいメロディーと、とてつもなくHeavyなバッキングの対比。マイナーでとてもメロディアスな印象的なサビ、曲間の絶妙な緩急。と言っても疾走する曲は殆ど無いけど。サウンドはANGEL DUST 'Enlighten The Darkness'のそのまま延長線上にある作品、と言ってしまって良いと思います。
メロディの強さは'Enlighten・・・'同等。サウンドはやはりANGEL DUST 'Of Human Bondage'と'Enligten・・・'の丁度中間。アコースティカルな静かな出足でも、徐々にHeavyに盛り上がっていく感じが、Enlightenとは異なってます。またOf Human・・・よりもメロディーの扇情力は上。
スピードTuneがやはり無いので、走らないずっしりしたサウンドを持った正統派が好きな人には、お奨めできます。ジャケットのセピア色の写真も、なかなか良い感じ。


MERCURY TIDE - Why? - Another One ★★ (2003-10-15 01:25:39)

ピコピコしたKeyの音は、ここで歌われているDrugの浮遊感を意味しているよう。このアルバムのハイライトになる曲。サビの前のギターのリックが綺麗、そして深い歌詞と共に吐き出される力強いコーラスは特筆もの。
ドイツのバンドに多い、叙情と言うか翳りを感じるマイナーなメロディーも特徴。疾走感が無くても、詞の深みとメロディーで楽しめる良い曲。


MERCURY TIDE ★★ (2003-10-15 01:10:00)

ANGEL DUSTのVo. Dirk Thurischのソロプロジェクト、全収録曲の作詞作曲を彼が一手に手がけています。DsはTIAMATの人らしいです。
Dirkが歌うheavyな曲は、ANGEL DUSTの曲だ!と言ってしまっても全然違和感がないくらい、ANGEL DUSTっぽく感じます。ただ、こちらの方が幾分スピードを落として、更にストレートでメロディが強いー感じはします。
それにしても、MARCURY TIDEの指向している音は、まさに・・・この続きは、聞き込んでから、「このCDを買え!」に寄稿しようと思います。このMARCURY TIDE、考えさせられるプロジェクトではあります。ここで聴ける音を、今後はANGEL DUSTでは表現できないと言うことを意味しているのではないかと。


REDEMPTION - Redemption ★★ (2003-10-15 00:34:00)

2003年の3月にリリースされてから、全くといって良いくらい誰にも相手にされていないアルバム。ところが、その内容たるや、マイナーなメロディーに彩られた、切れ味鋭いリフと複雑な展開を満載した、プログレッシブ・パワーメタル。サウンドで近いのは、DREAM THEATERというよりは、SHADOW GALLERYか。
複雑な展開の中に突然切れ込むスラッシーなリフと、時折見せるIRON MAIDEN風ツインリードとKEYのソロとユニゾンが良いスパイス。またチラリと見える叙情性も、北欧のそれとはちょっと趣を異にした味わいがあります。
名だたるメンバーが制作しただけ有って、安心して聴いていられます。長尺の曲が多く、8曲で68分、最後の曲なんて24分?? でも展開が多くて、ダレを感じずに違う曲を連続して聴いている感覚に囚われます。更にメロディーが強くて明確なので、それを単純に楽しめてしまいます。
メロディーの強い、分かり易いプログレッシブパワーメタルがお好きな人には、なかなかのお奨め品です。


ANDREW W.K. - I Get Wet ★★ (2003-10-14 23:51:00)

遂に買いました。うわーーこれ全編、怒濤の分厚いパーティーロック一色!!超ハイテンションの、熱い熱い35分間、これでもかという「躁」のフルコースが待っていました。どの曲もずいぶんと分かり易い、一気のみで思わず鼻血が吹き出そうな、脳への吸収の良さは、今まで経験がないくらいですね。
単品で見た曲は、どれもシングルカットに堪えそうなくらいのメロディアスかつキャッチーで耳を掴んで離さない人なつっこいAnderwサウンドが出迎えてくれます。なんだか音階が、沖縄民謡に通じるような気がしたのは僕だけ?? Party Hard、It's Time To Party、She Is Beautifulは特に吸収が良かったです、気に入っちゃいました(^^)
ただ、これは贅沢かも知れないけど、通しでガンガン聴くと、結構あっという間にお腹が膨れちゃう。メインディッシュがどかどか続くフルコースと言う趣、35分は「丁度良い」と思えてしまう。次作ってどうなってるんだろう??


