Rasluka Part IIが好きな人でもこのアルバムは退屈と感じる人がいるほど、楽曲が長くてミニマリズム的なアプローチなので、好き嫌いが分かれるかも知れませんが、ミドルテンポ主体のブラックが好きな人ならきっと気に入るはず。 悲壮感たっぷりではありますが、鬱ブラックやフュネラルドゥームのようなどんよりした感じはなく、とにかくリフが素晴らしいので聴いてて疲れません。
Seen Through The Veils Of Darkness (The Second Spell)は間違いなく名盤なのですが、トラッド色のあるアトモスフェリックブラックメタルという路線はこの1stミニにおいての方が強く押し出されているように思います。 この路線は2ndフルのMALICEでキーボードの役割が減退してしまうことによりなくなってしまうわけですが、この1stミニと次のフルアルバムは本当に素晴らしいです。 初期DIMMU BORGIRが好きな方とかにはたまらないと思います。