スイス出身の、メロディックでHeavyなGroup。Keyはあまり前面にでず、分厚いGuiterを押し出した音が印象的。MOTOLEYの'Kickstart...'辺りに通じる格好いい曲が、このアルバムのハイライト。 楽曲はコンパクトに纏まった、聞き所を押さえた佳曲が並ぶ。Hard drivin'な曲、ミドルテンポでしっかりした曲、もの悲しく美しいバラード、全体の緩急をうまく考えた構成も見事。Voは高音が良く伸びて、ちょっとハスキー。Heavyな音作りには負けておらず、曲の説得力を増している気がする。 僕が特に気に入ったのは、Why Don't You Call Me、ドライブ感有るThe Sun Will Shine、MSGの曲のような印象的なサビを持つTell Me、バラードTake My Hand。他の曲もなかなか。かなりお奨めです。
僕個人としては、おそらく彼らの作品では最高傑作であると思います。彼らの2nd、本格的にUSAを視野に入れた曲調、そしてマネージメントも某超大物に移籍、一気に勝負を掛けたであろう、作品と思います。 オープニングAppataizerからつかみは十分。そしてRaise A Little Hellで彼らのパーティーサウンドがあふれ出てくる。歌詞は実はかなりヤバイんでしょう、Put Your Money Where Your Mouth Is、What's That Smell? 、そしてしっとりとしてドラマティックなバラード。明るいメロディーと、とにかく歯切れのいいサウンド、元気一杯で楽しい、バランスも取れた、知る人ぞしる好盤と思います。ジャケットも秀逸。 しかし・・・結局彼らは、この1枚でUSAの成功を手に入れられず、マネージメントからも切られ、次作リリース後、消えてしまいます。また、高品質と言っても良いこのCDは、何故か日本未発売。もし気になる人が居たら、中古屋さんに転がってるかも。パーティーハードロックの、掘り出し物の、お奨めです。
Don't Say A Wordはいい曲だったと思います。Wildfireも良かったですね。緩急のつけ方も、皆さんが言うように良いと思います。 だけど、他のアーティストのアルバムを押しのけてまで、このアルバムが僕のトレーに乗ることは、今後ちょっと少なそうです。普通に良いアルバムだと思います。涙がこぼれそうなバラードが、本作には無かったかな。緩急も前作同様かな、本作が旧作よりずば抜けて良いとは思えないです。彼らなりの冒険っぽい部分は、前作よりも輝いているけど、僕には★を付けて書きたい程でもなかったです。 ふっとこの言葉が思いついてしまいました、「蛟竜の淵に潜むは天に昇らんがため」。 この後も何度かリピートしながら、この後の彼等の音を待ってます。本作で「あれ?」と思った分以上に、次は練りこんでくることを期待して。
お金に余裕のあるコレクタの人用、です。SQUEQALERといえば、EDGUYと並んでドイツAFMレーベルの古参なので、人の融通も出来たんでしょうね(別レーベルのCONCEPTIONとKAMELOTみたく)。 最近めっきり少なくなったスラッシュ風味もあるパワーメタルサウンドが収録されていて、往時を懐かしむ人には貴重な一枚と思います。 アルバムの要所を疾走感のある曲で固めてあり、シンプルなメロディー構成が安っぽく感じられず、楽しめました。ディペッシュ・モードのカバーEnjoy The SilenceもちゃんとSQUEALER風に爆発させてくれて嬉しいです。Death声手前のだみ声がメロディーをなぞっていて、好き嫌いが分かれるかもしれませんが、豪快なまでの声の爆発力は特筆ものです。僕はもう大好きなんです、このアルバム。
レニー・ウルフ氏の絶唱と、gの人のメロディーセンスが光る1枚。レニー氏の声質から、Zepクローンやら何やらと叩かれました(その割には、某雑誌のレビューはかなり好意的だったけど)。また、完璧にZep系の曲(Mama's Love)を入れてたりしたから、余計。でも、この1枚は、Zep風味が少ない、エッジのあるメロディアスな楽曲にこそ、魅力が濃縮されてた気がします。 Break Down The Wallは、まさにサビの部分が心に突き刺さった、僕には当時のMTV時代を象徴する音になりました。しっとり落ち着いたバラードShannon You Lose、もの悲しくレニーの絶唱が映える曲Burns Like A Star、高校時代、当時のMTV時代の、僕の想い出が詰まった1枚なのです。
当時SAXをフィーチャした珍しいバンドでした。最近avexから出たNEWは既に抜けてましたけど。以前POWER ROCK TODAYで掛かったことあります。ドイツのバンドです。 「pop」になりたいけど、成りきれない、明るくなりたいけど成りきれない、だけどメロディアスで哀愁たっぷりな、かっこいい1曲です。中古屋さんで売ってるかな?
SUNSTORMとしては2作目。Joeの歌が冴え渡る作品、とても懐が深く幅の広い曲調、だけど散漫な印象は微塵もなく、泣きの強いマイナースケールからアップテンポのメジャースケールまで、全て高品質なMelodic Hard Rockの作品として焦点が合っており、安心して楽しめる一枚となっていると思います。 ProducerにDennis Wardさん、作曲のクレジットには英国出身Tom & James のMartin Brosの名前がずらり、Frontiersレーベル・・・とくれば、そう、KHYMERAのチームと一緒、泣きの強さとメロディーの強さに付いては折り紙付きです。本作の個性部分については、ブルージーかつエモーショナルな歌唱でJoeが一手に引き受けている感じ。なかなか、良いアルバムでしたよ♪