REDEMPTION ★★ (2003-10-14 23:06:00)

USからのプログレッシブ・パワーメタル・プロジェクト。2000年から2002年にかけて、じっくり制作されたのでしょうか。その手の実力派の面々が揃っている感があります。参加メンバーは以下の通り(オフィシャルサイトから引用)。
Rick Mythiasin (Steel Prophet) - vocals
Jason Rullo (Symphony X) - drums
Nick van Dyk - lead and rhythm guitars, bass, keyboards
Bernie Versailles (Engine/Order Of The Illuminati) - lead guitar
ゲストはこんな感じ:
Ray Alder (Fates Warning/Engine) - lead vocals on one track, backing vocals on three others
Mark Zonder (Fates Warning/Warlord) - drums on one track
Chris Roy and Joel Decatur of Reading Zero are also helping out on backing vocals
Michael Romeo (Symphony X) fantastic orchestral synth programming・・・
凝った展開の中にも、マイナー調に拘ったスリリングでパワフルなサウンドが特徴。独特な音の展開の中に、はっ!とする可憐なメロディー、パワフルに切れ込んでくるパワーメタルサウンド。DREAM THEATERよりも、もう少しパワーメタル寄りで、メロディーが明確で分かり易いです。
Officialサイトはこちら:
http://www.ivorygate.com/redemption/


LIVING DEATH - Protected From Reality ★★ (2003-10-13 15:25:00)

良いバンドだったと思います。初期の作品は僕は未聴でしたが、本作は友人にカセットで聞かせて貰ったあと、結局輸入盤でLPを買い、さらにCD(中古で国内盤、Back To The Weaponsとのカップリング)を買った、いつも側に置いておきたい音なのです。
的確なテクに裏打ちされた、疾走感とクールなリフの嵐。二人の個性の際立つ絶妙なギターソロ、切り裂くようなトトのシャウト、全部このGroupの唯一無二の個性足り得たと思います。とにかく疾走、疾走、格好いいリフに埋め尽くされた好盤と思います。


LIVING DEATH ★★ (2003-10-13 15:14:00)

バカテクバンド、と思います。もの凄いテクニックを内包した、凄まじいソロは痛快でした。アトミック・シュタイフの的確且つ激しいドラムに、トトの甲高い印象的なシャウトが乗ってます。また、相対的な彼らの技術力の高さは、あのお遊びアルバム 'X'mas Project'で実証されています。
メロディーと言っても、リフの格好良さを追求したスタイルは、HELLOWEENやBLIND GUARDIANの路線とは大きく異なり、またSODOM・DESTRUCTION・KREATORらの所謂スラッシュGroupともひと味違っていました。或るいみ、Back To The Waapons~Protected From Realityは彼らを孤高にしたサウンドだった気がします。
Protected・・・の路線を更に突き進めば、彼らはきっと今なお誰も到達し得なかった場所にたどり着けたかも、と思ってしまいます。Worlds Neurosesは、ちょっとがっかりしてしまいました。良いバンドだったんですが・・・。


MILLENIUM - Angelfire - Run (2003-10-10 02:51:06)

マイナー調で疾走感があって、音像がとにかく分厚くてとことんHeavy。MILLENIUMってキャッチーな音、と思ったら大間違い。ラルフ・サントーラさんの、ツボを押さえながらも、かなりテクニカル且つ叙情溢れるフレージングは、この曲にあってもまばゆく光ってますね!下手なメロスピバンドだと、軽ーく吹っ飛ばされてしまうくらい、貫禄十分。


TO/DIE/FOR ★★ (2003-10-08 03:07:00)

次作以降も楽しみですね、声もサウンドも、どう変化を遂げているのやら。また、脱退したVoの新しいGroupも、どういう音を届けてくれるんでしょう?
ああーヴィレさん恐れ入ります、そんな勿体ないですm(__)m それにしても大阪キタで、僕らは一体どこでMetalを買えば良いんでしょうね(T^T)


C.O.E - METAL ★★ (2003-10-08 03:01:00)

とびきり強烈なオープニングが全て、この一曲のためにお金を出せるか?がポイントかも知れません。他には、躍動感を感じる曲が多いですね。ユーゴ内戦の曲は、ちょっと重すぎて、耳に届きにくいです。
このS.L.Coeという人は、「言葉遊び」が好きな人と思います。それを感じさせる曲もありますし。SCANNER時代も、それが足を引っ張って、脱退したという経緯がっあた気がします。ANGEL DUST時代から、この方は'Dust' 'Decay'という言葉を多用してます。世界観なのかな。彼の世界観に共鳴できる方にもお奨めです。


TO/DIE/FOR - Jaded ★★ (2003-10-07 03:02:00)

皆さんのご意見も参考になりますね、改めて聴くと、また新鮮に感じました。HIGASHIさんの仰るとおり、彼らみたいな、さほど速くなく、マイナーなメロディーで、分かり易い、それを軽視するのって間違ってますよね。うん、受け入れられる素地は有ると思います。
ヴィレさんにも、良かったですね、この音を楽しむことが出来て良かった。また僕の感想がきっかけのひとつになったとしたら、光栄です。
>甘えたい、やんちゃな子供が泣くのを我慢している声みたいです(←この表現って変?)。
あははは、なるほどなあ、そう言われてみれば、そうかも。なかなか上手いっすね。ヴィレさんの紹介される音も、聴きに行かなくっちゃ(^^)


SLEEZE BEEZ - Powertool - Put Your Money Where Your Mouth Is ★★★ (2003-09-27 22:38:49)

まあ、歌詞についてはともかく(多分相当ヤバイです、AC/DCのGive a Dog・・・並に)、歯切れと切れ味のいい、躍動感のある、小気味のいい、彼らの代表曲にしてもいいかなと思います。コーラスの分厚さとメロディアスさは、High & Dry辺りのDEF LEPPARD譲りかも。


