彼等の1st、1989年のリリース。Voの声質と歌い方がDonさんを髣髴させてくれました。 楽曲はUnder Lock And Keyの頃のややソフトめなDOKKENをちょっとだけハードにした感じ。LAメタル勃興時から少し経った、成熟したメロディアスなハードロックです。どの曲もなかなか明確な親しみやすいサビを持っていて、超名曲は見当たらないものの、耳にすっと馴染む感じがします。いいアルバムだと思います。 僕はオープニングのMaggy、しっとりしたバラードSouvenirs、Tied Up、ハードなNice Day To Dieが聴き所だと思います。機会があれば、ぜひ手を伸ばしてみてくださいね。
自然への賛美、賛歌が、愛に満ちた美しい旋律と歌声に贈られてきた、そんな感じです。東洋的な感触を持たせた曲もあって、他のメロディックなGroupとは全く違った感触があります。リリース当時は、僕はよく聴いていました。クリスチャンメタル以外に、自然や神への愛に満ちた、こんなCDって、今後果たして出会うことがあるだろうか?この1枚は、後にも先にも、貴重な1枚だと言えると思います。 ただ、全編Zenoのプレイはかなり抑えられてる印象が強い気がします。アルバムの印象を「賛美」に絞った結果かも知れません。でもゆったり聴かせる曲の中に、後に出てくるMeet Me At The Rainbowみたいな、ドライブしてエッジのある曲が有っても、アクセントになって良かったかな、と思ったこともあります。