当時、MTVのビデオクリップでYOU'RE SO STRANGEを聞いた時、凄く衝撃を受けソッコーCDを買い、今でもお気に入りの1枚です。サイモン&ガーファンクルのカヴァー曲、MRS ROBINSONなんか原曲よりはるかに凌ぐ名曲に仕上がってるし(S&Gファンの皆さんごめんなさい)ラスト曲なんて壮大なバラードで今でもおりの宝物です。やっぱりこれ以降のCD発売はしていないんでしょうか。
その昔、リリース当時、ヴィデオクリップで彼らを見て、なかなかかっこいいし面白い曲だな、と思ったので、名前も特徴的だし、たまたま覚えていたのだが、最近出くわしたので買ってみた。その時の曲は覚えていないので、FMでのエアプレイも凄かったらしいM-1"DON'T NEED RULES"だと思うが、どちらかと言うとM-3"YOU'RE SO STRANGE"の方が耳に引っかかる。まぁ、どちらでもいいが、R&R主体のアメリカンロックで、クオリティーは高い。バンドとしてもまとまりがあり、ヴォーカルは少しねちっこい感じだ。 プロデュースは、元VINNIE VINCENT INVATION ~SLAUGHTERのダナ・ストラム。彼は、ベーシスト兼プロデューサーとして、VINNIE VINCENT INVATIONの超名作"ALL SYSTEMS GO"やSLAUGHTERの"STICK IT TO YA"に関わってきた人物で、自分の中では評価の高い人物だ。それだけに、この作品も完成度が高いし売れていてもおかしくないサウンドだ。レコード会社もプロモートしまくったらしい。しかし、結局これ以降彼らの名前を耳にすることはなかった。グランジがはやり始めていた当時には、きっと綺麗過ぎるサウンドだったのだろう。事実、かっこいい曲が多いにもかかわらず…作り出されたワイルドさを感じる部分もある。もう3年早く出ていれば、HR/HM界に大きく名を残す存在になっていたかもしれない。響く人にはきっと響くだろう。