SLEEZE BEEZ - Powertool ★★ (2003-09-27 22:32:00)

僕個人としては、おそらく彼らの作品では最高傑作であると思います。彼らの2nd、本格的にUSAを視野に入れた曲調、そしてマネージメントも某超大物に移籍、一気に勝負を掛けたであろう、作品と思います。
オープニングAppataizerからつかみは十分。そしてRaise A Little Hellで彼らのパーティーサウンドがあふれ出てくる。歌詞は実はかなりヤバイんでしょう、Put Your Money Where Your Mouth Is、What's That Smell? 、そしてしっとりとしてドラマティックなバラード。明るいメロディーと、とにかく歯切れのいいサウンド、元気一杯で楽しい、バランスも取れた、知る人ぞしる好盤と思います。ジャケットも秀逸。
しかし・・・結局彼らは、この1枚でUSAの成功を手に入れられず、マネージメントからも切られ、次作リリース後、消えてしまいます。また、高品質と言っても良いこのCDは、何故か日本未発売。もし気になる人が居たら、中古屋さんに転がってるかも。パーティーハードロックの、掘り出し物の、お奨めです。


SLEEZE BEEZ ★★ (2003-09-27 22:23:00)

ああーー遂に登録されてしまったかあ。
本当に、地味ながらいいグループだったと思います。1stと2ndは、アメリカンやちょっとDEF LEPARDを彷彿する歯切れのいいロックナンバーがぎっしり。そして、夢やぶれた3rdで、ダークでも以前の持ち味がきらりと光る、なかなか質の高い作品をリリースしていました。
オランダ出身でしたが、その国を微塵も感じさせない、有る意味ワールドワイドな音を擁していました。今も、よそのサイトでは僕のHNに使わせて貰っている、忘れがたいグループなんです。


T.T. QUICK - Metal of Honor - Hard as a Rock (2003-09-20 03:54:27)

NYたたき上げの実力派。この曲の持つパワーは、本当にまっすぐ届くメロディーと、シンプルさと、溢れるガッツィーさ。Voに代表されるハスキーーで雄々しいハイトーンが炸裂する。


INTRUDER(THRASH) - Live to Die... Relived ★★ (2003-09-20 03:49:00)

彼らの1stと思います。ややモタリ気味のDsに、若々しく弾けるハイトーンが特徴の、スラッシュバンドです。確かUS出身。ギターリフはとことんソリッド、で早くて、格好いい。
LPのB面一曲目、必殺の疾走Thrash Tune 'Kiss of Death'、これはお奨めです。Pay The Priceとか、歯切れのいいリフを擁した曲のオンパレード。圧巻。


PARADOX - Heresy - Heresy ★★ (2003-09-20 03:42:41)

今聴くと、随分スラッシーで、HELLOWEENと言うよりはMETALLICAに近い感触を感じます。アルバムの中で、ギラッと煌めくメロディーと迫力。これも一つのジャーマンメタルの基礎型かも。格好いいっすね。


101 SOUTH - Roll of the Dice ★★ (2003-09-16 03:27:00)

1stよりもエッジを強調した感のあるアルバム。メロディーは1stと同様、埃っぽさを抑えて湿っぽさを湛えて、叙情を前面に出してます。一曲目のWhat's The Gameからして、本作はとっかかりが良い。ドラマティックなDark Cloud On The Horizon、転調から涙腺を刺激してくれます。


101 SOUTH - Roll of the Dice - Dance Through the Night ★★ (2003-09-16 00:12:00)

1stには無かったタイプの、ドラマティックでパンチの効いた曲。若くて青い恋愛を歌う情感いっぱいの歌が、躍動感と転調を伴うドラマティックな展開の上で踊る。2ndでは出色の曲と思います。


101 SOUTH - 101 South ★★ (2003-09-15 19:27:00)

HARLAN CAGEのKeyの人のプロジェクト的作品、といっても、メロディーには相当パワーと力を注いだであろう、聞き応えのある一枚。
USA出身なから、もっと大陸の湿っぽさを感じる。あまりUSの埃っぽさを感じない、いや皆無ではないけど、随分少ない。また、全体的に落ち着いた、ゆったりして、叙情的な部分が多い様に思います。Voも頑張って歌ってる部分は、力と感情がこもって好感。
1~2曲目はアメリカンだけど、聴き所は3曲目あたりから。ハイライトはNowhere To Run、Your Razor Is Sharpあたり。メロディー派で落ち着いた大人の音が好きな人には、きっと気に入って貰えるはずです。


HEIMDALL - Lord of the Sky - Canticle of Heimdall (2003-09-15 18:56:45)

アルバムのオープニング。本作LORD OF THE SKYアルバムの全て(良いところも悪いところも・・・)を凝縮した一曲。ドラマティシズムは、アルバムで1~2を争うかな、それに強烈で分厚いコーラス。僕はこの曲を試聴して、このアルバムを買いました。Voに拘らなければ、本作はポテンシャルの宝庫だったんです、僕にはね(^^ゞ


HEIMDALL - Lord of the Sky ★★ (2003-09-15 18:45:00)

全編北欧神話がモチーフになっている、コンセプト作。本作リリース時には、イタリアのエピック系と言えば、ファビオ・リオーネ関連グループ(RHAPSODY、LABYLINTH、ATHENA)とSKYLARK、PROJECTO、TIME MACHINE位しかなかったので、内容はともかく、この手の音の裾野を広げてくれそうな彼らのこのアルバムは、凄く嬉しかったのを覚えています。
本作の弱点は音質とVocal。特に本作はVoのショボサは、声に拘る人だと目を覆わんばかりかも。但しメロディーとドラマティシズムは最強レベル、楽曲は素晴らしいと思います。ちゃんと今は、Voも交代して活動続けてるし(苦笑)。お金に余裕のある人で大仰な音が好きで、カイ・ハンセンのVoに心酔出来る人なら、手を伸ばしても良いかも。


RIOT V - Born in America ★★ (2003-09-14 00:25:00)

疾走感をたたえた曲のリズムパターンが、全て同じというのは、ちょっと・・・。素材はいいものを持っていたのに、どうも味付けの方法にやや手詰まり気味、と感じてしまいました。レットは頑張っているとは思いますが、どうもRestless Bleedから比べるとちょっとバラエティーを失ってる気もして。いろんな意味で、当時RIOTは行き詰っていたのかも。
僕はThundersteelからの後追いで聞きました。よく本作以前の色から、Thundersteelで彼らは脱却したなあと、感心してしまいました。僕もHIGASHIさん同様、本作は真っ先に手を伸ばす作品ではなく、RIOTを好きな人が参考に手に入れる作品と思います。


HELLOWEEN - Keeper of the Seven Keys, Part II ★★ (2003-09-14 00:06:00)

このアルバム、買った当時そこそこ聞き込んだけど、いまいち入り込みにくかったんです。明るい高揚感にあふれたオープニングは、かなり気に入ったんですけど。
何故か。メジャーキーの明るい曲が前作より多かったからかも知れません。ここの大作もそうですし。また、このアルバム収録曲で僕が一番気に入った曲は、Kaiの作った'Save Us'だったりしますし、個人的に、Rise or FallやDr. Steinが気に入らなかったし、なんだか遊びすぎに感じてしまって。
未だにこの時期のHELLOWEENを信奉する方にとっては、今の彼ら(というかヴァイキー)に本作のようなメジャーキーの高揚感を求めていらしゃるのかな。それなら、僕はこの一枚でお腹一杯。また、彼等以上のメジャーキーの高揚感をもたらしてくれるgroupは、今となっては他にも居るので。オリジナルには拘らないので僕は。


HELLOWEEN - Walls of Jericho - Ride the Sky ★★ (2003-09-13 23:35:14)

粗いねー!でも、まさに黎明期のジャーマンメタル、スラッシーな勢いが充満してて、僕は大好きだよ。リフはMETALLICAの'Trapped Under Ice'から拝借とまでは行かないまでもそっくり、サビがちょっと弱い気もするかな、Kaiの若さにあふれた曲かな。


LEATHERWOLF - Leatherwolf (2nd) ★★ (2003-09-07 23:53:00)

プロデュースを、REO SPEEDWAGONを手がけたこともある、ケヴィン・ビーミッシュが手がけたこともあって、凄く洗練されて、ポイントが絞られて、またメロディーが明確に浮き立った、正統派と言うよりは、メロディック・ハードロックに近い感触を感じてしまいます。
ギターもさることながら、このバンドは分厚いコーラスもウリでした。旧A面の、湿り気も有りのメロディアスで分厚いコーラスは、皆さんにも聴いて欲しいですね。良いアルバムでしたよ。


CAUGHT IN THE ACT - Act I: Relapse of Reason ★★ (2003-08-24 12:50:00)

彼らの記念すべき1st。US出身なのに、大陸や英国に通じる叙情性が大々的にフィーチュアされ、代わりにカントリー臭は皆無。リリース当時の某誌高得点は結構インパクトがありましたが、その期待に違わぬ、高品質で優しいメロディーに彩られた、AOR寄りの好盤と思います。
彼らのポテンシャルもさることながら、やはり同郷のAXEとの親交、ボビー・バースのプロディースが、味に現れている気がします。また、後々、彼らはTHIN LIZZYのFanであることを、カバー(Cold Sweat)で告白してます。US出身でありながら叙情的、THIN LIZZYとAXEが、そのベースにあるのでしょう。


GARY MOORE - Wild Frontier - The Loner ★★★ (2003-08-24 01:01:09)

何かの拍子にひとりぼっちになったとき、この曲が流れてきた。僕は、土砂降りのまっただ中、雨か涙か判らないくらい濡れそぼった顔と心を、思い浮かべていました。壮絶とも言える泣き、静かに、でも激しく、心が掻きむしられてゆきます・・・


CAUGHT IN THE ACT ★★ (2003-08-21 02:45:00)

彼らとは、AXEのボビー・バースが親交があったと思いました。AXEは、CAUGHT IN THE ACT(CITA)にとって見れば、同郷の大先輩。しかも、CITAの1stに先んじて、先輩の意地を見せる名作をリリースしていました。
気怠くひたすら重い音が幅を利かせていた90年代、AXEを師と仰いだCITAは、砂漠の中のオアシス宜しく、美しいメロディーと叙情を兼ね備えた、貴重なGroupだったと思います。
GUILD OF AGESになってからの最初のアルバムは凄く気に入ったんですが。その後は・・・僕には、ちょっとCITAの頃の叙情性や泣きが減退してしまった気がします。どれも、平均を軽く上回る、良いアルバムなんですが・・・。


HELLOWEEN - Rabbit Don't Come Easy ★★ (2003-08-18 00:38:00)

もちろん、僕はKeeperを卒業したからね(^^)
いろんな意見があっても、良いでしょ?


EDGUY - Kingdom of Madness ★★ (2003-08-17 20:25:00)

僕はこのアルバムで、彼らを知りました。購入当時でも、彼らはまだ二十歳そこそこの若いグループで、特にThe Kingdomでも展開力は、この後の大きなポテンシャルを感じさせるにあまりある、素晴らしいメロディーの宝庫と思われました。
1stがリメイクされてしまい、この2ndだけがやや影が薄くなっているようです。ただ、もし彼らの時間とお金に余裕が有れば、ぜひこのアルバムもリメイクして貰いたい、と切に願います。
EDGUYの入門用にはなり得ませんが、前の彼らも掘り下げて知りたい向きには、ぜひ一聴をお奨めしたく思います。


EDGUY - The Savage Poetry ★★ (2003-08-17 20:20:00)

彼らのブックレットを読んで、紛れもなくこれが、彼らの記念すべきデビューアルバムのセルフリメイクだったんです。今の彼らが、デビュー当時の楽曲を見事に蘇らせ、さらにパワーアップ出来たことが素晴らしい。デビュー後10年以上経ってセルフリメイクに堪える、それだけの楽曲を、当時から彼らは作り上げていたと言うことなのです。
今の彼らに比べると、ルーツに非常に忠実(題材と曲調はまさに初期HELLOWEEN)で、現在の彼らよりも相当ストレート、更にHELLOWEENとは異なる独自の音階を擁しています。更に、疾走感のある曲も無い曲も全て、メロディーを大切に作り上げて居るので、アルバム中にダレを感じることが無いです。
他所でも書きましたが、やはり彼ら(というよりトビアス)は凄まじいポテンシャルを持っていたんだと痛感します。トビアス僅か16歳にして、自分のルーツを見据えながら、自由自在に表現を出来るレベルを超え、多くの人に感動を与えられた、その点は驚嘆に値すると思います。また、この逸材を、この1stの時点で発掘していた人がいたと思うと、その人にはまさに至宝であったでしょう。


THY MAJESTIE - Hastings 1066 ★★ (2003-07-13 03:49:00)

前作から、一皮むけた感のする快作と思います。曲間にふんだんにSEを導入して、場面展開しながらも全体の一体感を出すところは巧さを感じます。
疾走曲は、特に2曲目、5曲目、14曲目は聞き惚れます。バッキングのクワイアは、メインのVoを邪魔することなく上手く曲を盛り上げてます。曲中のリズムチェンジも、スピードダウンと同時に壮麗さとHeavyさを強調してあります。ギターソロは飽くまで滑らかで効果的。
じっくり聴かせてくれる曲も聴き所。特にAnger of Fateにはクワイアと彼ら独特のメロディーライン、転調をふんだんに効かせて、ドラマティシズムを醸してます。
確かにこのジャンル全般から見ると、彼らはまだまだ飛び抜けたものに乏しく、多少大人しい気もしますが、壮大でシンフォニックでコーラスを大々的にフィーチュアした音が好きな人には、アピールします。RHAPSODYには無い独自の展開力と壮麗さが備わっていて、モノマネに終わらず、またこの後の作品にもどのような形で表現されるか、まだまだ楽しみが尽きないと思います。


JUDAS PRIEST ★★ (2003-07-13 02:11:00)

今晩は。結局「彼ら」は、別々の道に進んで来た結果を踏まえて、今後は「一緒」にやるのがBestでは無いにしても、「Better」である、と思ったのでは。そして、JP側にそう決断せざるを得ない最大の要因は、リッパー在籍時に、過去の名作群を凌駕する作品を生み出せなかったからでは無いかと推察します。今回の合流劇は、実は驚くべき事ではないと思います。
ここで「凌駕」としたのは、過去2作リッパー在籍時の作品の質が悪いと言っている訳ではなく、飽くまでも、不特定多数を結果的に味方に付けられたか?という事です。あと、合流に関する賛否は、今の僕は持ち合わせていません。2~3年くらいあとに、振り返ってみて、「結果論」として、ようやく判ってくる気がします。
「一緒にやる以上」云々という言葉が今後は踊るのでしょう。今迄にないプレッシャーの中で、彼らは創作活動に励まなくてならないと思います。とりあえず、作品とパフォーマンスを待ちたいですね。僕は決して筋金入りJP-Fanではないですが、彼らのアルバムを1枚(Defenders Of The Faith)、凄く気に入ったことがある、いちMetal-Fanとして、今後の流れを見守りたく思います。


SILVER MOUNTAIN - Shakin' Brains - Vikings (2003-07-10 02:31:32)

バイキング・バロック・メタルの語源、でしょうね。そうそう、この超絶ピアノソロがなかったら、平均以下の曲かもね。凄まじい。


IRON SAVIOR - Dark Assault ★★ (2003-07-09 01:00:00)

このアルバムを買って聴き始めたとき、「おかしいな、IRON SAVIORらしさは強いし、前作より考え抜かれた部分もあるのに、何で楽しめないんだろう、何が足りないのかな・・・」と悩んでしまって、結局そのまま本作はラック奥深く沈んでしまいました。
本作は、これで「悪くない」とは思います。が、本作が楽しめなかった理由は、全て次作Condition Redが教えてくれました。次作はメロディーの扇情力、アグレッション、そしてKaiが抜けたことにより楽曲のポイントが絞れてきたこと、それらのいずれもが、本作に限らず、他アーティストに比べても「圧倒的」だったのです。
「はっ!」とする練り混まれたメロディーは、やや考えすぎな印象も有る気がしますが、本作のここ彼処で伺うことが出来ます。全て、次作への布石であると思います。本作は駄作とは言わないまでも、まあまあ、でも確実に名作Condition Redの伏線たる1枚と思います。


IRON SAVIOR - Iron Savior ★★ (2003-07-09 00:31:00)

ピートの曲作りの特徴が最も良く現れた1枚と思います。彼の特徴と言えば、転調が強引。でも、その強引さが耳を惹きつけ、インパクトを強くする。ザクザクバリバリのバッキングの割に、何故か必要以上にクリアなサウンド。これこそまさに、ピートの仕事だったんですね。
ここで叩いているのは、ブラガのトーメン。At Night・・・でこそ凄まじくテクニカルだった彼だが、このアルバムをリリースする前後の彼のプレーに比べると、圧倒的に躍動感とウィットとアイデアに富んでいます。近未来的テーマに有った、冒険的なプレーをしているのかもね。
速い曲も勿論素晴らしいんだけど、For The Worldのようなアップテンポのドラマティックな曲にこそ、彼らの特徴が濃縮されてる気がします。


KILLSWITCH ENGAGE - Alive or Just Breathing ★★ (2003-07-02 02:27:00)

どの曲も、切れ味鋭いリフワークが印象的。曲中に緩急を上手く付けて、リフレインのクリ-ンボイスと叙情性の爆発は素晴らしい。一曲一曲もコンパクトで、サビまでのザクザクして小気味良くHeavyかつSolidなリフが爽快。
僕は何となく、ギターソロの無いかなりドラマティックな味もあるデスメタルグループ、DIMENTION ZEROに、叙情性と緩急を大幅に取り込んで、昇華した感があります。でも、デスメタルサウンドが主体ながら、いわゆるNu-Metalなフレーバー、パワメタに通じる疾走感、これは確かに、Beast Feastにでても全然違和感がないどころか当然かも。また、彼らを彼らたらしめているのは、皆さんが仰る「変幻自在なVo」っすね。ARMAGEDDONの3rdを彷彿してしまった。
これは結構強烈な1枚では?? 今話題の「超大物Groupの凡作??」より、こっちの方がお奨めだったりして(^^ゞ


HIM ★★ (2003-06-30 03:12:00)

もうじき、次作が出ますよね? 凄く楽しみです(^^)
前作:Deep Shadows and Brilliant Highlights は、それまでの「翳り」も残しながら、メロディック・ハードロックと言っても良さそうなくらい、メロディアスで適度にキャッチー且つコンパクトな楽曲がびっしり詰まってて、僕は大好きでした。


UFO - Lights Out - Lights Out ★★★ (2003-06-28 02:43:21)

Strangers In The Night のバージョンが大好きです。彼の病的に白い髪を振り乱し、ギターをかき鳴らす姿が浮かびそう。鬼気迫る迫力を感じます。いつまでも振り返りたい曲と思います。


CELESTY - Reign of Elements ★★ (2003-06-24 02:43:00)

これからっすね。まだ粗いなあ。次に期待.....。


CATAMENIA - Chaos Born ★★ (2003-06-17 01:57:00)

前作よりさらに、怒濤のようなブラストパートを多くフーチュアしながらも、EMPERORよりも正統派然とした、IRON MAIDENばりの美麗なツインリードが特徴。荘厳さを醸しているKeybordも前作同様、いや更に磨きを掛けているよう。初っぱなの疾走Tuneから、畳みかけるような音の固まり、なんだか緩急を心得たDISSECTIONみたい、だけど凄く良い!!
飛び抜けた個性には届かないのかもだけど、美しい北欧メロデス/シンフォブラック系が好きな人にはお勧めです。何と言っても、メロディーは徹頭徹尾美麗、最後まで全くテンションが落ちないのが立派。音的には、STORMLORDにも近いかもね。かなり楽しめるよー(^^)


SONATA ARCTICA - Winterheart's Guild - Abandoned, Pleased, Brainwashed, Exploited ★★ (2003-06-17 00:54:46)

何度も聴いている内に、実はかなり力の入った曲だったのが伝わってきた気がします。最初は僕も、ちょっと考え過ぎなのでは?なんて思っていたのに。案外、スピードチューンって即効性の方が耳に付くはずなのに、噛めば噛むほど味が出てきました。分厚いアレンジ、力強いメロディーを雄々しく激しく叫ぶ、トニーの声。他のGroupには無い歌詞の乗せ方とメロディーライン。僕には嬉しい発見でした。


UFO - Strangers in the Night ★★ (2003-06-01 03:16:00)

このアルバムのマイケルのギターサウンドって、彼の命を削って掻きむしってるという、鬼気迫るモノが有った気がしました。何故かというと、アルバムMichael Schenker Anthologyの中で見た、UFO時代のマイケルのライブショットが、痩せこけ不健康に白い彼の顔に、やたらと殺気に満ち爛々と輝く大きい目、彼の魂と迫力を封じ込めたモノと感じたからです。
僕はLights Out(凄まじい彼のソロを、是非!!)、Love to Love、そしてRock Bottom・・・、彼在籍時のエッセンスが濃縮されて溢れ出るロックサウンドがたまらなく好きです。
追記:かわちさんの言われるMC~Natural Thingの流れは、現在でも輸入盤で聴くことが出来ます。


MOTORHEAD - No Sleep 'til Hammersmith ★★ (2003-05-31 23:47:00)

オープニングのAce of Spadesに完全KO!!Coooool!!!格好いい!
......ダメだ、何を言ってもこのアルバムのCool加減を表現できないや、参った!


AXEL RUDI PELL - The Masquerade Ball - Earls of Black ★★ (2003-05-30 00:11:39)

アクセル、この人は、必ず良い曲を書ける人だ。この曲も、正統派で哀愁たっぷりの、本格派疾走曲だし。んで、彼の「弾きたい!!!」という衝動を辛うじて抑えた、緩やかながらも良いメロディーのギターソロ、まずまず。
誰か、Guiterの上手い人、このバンドにリードギタリストで入ってあげない?気になるのは、その一点だけ。


ARTILLERY - Fear of Tomorrow ★★ (2003-05-29 00:08:00)

本作は、METALLICA'Master Of Puppets'と一緒に買ってきて、同じくらいヘヴィーローテーションした記憶があります。
つんのめり気味のパンク譲りの切れ味抜群でスラッシーなリフ、独特の暗さと重さと湿り気、Voの耳障りな(良い意味で)ハスキーでざらっとした感触。プロダクションはドンマイでした。でも、彼らがThrashサウンドに載せた衝動は、確実に伝わってきました。


ANGRA - Fireworks ★★ (2003-05-27 00:29:00)

本作は、僕はまずまず好きですね。大好きなLisbonとMetal Icarusのために、今日まで誰にもあげずに抱えてるようなモノなのかも。この曲については、あまりアンドレの味を気にせずに済んだ気がします。音楽的な質は皆さんが仰るとおり、かなり高いとは思います。


BRAINSTORM - Unholy ★★ (2003-05-25 01:44:00)

確か彼らの2nd。最初のイントロは、メロディーとシンフォニックな「予感」を感じさせるモノだったが、次に飛び出すのは、はち切れんばかりのエネルギーを内包した、荒々しいThrash/Power Metal Tune!! Voはかなり粗い、オープニングのサビの所なんて、コーラスが「崩壊」寸前だし、他にもあるけど。
疾走感のある曲は、その殆ど「無制御」に近いパワーが、なかなか格好いいメロディーの上で迸る。Voの粗さは、かろうじて疾走感に救われて聴けます。一流を求めるコレクタにはお勧めできませんが、Powerとメロディーは一級品、Voはマアマアでも良いか、という心の広いThrasherにはお奨めできそうです。


PLATITUDE - Secrets of Life ★★ (2003-05-24 23:10:00)

北欧美旋律、それを期待すると、肩透かしに合うでしょう。
僕的に待ちに待ったデビュー作。彼らとIntromentalのスタッフにはおめでとうと言いたいです。デビュー作にしては、かなりSOLIDでメロディアスでHeavy。緩急を心得た展開は、年齢以上の何かを感じさせてくれました。
北欧出身です。が、いわゆる北欧的な美旋律は、Keyのオブリガードに留められていて、殆ど「かけら」しか有りません。いや、僕も結構ビックリした一人でした。全然「臭くない」んだから。路線はKeyをフィーチュアした正統派で、疾走感の有る曲もありますが、アルバム全体にはアクセント程度でしかなく、ミドルテンポやアップテンポが殆ど。Voは粗いながらもハスキーで歌い上げるタイプで、今後が楽しみ。音はリフを中心に結構分厚さを感じます。マイナー調のメロディーが多いですが、ネオクラ然としたフレーズはあまり無く、飽くまでも正統派です。B!レートは「妥当」と思いました。
SPREME MAJESTY、PRETTY MAIDS、STEEL ATTACK、WOLF、最近のNOCTURNAL RITES辺りが好きな人にはアピールすると思います。ただ、個人的にはDemo音源で聴けた、「YNGWIE風美旋律 + 初期HELLOWEEN的疾走感と分厚さ」が完全に陰を潜めてしまったのが残念。この味は彼らは完全に封印してしまったのでしょうか・・・。いずれにしても、この後も彼らのことは、僕は目が離せないです。


MASTERPLAN - Masterplan - Into the Light (2003-05-23 01:16:47)

静かな歌い出しから、ギターの劇的な旋律が耳を捉えて離さない。ヨルンがサビを絶唱する箇所は、分厚いバッキングと共に、熱さを届けてくれる。独特のフックを持った曲。
今後、こういうちょっと違った感じを曲が増えてくると、面白いかも。この曲はなかなか良いけど、まだ多分彼らにとっては「通過点」とは思います。


MASTERPLAN - Masterplan - Spirit Never Die ★★ (2003-05-23 01:11:25)

オープニングに打って付け。抑え気味に歌うヨルンの歌唱が、何とも言えないですね。はち切れそうな感情を、ぐっと抑えて、淡々と歌っています。バッキングの切れ味も流石。HELLOWEEN脱退組の、という肩書きが、もうあまり意味をなさないことを、思い知らされる感じがします。


MASTERPLAN - Masterplan ★★ (2003-05-23 01:04:00)

かなり力の入ったアルバムと思いました。確かにヨルンは流石ですが、良い意味で高次元でバランスの取れたサウンドだと思います。
上の方々が仰るように、ミドルテンポの曲で明らかにHELLOWEENと異なる方向性が見えたと思います。オープニングのSpirit Never Die、Crystal Night、あと僕はCrawling From Hellは結構気に入りました。元HELLOWEEN組のジャーマンな音、と思ってしまうと、期待はずれになりそうです。疾走感以外にも魅力のあるアルバムですが、決して音像が拡散して焦点がぼける印象は無く、或る意味「正統派」の枠内でパワーとメロディーと迫力を追求してきたのかな、と思いました。
作品を重ねていく毎に、MASTERPLAN風の味を徐々に確立していくと、本作ミドルテンポ曲の「独自の味」では終わらない、予感を感じる気がします。
僕は外盤を購入したのですが、曲順が全然違ってたようです。国内盤の曲順でも、聴いてみたい気がします。


EVERGREY - Recreation Day - Recreation Day (2003-05-19 00:27:19)

アルバム前半のハイライト。怒りと狂気を表現している曲の重々しさが、印象的なメロディーとコーラスを伴って流れてくる。決して上手くはないモノの、Voの陰影の付け方も見事。


EVERGREY - Recreation Day - The Great Deceiver (2003-05-19 00:21:30)

オープニングを飾る、アルバムの中ではスピードのある方の曲。
出足のメロディアスなギターは、北欧独特の美旋律を湛えています。でも、疾走感もさることながら、歌詞同様、Heavyさも忘れていない。なかなかの佳曲と思います。


EVERGREY - Recreation Day ★★ (2003-05-19 00:14:00)

2003年リリース、Gothic色の強い正統派の音像、29さんが紹介されていた作品と、同一線上の作品と思われます。本作のアートワークはセピア色がメインで、宗教色の中に怒り(子供の表情)を前面に据えた写真は、音像同様、深さとインパクトがあります。
本作も全体に漂う、人間の内面の怒りをテーマにした歌詞を、その怒りをハスキーで太いVoが訴えかけるように、時にラウドに荒々しく、或いは語りかけるように、熱く歌い上げています。メロディーを形作っているのは、Gだけではなく、Keyもかなり大きな比重を占めています。そのKeyはイェンス系のピロピロ弾き捲りではなく、音とメロディーで荘厳さと冷たさを、Voの裏でもソロでも、歌詞の重さに忠実に、又堅実に表現しようとしています。
どの曲も冷たさと熱さが同居しており、彩る美しいメロディーが印象的。全曲気が抜けないのですが、オープニング(The Great Deceiver)、テーマ曲(Recreation Day)、7曲目(Blinded)、BT(Trilogy of the Damned)は特に気に入りました。もしかすると、特徴有るVoが好き嫌いを分けそうですが、メロディー強いGothicな音が好きな人には、お奨めできると思います。


NOSTRADAMEUS - The Third Prophecy ★★ (2003-05-15 23:22:00)

シンプルな楽曲に疾走感という、これまでの彼らの持ち味に加えて、ちょっと曲の展開にも気を使い始めたかな、と言う印象。彼らならではの、かっちりしたリフと疾走感も健在。ただ、メロディーがちょっと今までの作品に比べて、個人的にちょっと楽しみにくかった感じはします。
これを聴いた時点で、僕はやっぱり1stが一番好きだなあ、次作はどうなっちゃうのかな、と思ってしまいました。


STEEL ATTACK - Predator of the Empire - Reality Unknown (2003-05-15 23:13:23)

彼らのアルバムの最後を飾る曲。ミドルテンポで、サビのVoハーモニーが印象的で強いメロディが映える。スピード以外の、彼らの持ち味が詰まっている気がします。